万葉集を巻一頭から一首ずつ、読み解いてきましたが、2023年10月期から巻十二を読み進めていきます。一首一首の理解の大切さは言うまでもありませんが、歌集としての万葉集ということも注意して読みたいと思います。奈良時代に万葉集という歌集を編むとの営みについて考え続けながら、読んでゆくことになるでしょう。 (2004年4月開講。)
神野志 隆光:東京大学名誉教授 1946年生まれ。和歌山県出身。東京大学大学院博士課程中退。文学博士。東京大学大学院総合文化研究科教授教養学部・教授を経て、東京大学名誉教授。専門は日本古代文学。主な著書に、『古事記の達成』(東京大学出版会)、『古事記と日本書紀』『日本とはなにか』『複数の古代』(ともに講談社現代新書)、『変奏される日本書紀』『漢字テキストとしての古事記』『万葉集をどう読むか』(ともに東京大学出版会)、『本居宣長『古事記伝』を読む』(T〜W、講談社選書メチエ)などがある。
随時資料があります。教室入り口に置いてある資料を1部ずつお取りください。 ≪参考テキスト≫ 大きなテキストの場合、木下正俊他校注、新編日本古典文学全集『万葉集』(4冊、小学館)、 小さなテキストの場合、『補訂版 万葉集 本文篇』(塙書房)をお勧めします。
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