かつては「ポスト・モダン」などと言われましたが、今はいったいどうなっているのでしょうか?「人新世」だそうです。つまり人類の破滅は近い、しかし地球(宇宙)時間は続いてゆく。時間の檻を加速で逃げろ、といった話もあります。今とは何なのか?そろそろ時間意識について考えてみましょう。(講師・記) 【各回テーマ】※状況によって変更することもございます。 ●現代の〈時間意識〉について、T 1)生きることと時間意識――死の彼方に時間はない 2)〈モダン(近代)〉という時間意識――〈今〉の更新 3)〈終りの日は近い〉という時間意識――終末論 ●現代の〈時間意識〉について、U 4)科学的時間とはどういうものか?――終わってもあり続ける? 5)小説『すばらしい新世界』の〈未来〉 6)時間と生命――『バガバット・ギータ』の〈カーラ〉
西谷 修:にしたに・おさむ 東京外国語大学名誉教授 1950年愛知県生まれ、東京大学法学部卒業、都立大大学院仏文修士課程修了、パリ第八大学に留学、明治学院大学文学部教授、東京外国語大学大学院教授を経て現職。著書に『不死のワンダーランド』(青土社)、『夜の鼓動にふれる:戦争論講義』(ちくま学芸文庫)、『〈テロル〉との戦争』(以文社)、『アフター・フクシマ・クロニクル』、『破局のプリズム』(ぷねうま舎)など。エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ『自発的隷従論』監修。
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