ロシアのウクライナ侵攻は世界中に衝撃を与えたが、とりわけ「未承認国家」という問題を通じてロシアと様々の面で関係の深かったロシア周辺国には大きな影響を及ぼした。本講座では外務省において欧州局審議官として勤務した講師が、まずこれらの国々が現在抱えている「未承認国家」という一般にはあまり馴染みのない、しかしコーカサス地域などではしばしば見られる複雑な問題につき解説した上で、今回のロシアのウクライナ侵攻がこの問題をさらに複雑化させている現状と、その将来の見通しについて考察する。(講師記) ★今期はモルドヴァと沿ドニエストル共和国を取り上げます。実はロシアのウクライナ侵攻を受けて、次に最も危険が迫っていると言われている国がモルドヴァです。その緊迫した現状に迫ります。 ●今後の予定 2025年冬学期予定:セルビアとコソヴォ ・・・・・
丸山 純一:まるやま・じゅんいち 元金融庁国際担当審議官 三重県出身。1977年東京大学法学部卒業。大蔵省入省。外務省欧州局審議官、金融庁国際担当審議官を経て2009年横浜税関長。2010年シティバンク銀行顧問、その後副会長。2017年から2020年まで駐セルビア特命全権大使。
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