イティヴッタカ(如是語)は「このように説かれた、このように言われている」というフレーズを基にして編集された経典シリーズです。スッタニパータ、ダンマパダ等と並んで最初期の仏説を伝える文献として評価されています。イティヴッタカの特徴は、お釈迦さまが出家修行者に向けて、仏教の重要キーワードを簡潔に解説しているところにあります。つまり、この経典は仏弟子達が修行のマニュアルとして暗記して実践するためのテキストなのです。今回の初期仏教入門では、前期に引き続き、このイティヴッタカから特に興味深い経典をピックアップして読み解きます。ブッダの教えのエッセンスを一緒に学んでみましょう。 【今回のテーマ】 5/23(木)第二回「涅槃がある理由」不生経 (イティヴッタカ 43) 【全体のテーマ】 4/18(木)第一回「智慧と慚愧」明智経 (イティヴッタカ 40) 5/23(木)第二回「涅槃がある理由」不生経 (イティヴッタカ 43) 6/27(木)第三回「中道を見る」悪見経 (イティヴッタカ 49)
アルボムッレ スマナサーラ:テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHKテレビ「こころの時代」などにも出演。著書に『自分を変える気づきの瞑想法』(サンガ新社)、『怒らないこと』(大和書房)、『ブッダ―大人になる道』(筑摩書房)、『ブッダに学ぶ ほんとうの禅語』(アルタープレス)、『Freedom from Anger』(米国Wisdom Publications)など多数。
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