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話題の映画をもっと楽しむために

この秋の映画鑑賞をもっと楽しむために、作品世界に関する知識を深めましょう。
話題の映画につながるテーマの講座をピックアップしました。
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    人魚でめぐる神話と伝説

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    • 哲学・思想・宗教
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 松村 一男/和光大学名誉教授
    • 2026/10/17 土
      10:30〜12:00

     人間と魚が合体した姿の人魚、英語ならマーメイド「海の乙女」です。日本では、人魚の肉を食べたため八百歳まで生きたとされる伝説の八百比丘尼がいます。曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』でも、人魚の肉を食べると寿命が三千年になると語られ、身体に塗れば厳寒の水中でも凍えず、刀剣に塗れば鉄をも斬るという「人魚膏油」が登場します。古代ギリシアでは、歌声で船乗りたちを惑わすセイレーンが、古くは鳥人間の姿で表され、後世になると魚の尾をもつ姿でも描かれるようになりました。夏目漱石も人魚に関心があったようで、『三四郎』には、ウォーターハウスの《人魚》を思わせる絵が印象的な場面があります。  この講座では、世界の神話と伝説からさまざまなタイプの人魚を紹介していきます。人間と魚の要素を半分ずつ持つ人魚は、 鳥の姿を取る天女についての羽衣伝説や、出産時にワニの姿になる日本神話の豊玉姫などとも比較できる神話的な存在です。なぜ人々は人魚を語り、描いてきたのでしょうか。さまざまな伝承をたどりながら、人魚という不思議な存在について考えます。(講師・記) 画像:《テラコッタ製のセイレーンの小像》(紀元前550〜500年頃)メトロポリタン美術館蔵

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    小さくてかわいい世界から考える国際政治

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    • 時事・社会
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 東野 篤子/筑波大学教授
    • 2026/10/22 木
      18:45〜20:15

    小さくてかわいい仲間たちが、不思議な島で思いがけない争いに巻き込まれていく――。そんな物語を国際政治学の視点から読み解いてみると、そこには驚くほど多くの問いが浮かび上がります。なぜ争いは始まるのか。なぜ報復は連鎖するのか。善意や合理的な判断が、かえって事態を悪化させることはなぜあるのでしょうか。 本講座ではまず、国際政治学の「基礎の基礎」として、リアリズムとリベラリズム、アナーキー、安全保障のジレンマ、協力と制度といった基本的な考え方を平易に紹介します。そのうえで、島を舞台にしたあの映画を素材に、報復の連鎖、戦争の不確実性、予期せぬ行動による状況の悪化、食べ物が思わぬ「武器」になるデュアルユース、戦場の外で続く日常などを考えます。 特定のキャラクターを現実の国家や紛争にそのまま当てはめる講座ではありません。物語を現実に「当てはめる」のではなく、物語から国際政治を考える問いを「呼び起こす」ことが目的です。作品をよく知る方にも、国際政治を初めて学ぶ方にも、新しい見方を持ち帰っていただける90分です。

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    横溝正史『八つ墓村』の魅力

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    • 文学・文芸創作
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 山口 直孝/二松学舎大学教授
    • 2026/10/17 土
      18:00〜19:30

     今秋清水崇監督の『八つ墓村』が公開されます。四度の映画化は、横溝正史の作品でも最多を誇ります。『八つ墓村』(1951年)は、岡山県の架空の山村で起きた連続殺人を描いた、金田一耕助シリーズの代表作です。落ち武者狩伝承、分限者当主による村民虐殺事件を背景として繰り広げられる惨劇に、人々は恐ろしさと同時に引かれるものを感じてきました。本講座では、映像作品と比較しながら、原作の特質を探っていきます。怪しい人やものが満載の『八つ墓村』の本質が理詰めに作られた本格探偵小説にあることを考察します。(講師・記)

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    『オデュッセイア』を読み解く

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    • 哲学・思想・宗教
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 松村 一男/和光大学名誉教授
    • 2026/10/28〜 水
      13:00〜14:30

     ホメロスの『オデュッセイア』は、『イリアス』と並ぶ、トロイ戦争の英雄を描いた古代ギリシアの叙事詩です。知略の英雄オデュッセウスの帰還の物語は、古代から現代に至るまで人々の心を捉えてきました。だからこそ何度も映画化され、多くの再話が生み出され、その筋書きやモチーフを取り入れた新たな英雄の物語も世界各地で作られてきたのでしょう。その魅力の理由はどこにあるのでしょうか。  本講座では、二四の書から成る複雑な物語の構成を読み解き、比較神話学の視点からその源流を探ります。さらに、『アラビアン・ナイト』、『百合若大臣』、デフォー『ロビンソン・クルーソー』、ジョイス『ユリシーズ』などへの広がりをたどり、世界各地の物語にどのような影響を与えてきたのかを考えます。(講師記) 【各回テーマ】 第1回 『オデュッセイア』の構造分析:なぜ面白いのか 第2回 『オデュッセイア』の源流を探る:どのような神話や伝承を受け継いでいるのか 第3回 『オデュッセイア』のその後:いかに世界中で愛されてきたか 【参考図書】 松村一男著、沖田瑞穂付説「[『オデュッセイア』入門](https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309632056/)」(2026年7月、河出新書) 画像:ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス》(1829年)

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    神話の魔女たち

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    • 哲学・思想・宗教
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 松村 一男/和光大学名誉教授
    • 2026/12/02 水
      13:00〜14:30

     魔女と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、ギリシア神話のキルケではないでしょうか。ウォーターハウスやライト・バーカーといった画家たちによって、男を滅ぼすファム・ファタル(運命の女)として描かれたことも、そのイメージを形づくってきたのかもしれません。では、なぜキルケはこれほど人々を魅了し続けてきたのでしょうか。そして、世界各地の神話に登場する魔女たちには、どのような共通点があるのでしょうか。本講座では、キルケを出発点として、メデイアやグルヴェイグなど世界の神話に登場する魔女たちを比較しながら、その造形の特徴や神話の中で担ってきた役割を探り、「魔女」という存在はどのように生まれ、今日まで語り継がれてきたのかを考えます。(講師記) 画像:ライト・バーカー《キルケ》(1889年)

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    「バックルームズ」から読み解く ネット怪談の民俗学【教室受講】

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    • 哲学・思想・宗教
    • 教室(事前選択講座)
    • 見逃し配信あり
    • 廣田 龍平/大東文化大学助教
    • 2026/10/31 土
      18:00〜19:30

    ※日程が10/31に変更になりました  アメリカの若い世代のあいだで大ヒットしている、インターネット発都市伝説系ホラー映画『バックルームズ』が日本でも9/4に公開される。そもそも「バックルームズ」とは何なのだろうか。たった一枚の無人の室内画像からはじまり、恐ろしい設定が付与され、一気に広まって新世代の都市伝説を代表するものとなった「バックルームズ」は、2020年代の私たちがどういったものに不安や恐怖を感じるのかについて、これまでにない光を投じている。 本講座では「バックルームズ」に関係するネット上のホラー、たとえば無人の空間に不安やなつかしさを感じてしまう「リミナルスペース」、夢のなかのような不気味な情景を映し出す「ドリームコア」なども含めて、民俗学の立場から、恐怖の最新形を考えてみたい。(講師・記)

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    「バックルームズ」から読み解く ネット怪談の民俗学【オンライン受講】

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    • 廣田 龍平/大東文化大学助教
    • 2026/10/31 土
      18:00〜19:30

    ※日程が10/31に変更になりました  アメリカの若い世代のあいだで大ヒットしている、インターネット発都市伝説系ホラー映画『バックルームズ』が日本でも9/4に公開される。そもそも「バックルームズ」とは何なのだろうか。たった一枚の無人の室内画像からはじまり、恐ろしい設定が付与され、一気に広まって新世代の都市伝説を代表するものとなった「バックルームズ」は、2020年代の私たちがどういったものに不安や恐怖を感じるのかについて、これまでにない光を投じている。 本講座では「バックルームズ」に関係するネット上のホラー、たとえば無人の空間に不安やなつかしさを感じてしまう「リミナルスペース」、夢のなかのような不気味な情景を映し出す「ドリームコア」なども含めて、民俗学の立場から、恐怖の最新形を考えてみたい。(講師・記)

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