日本画とは、和紙や絹に水干絵具や岩絵具を使って描く技法です。和紙に描くだけでなく、箔を押したりと使用する材料によりその仕上がりも変化します。奥が深い技法になります。絵の具も荒さにより一つの色が、15、6色のグラデーションになっていて、その数は天然をいれると1400〜1600色になります。その微妙な色の美しさが日本画の魅力です。 本講座は日本画に触れてもらうことを目的とした講座です。はじめて日本画に触れる方、岩絵の具に触れる方、どなたでもご受講いただけます。
小井土 尚子:日本美術家連盟。1955年生まれ。日本画家。武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。花や馬を中心に、岩絵具・絹本・箔などを駆使した伝統的な日本画作品を制作中。伝統的な日本画の技法を守りつつ、自分が描く対象をどのように描きたいか、その感覚を大事に描いている。現在は創作活動の傍ら、日本画教室・カルチャー講師として活躍中。日本美術家連盟会員。 文京美術会展日本画審査員。主な出品・受賞歴は、第2回多摩秀作美術展 入選(1988)、上野の森美術館大賞展 入選、第22回 臥龍桜日本画大賞展 入選(2011)、文京区功労賞 受賞、上野の森美術館大賞展 入選(2012)、第25回 臥龍桜日本画大賞展 入選(東京展巡回)(2014)、第26回 臥龍桜日本画大賞展 入選(2015)、第1回新日春展 入選(2017)、宝龍芸術展 3位 入賞(2020)、その他、個展多数開催。著書に『バレリーナのぬり絵』(2006)文園社。
初心者:スケッチブックF6程度、鉛筆(HB、2B程度)、消しゴム、描きたいモチーフ 経験者:日本画の画材セット(彩色筆、隈取筆、面相筆、膠、水干絵具、岩絵具、刷毛、下図など)