源氏物語がたり
※途中からの受講が可能な講座もございます。
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新宿 オンライン
はじめての日本古代史
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 倉本 一宏/国際日本文化研究センター名誉教授
- 2024/10/21〜
月
10:00〜11:30
かつて教科書で習った日本古代史はどう書き替えられたのか。最新の考古学や史料学の成果を取り入れた日本古代史を講じます。 本講座では、原始から中世の始まりまでを対象とします。日本古代において重要となる基礎的なトピックをいくつか取り上げて、研究史を批判的に整理しつつ最新の知見もまじえて論じることとなります。日本列島の形成や「日本人」の誕生から始めて、平安時代初期まで進んで中断していましたが、今回、ちょうど切りのいいことに新たな国家体制である王朝国家から再スタートします。 紫式部や藤原道長の時代も、何回目でお話ししますが、彼らがどうしてあれほどの政治や文化を謳歌できたのか、王朝国家の特質から解説していくことになります。(講師・記) 〈スケジュール〉 10月 いわゆる「国風文化」「女房文学」と摂関政治との関連はあるのか 11月 浄土信仰はどのように拡がったのか 12月 摂関政治はどのように終焉を迎えたのか 〈全体の予定〉 春学期 4月 律令体制の行き詰まりはどのようなものだったのか 5月 平安時代、どのような外交政策の変化があったのか 6月 前期摂関政治と天皇制の変質とは何か 夏学期 7月 新しい王朝国家体制はどのようなものだったのか 8月 摂関をめぐる争いはどのようなものだったか 9月 道長の権力の源泉は何だったのか 秋学期 10月 いわゆる「国風文化」「女房文学」と摂関政治との関連はあるのか 11月 浄土信仰はどのように拡がったのか 12月 摂関政治はどのように終焉を迎えたのか 冬学期 1月 地方支配制度の改編はどのようなものだったのか 2月 院政はどうやって始まったのか 3月 武士が台頭する契機は何だったのか
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はじめての「源氏物語」レッスン
- 文学・文芸創作
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 今井 上/専修大学教授
- 2024/10/23〜
水
10:30〜12:00
『源氏物語』全54帖を、おおよそ一回に1巻〜2巻のペースで取りあげ、解説してゆく講座です。毎回の講義では、それぞれの巻のあらすじや人物関係・鑑賞のポイントなどを説明し、その巻の有名な場面を精選して、鑑賞してゆきます。基礎から説明する、とにかくわかりやすくてたのしい、しかし本格的な講座ですから、『源氏物語』についていろいろと学んだことがある方はもちろん、原文の読解に自信がない方、源氏物語に興味はあるけれども詳しく学んだことがない方にも、ぴったりです。 予定では全50回(約二年間)の講義で、源氏物語の全体像や、エッセンスを理解していただくことを目指しますので、初心者の方、もう一度『源氏物語』の大切なポイントをしっかりと学びたい方など、幅広い方々にたのしくご参加いただけます。(講師・記)※2024年2月開講 <10月期の予定> @10月23日 絵合巻 A11月13日 松風巻 B11月27日 薄雲巻 C12月11日 朝顔巻 D12月25日 少女巻 [今井講師が講座の魅力を語る「朝カルTimes」はこちらから](https://www.asahiculture.com/asahiculture/wp/page/article/times001_240618_shinjuku/)
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新宿
五感で読み解く「源氏物語」
- 文学・文芸創作
- 教室開催
- 三田村 雅子/フェリス女学院大学名誉教授
- 2024/10/04〜
金
15:30〜17:00
須磨・明石から帰った光源氏は新たな実力者として冷泉帝の宮廷に君臨します。政治的な勢力争いを女御同士の絵巻争いのかたちで展開する絵合の巻から、明石で生まれた明石姫君を生母明石御方から離し、紫上のもとに引き取る薄雲巻、藤壺の崩御から朝顔の女君への迷いを描く朝顔巻と、物語の屈折点を読みこみます。お伽話のようだった源氏物語が社会の荒波をかぶって、次第にしたたかな物語に変質していく過程をお楽しみください。 物語の類型や歴史的背景に注意をはらって解説します。絵画資料や本文朗読も理解の助けになるでしょう。(講師・記) ※2024年10月期は「若菜」の中ほどから読みます。 ※2019年4月に開講しました。
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源氏物語の女たち男たち
- 文学・文芸創作
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 井野 葉子/立教大学教授
- 2024/10/18〜
金
13:30〜15:00
-
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「源氏物語」の男君たち
- 文学・文芸創作
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 田坂 憲二/元慶応義塾大学教授
- 2024/10/08〜
火
10:30〜12:00
『源氏物語』は光源氏の人生を最大の柱として、その周囲の人々の大小の人生をも撚り合わせるようにして構成された物語です。その一つ一つの人生のドラマに作者の温かい眼が注がれています。この講座では、光源氏の父、兄弟、子、朋友、家臣などのさまざまな人生模様を追うことで、この物語の魅力をさぐっていきます。毎回、一人もしくは数人を取り上げて、一回毎に完結する講座です。同時に、前後の月と関連するように工夫して、自然に『源氏物語』全体の流れが見渡せるようにしたいと考えています。 資料は講師の方で準備しますので、教室もしくは画面の前に直接お越し下さい。『源氏物語』について、さまざまな人間ドラマとして楽しんでみましょう。 今期は光源氏や頭中将の子供たちを取り上げます。(講師・記) ※2024年1月開講・1年3か月(15回)の予定 【10月期のカリキュラム】 10月8日(火) 冷泉帝 ―父への思い― 冷泉帝の実父が光源氏であることはこの物語の大きな柱です。母の藤壺の死後、真実を知った帝は父が臣下であることに深く悩み、公には出来ない父への思いを終生持ち続けます。 11月12日 柏木 ―恋に殉じた人― この物語の男性陣の中で、人気が高いのが柏木です。女三宮との恋に殉じるように早逝したことも人々の同情を誘うのでしょう。第一部の人間像との違いなども含めて考えてみます。 12月10日 夕霧 ―不器用な生き方― 柏木に比べて意外に人気が高くないのが、光源氏の嗣子の夕霧です。出自・能力・容貌も優れていながら、枠をはみ出さない、意外に不器用な人物であることも影響しているでしょう。 【2025.1月期のカリキュラム(予定)】 次の学期は以下の人物を取り上げます。 1月 匂宮 ―情熱の人― 2月 薫 ―思索の人― 3月 光源氏 ―物語を生きた人―
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『源氏物語』初音巻を読む
- 文学・文芸創作
- 教室開催
- 藤原 克己/東京大学名誉教授
- 2024/10/12〜
土
13:00〜15:00
10月期は初音(はつね)巻を読みます。少女(おとめ)巻の巻末で光源氏の新しい大邸宅六条院が完成し、続く玉鬘巻以降、初音・胡蝶・蛍・常夏・野分……という巻名からもうかがわれるように、過ぎゆく季節の流れのなかで、六条院を舞台に、光源氏と玉鬘の美しくもせつない恋物語が展開するわけですが(この二人は結局互いに思い交わしあうだけの仲で終わります)、初音巻は玉鬘巻の翌年正月、六条院に住む女君たち――紫の上、秋好む中宮、花散里、明石の御方、そして玉鬘――それぞれの個性がまことに印象的に語られます。 この講座は月1回で進度はゆっくりですが、そのつど物語全体を見渡しながら精読するという読み方をしています。また毎回これまでの物語の流れを概観しますので、随時聴講可能です。(講師・記) ◆「シリーズ・源氏物語がたり」関連講座の一覧は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WTokushuShosai.do?tokushuId=781)をご覧ください。
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意外と知らない平安時代
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 繁田 信一/王朝民俗学者
- 2024/10/02〜
水
15:30〜17:00
『源氏物語』には、幾人もの皇子(親王)たちが登場します。若紫の父親の兵部卿宮や、朝顔の姫君の父親の桃園式部卿宮や、光源氏には異母弟となる蛍兵部卿宮などです。また、光源氏の異母兄も、即位して朱雀帝となる以前の東宮の頃には、一人の皇子でした。さらに、光源氏にしても、臣籍に下ることがなければ、皇子としての人生を送ったはずなのです。 では、平安時代において、皇子(親王)というのは、どのような存在だったのでしょう。平安時代の皇子は、どのような役割を果たしていたのでしょうか。特に、天皇にならなかった(天皇になれなかった)皇子は、何のために存在していたのでしょうか。 こうした平安時代の天皇をめぐる根本的なことは、案外、平安時代ファンの間でも、王朝文学ファンの間でも、あまり深くは知られていなかったりするかもしれません。 そこで、この講座では、平安時代という時代をより詳しく理解するために、または、『源氏物語』をはじめとする王朝文学をより深く楽しむために、平安時代の皇子(親王)について、その人生やその存在意義などを、できるだけ具体的に見ていきたいと思います。(講師・記) 【24年10月期】 皇子たちの人生 7回目 天皇になる将来を約束されていた皇子たちの人生 8回目 生まれる前から天皇になれる可能性のなかった皇子たちの人生 9回目 天皇になり損ねた皇子たちの人生 初回のみのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7348424) 【25年1月期】 皇女たちの人生 10回目 皇女たちの結婚 11回目 働く皇女たち 12回目 皇女たちの経済基盤 【24年4月期】 平安貴族と陰陽道 ※終了 1回目 藤原道長の日常生活と平安時代の陰陽師 2回目 安倍晴明の五芒星と平安京の四神相応 3回目 物忌と方違の誤解と正解 【24年7月期】 天皇の生活と人生※終了 4回目 天皇の一年 5回目 天皇の一日 6回目 上皇の暮らしぶり ◆「シリーズ・源氏物語がたり」関連講座の一覧は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WTokushuShosai.do?tokushuId=781)をご覧ください。
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はじめてふれる『源氏物語』古注釈書の世界
- 文学・文芸創作
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 松本 大/関西大学教授
- 2024/10/11〜
金
10:30〜12:00
『源氏物語』は、その成立以後、各時代で様々な検討が加えられながら、現代まで脈々と読み継がれてきました。 現代の解釈においても、過去の人々の解釈に基づく部分が少なからず存在します。そういった過去の解釈は、多くは古注釈書から把握することができます。 古注釈書に見られる注釈内容は、現代の我々とは異なる方法や価値観によって施されているため、一見すると全く意味の分からないものも多く存在します。 しかし、難しく捉える必要はありません。 過去の人々がどのような点に注目していたのかを丁寧に汲み取れば、彼らの意図は見えてきます。 本講義では、『源氏物語』の注釈史の入門編として、注釈のあり方や、各時代を代表する注釈書を取り上げながら、各時代の人々が『源氏物語』をどのように扱ってきたのかという点に迫ってみたいと思います。(講師・記) <カリキュラム> 【10月期】 第4回 現存最古の注釈書 ―藤原伊行『源氏釈』― 第5回 伝本の書写と注釈 ―藤原定家『奥入』― 第6回 家としての学問 ―源光行・親行『水源抄』、素寂『紫明抄』― 【1月期】 第7回 博引旁証のかたまり ―四辻善成『河海抄』― 第8回 最も現代的な感覚の注釈書 ―一条兼良『花鳥余情』― 第9回 室町期の注釈の基盤について ―『河海抄』と『花鳥余情』の関係― 【4月期】 第10回 三条西家と連歌師の活動 ―三条西実隆『細流抄』など― 第11回 室町期までの集大成 ―中院通勝『岷江入楚』― 第12回 江戸期の最強の流布本 ―北村季吟『湖月抄』― 【7月期】※終了 第1回 『源氏物語』の享受と注釈書 第2回 注釈とは何か、注釈書とは何か 第3回 古注釈書の見方
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