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特集 蔦屋重三郎

曲亭馬琴に十返舎一九、喜多川歌麿、葛飾北斎、東洲斎写楽…
江戸文化のオールスターズともいえる面々と深く関わった蔦屋重三郎とはいったいどんな人物なのか?
2025年の大河ドラマにもなった敏腕版元とその周辺を掘り下げます。
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    歌麿「婦人相学十躰 浮気の相」(東京国立博物館) small ).jpg

    蔦屋重三郎と浮世絵

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    • 美術史・鑑賞
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    • 佐藤 康宏/東京大学名誉教授
    • 2025/07/19〜
      15:30〜17:00

     蔦屋重三郎(1750―1797)の出版活動は多岐にわたりますが、浮世絵との関わりという点に限ってもきわめて重要な版元でした。ここでは蔦重を中心にした18世紀末の浮世絵史を語ってみます。初回は北尾重政、勝川春章、磯田湖龍齋から北尾政演(山東京傳)、葛飾北齋に至る浮世絵師たちを起用した絵本や錦絵に触れます。第2回と第3回は喜多川歌麿と東洲齋冩樂。彼らはもし蔦重がいなかったら、浮世絵の歴史の中でも特に重視されるような絵師にはならなかったでしょう。蔦重を版元とする仕事に絞って、ふたりの絵本、美人画、役者絵の特色を説明します。(講師・記) 【カリキュラム】※状況により変更することもございます。 1 (7/19) 版元蔦屋重三郎 2 (8/9) 蔦重と歌麿 3 (9/13) 蔦重と冩樂 画像 喜多川歌麿「婦人相学十躰 浮気の相」(東京国立博物館) 出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)

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    松平定信ーその時代と実像

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    • 歴史
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    • 見逃し配信あり
    • 福留 真紀/清泉女子大学教授
    • 2025/08/18〜
      10:30〜12:00

     今年の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の主人公、蔦屋重三郎の生きた時代に、幕府政治をリードした一人である、松平定信を取り上げます。みなさんは、定信に、どのようなイメージをお持ちでしょうか。本講座では、御三卿の田安家の御曹司が、いかにして老中となり、11代将軍家斉を支え、寛政の改革を行ったのか。史料を読み解きながら、定信が生きた時代と彼をめぐる人々、そして、その実像に迫ります。(講師:記) 【今期の予定】 第1回 定信はいかにして老中になったのか 第2回 寛政の改革@ ー定信と目付 第3回 寛政の改革A ー定信と長谷川平蔵 画像:絹本着色松平定信像(鎮国守国神社)

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    江戸吉原の文化

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    • 田中 圭子/東京芸術大学大学美術館助教
    • 2025/08/30
      13:30〜15:00

     四季折々に華やかな祝祭空間へと姿を変え、訪れる人々に極上の非日常体験を提供していた江戸の吉原。「紋日」(もんび)と呼ばれる独自の祝祭日は年間100日におよぶこともあり、満開の桜並木が現れる「仲之町の桜」、夏の夜を幻想的に彩る「玉菊燈籠」、芸者衆が芸と奇麗を競う「俄」(にわか)など、季節ごとに趣向を凝らした催しが繰り広げられていました。この講座では、浮世絵や当時の記録を手がかりに、吉原ならではの年中行事や独自のしきたりについて、詳しく解説していきます。(講師:記) 画像:十返舎一九<十返舎一九(1世 1765生)>//著,紫屋歌麿<喜多川歌麿>//筆『青楼絵抄年中行事』上之巻,上総屋忠助,享和4(1804)刊. [国立国会図書館デジタルコレクション](https://dl.ndl.go.jp/pid/1287535)

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    東洲斎写楽

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    • 田辺 昌子/国際浮世絵学会常任理事
    • 2025/09/20
      13:30〜15:00

     吉原の本屋から出版界のメインストリート日本橋に店舗を構え本格的に錦絵出版に乗り出した版元蔦屋重三郎は、寛政4,5年(1792、93)頃、喜多川歌麿の美人大首絵をヒットさせました。そして次に挑んだのが、寛政6年の東洲斎写楽による役者絵の出版でした。現代において写楽はなぜ「謎の浮世絵師」と称されるのでしょうか。寛政期(1789-1801)の役者絵出版の様相を背景に、写楽の生没年や経歴、異例に恵まれた役者絵デビュー、そして1年もしないうちに筆を折ったらしいこと…この絵師をめぐる謎をたどりつつ、その実像に迫ってみたいと思います。(講師:記) 東洲斎写楽筆《三代目大谷鬼次の江戸兵衛》大判錦絵 寛政6年 東京国立博物館蔵 出典:[国立博物館所蔵品統合検索システム](https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10569-471)

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    喜多川歌麿「ねがひの糸ぐち」メトロポリタン美術館蔵 DP141314 (1).jpg

    春画の歴史と魅力

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    • 山本 ゆかり/多摩美術大学講師
    • 2025/09/24
      15:30〜17:00

     春画は秘戯を描く絵画で、その歴史は古代中国にまで遡ります。日本にも移入されて、脈々と描きつづけられてきました。古い記録としては10世紀の平安期には春画があったことが確認されます。はじめは肉筆画で描かれてきましたが、17世紀後半に浮世絵が成立すると、版画で制作されることで質量ともに飛躍的な発展を遂げました。  講座では春画の歴史と展開、特に浮世絵の春画に見る多彩で豊かな表現を中心にご紹介します。笑い絵とも呼称された春画の闊達でおおらかな世界や、表現の美しさにも着目しながら、その魅力を楽しんでいただきます。 (講師:記)

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    くずし字で読む                  《江戸のベストセラー》

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    • 菅野 俊輔/歴史家
    • 2025/07/01〜
      15:30〜17:30

     7〜9月期のテキストは、これまでの『朧月猫草紙』(山東京山・文、歌川国芳・画)と『絵本時世粧(えほんいまようすがた)』の2点となります。『絵本時世粧』の文章は、滑稽本『浮世風呂』で有名になった式亭三馬で、絵師は歌川派の初代豊国です。黄表紙を書いた三馬も、役者絵を得意とした豊国も、蔦屋重三郎とは、接点がなかったようです。今回のテキストは、19世紀はじめの享和2(1802)年の発売で、出版社は「甘泉堂」で、主人の名前は、和泉屋市兵衛です。絵師の豊国は、芝の生まれ、育ちなので、和泉屋市兵衛とは懇意であり、錦絵(役者絵など)も出しています。さて、猫の「こま」さんがどうなるのか、心配です。100枚が近くなりました。(講師・記) 講読テキスト ・『絵本時世粧(えほんいまようすがた)』式亭三馬(文)、歌川派の初代豊国(絵) ・『朧月夜猫の草紙』 歌川国芳・(絵)と山東京山(文)、

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    くずし字で読む《江戸のベストセラー》

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    • 菅野 俊輔/歴史家
    • 2025/04/15〜
      15:30〜17:30

     1月〜3月で読んできた、十返舎一九・文と喜多川哥麿・絵の、蔦屋重三郎追悼のコラボ作品『青楼年中行事』と、江戸のねこ好きの代表者を自負する、山東京山・文と歌川国芳・絵の、ねこドラマ『朧月夜猫の草紙』を引き続き読みましょう。ともに江戸の出版物として読者に好まれたベストセラーです。講師が贔屓するねこ、こまさんととらさんのラブラブストーリーとしてはじまりましたが、とらさんが不慮の出来事で死んでしまうと、作者の迷走が続き、どのような落ち着きとなるのか、先の見えないようなストーリー展開となってしまっているのが気になりますが、江戸の話はハッピーエンドがお約束ですから、大いに期待しながら読み続けたいと思います。(講師・記) 講読テキスト ・『青楼絵本年中行事』 喜多川哥麿(絵)と十返舎一九(文) ・『朧月夜猫の草紙』 歌川国芳・(絵)と山東京山(文)、

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    蔦重と素敵な仲間たち

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    • 菅野 俊輔/江戸文化研究家
    • 2025/04/03〜
      15:30〜17:00

     「吉原」に生まれた蔦屋重三郎(蔦重)は、本屋開店の安永年間、続く天明年間の20代〜30代を、若さを武器に、多くの作者・絵師との交遊を深めて「天明文化」の旗手となります。34歳の天明3(1783)年に、拠点を「吉原」から日本橋「通油町(とおりあぶらちょう)」に移し、地本問屋となって広く江戸の町を対象とする「狂歌絵本・黄表紙」を刊行しますが、時代が田沼意次から松平定信に代わると幕政改革がはじまり、出版も取り締まり対象となります。自由な空気が失われ、出版の中心を占めていた武士層がリタイアしてしまいます。蔦重は、新機軸を考え、絵師の哥麿・写楽の浮世絵をメインとします。しかし、蔦重の命は尽きようとしていました・・。《講師・記》 2025年4月期:蔦重の40代をご紹介します。 ★毎回紹介する人物は異なりますが、どの回からご参加いただいても楽しめる内容となっております。

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    「蔦重」が生きた時代

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    • 戸森 麻衣子/東京農業大学非常勤講師
    • 2025/04/24〜
      15:30〜17:00

     大河ドラマ「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎らが活躍した天明・寛政期、江戸の豊かな町人が文化の華やぎを謳歌していた陰で、江戸の庶民世界や地方ではどのようなことが起こっていたのでしょうか。江戸時代260年の推移を段階ごとにとらえてみると、この時期は、社会が大きな曲がり角を迎え、各種の課題に直面する時期と位置づけられます。経済的強者の台頭と貧富の格差の拡大、天災による苦しみ、既存の政治に異議を唱える百姓たち、ドラマにはなかなか現れてこない、社会の実態に迫ります。(講師・記) 【カリキュラム】 第1回 18世紀後期、江戸の豪商と幕府  江戸の経済状況を概観し、勘定所御用達の登用・町会所制度創設の意味などについて考えます。 第2回 天明浅間山噴火と関東地方における影響  火山灰によっておこった経済的な影響や、荒廃農村が発生していくまでの過程をたどります。 第3回 武士にNOを突き付ける人々:騒動・打ちこわしと改革政策  江戸の打ちこわし・飛騨幕領で発生した大原騒動などの事例から、この時期に民衆の不満が爆発した背景と為政者の対応を探ります。 【広報画像】 @歌川広重《江戸高名会亭尽 芝明神社内》(国立国会図書館デジタルコレクション) A歌川広重《東海道五拾三次 鳴海・名物有松絞》(国立国会図書館デジタルコレクションより) B浅間山焼(国立公文書館デジタルアーカイブより)

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※日時等は変更となる場合がございます。最新の情報は講座詳細ページにてご確認ください。