小説の素材は身の回りにいっぱい転がっているものです。自分のこと、他人のこと、世の中の大小の事件やもっとささやかな出来事などに対して、ちょっとした好奇心と観察力があれば、そこから物語を紡ぎ出す、つまり、小説を書くことができるのです。この教室では、400字10枚までの提出作品をもとに、その作品の執筆意図や構想を面談形式で明らかにしていくことで、全体の構想やストーリー展開などについて個別に講評とアドバイスをしていきます。ひとりよがりの観念的なものではなく、現代性と物語性があれば、作品のジャンルは問いません。長編の冒頭部やさわりの部分の10枚でも可。初心者歓迎。(講師・記) 作品提出にあたっては、下記の要項を厳守してください。 なお、提出していただいた作品はご返却しておりませんので、恐れ入りますが、お手元にコピーをお残しください。 ■提出方法 ・ 作品は以下のいずれかの方法で提出してください。 @講義の際に持参し、教室内の作品提出箱へお入れください。 A講義の際に提出ができない場合は、講座開催週の火曜日午前9:30までに下記の方法でご提出ください。 □メール 必ず件名に「小説を書いてみよう」とお名前を明記の上、事務局宛にお送り下さい。 メールアドレス:kouzainfo2@asahiculture.com □郵送または持参 <郵送>〒163-0210 新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル 朝日カルチャーセンター新宿教室 講座部 「小説を書いてみよう」係宛 <持参>講座部 10階インフォメーション横カウンター(新宿住友ビル10階) ・ 1期にお1人3作品まで提出が可能です。(ただし、期の途中にお申込みされた場合は、提出可能な作品が少なくなります。3作品を提出するには、その期の残り講座日が3回以上必要です。) ・ 規定枚数は、1作品4000字以内(400字詰め原稿用紙換算10枚)です。ワード原稿の場合、縦書き20字×40行で5枚までとなります。 ・ 400字詰め原稿用紙への印字は不可とします。 ・ 規定枚数をオーバーした作品に関しては、規定枚数のみ講評いたします。 ・ ワード原稿5枚を超える場合は、5枚ずつに作品を分けて提出してください。その場合は、400字で作品全体の梗概(あらすじ)を必ず付記してください。 ・ タイトルと筆者名を明記してください。「無題」というタイトルは不可とします。タイトルの重要性を認識する上からも、タイトルは必ず付けてください。筆者名はペンネームでも構いません。タイトルと筆者名に要する行数は規定枚数外とします。 ・規定以外の原稿は授業で取り上げません。 ■作品ジャンル ・ ノンフィクション、児童文学、童話などは不可とします。これ以外の小説であれば、ジャンルは自由です。 ■原稿の書式 ・ ノンブル(ページ番号)をつけてください。 ・ 人名、地名、特殊な専門用語や役職名などには、必ずルビを振ってください。 ■教材配布方法 ・ 教室でお渡しします。
清原 康正:1945年旧満州・鞍山生まれ。同志社大学大学院修士課程文学研究科中退。出版社勤務を経て文筆業に。日本ペンクラブ理事、日本文芸家協会編纂委員、県立神奈川近代文学館専務理事、日中文化交流協会会員。1993年『中山義秀の生涯』で第7回大衆文学研究賞を受賞。著書に『山本周五郎のことば』『歴史小説の人生ノート』『小説を書きたい人の本』(成美堂出版)など。共著に『新・文章スタイル読本』『かながわの文学100選』『昭和文学の風景』など。編著に『ふるさと文学館・神奈川』全2巻、『史談の広場』全8巻、『歴史小説名作館』全12巻など。
筆記用具
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。