西欧のルネサンス美術は、南のトスカーナと北のフランドルの双方に勃興しました。フィレンツェには存在感のある造形的な様式が、他方ブリュージュには油彩による精妙な描写が現れます。この車の両輪のごとき南北ルネサンス美術を併せて俯瞰することで、西洋美術の骨格がよく理解できます。この講座では、南北のルネサンス美術の全体像を、巨匠たちの名作を通して解明します。(講師・記) **2024年10月期 各回のテーマ** 1 ピエロ・デッラ・フランチェスカ芸術(1) 2 ピエロ・デッラ・フランチェスカ芸術(2) 3 ピエロ・デッラ・フランチェスカ芸術(3) 4 ピエロ・デッラ・フランチェスカ芸術(4) 5 フラ・アンジェリコのキリスト教美術 テキストは講師の著書を使用します。(持ち物欄に記載)
塚本 博:つかもと・ひろし 1950年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科美術史学博士課程修了。国際基督教大学、早稲田大学、明治学院大学、横浜市立大学で西洋美術史の講師を務めてきた。著書:『イタリア・ルネサンス美術の水脈』(三元社)、『聖なる中世美術の輝き、キリスト教美術の展開』(DTP出版)、『すぐわかる作家別・ルネサンスの美術』(東京美術)訳書:G.フォッシ『フィリッポ・リッピ』(東京書籍)、R.ゴッフェン『ティツィアーノの女性たち』(三元社)、R.ゴッフェン『ルネサンスのライヴァルたち』(三元社)、詩集『地中海と大理石』(DTP出版)。
<テキスト> 塚本 博・著「すぐわかる作家別ルネサンスの美術」(東京美術) 各自、書店等でご購入ください。ほかに、補充の図版プリントを配布&アップロード予定。
Vimeoを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。