E.M.フォースターの代表作『ハワーズ・エンド』(1910)の原書を読みます。 フォースターは、ケンブリッジ大学で学び、文学者活動Bloomsbury Groupに参加し、後年文壇の長老として勲章を授与された英国の小説家です。産業革命後、英国貴族社会の衰退と経済界の躍進の中で生きていく人々の生活と階級制の葛藤を描いた『ハワーズ・エンド』。原典ならではの英語表現の美しさや微妙な心理の起伏などを講師が解説しながら、受講者と共に楽しく味わい読み継いでいきます。(講師記) ※2024年1月講読開始。読み進めていますので、進捗状況はお問合せください。辞書を引きながらでも読める方が対象です。
井上 美沙子:大妻女子大学名誉教授 大妻女子大学名誉教授。日本女子大学文学部英文科卒。西脇順三郎に師事し日本女子大学大学院修士課程修了。日本女子大学助手、お茶の水女子大学、早稲田大学等の非常勤講師を経て、大妻女子大学短期大学部教授及び学部長に就任。2011年より大妻中学高等学校校長に就任。2017年より大妻女子大学副学長に就任。19世紀英文学専攻。主な著書に『ヴィジョンと現実』(中央大学出版部1997年)、『1990年代のイギリス小説』(金星堂1999年)、『ロマン主義の射程』(八潮出版2001年)、『埋もれた風景たちの発見』(中央大学出版部2010年)、主な訳者に『ラフカディオ・ハーン著作集』(恒文社1987年)、『聖書の視座から人間の経験をよむ』(すぐ書房1998年)、『ギフト−エロスの交易』(法政大学出版2002年)、『近代を編む』(中央大学出版部2021年)などがある。
テキスト:各自お持ちください。 「Howards End」 (Penguin Twentieth-Century Classics,) ペーパーバック ISBN-13 : 978-0141182131(Amazonで2000円ぐらい)
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