シェイクスピア劇は、歴史との関わりで考察することが欠かせません。「マクベス」のような歴史劇でも、シェイクスピアが劇化した時点での歴史観が反映され、歴史が書き換えられています。シェイクスピア劇を下敷きにしたオペラでも、成立時点での時代状況により、内容が変わるのです。 今回の講座では、「シェイクスピア・オペラ・歴史」と題し、シェイクスピア劇を下敷きにした有名オペラ3作を選んで、物語の歴史的背景、シェイクスピア劇の成立とその時代、さらにオペラ(ヴェルディ、グノー)の成立時の事情をご紹介し、歴史はどうやって劇になり、オペラになったのかを考察します。《マクベス》は11月に日生劇場で、ロッシーニの《オテロ》も11月に藤沢市民オペラで、また《ロミオとジュリエット》は少し先ですがMETライブビューイングで上演がありますので、予習としてもお役立ていただければ幸いです。 (講師・記) 〈スケジュール〉 1 ヴェルディ マクベス 2 ヴェルディ、ロッシーニ オテロ 3 グノー ロミオとジュリエット ★講師都合により今期から開始時間が15時に変更になりました。オンライン講座です。
Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。 講師都合により今期から開始時間が15時に変更になりました。