
5月11日付朝日新聞朝刊のリライフ面に朝日カルチャーセンター横浜教室の講座『学び直す日本の歴史 20講』が掲載されました。掲載記事はこちらからご覧いただけます。
※記事をご覧になるには、朝日新聞デジタル版の有料会員登録が必要です。あらかじめご了承ください。
講座一覧
日本史
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横浜 オンライン
学び直す日本の歴史 20講
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 戸川 点/拓殖大学教授
- 2025/04/07〜
月
15:30〜17:00
学校で習った日本史は好きでしたか。大好きだった人、暗記ばかりで苦手だった人、さまざまだと思います。ところで科学が進歩するのと同様、日本史研究も日々進化しています。そんな新しい日本史研究の世界をのぞいてみませんか。受験や暗記と関係なく、そしてそれぞれの人生経験を経たうえで日本史を学び直してみると、日本史は以前よりも奥深く、きっと面白いものだと感じるはずです。この講座では、原始古代から現代まで流れをたどりながら、最先端の日本史の面白さを伝えていこうと思っています。(講師記) *2025年4月開講 <今期のテーマ> ※テーマは予定です。進み具合により変更となる場合があります。 1 旧石器、縄文、弥生時代の日本 旧石器時代、縄文時代、弥生時代、それぞれの時代の特質を大きくつかまえる。 2 古代国家の成立 古墳時代、飛鳥時代を取り上げ、日本における国家形成の歴史を考える。 3 大化改新とその後 大化の改新の展開と律令制導入の過程を考える。 4 平城京の時代 複雑な動きを示す奈良時代の政治史についてわかりやすく整理する。 5 平安王朝の成立と摂関政治 平安前期の国家と社会、摂関政治の成立と展開について考える。 6 院政の時代 平安後期の政治と社会について考える。 <1年間の予定> ※テーマは予定です。状況により、変更する場合があります。 1 旧石器、縄文、弥生時代の日本 2 古代国家の成立 3 大化改新とその後 4 平城京の時代 5 平安王朝の成立と摂関政治 6 武士の成長と院政の時代 7 「源平の戦い」と鎌倉幕府の成立 8 執権政治とモンゴル襲来 9 南北朝の戦いと室町幕府 10 室町幕府の展開と戦国時代 11 信長・秀吉・家康の時代 12 幕藩体制の展開と改革 13 幕末・明治維新・明治政府の成立 14 自由民権運動と立憲国家の成立 15 明治後期の政治と国際関係 16 大正時代を考える デモクラシーと対外膨張の時代 17 恐慌と昭和の幕開け 18 軍部の台頭と第2次世界大戦 19 戦後改革から高度経済成長へ 20 現代の日本と世界
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横浜 オンライン
世界史のなかの日本近現代史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 加藤 聖文/駒澤大学教授
- 2025/04/05〜
土
15:30〜17:00
現在の高校では、日本史を世界史のなかから考える「歴史総合」という科目が必修となりました。日本の歴史が世界やアジアとどのように繋がっているのかを知り、世界の中の日本を考えることは、国際化時代において身につけなければならない教養といえましょう。 2025年度からの講座では、このような新しい歴史教育の流れを踏まえて、日本近現代史を世界史の視点から学び直します。まず今期は、西欧で始まった国民国家・産業革命が帝国主義による植民地拡大をもたらした結果、日本の幕藩体制の崩壊、明治維新による国民国家建設へと繋がり、さらには日本が東アジアの国際秩序を揺さぶる存在へと変容する19世紀の歴史を考えます。(講師・記) *2025年4月期開講 【日程が変更になりました】講師都合により、6/21休講→6/14に振り替えます。 <各回テーマ(予定)> 1 西欧における国民国家の成立と産業革命 2 帝国主義の拡大と伝統的中華世界の動揺 3 アメリカのアジア進出とペリー来航 4 国民統合から見る「尊王攘夷」 5 国民国家建設としての明治維新 6 東アジアの国際秩序をめぐる日清対立
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福岡 オンライン
日本書紀
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- トライアル可
- 見逃し配信あり
- 松木 俊暁/福岡大学非常勤講師
- 2025/04/05〜
土
10:30〜12:00
古代史研究等の成果を踏まえながら『日本書紀』全巻を読み進めます。意味を取りつつ本文(原文は漢文ですので、読み下し)を読み、その周辺事情や背景について分かりやすい解説を加えます。古語になじみのない方も、途中からでも楽しめます。4月からは、第40代・天武天皇紀上(巻第二十八。壬申紀ともいう)から読み始め、天武天皇紀下(巻二十九)の途中まで読み進める予定です。 白村江の戦などが起こった波乱の時代を率いた天智天皇が亡くなると、その後継者をめぐる内乱が672年に起こります。大友皇子と大海人皇子が争った壬申の乱です。圧倒的に不利な状況の中、この内乱に奇跡的に勝利した大海人皇子は、即位して天武天皇となります(皇統譜では明治3年に大友皇子を天皇と認定、第39代・弘文天皇と贈諡)。日本書紀はこの壬申の乱にまるまる一巻(天武紀上)をあてており、日本書紀が語る歴史において壬申の乱が如何に大きな意味をもっていたかが分かります。 即位した天武は圧倒的な権威の下、唐に倣った国政改革を強力に推進していきます。事実、この天武朝に「天皇」「日本」という名称の使用が開始されたと考えられており、次に続く持統天皇の時代と合わせて、律令国家への改革の総仕上げの時期に当たります。動乱と改革の西暦670年代の記事を、他史料と対照しながら読み解いていきます。
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福岡 オンライン
縄文時代に農耕はあったのか?
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- トライアル可
- 見逃し配信あり
- 武末 純一/福岡大学名誉教授 春日市奴国の丘歴史資料館名誉館長
- 2025/04/12〜
土
13:00〜14:30
日本史の教科書では、縄文時代は狩猟・漁撈と野生植物の採集に基礎を置く時代です。しかし、世界史的に見ると縄文時代は新石器時代に当たり、新石器時代には通常、農耕や牧畜が伴うため、縄文時代に農耕はなかったのかという疑問が当然わきます。また、弥生時代初めの高度な水稲農耕文化を受け入れ、急速に展開できた条件が、縄文文化にすでに準備されたのではないかとの疑問も生じます。縄文農耕論は戦前からあって、現在まで様々な議論が交わされ、その考え方は何度も驚くべき変転を迎えました。今回はその軌跡を丁寧にたどり、弥生農業との違いを明らかにします。 4月12日 [戦前の縄文農耕論](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7946748) 5月24日 [戦後の中期農耕論](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7946756) ※4週目 6月14日 [戦後の後晩期農耕論](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7946757) 7月12日 照葉樹林文化論の登場 8月 9日 縄文人・縄文社会像の転換 9月13日 圧痕法(レプリカ法)による革新 ★1回ずつの受講もできます。 会員 3,630円 一般 4,180円
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新宿 オンライン
戦乱でたどる古代史
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 佐藤 信 ほか/東京大学名誉教授
- 2025/04/12〜
火
10:30〜12:00
日本の古代史は、多くの戦乱に彩られています。国際戦争、皇位継承をめぐる変乱、国家に対する反乱や蝦夷と律令国家との戦いなど、多様な戦乱は、その時代の歴史的背景を明らかにしてくれます。それぞれの戦乱の実像とその背景から、古代社会の変遷をたどりたいと思います。(佐藤信講師記) ■2024年10月開講、24講の予定 ■※マーク=講師は新宿教室で講義 ◇マーク=講師はオンラインで講義、教室ではモニター投影します。 【今期のカリキュラム】*数字は通し番号です 13)4/12(土) 「伊治呰麻呂の乱」※ 講師:吉野 武氏(多賀城跡調査研究所所長) 14)4/22(火) 「三十八年戦争―律令国家の対蝦夷戦争」◇ 講師:鈴木 拓也氏(近畿大学教授) 15)5/13(火) 「アテルイの戦い」◇ 講師:永田 英明氏(東北学院大学教授) 16)5/20(火) 「平城太上天皇の変」※ 講師:佐藤 信氏(東京大学名誉教授) 17)6/9(月) 「承和の変」※ 講師:仁藤 智子氏(国士舘大学教授) 18)6/24(火) 「応天門の変」※ 講師:大高 広和氏(大正大学専任講師) 【2024.10月スタート・全24講カリキュラム】※カリキュラムは変更になることがあります。ご了承ください。 ■2024年10月期(終了) 1)「倭国大乱」 2)「広開土王碑と倭」 3)「武蔵国造の乱」 4)「磐井の乱」 5)「乙巳の変」 6)「白村江の戦い」 ■2025年1月期(終了) 7)壬申の乱 8)隼人と律令国家の戦い 9)長屋王の変 10)藤原広嗣の乱 11)橘奈良麻呂の変 12)恵美押勝の乱 ■2025年4月期(今期) 13)伊治呰麻呂の乱 14)三十八年戦争―律令国家の対蝦夷戦争 15)アテルイの戦い 16)平城太上天皇の変 17)承和の変 18)応天門の変 ■2025年7月期(予定) 19)元慶の乱 20)安和の変 21)長徳の変 中関白家の没落 22)刀伊の襲来 23)前九年合戦 24)後三年合戦
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北九州 オンライン
ここが違うぞ 記紀と古墳
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 宇野 愼敏/前福岡県行橋市歴史資料館館長
- 2025/04/15〜
火
13:30〜15:00
3世紀後半にヤマト政権が支配することによって九州古墳時代の幕開けとなったとされているが、実際には前方後円墳のすぐ近くに弥生時代の墳丘墓が築かれており、『古事記』『日本書紀』の記事とは齟齬が見られる。なぜそこに齟齬が生じるのか。 実際に発掘調査した九州の古墳および遺跡などから『記紀』の記事の信ぴょう性、記事が書かれた意図、政治的な背景を探り、九州の古墳から見たわが国の古墳時代を再検証していきたい。 (講師・記) 【カリキュラム】 @ 熊襲と日本武尊 日本武尊は景行天皇の第2子である。優しく勇敢な日本男児のようなイメージがあるが、記紀にはおとなし い兄を殺した気性の激しい人物である。この日本武尊が、南九州の熊襲を退治しに来るという話になってい る。南九州には、この頃「板石積石室墓」という板石を方形、または楕円形に立て、遺体を入れた後、さらに 板石を弧状に覆いながらドーム天井のように組んでいく墓制が、鹿児島県の西側にある川内川流域に分布 する。また人吉盆地にも箱式石棺墓群があり、何れも群集墓となっている。そうした北部九州の墓制とは異 なる熊襲の実態を明らかにしつつ、日本武尊の熊襲征伐の実態を明らかにする。 A 神功皇后と九州の前方後円墳 前回の「再検証 ヤマト政権と九州―第2回神功皇后と北部九州」では語り切れなかった北部九州の有力 豪族の動向とヤマト政権との関係を、鉄製甲冑の方形板革綴短甲、長方板革綴短甲や鉄鏃類の武器・武具 の分布状況や、初期横穴式石室の導入などからさらに深め、4〜5世紀の中・北部九州の有力首長層は、朝 鮮半島出兵のもとにそれぞれの地域の墓制を変化させ、半島製の出土品を副葬するようになる。そういった 墓制・出土品を中心にヤマト政権との関りを明らかにする。 B 雄略天皇と江田船山古墳 熊本県・江田船山古墳は、鉄製の甲冑など多くの武器・武具とともに金銅製の冠や帽、金製の3連垂飾付 耳飾、金銅製の帯金具、金銅製の飾履(靴)も副葬していた。それらの副葬品は、朝鮮半島出兵との関りと、 ヤマト政権との関りでもたらされたものである。さらに国宝の銀象嵌の大刀は、武官としてヤマト政権に出仕 したことを裏付けるもので、これらの多くの副葬品を分析し、江田船山古墳の被葬者と雄略天皇、ヤマト政権 との関りを再検証する。 C 筑紫君磐井の乱と継体天皇 前回の「再検証 ヤマト政権と九州―第5回石人石馬と筑紫君磐井」では語り切れなかったことを含めて再 検証する。それは北部九州各地域の在地豪族と筑紫君磐井との関係を、各地域の出土品および墓制、すな わち横穴式石室を再検証して明らかにするとともに、石人石馬の形態の分析や装飾古墳の円文・三角文・彩 色壁画の分析を通じて各地域勢力の関係、さらに火の君との関係などを再検証しながら、継体天皇、ヤマト 政権との関係を明らかにする。 D 推古天皇と九州の方墳 前回で扱えなかった終末期古墳の時代、蘇我氏の台頭とともに物部氏の没落といった中央における政治 変動を地政学を含めながら、首長墓の前方後円墳から方墳への変化や、副葬品に畿内系の暗文土師器が 多く含まれるようになる。また地域によっては古墳の築造停止が見られるものの反対に群集墳が密集する 地域もあり、武器・武具の相対的減少傾向など墓制、副葬品、集落など6世紀後半〜末頃から古墳文化の 変化の兆しがみられるようになるなど、そうした変化の政治的背景など北部九州とヤマト政権との関りにつ いて明らかにする。 E 朝鮮半島出兵と終末期古墳 7世紀代を中心に北部九州各地域の終末期古墳や、この時期における群集する横穴墓や積石墓古墳など 墓制の変化や副葬品の相対的減少傾向など7世紀前半代から後半代にかけて徐々に変化がみられる。また 645年の大化の改新、663年の白村江での日本軍の敗退といった東アジア情勢にとっても大きな政治的変動 の時代でもある。そうした政治的な動向に伴う北部九州の古墳文化の変動を見据えながら、ヤマト政権での 政治的変化、日本の歴史の変化を北部九州の古墳動向から明らかにする。 ☆各回申し込みも出来ます。リンクは別にあります。入会金は不要です。 会員の方 3,850円、一般の方 4,620円 *各回受講は、3/10から申し込み受付を開始します。
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横浜 オンライン
一世紀間の米中関係と日本 1844―1945年
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 佐藤 元英/元外務省「日本外交文書」編纂官
- 2025/04/16〜
水
13:00〜14:30
アジア・太平洋戦争の原因と日本の敗戦・復興をどのような視点でとらえるべきか、戦後80年の今、改めて日本外交史を学び直しましょう。今日においても、世界が平和でありうるか否かの一つの鍵は、米中関係にあるといっても過言ではないでしょう。100年間にわたるアメリカの対中国政策の歴史的展開を観察することによって、米中関係の日本に及ぼした影響、リアクションとしての日本外交の実像が浮かび上がってきます。(講師記) <各回のテーマ(予定)> 第1回 アメリカ国務省の「平和と戦争」(Peace and War)1931-1941 第2回 アメリカ国務省の「中国白書」(The China White Paper)1844-1945 第3回 加瀬俊一(アメリカ局第1課長)「1942年 日米交渉経緯の部」 第4回 19世紀の米中関係と日本―通商条約をめぐって― 第5回 アメリカの基本政策の展開―日清・日露戦争と門戸開放― 第6回 義和団事件から辛亥革命―列強の対応― ※上記は予定です。進み具合により多少の変更が生じる場合があります。
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立川 オンライン
戦後80年から振り返る1945年
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 山田 朗/明治大学教授
- 2025/04/18〜
金
10:30〜12:00
今年は、第2次世界大戦における日本の敗戦から80年目に当たります。1944(昭和19)年7月サイパン陥落は、B-29による本土空襲を必至のものにし、事実上、戦争の勝敗はここに決しました。しかし、その後も戦争は強行され、1944年10月の南西諸島方面への「十・十空襲」以来、日本国内も激しい空襲にさらされることになりました。 本シリーズでは、日本国内が戦場となった空襲と地上戦を中心に、1945(昭和20)年の日本の姿を振り返ります。本土空襲については、1942(昭和17)年4月のドーリットル空襲から確認し、アメリカにおける「戦略爆撃」の思想の発達、東京大空襲を指揮したカーティス・ルメイの思想と行動についても触れます。また、地上戦闘については、サイパン(戦前から日本が統治していた準領土)、硫黄島、沖縄での戦い、本土決戦準備、1945年8月以降の「日ソ戦争」について実像を明らかにしていきます。(講師・記) 【今期のテーマ】 4月:本土空襲(1):ドーリットル空襲(1942年)と「十・十空襲」(1944年) 5月:本土空襲(2):アメリカの「戦略爆撃」思想とB-29爆撃機 6月:本土空襲(3):カーティス・ルメイによる本土空襲(東京大空襲)
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新宿 オンライン
「蔦重」が生きた時代
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 戸森 麻衣子/東京農業大学非常勤講師
- 2025/04/24〜
木
15:30〜17:00
大河ドラマ「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎らが活躍した天明・寛政期、江戸の豊かな町人が文化の華やぎを謳歌していた陰で、江戸の庶民世界や地方ではどのようなことが起こっていたのでしょうか。江戸時代260年の推移を段階ごとにとらえてみると、この時期は、社会が大きな曲がり角を迎え、各種の課題に直面する時期と位置づけられます。経済的強者の台頭と貧富の格差の拡大、天災による苦しみ、既存の政治に異議を唱える百姓たち、ドラマにはなかなか現れてこない、社会の実態に迫ります。(講師・記) 【カリキュラム】 第1回 18世紀後期、江戸の豪商と幕府 江戸の経済状況を概観し、勘定所御用達の登用・町会所制度創設の意味などについて考えます。 第2回 天明浅間山噴火と関東地方における影響 火山灰によっておこった経済的な影響や、荒廃農村が発生していくまでの過程をたどります。 第3回 武士にNOを突き付ける人々:騒動・打ちこわしと改革政策 江戸の打ちこわし・飛騨幕領で発生した大原騒動などの事例から、この時期に民衆の不満が爆発した背景と為政者の対応を探ります。 【広報画像】 @歌川広重《江戸高名会亭尽 芝明神社内》(国立国会図書館デジタルコレクション) A歌川広重《東海道五拾三次 鳴海・名物有松絞》(国立国会図書館デジタルコレクションより) B浅間山焼(国立公文書館デジタルアーカイブより)
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新宿 オンライン
日本史の偉人の虚像を暴く
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 本郷 和人/東京大学史料編纂所教授
- 2025/04/25〜
金
10:30〜12:30
史料編纂所が編纂、刊行している『大日本史料』は、歴史的な人物が没すると「卒伝」というものを作成し、掲載します。これは「確実な史料」に基づく、その人物の伝記になります。これを見ると、世の中に流布している言説がいかに「あとづけ」であるかがよく分かります。もちろん、人物の評価は複数あってしかるべきです。ですが、虚像と実像の別は知っておいても損はないかな、と考え、本講座を開くことにしました。(講師・記) 第1回 藤原道長 優美な光源氏のモデルともいわれる道長。また彼が活躍した平安宮廷は豪華絢爛な空間として、人々のロマンをかき立てます。でも実際には、京都においてさえ、人々は貧しい暮らしを強いられていました。政治家・道長の実像に迫ります。 第2回 源平の群像 源平の戦いのヒーローというと、源義経です。でも義経が有名になったのは、室町時代で、当時から彼の名声が高かったわけではありません。また、義経を滅ぼした兄の源ョ朝にしても、(これはぼくも戦犯の一人ですが)、あまりに理想的なリーダーとして描かれすぎているように思います。 第3回 北条時宗と元寇 ネットでは「日本すごい!」が言われることが多いのですが、その中でも違和感を覚えるのが鎌倉武士に対する評価です。モンゴルが日本を攻めたことは史実ですが、その理由と戦いの実際、そしてその全体に関わる北条時宗が「救国の英雄」であったのかを再考します。 第4回 武田信玄と上杉謙信 信玄と謙信と言えば、戦国時代を代表する英雄です。彼らはなぜ、川中島で5回も戦ったのでしょうか。また、川中島の戦いの本当の勝利者は誰なのでしょうか。二人の実像に迫りながら、その戦略を考えます。同時に「権威」に対する姿勢の違いに着目します。 第5回 織田信長 信長ほど、評価が揺れている人は珍しい。明治時代には勤皇家と称され、現代では「ただの戦国大名」と評されることがあります。ぼくはそのどちらも違うと思っています。戦国時代を終わらせた人としての信長を考えることは、戦国時代とは何か、を考えることに他なりません。 第6回 幕末・維新のヒーローたち 大きく時代が変わるときに大きな仕事をした人が、汚れ仕事と無縁でいられるわけはありません。それにしても、坂本竜馬や西ク隆盛という人物については過大評価かなあ、と思うところが多くあります。光と闇があるとすれば、成功者の闇の部分も見ていきましょう。
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名古屋 オンライン
21世紀を知るための19•20世紀の歴史(オンライン受講)
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見学可
- 見逃し配信あり
- 鹿住 幸雄/元高校教諭
- 2025/04/25〜
金
10:30〜12:00
21世紀に入り、25年目になりました。21世紀が今後どのように展開していくのかを知るためにも19•20世紀がどのような時代であったかを知ることが重要なことでしょう。幕末から明治時代の政治•経済•文化について学びましょう。 1 2 開国と黒船 江戸時代はどのような仕組みだったのでしょうか。それが黒船による開国によりどのように変化していくのでしょうか。公武合体•攘夷実行そして長州征伐の歴史過程を学びましょう。 3 4 「大政奉還」で劇的な変化が起きます。「幕府の瓦解」という現象は「王政復古」へとつながっていきます。廃仏毀釈という騒動も起きます。そしてあわただしく中央集権国家をつくろうとします。どのような変化があったのか学びましょう。 5 6 明治時代初期の思想家として佐久間象山•福沢諭吉•中江兆民•田中正造らの思想を学びましょう。中央集権の政治過程としては廃藩置県前後の過程を扱います。
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福岡 オンライン
幕末史再発見
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- トライアル可
- 見逃し配信あり
- 一坂 太郎/萩博物館特別学芸員
- 2025/04/25〜
金
13:30〜15:00
-
くずは オンライン
一から学ぶ考古学入門(オンライン受講)
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 佐古 和枝/関西外国語大学教授
- 2025/04/25〜
金
10:30〜12:00
-
新宿 オンライン
戦後日本は「敗戦/終戦」をどのように受け止めて来たか
- NEW
- 時事・社会
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 山本 昭宏/神戸市外国語大学准教授
- 2025/04/26〜
土
19:00〜20:30
戦後日本において、「敗戦/終戦」の受け止め方は様ざまでした。集団・世代・個人が置かれた状況によって、受け止め方は異なります。「敗戦/終戦」を「解放」と捉えた人びともいれば、なんとか国体を護持できたと考えた人びともいました。また、捉え方は時代によっても異なりました。そもそも、「敗戦」なのか「終戦」なのかという言葉の問題も、論争的なものです。この講座では、「敗戦/終戦」の受け止め方の多様なあり方とそれらの衝突を、時系列にそってレクチャーします。「敗戦/終戦」をどのように理解するかは、要は過去との連続性のなかで「現代」をいかに理解するのかという問題とつながっています。私たちはどこから来たのか。このレクチャーによって、私たちが立っている足場を固め、戦後80年の節目をより有意義なものにできればと考えています。(講師:記) 【各回のテーマ】 第1回 「敗戦」と「戦後民主主義」:占領下から50年代まで 占領下では、勝者による戦争責任追及と旧軍関係者の公職追放、そして戦争を憎んだ世論などの影響で、「敗戦/終戦」を否定的に捉える認識はほとんど表面化しませんでした。しかし、冷戦の固定化によって占領政策が転換すると、当初は占領軍を「解放軍」と捉えていた左派勢力も、態度を改め始めます。主権回復後は、「ゆきすぎた占領政策」の見直しを掲げる勢力が台頭するなど、現代まで続く「敗戦/終戦」の問題が生じます。この過程を振り返ります。 第2回 戦後への懐疑と「ポツダム民主主義」:60年代から80年代まで 60年代は、様ざまな局面で「戦後」への懐疑が噴出した時期でした。新左翼と右派勢力が、ともに「戦後」を否定するようになると、いわゆる「東京裁判」の見直しや、靖国神社国家護持運動なども始まります。こうした動きは80年代まで続くことになります。江藤淳と本多秋五の「無条件降伏論争」もこの時代でした。第2回では、この時代の「敗戦/終戦」の受け止め方を見ていきます。 第3回 「敗戦/終戦」の遠近法:90年代から現代まで 現代では、「敗戦/終戦」という言葉の含意が強く意識される機会は減りました。では、現代の私たちは(意識していないとしても)、あの戦争は「負けた」と受け止めているのでしょうか、あるいは「終わった」と受け止めているのでしょうか。第3回では現代日本の戦争観を確認することになります。
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福岡 オンライン
九州古仏拝観案内
- 美術史・鑑賞
- 教室・オンライン自由講座
- トライアル可
- 見逃し配信あり
- 残りわずか
- 井形 進/九州歴史資料館学芸員
- 2025/04/26〜
土
13:30〜15:00
-
新宿 オンライン
邪馬台国への国々をたどる
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 木下 正史/東京学芸大学名誉教授
- 2025/05/27
火
13:00〜17:15
『魏志倭人伝』は、邪馬台国の卑弥呼は狗奴国の男王卑弥弓呼と不仲で、魏少帝の正始8年(247)、狗奴国の卑弥弓呼と激しく抗争し、少帝は詔書と黄幢をもたらして卑弥呼を支援したと記載する。この記事の直後に卑弥呼の死の記事が続く。狗奴国は、名古屋市にある巨大遺跡の朝日遺跡や、前方後方形墳丘墓の発展の様相、独自の土器文化を発展させていることなどから、尾張・美濃に広がっていた「国」であったと考えられる。朝日遺跡など大環濠集落や前方後方形墳丘墓の発展の姿を検討しつつ、狗奴国の具体像を探り、邪馬台国時代の政治体制や地域間の関係、文化の地域色について考える。(講師記) ※2021年10月から続くシリーズです。魏都洛陽〜朝鮮半島を経て邪馬台国への国々をたどり、毎回異なる角度から特色を考察します。
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千葉 オンライン
弥生時代の非農業民
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 山田 俊輔 /千葉大学教授
- 2025/05/30
金
15:30〜17:00
-
京都 オンライン
榎本武揚の生涯と箱館戦争 オンライン受講
- NEW
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 木村 武仁/霊山歴史館学芸課長
- 2025/06/09
月
13:00〜14:30
-
新宿 オンライン
昭和100年・戦後80年 昭和史は「歴史」に入った(オンライン受講)
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 保阪 正康/ノンフィクション作家
- 2025/06/21
土
15:30〜17:00
2025年は「昭和100年」であり、「戦後80年」である。これは何を意味するのであろうか。 昭和史が同時代史から歴史へと移行していく、あるいは昭和史が次の世代によって解釈される時代に入ったということである。昭和という時代を生きた人々が持っていた情緒的見方、政治優位の史実理解、はては当事者の意思を忖度する解釈などを超えて、新しい見方が提示されてくる。これまで同時代の解釈を示してきた体験を生かし、今私は歴史の核となる新解釈とはどのようなものかを示したい。太平洋戦争、2・26事件、敗戦体験などはいかなる解釈になるのだろうか。 (講師・記) 〈今回のテーマ〉 6月-----昭和天皇をどう歴史上に位置付けて考えるか。 〈今後の予定〉 変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。 9月-----高度成長による経済大国化はなぜ起きたか。 12月-----近代史の帰結と現代史の出発は昭和23年であった。 *こちらは【オンライン受講】の申し込みページです。[教室受講をご希望の方はこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7823266)
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中之島 オンライン
ウブメとメディア(オンライン受講)
- NEW
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 木場 貴俊/京都先端科学大学准教授
- 2025/06/22
日
13:00〜14:30
江戸時代、出版文化が大きく発展しました。その影響を受けて、怪異もさまざまに展開していきました。今回は、難産で死んだ女性が変化した怪異「ウブメ」を素材にして、書物などのメディアを通じて、どのように展開したのか―具体的には、古典の参照や中国の怪鳥の吸収など―を考えていきます。 ------------------------------------------------------------------------------------------- 「怪異学」はフシギなコトやモノについて歴史や文学・民俗の記録を解読することから、その認識を生み出した社会・文化の特質や日本人の心の軌跡を探る新しい学問です。東アジア恠異(かいい)学会の講師陣が、怪異学の世界へと誘います。 -------------------------------------------------------------------------------------------
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新宿 オンライン
考古学入門
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 浜田 晋介/日本大学特任教授
- 2025/06/29
日
13:00〜14:30
世界史
-
北九州 オンライン
絵画で謎解き つながる世界史
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 今林 常美/世界史教育研究者
- 2025/04/04〜
金
10:30〜12:00
世界史を「絵画」からアプローチする?!――。そんな講座です。 「身元」のはっきりした、史資料としての批判に耐えうる絵画類の中には、追求・探求の仕方次第で様々な歴史の側面を我々に垣間見せてくれるものがある。今日ある名画も、当時の画家たちも“時代の子”として描いています。その時代性を意識しながら読み解いていけば、立派な歴史資料。様々な絵画資料の読み解き、高校で学んだ世界史を振り返り、かつ絵画を通して学ぶ歴史学習の面白さを皆様とともに追求していきたい。 高校時代に、世界史教科書や副教材の図説に載っている絵画などは、どのように見られていたのだろう。多くが、挿絵的に、歴史上の人物のイメージや事件のあらましなどを知るものとして眺められていたのでは。 我々の生活も世界史の積み重なった土壌の上で営まれていることを意識し、絵画に潜む謎を探り、絵画から時代性を導き出して世界史を学ぶことの面白さ・楽しさを味わって、共有していく。どんな画家が登場し、そして絵画から何が飛び出してくるか、ご期待ください。 ☆初めての方は、まずはおためしで各テーマごと(月単位:2回)を体験ください。 月単位受講は入会金不要です。:会員の方 7,436円、一般の方 8,096円 月単位のお申し込みは3月10日から受付ます。 【カリキュラム】 4月 唐・閻立本の『職貢図』《外国人使節来貢図》[7世紀]と東南アジア交易ネットワーク 〜伊藤若冲が描いた「鶏」との関係は? その@A 5月 フェルメール《兵士(士官)と笑う女》[1658年頃]と17世紀のグローバリゼーション 〜フェルメール作品のもう一つの見方とは? その@A 6月 《スエズ運河開通式》[1870年代]と当時の国際情勢のなかでの「交通革命」 〜岩倉使節団の米欧回覧が短期間で実現したのはなぜか?その@A
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新宿 オンライン
学びを広げる!大人のための世界史
- NEW
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 村山 秀太郎/スタディサプリ講師・世界史塾バロンドール主宰
- 2025/04/04〜
金
19:00〜20:30
歴史感覚の基礎は、現状への問題意識です。2期目の大統領に就任したトランプ氏は、ガザの件を「彼らの戦争だ」と言い放ちました。地球上で最も血を吸った土地と評されるのが「ヨルダン川西岸地区」つまりパレスチナ。まずは、世界史の腎臓ともいえる当該地域の歴史を、戦後アメリカ外交史と絡めじっくりと解説いたします。一方、あからさまな国際法違反の「力による現状変更」をプーチン氏は「自衛」のための特別軍事作戦と呼んでいます。一体、ウクライナとはどのような歴史をたどってきたのか?キエフ(キーウ)そしてウクライナ東部はモスクワにとってどのような場所なのか?を、次に解説いたします。そして最後に、複雑怪奇な中国現代史を「台湾」をキーワードに平易にそして縦横無尽にお話しようと思います。(講師・記) 【カリキュラム】 第1講 ガザ戦争至るパレスチナ3000年史 第2講 中東現代史=アメリカ合衆国外交史といえる理由 第3講 ウクライナ東部での戦闘、その対立の深層(1.ウクライナの歴史) 第4講 ウクライナ東部での戦闘、その対立の深層(2.NATOの東方拡大とアメリカ) 第5講 台湾は中国なのか?清朝そしてアメリカ合衆国をめぐる中国史 (1.国民党と共産党) 第6講 台湾は中国なのか?清朝そしてアメリカ合衆国をめぐる中国史(2.中華人民共和国とアメリカ・日本) *こちらは【オンライン受講】の申し込みページです。[【教室受講】をご希望の方はこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7907207&p=d85dab1bc1a3164a2d86ceb0557adab27b08e11dad9e6356c2bf428ce96fb2a7)
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横浜 オンライン
知られざるイタリア史12講
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 北村 暁夫/日本女子大学教授
- 2025/04/05〜
土
10:30〜12:00
イタリアは、その豊かな歴史や美術、音楽、文学、映画、食文化などで常に話題になる国ですが、その一方で、意外と知られていないことも数多くあります。本講座では、知っているようで、実態についてはあまり知られていない、自然環境、祭り、エスニック・マイノリティ、マフィア(組織犯罪)といったテーマを取り上げて論じていきます。春期・夏期では、南北の相違だけではない、多様なイタリアの自然環境と、地域社会に暮らすエスニック・マイノリティ、ユダヤ人(教徒)をとりあげます。(講師・記) ※2025年4月期開講。1年でたどります。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。 <各回のテーマ> 第1回 自然環境と人々の生活@ 山が作るイタリア アルプス・アペニン 第2回 自然環境と人々の生活A 川が作るイタリア ポー川・テーヴェレ川 第3回 自然環境と人々の生活B 自然災害と闘うイタリア 第4回 エスニック・マイノリティ@ 北イタリア、アルト・アーディジェ(南チロル)のドイツ系住民 第5回 エスニック・マイノリティA 南イタリアのアルバニア系住民(アルブレッシュ) 第6回 エスニック・マイノリティB 「ユダヤ人」 今後の予定 ――――― 第7回 祭り@ 古代ローマとカトリシズム 第8回 祭りA 都市と守護聖人 第9回 祭りB 「国民の祝日」と歴史の記憶 第10回 マフィア@ 誕生と拡大 第11回 マフィアA アメリカ合衆国での展開 第12回 マフィアB 現代のマフィア型組織犯罪
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新宿 オンライン
中国歴史人物列伝
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 加藤 徹/明治大学教授
- 2025/04/10〜
木
10:30〜12:00
歴史を理解することは、人間を理解すること。ヒストリー(歴史)とストーリー(物語)は、もとは同じ言葉でした。中国の伝統的な「紀伝体」の歴史書も、個々人の伝記を中心とした文学作品でした。 本講座では、日本にも大きな影響を残した中国史上の人物をとりあげ、運や縁といった個人の一回性の生きざまと、社会学的な法則や理論など普遍的な見地の両面から、人生を紹介します。豊富な図像を使い、予備知識のないかたにもわかりやすく解説します。(講師・記) **4月期 各回テーマ** ・晏嬰 孔子と同時代の名宰相だった小男 ・呂后 三大悪女と称される史上初の皇后 ・周瑜 孫権を補佐し曹操を破った貴公子(※) ・文天祥 歴史を変えた科挙の首席合格者 ・秋瑾 和服と日本刀を愛した女性革命家 ・川島芳子 謀略と謎に満ちた男装の麗人 ※講座3回目に取り上げる人物が変更となりました。 孫権→周瑜 になります。 (2025.4.9付)
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横浜 オンライン
シンボルと儀礼でみるフランス近代史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 長井 伸仁/東京大学教授
- 2025/04/12〜
土
13:00〜14:30
フランス共和政にはさまざまなシンボルがあります。それらは革命をはじめとした政治的事件だけでなく、祭典や葬儀など公的儀礼においても積極的に活用され、重要な役割をはたしてきました。このようなシンボルや儀礼にはカトリシズムとの類似点も少なくありません。フランスの共和政は世俗性を大きな特徴にしていますが、じつはカトリック文化を残していたともいえます。講座ではフランス革命から20世紀初頭までの時代を中心に、図像も交えて具体例をみてゆきます。(講師・記)2025年4月〜全6回予定。 【各回の内容(予定)】 〈4〜6月〉 (1)政治と祭り (2)「自由の女神」 (3)ラ・マルセイエーズ 〈7〜9月〉*受付開始は5月下旬頃〜 (4)三色旗 (5)革命と身体 (6)フランス革命の記念と歴史意識
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名古屋 オンライン
世襲の日本史(オンライン受講)
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 本郷 和人/東京大学史料編纂(へんさん)所教授
- 2025/04/14〜
月
15:30〜17:30
それが良いことが悪いことかの判断は少し措くとして、日本社会は世襲には肝要です。明治維新の元勲たちは例外的に世襲をしなかったのですが、現代の政治家は二世、三世といった議員が多くいます。彼らが政治のいわばセレブ層を形成しているのは間違いがありません。ところがいま、自由民主党への批判が高まる中で、世襲議員に対する批判も出始めています。これをどう考えるか。日本社会で世襲がどのように捉えられていたかを知ることによって、世襲に対する考えを深めていきましょう。(講師・記) 第1回 世襲から日本史を読み解く 歴史を学ぶ醍醐味 / 「地位」かそれとも「家」か / 征夷大将軍職をめぐる事件 / 決め手は「地位」よりも「家」/ 世襲と日本人 / 静的観察と動的観察 第2回 古代日本と科挙、持統上皇の登場 「氏」と「家」の500年 / 大和朝廷は氏族国家 / 世襲で選ばれた役人たち / 「令外官」と換骨奪胎/ / 摂関政治の実相 / 上皇は日本ならではの存在 / 天皇家の直系家族化 / 「氏」から「家」へ / 藤原氏はなぜ台頭したのか 第3回 鎌倉武士と世襲 仏教と世襲 「職の体系」と「荘園・公領制」/ 武士団とイエの誕生 / 主従関係の単位は「家」/ 養子に込められた武家の意図 / 見えてくる世襲の原理 / 日本では仏教会も世襲 / 王法と仏法は車の両輪 / 「遷代の職」と「永代の職」 第4回 北条家と将軍職 後鳥羽上皇の敗北 執権専制から得宗専制 / 名より実を取る戦略 / 「地位」を巡る権力闘争 / 北条家最大の危機 / 主従関係の本質とは / 後鳥羽上皇の誤算 / 「ツリー」と「リゾーム」 / 世襲によって決まった出世コース / 朝廷改革の顛末 第5回 足利尊氏はなぜ北朝を担いだか 徳川家康と江戸開府 立身出世と能力主義 南北朝時代の到来 / 吉田定房の諫め状 / 足利尊氏こそは「バサラ大名」 / それでも天皇は必要だった / 織田信長と天皇 / 職の体系から一職支配へ / 豊臣秀吉が天皇に期待したもの / 徳川家を頂点とする秩序の形成/明治の元勲たちは「子孫に美田を残さなかった」 / 明治政府はなぜ世襲をやめたか /世襲の根本を支えた理屈とは / なぜ日本は世襲が強力なのか ※予定は変更となることがあります。
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横浜 オンライン
ドイツ近現代史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 鍋谷 郁太郎/東海大学名誉教授
- 2025/04/14〜
月
13:00〜14:30
ドイツ近現代の歴史を、ナポレオンによる神聖ローマ帝国の解体からナチス体制の崩壊までの約150年間を軸にして語って行きます。ドイツはイギリスやフランスと違い、国家統一が遅れた「特殊な道」を辿った国です。ビスマルクによって1871年に統一を果たしたドイツ帝国は、その後第一次世界大戦と第二次世界大戦を引き起こし、ヨーロッパのみならず世界に甚大な被害をもたらして行きました。この講義は、そのような「特殊な道」を辿った国家ドイツを、ヨーロッパの文脈の中で他国にも十分配慮しながら、政治、経済、文化、宗教と言った多元的な次元から分析をしていくことを目指しています。(講師・記)※2025年4月開講。1年24回で学びます。 各回のテーマ ――――― □第1回:「近代」と「現代」をどう捉えるのか □第2回:神聖ローマ帝国(962∼1806)とは如何なる国家だったのか □第3回:ドイツの近代化とナポレオン支配 □第4回:ポストナポレオン時代とヴィーン体制 □第5回:1848年革命はドイツを如何に変えていくのか □第6回:1848年革命はドイツを如何に変えていくのか *テーマは予定です。状況により変動する可能性があります。 今後の予定―――――――――― □第7回:「資本の時代1848−1873」におけるドイツ □第8回:「資本の時代」におけるドイツ □第9回:「資本の時代」におけるドイツ □第10回:「帝国の時代1875−1914」におけるドイツ □第11回:「帝国の時代」におけるドイツ □第12回:「帝国の時代」におけるドイツ □第13回:第一次世界大戦は何故起こったのか □第14回:第一次世界大戦は何故史上初の「総力戦」になったのか □第15回:第一次世界大戦下のドイツ社会 □第16回:第一次世界大戦下のドイツ社会 □第17回:第一次世界大戦の終焉とヴェルサイユ条約 □第18回:ヴァイマル共和国の構造と問題点 □第19回:「混乱期1919−23」の中のドイツ □第20回:「混乱期1919−23」の中のドイツと「相対的安定期1924−29」の始まり □第21回:「相対的安定期」の中のドイツ □第22回:ヴァイマル共和国の解体とナチス政権の成立 □第23回:ナチス体制(1933−39) □第24回:ナチス体制(1939−45)
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新宿 オンライン
ヨーロッパをつくった人々
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 藤崎 衛/東京大学教授
- 2025/04/15〜
火
10:30〜12:00
古代から中世にかけての歴史上の人物をとりあげ、その生涯や事績を探索しつつ、彼ら彼女らが当時のヨーロッパ社会にもたらしたインパクトや、後世に与えた影響を考察していきます。とかく人物伝はその人物の卓越性を強調し、教訓的なものになりがちですが、彼らもひとりの人間である以上、自らが直面する現実に苦悩し、それを乗り越えようと懸命に生きてきた側面があるはずです。このような面は、ありきたりにみえる伝承や説話のなかにさりげなくまぎれこんでいるものです。本講座では史資料を幅広く渉猟し、遠く時空を隔てた彼ら彼女らの生きざまに接近していきます。。(講師・記) ※図版は「カラヴァッジョ《聖ペトロの磔刑》(1600年頃)」 【2025年4月期】 @4月15日 ペトロとパウロ A5月20日 初期の教皇と対立教皇 B6月17日 教皇レオ1世とアッティラ大王 【2025年7月期以降の予定】※以下内容は変更になる場合がございます。 C教父アウグスティヌスとガイセリック Dテオドリック大王とクローヴィス E女教皇ヨハンナとマロツィア F初期の聖人たち(聖ドニ、聖パトリック、聖アマンドゥス、聖ボニファティウス他) Gカール大帝とその末裔 Hノルマン人の英雄たち I中欧の変容(イシュトヴァン1世など) J皇帝オットー3世と教皇シルウェステル2世 K教皇グレゴリウス7世と枢機卿ペトルス・ダミアニ→別案として「グレゴリウス7世とハインリヒ4世」 【2026年4月期以降の予定】 L王妃アリエノール・ダキテーヌと子どもたち M教皇アレクサンデル3世と皇帝フリードリヒ1世バルバロッサ N教皇インノケンティウス3世と皇帝フリードリヒ2世 O職人たちの世界――大聖堂と機械時計(オヌクール、ドンディ父子など) Pアッシジのフランチェスコとワルド Q聖王ルイと最後の十字軍 R教皇ケレスティヌス5世とボニファティウス8世 S「光」を求めた聖職者たち(ロバート・グロステスト、オッカムのウィリアムなど) ㉑フィリップ4世美王とアヴィニョン教皇 ㉒異端者フスとその遺産 ㉓ルネサンス教皇列伝——芸術の保護者にして老練な政治家たち ㉔中世から近世へ——カトリック両王イサベルとフェルナンド
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横浜 オンライン
21世紀の世界史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 木畑 洋一/東京大学名誉教授
- 2025/04/22〜
火
10:30〜12:00
21世紀も四半世紀が経過した。この間、「同時多発テロ」事件からガザ戦争まで、世界の人々は深刻な問題に直面しつづけてきた。その少し前、冷戦が終結した頃に広がった地球の将来についての楽観論は、雲散霧消してしまった。この講義では、20世紀の世界を回顧した後、1990年代以降の世界史をたどり、私たちが直面している諸問題を人類史のなかに位置づけつつ、現在の状況がどのようにして生じてきたかを受講生の皆さんと一緒に考えたい。(講師・記) *2025年4月開講 <今期の各回テーマ(予定)> 1 20世紀の世界史@:帝国主義の時代から第二次世界大戦まで 2 20世紀の世界史A:戦後世界における脱植民地化と冷戦の交錯 3 1990年代の世界:共生への期待とグローバリゼーションの浮上 4 21世紀第一四半期における世界の歩み:9.11から「ガザ戦争」まで 5 地球環境問題:人新世の現段階 6 グローバリゼーションの曲折:グローバル・ヒストリーという視点 ----1年の予定---- 1 20世紀の世界史@:帝国主義の時代から第二次世界大戦まで 2 20世紀の世界史A:戦後世界における脱植民地化と冷戦の交錯 3 1990年代の世界:共生への期待とグローバリゼーションの浮上 4 21世紀第一四半期における世界の歩み:9.11から「ガザ戦争」まで 5 地球環境問題:人新世の現段階 6 グローバリゼーションの曲折:グローバル・ヒストリーという視点 7 グローバル・サウスの台頭:脱植民地化の帰結 8 戦争と平和の様相:「新しい戦争」か? 9 増大する移民・難民:世界史のなかの定着と移動 10 浮遊する政治:民主主義の伸長と後退 11 流動する国際秩序:国民国家・地域統合の軌跡 12 21世紀世界の展望 --------------- ※上記は予定です。進み具合により多少の変更が生じる場合があります。
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立川 オンライン
古代ローマの歴史
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 倉橋 良伸/電気通信大学講師
- 2025/04/23〜
水
13:00〜14:30
ディオクレティアヌス帝による帝国の再建は、四分割統治というシステムの構築によりなされました。このシステムは、4つの中心を配置することで、外敵の侵入や反乱の発生に対して迅速に対応できるようにしただけでなく、東西にそれぞれ正帝と副帝を立てることで、帝位の継承を円滑に行う狙いがありました。 ところが世代交代が進むと、皇帝たちの帝国に対する忠誠心より野心が勝るようになり、他国の侵略を図り互いに抗争し始めます。繰り返される内乱は、人間が作り出したものには自ずと限界があることを意味するのでしょうか。 トーナメント戦の様相を呈した後に勝利者となったのはコンスタンティヌスでした。キリスト教を公認したこととコンスタンティノポリスを建設したことでも有名です。しかし、キリスト教のみを公認したわけではなく、ローマに代わる新都の建設を意図したわけでもありません。どうやら、広く知られている史実には誇張や脚色があるようです。じっくり鑑賞することにしましょう。(講師・記) 第1回 四分割統治の崩壊 サバイバル・ゲーム 第2回 コンスタンティヌスの勝利 帝国の再統一 第3回 コンスタンティノポリスの誕生 新ローマ? ★教室では毎回講座終了後に20分程度の参考動画を視聴します。 【画像】4帝像(サンマルコ広場・ヴェネツィア)
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横浜 オンライン
ゼロから学ぶ世界の歴史 20講
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 堀井 弘一郎/元日本大学講師
- 2025/04/24〜
木
13:30〜15:00
画家ゴーギャンには「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」という絵があります。この講座では、1年間20講で人類の誕生から現代までをざっくりと概観しながら、この問いに向き合っていきたいと思います。「世界の歴史」を学ぶ機会のなかった方、あったけれどももう忘れてしまったなぁと思う方、もう一度学び直してみたいと考えている方など、大歓迎です。さぁ、ご一緒に「世界の歴史」の扉を開けて、我々人類、人間が歩んできた道のりを気球の上から眺めるような気分で旅してまいりましょう。(講師-記) *2025年4月開講。1年でたどります。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。 <各回テーマ> ■第1回 人類の誕生から「歴史時代」へ −画家ゴーギャンの「我々はどこから来たのか」の問いを考える ■第2回 古代オリエントと地中海世界の発展 −メソポタミア・エジプト両文明と、ギリシャ・ローマ世界を概観する ■第3回 アジア・アメリカ古代文明の黎明 −インダス川や黄河・長江流域、マヤ・アステカ・インカの文明誕生の足跡をたどる ■第4回 内陸アジア世界・東アジア世界の形成 −草原の遊牧民や北方民族の動き、秦・漢から隋・唐までの激動の時代を追う ■第5回 イスラーム世界の形成と拡大 −イスラームとは何なのか、世界をどう変えたのか、その奔流の跡をたどる <今後のテーマ> ■第6回:ヨーロッパ世界の形成と封建社会の成立 ■第7回:東アジア世界の変動とモンゴル帝国 ■第8回:トルコ・イラン・インド・中国の大帝国群の盛衰 ■第9回:ルネサンス・宗教改革から主権国家群の形成へ ■第10回:市民革命・産業革命の進展と近代市民社会の形成 ■第11回:アメリカ独立革命と南北アメリカの発展 ■第12回:ウィーン体制の成立と近代国民国家の発展 ■第13回:帝国主義の拡大とアジア・アフリカの民族運動 ■第14回:第1次世界大戦とヴェルサイユ体制の形成 ■第15回:社会主義世界の誕生と変容 ■第16回:世界恐慌とファシズムの拡大 ■第17回:第2次世界大戦の勃発とアジア太平洋戦争の展開 ■第18回:戦後世界秩序の形成と東西冷戦の進行 ■第19回:「第三世界」の台頭と混迷 ■第20回:「冷戦終結」後の混沌とグローバリゼーション
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名古屋 オンライン
英雄たちの三国志〜歴史書から躍り出る英雄豪傑達の群像(オンライン受講)
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 竹澤 英輝/中部大学非常勤講師
- 2025/04/25〜
金
15:30〜17:00
-
横浜 オンライン
1年で学ぶ中国古代史
- NEW
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 森 和/杏林大学准教授
- 2025/04/25〜
金
10:30〜12:00
この講座では中国〇千年という長〜い歴史の前半、文明が誕生してから皇帝を頂点とする専制国家の基本型がひとまず完成するまでの約2000年間を全12回でざっと概観し、各時代の要点を学びます。中国では大昔から歴史書が編纂され、主にそれらの文献史料によって歴史が組み立てられてきました。しかし最近では考古発掘などで新しい資料が次々と見つかり、これまでの知見をアップデートする必要もでてきています。そこで従来の文献史料に発見された新資料を加え、中国古代史の今現在を皆さんにお話ししてみようと思います。(講師・記) ※2025年4月開講。1年(全12回)で学びます。 <カリキュラム(予定)> 【第1期】今期:2025年4月〜6月 第1回 夏:文明の多元性と初期王朝 第2回 殷:最古の漢字が刻むこと 第3回 西周:王権の淵源 【第2期】2025年7月〜9月 第4回 春秋時代:拡がる中華 第5回 戦国時代:政治改革と諸子百家 第6回 古蜀文化:伝承とモノ 【第3期】2025年10月〜12月 第7回 秦(1):統一政策と法律 第8回 秦(2):短命王朝の原因 第9回 前漢(1):不安定な帝国 【第4期】2026年1月〜3月 第10回 前漢(2):帝国の内と外 第11回 後漢(1):国家と儒教 第12回 後漢(2):「漢」の重み
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新宿 オンライン
学び直すアジア近現代史:東南アジア
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 根本 敬/上智大学名誉教授
- 2025/04/26〜
土
15:30〜17:00
この講座では、19世紀後半の帝国主義時代から21世紀の現代までを扱い、東南アジアが歩んできたここ150年ほどの歴史を、日本との関係も含めて理解することを目的としています。近現代の歴史を学ぶにあたって必須となる帝国主義と植民地統治、そしてナショナリズムの特徴についても個別にとりあげます。 日本では東南アジア諸国の歴史や文化はあまり知られていませんが、両地域は現代においてますます関係が深まっています。日本の軍事侵攻と占領という負の過去も含め、同時代のパートナーとなる地域の歴史的背景を学び、理解を深める機会にしたいと思います。 **帝国主義時代の東南アジア(合理的国家への「上からの」つくりなおし)** 1. 英国によるビルマ統治と反英ナショナリズムの台頭 2. オランダ領東インドの成立過程とインドネシア ナショナリズムの誕生 3. タイ(シャム)はなぜ独立を維持できたのか <全体のテーマ> **第1期 東南アジアの近現代史を学ぶにあたって(ウォーミングアップ)** (1〜3月) 東南アジア―地域と歴史に関する基礎的知識 帝国主義と植民地支配の特徴 ナショナリズムとは何か **第2期 帝国主義時代の東南アジア(合理的国家への「上からの」つくりなおし)** 英国によるビルマ統治と反英ナショナリズムの台頭 オランダ領東インドの成立過程とインドネシア ナショナリズムの誕生 タイ(シャム)はなぜ独立を維持できたのか **第3期 第二次世界大戦期の東南アジア(抵抗と協力のはざま)** 日本軍はなぜ東南アジアへ侵攻したのか 日本軍占領下の東南アジア(支配の形態、人々の生活、ナショナリストの反応) 日本占領期をめぐる戦後記憶の比較(旧宗主国、日本、東南アジア) **第4期 国民国家時代の東南アジア(歩みと課題)** 冷戦期の国民統合政策−スカルノ時代(1945-65)のインドネシア 開発主義の功罪−スハルト時代(1966-1998)のインドネシア 民主化への茨の道−ビルマ(ミャンマー)における政治と軍の関係
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中之島 オンライン
トルコ・モンゴル遊牧民と中国王朝(オンライン受講)
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 村岡 倫/龍谷大学文学部教授
- 2025/05/16〜
金
13:00〜14:30
現在、ユーラシアには「トルコ系・モンゴル系」と呼ばれる諸民族が広範囲にわたって分布しています。モンゴル系遊牧民はもちろんですが、トルコ系遊牧民の多くも、モンゴル高原で6世紀に起こった突厥(「トルコ」の原音「テュルク」の漢字音写)が、その後、西方に拡大したことによって民族形成がなされた人々と言われています。 モンゴル高原の遊牧民と中国王朝は常に敵対していたわけではなく、深い親交を結んでいた時代もあり、あるいは中国内部に自らの王朝を建てることもありました。本講座では、トルコ・モンゴル遊牧民と中国王朝の関係を、現地に残る遺跡や墳墓、あるいは文字が記されている碑石の内容などで解き明かしていきたいと思っています。それはまた新たな世界史像を問いただすことにもなるでしょう。 <カリキュラム> (1)5月16日 モンゴル系鮮卑族拓跋国家の変遷―北朝から隋・唐へ― (2)6月20日 トルコ系遊牧民突厥・ウイグルと唐王朝
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新宿 オンライン
教皇と都市ローマ 聖年を切り口に
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 原田 亜希子/慶応義塾大学助教
- 2025/05/29
木
13:00〜14:30
初代教皇である聖ペトロが「イエスから直接その権威を伝えられた初代ローマ司教」であったことから、教皇と都市ローマの歴史は常に密接に絡み合ってきました。中でも本講座では、近世に注目します。古代の繁栄も中世に入ると衰退の一途をたどり、特に教皇庁が南仏に移転した14世紀にローマは大きく荒廃しました。都市の復興を通じて、キリスト教世界における普遍的権威としてのみならず、ローマを統治する一君主としての権限の確立をも目指した15、16世紀の個性豊かな教皇たちによる都市再生のための壮大なプロジェクトを、聖年という切り口のもとに紐解いていきます。(講師・記) リーフレット画像:ジョルジョ・ヴァザーリ≪1525年の聖年にてポルタ・サンタを開けるクレメンス7世≫フィレンツェ、ヴェッキオ宮殿
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京都 オンライン
オスマン帝国全史〜「崇高なる国家」の物語(オンライン講座)
- NEW
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 宮下 遼/大阪大学大学院准教授
- 2025/05/30〜
金
10:30〜12:00
バルカン、ウクライナ、パレスチナ、シリア、イラク、リビア――イスラーム教と正教、ユダヤ教、カトリック教を奉ずる異教徒同士が混住するこれらの地域は、いまなお数知れない戦禍に見舞われています。オスマン帝国は、現代人から見ればとても一つの政体が統一できるとは思われないこの広大な世界を、500年にわたり、全体として見れば平和に統治してみせました。本講座ではそんなオスマン帝国の歴史を、13世紀の建国から20世紀の滅亡まで通観いたします。(全6回) 第1期(2回) @5/30 「オスマン侯国の建国と拡大(13-14世紀)」 A6/27 「大征服と「御門の奴隷たち」(15世紀)」 第2期(4回、2025年7月期に開講します) B7/10(木) 「宮廷の拡大と官人帝国への変容(16-17世紀)」※曜日にご注意ください C7/25 「近世オスマン世界の生活と文化(15-18世紀)」 D8/8 「欧化改革の成否(19-20世紀)」 E9/26 「帝国の滅亡、地域世界の解体(20-21世紀)」 ※参考書籍 『オスマン帝国全史 「崇高なる国家」の物語 1299-1922』 (講談社現代新書)
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新宿 オンライン
トトメス2世王墓の新発見と王家の谷の謎
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 河合 望/筑波大学教授
- 2025/05/31
土
10:30〜14:30
-
千葉 オンライン
葬祭文学から読み解く古代エジプト人の来世思想
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 肥後 時尚/筑波大学大学院世界遺産学位プログラム助教
- 2025/06/14〜
土
10:30〜12:00
-
千葉 オンライン
人物で知る中国〜呂不韋
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 加藤 徹/明治大学教授
- 2025/06/17
火
15:30〜17:00
天下を統一して古代中国の戦国時代を終わらせたのは秦の始皇帝ですが、その始皇帝という男を作ったのは呂不韋でした。大商人だった呂不韋は「奇貨居くべし」の経営哲学で、秦王国の末端の不遇な王子(始皇帝の父親)に投資。この投資は大当たりでした。呂不韋は外国出身の商人でありながら秦王国の宰相となり、まだ少年だった始皇帝(当時はまだ秦王)をささえ富国強兵を進めました。呂不韋は、始皇帝の実父だったという説もあります。しかし始皇帝(当時はまだ秦王)は成長すると呂不韋をうとんじて罷免。失脚した呂不韋は追いつめられて自殺します。人間関係こそ最高の投資対象と考える中国人の人生哲学を体現した呂不韋の成功と破滅を、豊富な図版を使い、予備知識のないかたにもわかりやすく解説します。(講師・記)
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くずは オンライン
食と権力【オンライン受講】
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 藤原辰史/京都大学人文科学研究所教授
- 2025/06/20
金
13:30〜15:00
歴史の背景にはいつも飢えへの恐怖がある。ナチスは少なくともドイツ国民を第一次大戦のような飢えから解放するために、他の東欧のスラブ人やユダヤ人を飢えさせる暴挙に出た。これは後年、飢餓計画と呼ばれた。この計画の責任者のひとりであるハンス=ヨアヒム・リーケなど戦後も生き延びたナチスを雇い、戦中から戦後にかけて世界指折りの穀物商社を築いた男、アルフレート・C・テプファーがこの講座の主人公である。テプファーは、戦前からハンブルクを中心にアメリカやカナダから穀物を購入し売る穀物商だったが、ナチ時代には東欧に支社を建て、利益を得た。他方で、戦前から文化事業にも積極的に関わった慈善家でもある。食と権力、そしてナチズム、そして現在のフードシステムの問題をこの穀物商の人生を軸に考えたい。(講師・記)
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中之島 オンライン
契丹(オンライン受講)
- NEW
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 古松 崇志/京都大学人文科学研究所教授
- 2025/06/21
土
13:00〜14:30
契丹(遼)は、10〜12世紀に中国東北部で繁栄した遊牧王朝です。10世紀初頭に耶律阿保機が登場して契丹の新王朝を建国し、騎馬軍事力を武器に勢力を拡大しますが、その過程で中国本土北部を支配下に入れるなど多くの定住民を取り込み、中華王朝の制度・文化を積極的に導入することで、遊牧王朝でありながら強固な支配体制を築くことに成功します。こうした契丹の国制はのちのモンゴル帝国に影響を与えるなど、その歴史は世界史上に重要な意義を持ちますが、かつては文献史料の不足などに阻まれて謎に包まれてきました。本講座では、考古学の新研究や現地調査による知見などをふまえ、近年進展著しい契丹史研究の最前線を分かりやすく紹介したいと思います。
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※日時等は変更となる場合がございます。最新の情報は講座詳細ページにてご確認ください。