バス・バリトンの平野和さんは、今最も注目される日本人バス・バリトンのお一人です。ウィーン・フォルクスオパーの専属歌手を長年務め、数々の名舞台を体験。近年は日本での活動も活発で、この7月には兵庫県立芸術文化センターで《ドン・ジョヴァンニ》のレポレッロ役に登場。軽妙さとシリアスさが同居した演技と柔軟な美声を生かした歌唱で喝采を浴びました。またドイツ・リートにも熱心に取り組んでいます。 今回は平野さんをお迎えし、これまでのキャリアやウィーンでの生活を中心にお話を伺います。スポーツ観戦も趣味の平野さん、意外なお話が伺えるかもしれません。得意のアリアやリートで、よく響く美声もご披露してくださる予定です。(加藤講師・記) 〈演奏予定曲目〉※変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。 モーツァルト:歌劇「魔笛」より 第2幕「この神聖な神殿の中では」(ザラストロ) ヴェルディ:歌劇「マクベス」 第2幕「息子よ、足下に気を付けて…さらに暗い影が」(バンクォー)
平野 和:バス・バリトン歌手 今、活躍が最も注目されるバス・バリトンのひとり。日本大学芸術学部、ウィーン国立音楽大学修士課程を首席で修了。末芳枝、R. ハンスマン、R. ホルの各氏に師事。2023 年デビュー15 周年を迎えた。グラーツ歌劇場、ウィーン・フォルクスオーパーの専属歌手を経てウィーンを拠点に活躍している。ウィーン楽友協会、ベルリンフィルハーモニーなどで佐渡裕、N. アーノンクールら数々の著名指揮者の下ソリストを務めている。ブレゲンツ音楽祭の湖上オペラ、日本では兵庫県立芸術文化センターなどに出演。今シーズンはフォルクスオーパーへ客演のほか、日本でもリサイタル、オペラ、オーケストラのソリストなど多数出演。
加藤 浩子:音楽評論家 東京生まれ。慶應義塾大学大学院修了(音楽学専攻)。音楽評論家。著書に『黄金の翼=ジュゼッペ・ヴェルディ』『バッハへの旅』(東京書籍)、『ようこそオペラ!』『今夜はオペラ!』『モーツァルト 愛の名曲20選』『オペラ 愛の名曲20+4選』(春秋社)、『ヴェルディ』『オペラでわかるヨーロッパ史』 『音楽で楽しむ名画』(平凡社新書)ほか多数。共著に鈴木雅明氏との対談集『バッハからの贈りもの』(春秋社)。最新刊は『16人16曲でわかるオペラの歴史」(平凡社新書)。 ブログ http://plaza.rakuten.co.jp/casahiroko/ ホームページhttp://www.casa-hiroko.com/
篠宮 久徳:ピアニスト
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