テキストの『奈良時代(中公新書)』は、奈良時代初期元明朝の藤原不比等からはじまって、後期光仁朝の藤原式家主導体制、そして桓武朝の長岡京遷都までの政治史を中心に、講師が著述したものですが、その内容は一般読者にわかりやすいように、概説となっています。この講座では、奈良時代政治史の専門家が、このテキストを使用しながら、記述内容について詳細に説明します。 @7月15日 光明皇后の政治構想@ A8月19日 光明皇后の政治構想A B9月16日 藤原仲麻呂と近江国
木本 好信:元龍谷大学特任教授 1950年兵庫県生。専門分野は日本古代政治史、特に奈良時代政治史、平安時代の公卿日記。主な著書に『日本評伝選・藤原仲麻呂―率性は聡く敏くして』(ミネルヴァ書房)、『律令貴族と政争』(塙書房)、『万葉時代の人びとと政争』(おうふう)、『平城京時代の人びとと政争』(つばら選書)、『歴史群像シリーズ 古代天皇列伝』(学研)、『総図解よくわかる天皇家』(共著、新人物往来社)等多数。