毎日の生活や仕事の中で体が慢性的に疲れ、腰痛をはじめ、体を痛めていることに悩む方は少なくありません。しかし、特別なトレーニングをせずとも、今の体を上手に使えれば、疲れにくく、痛めにくい、そして、負担なく大きな力が出せるように改善することができます。 本講座では、古武術の「筋力に頼らない、体に負担をかけない」合理的な体の使い方をヒントに、疲れ・痛みの原因を根本から見直します。全身を連動させる動きを学び、立つ・座る・歩く等の基本動作を向上させていきます。家事・育児・介護など様々な動作に応用できます。年齢・性別問わず、お気軽にご参加ください。質問も自由に受付けます。今回の体験で身体の可能性を引き出すお手伝いができれば幸いです。(講師・記) 【カリキュラム】 <基礎編(全身を連動させる体の使い方)> @下半身:股関節を中心に動かし、安定して動ける土台をつくる A上半身:背中と腕とを連動させ、楽に力を発揮、肩こりの予防・改善 B体幹:全身連動を高め、負荷を分散する腰の決まった姿勢 <応用編> @立つ:脚力に頼らず、膝も痛めにくいシーソーの原理で立つ A歩く:仙骨を中心に重心移動をすることで、疲れにくい歩きを実現 B重い荷物を持つ:肩甲骨を活用し、重いモノを軽く楽に持ち上げる Cしゃがみ動作:草取り、拭き掃除、和式トイレなどを楽にこなすコツ D介護・育児動作:人を抱える基礎を見直せば、育児も介護も無理なく行える E質疑応答:基礎編の動きから、様々な応用に広がることを解説 *** 【広報画像】 @腰の決まった構え(重い荷物を軽く、腰を痛めずに持つ) A片膝立の構え(草取り、拭き掃除などに活用) B[左]甲野善紀、 岡田慎一郎 『70歳の壁などない! 古武術に学ぶ身体の使い方』(2023)夜間飛行/[右]岡田慎一郎『古武術式疲れない体の使い方』(2022)三笠書房
岡田 慎一郎:(おかだ・しんいちろう)理学療法士、介護福祉士。身体障害者、高齢者施設に勤務し、独自の身体介助法を模索する中、古武術の身体運用を参考にした「古武術介護」を提案したところ大きな反響を呼んだ。近年では、普遍的な介護技術の追求を行いつつ、介護の枠を超え、医療、リハビリ、育児支援、教育など、幅広い分野で身体を通した発想と実践を展開し、講演、執筆、企業アドバイザーなど、活動は多岐にわたる。著書に『古武術介護入門』(2006)医学書院、『古武術介護実践編』(2009)医学書院、『家族のための介護入門』(2010)PHP研究所、『介護福祉士実技試験合格ガイド』(2008)晶文社、『古武術式疲れない体の使い方』(2022)三笠書房、他多数。共著に『70歳の壁などない! 古武術に学ぶ身体の使い方』(2023)夜間飛行。株式会社JTBベネフィット福利厚生プログラム「えらべる倶楽部」の監修者も務める。公式HP➡http://shinichiro-okada.com/
●動きやすい服装でご参加ください(スカート不可)。 ●途中休憩を予定しています。