三千年におよぶ悠久の中国の歴史を、政治・経済・制度・思想文化・対外交渉などの事柄を満遍なくとりあげて概観していきます。高等学校の教科書を参考資料とし、十分に説明されていないところを補い、それぞれの歴史事象がどういった意味をもっているのか、なぜ教科書で取り挙げられてきたのかを、古代から中世、近世・近代に時代をくだって説明していきます。高校時代にもどって、もう一度東アジアの歴史を学び直しませんか。あの時とは異なる新鮮な視点が生まれ、気づかなかったことを新たに発見するかも知れません。さらに、今日の中国をとりまく国際情勢に理解につながると思います。※3年計画(2023年1月開講) 7月 西北異民族と中華統一帝国の終焉 9月 魏晋時代の学術・思想 ※8月は休み
冨谷 至:京都大学名誉教授 1952年生。京都大学文学部東洋史学科卒業。文学博士。スウェーデン王立アカデミー会員。専門は中国法制史、簡牘学。著書に『古代中国の刑罰』(中公新書)、『韓非子』(中公新書)、『木簡竹簡の語る中国古代』(岩波新書)、『文書行政の漢帝国』(名古屋大学出版会)、『中国義士伝−節義に殉ず』(中公新書)、『四字熟語の中国史』(岩波書店)、『岩波講座 世界歴史』(編集 岩波書店)など。
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