5世紀に倭国の対中国外交が再び行なわれるようになります。外交を推進した5人の大王は倭の五王と呼ばれています。彼らはなぜ東アジアの国際関係に積極的に加わったのか、その背景にはいかなる国内情勢があったのか、そしてなぜ5世紀後半に中国外交をやめることになったのでしょうか。倭の五王の時代の問題を多角的に取り上げます。(講師記) 2024年4月開講 【各回テーマ】(予定) 10/22 記紀の王位継承 11/26 倭の五王の王位継承 12/24 倭の五王と天皇系譜
河内 春人:こうち・はるひと 1970年東京都生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒業。同大学院博士後期課程退学。現在、関東学院大学教授、立教大学兼任講師。日本古代史専攻。主著『倭の五王』(中公新書)、『日本古代君主号の研究―倭国王・天子・天皇』(八木書店)、『東アジア交流史のなかの遣唐使』(汲古書院)、訳書『モノが語る日本対外交易史 七―一六世紀』(シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア著・藤原書店)など。
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