18世紀のユートピア思想家シャルル・フーリエは、人間がこれまで持ち続けてきた道徳を解体しようと試みました。彼はつねづね夫婦に重きをおく文明の「利己主義」的な性習俗を批判していたので、彼が『愛の新世界』のなかでさまざまな集団による性的活動を大きく扱ったとしても当然と言えるでしょう。フーリエは「性の多様性を認め、女性を完全に解放するのが、新しい社会を実現する二つの重要な条件だ」と主張したのでした。 @10月26日 フーリエ『愛の新世界』をどう読むか A11月23日 クロソウスキー『ロベルトは今夜』と谷崎潤一郎『鍵』 B12月28日 「恋愛に匹敵するものは他にない」
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