「赤壁の賦」は、中国北宋時代の文人・蘇軾(号は東坡、1037〜1101)の代表作で、『三国志』の英雄である曹操・孫権・劉備が一同に会した決戦・赤壁の戦いの古戦場を舞台とした文学作品です。 舟遊びをする蘇軾たちは、いにしえの英雄に想いを馳せながら、人生とは、自然とは、と思索を展開します。 本講座ではこの不朽の名作を、当時の文人の教養世界、曹操の人生観など、文学・歴史・思想の多様な観点を織り交ぜて読み直してまいります。 第1回 曹操の「志」の人生観と後世への影響 第2回 有限の生をどう生きるか――人間と自然の関係へのまなざし
陳 佑真:帝京大学文学部史学科助教。1989年兵庫県生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学、博士(文学)。京都大学非常勤講師等を経て2021年より帝京大学文学部史学科助教。専門は中国思想史、特に蘇軾一家を中心とした宋代人の儒家経典解釈。
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