ロシアとウクライナの戦争が止まりません。「和平への道」が提示されないその理由は「戦争の根本的な要因」が考えられていないからだと言えます。それはロシアとウクライナの歴史的関係が一つです。そして、ウクライナの背後にいるアメリカ・NATOの問題が厄介です。ここにはウクライナ地方の持つ「地政学的な意味」とそれに伴う「政治的な駆け引き」とがあります。そして日本人にはなかなか理解ができない「ヨーロッパ特有の宗教的問題」もあります。これらの問題をときほぐしていきます。事態の変化によってスケジュールが変更されることもあります。 【カリキュラム】 1、ウクライナ戦争が起きた要因―「NATO」のありかたー 2、黒海・クリミア半島の意味 3、ゴルバチョフによるソ連解体 4、西欧にとってのロシア・スラヴ諸国の位置 5、ロシアとウクライナの歴史的関係 6、日本人には理解が難しいヨーロッパ特有の宗教問題
小澤 克彦:岐阜大名誉教授 東京都出身。東京都立大学大学院、哲学専攻博士課程満期退学。現在、岐阜大学名誉教授。専門領域「哲学、思想史、神話・宗教、宗教文化史」。現地主義を徹底し、毎年のように西洋・中東を探訪している。
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