巻ごとにじっくり読み解き体感する、古代の人々の愛・心・生活・世界観 新たに万葉集の世界を読み解き体感しましょう。万葉集では、恋は「孤悲」とも書かれ、独り寝の悲しみを満たすために、こちらから相手の「夢」に現れたりします。「旅」もよく読むと徒歩1時間半のピクニックだったりします。万葉集を読み解くと、古代の人々の生き生きとした心や生活や世界観がわかってきます。万葉集20巻を、毎回1巻、数首ずつ扱い、じっくり歌ことばを理解し、歴史も理解しながら、その裏側に広がる古代の人々の愛・心・生活や世界観や、一首一首の歌の魅力を体感できるよう読み進めていきます。映像・音楽も駆使しながら、楽しくゆっくりとみなさんと考えていきます。万葉集20巻の大巻が体感できる講座です。新たに巻1から読み解いていきます。途中受講も大歓迎です。(講師記) 各回予定 4月 巻1 安騎野の歌「東の野に……」 5月 巻2 「みやびを」の恋・有間皇子の死 6月 巻3 酒を讃める歌 7月 巻4 大伴家持と坂上大嬢の相聞 8月 巻5 妻を亡くした大伴旅人 9月 巻6 唱い舞う万葉集 指定テキスト 中西進『万葉集 全訳注原文付』(一)・(二)講談社文庫 各約800円 各自ご用意く ださい。
塩沢 一平:二松学舎大学教授 1961年鎌倉生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。二松学舎大学教授。専門は、万葉集。また古代から現代までの歌謡曲、J・POP。著書に『万葉歌人田辺福麻呂論』(笠間書院)。共著に『「万葉集」と東アジア』(竹林舎)、『東アジアの知』(新典社)、『大伴家持が幻視した娘子』(『東アジア比較文化研究』17)、『歌謡曲、J・POPにみられる「君」の変遷―女が男を「君」はと呼ぶ歌の誕生―』(『二松学舎大学論集』第61号)などがある。
指定テキスト 中西進『万葉集 全訳注原文付』(一)・(二)講談社文庫 各約800円 ※朝日カルチャーセンターでの販売はございませんので、書店やネット等でご購入ください。
Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。お問い合わせはyk9yokohama@asahiculture.comで承ります。