2023年9月、第45回ユネスコ世界遺産委員会が、4年ぶりに、サウジアラビアの首都・リヤドで開催され、ヨルダン川西岸エリコにある古代遺跡テル・エス=スルタンを「パレスチナの世界遺産」に登録することを決議。「石器時代にまでさかのぼる世界最古の城壁都市(CNN)」と認定されていたのです。 聖書は「エリコの戦い」を、「民が角笛の音を聞いて、一斉に鬨の声をあげると、城壁が崩れ落ち、民はそれぞれ、その場から町に突入し」、「この町エリコを再建しようとする者は主の呪いを受ける。」と語っています(ヨシュア記)。 講座では、このたびパレスチナ自治政府外務省が「人類の1万年の発展」の証しとした、そして長年の「パレスチナ問題」にも具体的に絡むエリコ遺跡の考古学的証跡と発掘調査の歩みをたどります。
大津 忠彦:1952年生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程(考古学)単位取得満期退学。専門は西アジア考古学。出光美術館(東京都丸の内)学芸員、中近東文化センター(東京都三鷹市)研究員、帝京平成大学(千葉県市原市)助教授を経て、筑紫女学園大学文学部アジア文化学科教授、大学付属図書館長(平成30年3月退職)。現在、筑紫女学園大学非常勤講師。久留米市文化財収蔵資料審議会会長。筑紫野市歴史博物館協議会会長。
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