昨年に引き続き、今年も朝日カルチャー千葉に「アンデスの風」が吹きわたります。 風の楽器と呼ばれるケーナやサンポーニャなどのアンデスの楽器たちの話。また6月は太陽の祭りをはじめお祭りの多い季節で、そんな現地の行事や生活の話。などのトークもまじえながら、「グルーポ・カンタティ」の演奏や歌とともに、アンデスをはじめとする各地のさまざまな風景をイメージしながら、楽しく南アメリカの雰囲気を感じていただけることでしょう。 ぜひ、アンデスの風に触れるひとときをお楽しみください。(講師・記) 【演奏予定曲】 ・モリエンド・カフェ(コーヒールンバ) ・ボリビア ・コンドルは飛んで行く ほか ※変更になる場合もございます。予めご了承ください。
エルネスト河本 :アンデス音楽演奏家 「グルーポ・カンタティ」リーダー。本場ボリビアで現地のグループのケーナ奏者として活躍。帰国後日本でグループを結成。演奏に、後進の指導にと活躍中。 <グループ紹介>グルーポ・カンタティ エルネスト河本(ケーナ・ギター・ボーカル) 島田静江(チャランゴ・ボーカル) 武田耕平(ケーナ・サンポーニャ・ギター) 『グルーポ・カンタティ』は1983年、日本人のエルネスト河本とアルゼンチンで活躍するNo.1グループ『ロス・ライカス』のメンバーであったボリビア人ルイス・カルロス(現日本在住)によって結成された、日本初のプロフェッショナル・フォルクローレ・グループ『カンタティ』を母体として、1986年、エルネストが若い日本人のフォルクローレ・アーティストと共に結成したグループである。 『グルーポ・カンタティ』の演奏する音楽はアンデス・フォルクローレの中心地であるボリビアの音楽を主体としており、エルネストが現地のグループでケーナ奏者として活躍しながら肌で感じ取ってきた本格的な味わいを演奏できる日本で唯一のグループである。加えて、ケーナ、チャランゴといった民族楽器の演奏はもとより、ボーカル曲も数多くこなす。またボリビア音楽だけにとどまらず、広く南アメリカのフォルクローレをアンデスの楽器でアレンジした曲も積極的に取り入れるほか、オリジナル・ナンバーも数多く発表している。 1987年と1990年には、国際交流基金の助成派遣による文化使節「アミーゴ・ニッポン」に参加し中南米各地で公演を行ったほか、1990年以降は、ほぼ毎年ボリビアに渡りコンサートやテレビ、ラジオなどでも演奏、本場でも認められる実力派グループである。 現在までに、日本で7枚、ボリビアで1枚のアルバムを発売。 日本では、ライブやコン サート、またテレビ(NHK「スタジオ・パークからこんにちは」他)などでの演奏活動と共に、各地の「フォルクローレ教室」や通信教育による「ケーナ講座」を通じて、アンデス楽器の普及や後進の指導にも力をそそいでいる。 グループ名の『カンタティ』はアンデス高地に住むアイマラ族の言葉で『夜明け』を意味している。その名の通り、日本におけるアンデス・フォルクローレの草分けとして誕生して以来、活躍しつづけるトップ・グループである。