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講座番号:7204537
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NEW 教室・オンライン自由講座 見逃し配信あり 残りわずか

逆説のルイス・キャロル

朝日カルチャーセンター50周年記念

高山 宏/翻訳家講師詳細
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  • 2024/8/31
  • 会員3,465円 一般4,565円
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曜日・時間 第5土曜日 13:00〜14:30
回数 1回
持ち物
備考 ・Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認下さい。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。 ・教室は変わる場合があります。当日の案内表示をご確認下さい。
会員 3,465円(税込)
受講料 
3,300円
設備費 
165円
一般 4,565円(税込)
受講料 
4,400円
設備費 
165円

日程

2024/8/31

受講総額(税込)

会員3,465円
一般4,565円
詳細を見る 終了しました

person講師詳細

高山 宏翻訳家 1947年岩手県生れ。やっと一介の翻訳家。『アレハンドリア アリス狩りX』、『鎮魂譜 アリス狩りZ』(青土社2022)等著書多数、『アルチンボルド』(ジャンカルロ・マイオリーノ)、キャロル『鏡の国のアリス』佐々木マキ・絵、高山宏・訳(亜紀書房)、マガイアー『ボーリンゲン』(白水社)、スウィフト「ガリヴァー旅行記」(英国十八世紀文学叢書2・研究社)等訳書多数。当面、澁澤魔学の出発点、J・ブースケ『マニエリスム芸術』邦訳とたかや魔学の着地点、アンドレアス・キルヒャーの『マテーシスとポイエーシス』邦訳に専念。そして悲願のホッケ『迷宮としての世界』英訳、ジョスリン・ゴドウィン英訳『ポリフィロス狂恋夢』(敢えての)重訳(2003年内刊)、フランチェスコ・コロンナ『ポリフィロの夢』重訳(東洋書林)。生涯現役!

教室・オンライン自由講座

逆説のルイス・キャロル

朝日カルチャーセンター50周年記念

翻訳家 高山 宏
<講座案内>
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 『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の作家ルイス・キャロル。オックスフォード大学数学教授チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(ダドソン)は論理学を併せ教えてもいて、論理学が大好きで、だからこれらの「児童文学」でも、子供たちが頭をひねらなければならないやりとりが満載。事物や観念が急増した19世紀後半、ヴィクトリア朝後期には従ってモノやコトの処理を巡って数字や言語に一大異変が生じ、数学と論理学を職としていたキャロル/ダドソンも数と言葉の処理を巡る一大変革期にもろ巻き込まれていった。トポロジー(位相幾何)とか非ユークリッド幾何に触れ、パラドックス(逆説・逆理)の言葉遣いを楽しむそうしたキャロルの世紀末はメービウスの輪を発見し、あまつさえ統合失調の療法に応用しようとしたメービウス一族のそれと別の世紀末であった筈はないし、言うことの全てがパラドックスであった文学者オスカー・ワイルドやバーナード・ショーの世紀末と無縁のものの筈がない。 19世紀末を経てすぐ20世紀に入ると、メタ数学、メタ論理学が大流行し、文学ではモダニズムの実験文学が始まり、始ったばかりの「批評」最大のキーワードが「パラドックス」になる。この文化全般の大変革期をまともに受けとめなければならなかった一人の知識人がひねりだした『不思議の国のアリス』とは何だったのか、そして今現在の我々にとって何なのか。さまざまなコンテクストから問う。参考資料としてはジャン・ガッテーニョの二つのキャロル伝。『ルイス・キャロル』(創林社)はキャロル全生涯を一個の巨大な内/外反転の逆説と見る(高名なその終章 プリント教材として配布)。もう一冊の『ルイス・キャロル』(法政大出版局)はキャロルの豆知識をAからZまで事典を引くように引いて読む。AliceからZenoへ、と。勿論、飛んでる矢は飛んでないとか、クレタ人はうそ吐きだとかいう逆説で有名な古代ギリシアの論理学者のゼノン(Zeno)こそがキャロルだったとガッテーニョは言いたいのである。(講師・記)

<講師紹介>

高山 宏:翻訳家 1947年岩手県生れ。やっと一介の翻訳家。『アレハンドリア アリス狩りX』、『鎮魂譜 アリス狩りZ』(青土社2022)等著書多数、『アルチンボルド』(ジャンカルロ・マイオリーノ)、キャロル『鏡の国のアリス』佐々木マキ・絵、高山宏・訳(亜紀書房)、マガイアー『ボーリンゲン』(白水社)、スウィフト「ガリヴァー旅行記」(英国十八世紀文学叢書2・研究社)等訳書多数。当面、澁澤魔学の出発点、J・ブースケ『マニエリスム芸術』邦訳とたかや魔学の着地点、アンドレアス・キルヒャーの『マテーシスとポイエーシス』邦訳に専念。そして悲願のホッケ『迷宮としての世界』英訳、ジョスリン・ゴドウィン英訳『ポリフィロス狂恋夢』(敢えての)重訳(2003年内刊)、フランチェスコ・コロンナ『ポリフィロの夢』重訳(東洋書林)。生涯現役!

日   時
2024/8/31
    
第5土曜日 13:00〜14:30
回 数 
1回
受 講 料
会員 3,465円 [ 受講料 3,300円 / 設備費 165円 ]
一般 4,565円 [ 受講料 4,400円 / 設備費 165円 ]
※入会金・受講料等は消費税10%を含む金額です。

・Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認下さい。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。 ・教室は変わる場合があります。当日の案内表示をご確認下さい。

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  • ※講師の病気や受講者が一定数に達しない場合などには、講座を中止することがあります。