『古事記』上巻「神がみの物語(神話)」を、冒頭から丁寧に読み進めます。それぞれの神話にはどのような背景や歴史があるか、神の名や神話にこめられた意味は何か、『日本書紀』など共通する神話や伝承との共通性や相違について、など多面的に『古事記』の神話を考察します。『古事記』の原文は日本化された漢文で記述されていますが、その原文と現代語訳とを並べた自作テキストに基づき、はじめて『古事記』を読む人にも、何度も読んでいる人にも楽しめる講座を心がけます。 どこの大学に行っても聴けない『古事記』講座です。(講師・記) 〈テキスト〉 毎回読む部分のプリントを配布します。 〈参考書〉※なくてもかまいませんが、持っていると予習復習に好都合です。 三浦佑之『口語訳古事記 神代篇』(文春文庫) 倉野憲司『古事記』(岩波文庫)あるいはその他の古事記テキスト ★プレレクチャー[「はじめての古事記」](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7216311)は9月5日開催予定です。
三浦 佑之:みうら・すけゆき 千葉大学名誉教授 1946年、三重県生まれ。成城大学大学院博士課程修了。千葉大学教授・立正大教授を経て現職。古代文学、伝承文学研究専攻。2003年、『口語訳 古事記』で第1回角川財団学芸賞を受賞。現在、ウェブ上で「神話と昔話 三浦佑之宣伝板」を運営。http://www.miuras-tiger.com/
Vimeoを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。