カントの第三の主著である『判断力批判』は、近年になってさまざまな方面から再発見されるようになってきました。今回はその後半部分にあたる第2部 「目的論的判断力の批判」について。現代におけるその意義を考えてみたいと思います。2024年4月期に前半を、2024年7月期に後半を読んでいきます。(講師・記) 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 第7回 自然の合目的性と有機的存在(生物) 第8回 判断力のアンチノミーとその解決 第9回 自然の技巧technicaについて 第10回 機械論と目的論 第11回 自然の最終目的 第12回 神の道徳的証明と実践的信仰
大橋 容一郎:哲学・哲学思想史・文化交渉学研究。上智大学名誉教授。現在朝日カルチャーセンターで「哲学と音楽」「カント哲学概論」「21世紀人の西洋哲学史」開講。監修著作として『カント全集』・『フィヒテ全集』・『広辞苑』・『哲学の歴史』等多数。近世現代哲学専攻。監修著作等に『カント全集』、『フィヒテ全集』、『広辞苑』、『哲学の歴史』等。
テキスト:カント『判断力批判』 ※「第一部」が含まれていればどの邦訳でもかまいません。
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