本講座では⻄欧を中⼼とする近代‧現代の社会思想の歴史を概観します。講義に登場する偉大な思想家たちは皆<⼈間とは何か>という問いから出発し、⾃らが⽣きる社会の仕組みを理解しようとしました。全12回で思想家たちにおける<⾃由と公共の対⽴と和解>の軌跡を追いかけます。(講師・記) ●今期テーマ:「社会思想の転回――リベラリズムの批判と継承からマルクス」(教科書第7章〜9章)。 資本主義が生み出した政治と経済の諸問題と格闘し民主主義の実現と社会主義の可能性を追求したベンサムからヘーゲル、マルクスまでの思想家たちを概観します。 ### 以降の予定 2025年1月期:「社会思想と現代――J.S.ミルからフランクフルト学派、ケインズ、ハイエクをへて現代まで」(第10章〜13章)
坂本 達哉:さかもと・たつや 1979年慶應義塾大学経済学部卒業。1996年同教授。2019年より2024年まで早稲田大学政治経済学術院教授。2019年より慶應義塾大学名誉教授。博士(経済学)。主著に『ヒュームの文明社会』(1995年)、『ヒューム希望の懐疑主義』(2011年)、『社会思想の歴史』(2014年)、Adam Smith and David Hume: A Japanese Perspective (2020年)がある。サントリー学芸賞(1996年)、日本学士院賞(2001年)。
教科書:講師著『社会思想の歴史――マキアヴェリからロールズまで』(名古屋大学出版会、2014年) www.amazon.co.jp/dp/4815807701 各自ご用意ください。他に講座当日、資料を配布&アップロード予定です。
・Vimeoを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)は講座の翌週月曜日にマイページにアップ予定です。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります ・教室は変わる場合があります。当日の案内表示をご確認ください