子供のころから、家族や友達と一緒に楽しんだカルタ。小倉百人一首は、私たちにとって一番なじみ深い歌集といえます。和歌や作者は、学校の教科書や書物などにもしばしば登場して、暮らしに溶け込んだ古典となっています。 その百人一首の筆運びを基礎から習い、書き上げていくのは、実に楽しいものです。ふもとから一歩一歩、山に登るのに似て、百首をすべて書き上げたときの充実感は、言葉で言い表せません。 平安時代、女性の手で作り出された、「かな文字」は、その後、男性の手によって、流麗で気品あふれる書体に昇華しました。高野切、寸松庵、関戸など古典を参考にしながら、かな文字の日本美を学びます。初めての方には、基礎から丁寧にお教えします。経験者の方には、進度に応じてご指導します。
浜野 昌子:毎日書道会会友。1979年より稲葉玉紫に師事。1994年より、朝日カルチャーセンター立川教室で書道講座の助手を務め、2017年より、「小倉百人一首を書く」講座講師。
持ち物・・・筆、墨、紙、下敷き お手本料・・・一枚300円(毎回、お教室でいただきます)