日本文化の歴史をさかのぼると、源氏物語の優雅な「たきもの」の生活や中世武士道の潔さを旨とした香の心、四季の香合わせや茶室の主客が互いに?き合わせた伽羅(きゃら)のゆかしさなど、美しい物語には枚挙にいとまがありません。現代社会の中で「お香」が、受け継がれているのは、私たちの心の中に香の歴史のゆかしさが生き続けているからではないでしょうか。 「はじめての香道」クラスは全4回、普通科は3か月で6回のお稽古となります。各期最終回には、全員で香席を楽しみます。 <普通科クラス 内容> 〇香元のお手前実習/〇香席の客作法/〇伽羅の精緻な聞き方/〇季節の香席の文学的な楽しみ方 ※正座のご無理な方には、立礼(椅子席)のご用意もあります。
栗原 香扇:香道直心流師範・伏籠教授 香道直心流師範。伏籠教授。区民講座、市民講座、カルチャーセンターなどで講師として活躍中。
松崎 雨香:直心流家元。「広義香道の普及」を理念として活動。各地の教室やカルチャーセンターをはじめ、大学・民間企業でも講義を実施。講義テーマは「お香」を基礎として「仏教と聖徳太子」「平安時代と源氏物語の世界」「日本人の美意識」「季節の行事とお香の話:重陽節句」など。海外でも「組香席」や「伏籠手前」を実施し、香道の普及に努める。
筆記用具、洋服の場合は白靴下、着物の場合は白足袋 ●初心者用道具セット(聞香炉、火道具、銀葉、香炭団)はレンタル(約2,200円)または購入(42,955円税込)。いずれも教室で注文。道具は必要に応じて揃えます。
※新規で受講を希望の方は「はじめての香道・直心流」クラスよりご参加ください。