現場の編集者は原稿のどこを見ているのか、新人賞の現場で語られていることなど、日々文芸編集者として生きてきた体験を、小説完成に向けて少しでも活かせれば編集者としてこんなに嬉しいことはありません。千里の道も一歩から。読ませたいのは誰か、ということを意識しながら、まず書いてみて下さい。これでいいのだろうかという不安は誰でも持っているものです。“神が降りてくる”“書き始めるときには犯人がわからない”。ベストセラー作家の呟きです。小説になる言葉とならない言葉があります。一つの言葉が別の文脈では全く違う役割を果たします。家来を連れてくるのです。そんなことを皆さんの作品についてお伝えできればと思います。 (講師・記) 〈講座の進め方〉 提出作品の講評を行いながら、創作のポイントを解説します(受講者同士の合評は行いません)。提出作は提出日に受講者に配布し、ご一読いただいた上で次の回に講評を行います。 〈初めて受講する方は以下受講アンケートの回答をメールでお送りください。〉 @これまで小説を書いたことがあるか。書いた場合は何枚の作品を何作?A純文学とエンタメ、どちらを書きたいかB過去に応募した賞C過去に小説講座を受講したことがあるか。ある場合は期間も。 〈作品提出要綱〉 ●締切 開講日(水)19:00締切(厳守)。講評は提出の次の回です。 遅れた場合は次の回の配布となります。予めご了承ください。 ●制限字数 400字詰め原稿用紙換算20〜30枚(A4で8枚以内ならOK)。 〈提出方法〉 持参またはメール ●持参の場合はプリントアウトした作品をカウンターでご提出ください。 ●メールで提出される場合は、お名前をご明記の上、wordか一太郎、pdfなどの添付ファイルにて以下アドレスに件名「小説内藤クラス」でお送りください。件名がないと届きませんのでご注意ください。2〜3日以内に必ず返信いたします。返信がない場合にはご一報ください。 kouzainfo2@asahiculture.com 〈書式〉 ●用紙はA4サイズを横長にして使用。文字組は40字×40行。縦書き。 ●タイトル、筆者名(ペンネーム、本名を両方)を明記してください。 ●ノンブル(ページ番号)を付けてください。 ●原稿提出の際、ご自分のお手元にコピーをおとりください。 ●A4で8枚以内におさめてください。梗概も配布資料のコピーに含む場合、その分もこの枚数に含まれます。 〈資料の配布〉 ●オンライン受講:マイページに提出作品集や講評・招待状をアップします。各自で随時ダウンロードをお願いいたします。添削原稿はメールにて返送します。 ●教室受講:講座終了時に次回提出作品集を配布しますのでお持ち帰りいただき、御一読の上次回の際もご持参ください。添削原稿はその場でご返却します。
内藤 裕之:ないとう・ひろゆき 編集者 1953年東京生まれ。講談社入社後、いきなり群像編集部に配属される。吉行淳之介さん、村上春樹さん「羊をめぐる冒険」、中上健次さん「熊野集」を担当する。文庫では情報誌「IN☆POCKET」編集長として法月綸太カさんの新本格ミステリ、出久根達郎さん、藤堂志津子さんの連載を、小説現代では渡辺淳一さんの短篇を頂く。純文学からミステリ、時代小説まで、編集者生活のほぼ全てを文芸部門で過ごし、講談社文庫部長、群像編集長も務めた。
・Zoomミーティングを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信はありません。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。 ・作品提出方法は講座チラシかHPをご覧ください。