武術はスポーツと違い、人が作ったルール以前の身体の構造や反射機能など、既に備わっているルールの中で、人間がいかに様々な状況に対応していけるかを探求していく世界です。したがって「人と人」また「様々な状況」との対応で心身を如何に使うかという工夫は、今まで武術とは無縁と思われた方々も、講座に出られれば目からウロコが落ちる思いをされることでしょう。ご縁のある方をお待ちしております。(講師記)
甲野 善紀:武術研究者・松聲館館主 1949年生まれ。武術研究者。近年その武術研究が、スポーツ、楽器演奏、介護、ロボット工学、教育等に応用されて成果を挙げ、現在さまざまな分野から注目されている。著書・共著に、『巧拙無二』(土田昇氏との共著・剣筆舎)、『上達論』(方条遼雨氏との共著・PHP研究所)、『古の武術に学ぶ無意識のちから』(前野隆司氏との共著・ワニ・プラス)、『身体から革命を起こす』(田中聡氏との共著・新潮社)、『自分の頭と身体で考える』(養老孟司氏との共著・PHP 研究所)、『剣の精神誌』(筑摩書房)ほか多数。「松聲館」ホームページ http://www.shouseikan.com/ メールマガジン『風の先・風の跡』http://yakan-hiko.com/kono.html
【各自準備】適宜、筆記用具。 体育用の教室で行います。更衣室あり。上履き不要。素足か靴下でご参加ください。