古来、⼈間は、困難を乗り越えていくとき、神々に祈り、様々な「⽂様」の美を⽣み出してきました。映画「フィシスの波文」世界&⽇本公開を前に、⽇本・京都の唐紙、祇園祭、茶の湯からケルト美術の⾄宝『ケルズの書』、そして1 万年前のイタリアの岩絵、古代ローマのモザイク、アイヌ⽂様、現代アーティストの表現まで、映像と⾳楽で紡いだ『フィシスの波文』から、その「祈りのデザイン」を学びます。 本作の企画・プロデューサーであり、イタリア・⽇本でデザイナーとして活動する河合早苗⽒が映画を詳しく解説、ケルト芸術⽂化研究の鶴岡真⼸が、映像に描かれた「⽂様」と「⾃然」の神秘を共に紐解きます。 --------------------------- 映画「フィシスの波文」公式 SNS Insta https://www.instagram.com/physis_movie/ facebok https://www.facebook.com/physismovie X https://twitter.com/physis_movie ---------映画「フィシスの波文」上映情報---------- 日本プレミア上映 会場:渋谷イメージフォーラム 会期:2024年4月上旬上映予定
鶴岡 真弓:多摩美術大学名誉教授 1952年生まれ。早稲田大学大学院修了。ダブリン大学トリニティ・カレッジに留学。立命館大学教授、多摩美術大学教授、芸術人類学研究所・所長、同美術館・館長などを歴任。ケルト芸術文明史。『ケルト/装飾的思考』(筑摩書房)、『ケルト美術』(ちくま学芸文庫)、『図説 ケルトの歴史―文化・芸術・神話をよむ』(共著)、『装飾の神話学』(河出書房新社)、『装飾する魂』(平凡社)、『阿修羅のジュエリー』(イースト・プレス)、『すぐわかるヨーロッパの装飾文様』(東京美術)、『ケルトの想像力―歴史・神話・芸術』(青土社)、シャーキー『ミステリアス・ケルト-薄明のヨーロッパ』(鶴岡訳・平凡社)、『ケルト再生の思想』(ちくま新書・河合隼雄学芸賞)、ミーハン『ケルズの書』(鶴岡訳・岩波書店)など著訳書多数。NHK「人間大学」「カルチャーラジオ」「ユーミンのスーパーウーマン」「チコちゃんに叱られる」「美の壺」他出演。映画『地球交響曲第一番』ではアイルランドの歌姫エンヤと共演。
河合 早苗:株式会社SASSO代表取締役 インテリア・プロダクトデザイナー 映画プロデューサー 1959年⽣まれ。武蔵野美術⼤学短期⼤学部⼯芸デザイン科卒業。Michele De Lucchi 建築設計事務所(イタリア・ミラノ)に4年間勤務ののち、STUDIO SANAE KAWAI 設⽴(プロダクトデザイン、店舗・住宅設計)「京都、唐紙屋⻑右衛⾨の⼿仕事」 (NHK出版 ⽣活⼈新書) 企画参加。株式会社SASSOを設⽴し、映像・デジタルコンテンツの企画製作・配給、出版・セミナーの企画を⾏う。古代から現代まで世界各国の「⽂様」をテーマにしたドキュメンタリー映画「フィシスの波⽂」を企画・製作。2024年春に⽇本公開。
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