たくさんのご利用、ありがとうございました。
キャンペーン期間
2025/2/21(金)9:30 〜 2025/3/31(月)17:00キャンペーン内容
WEBでのお申し込み時に、対象講座(複数講座で可)にご利用いただける割引クーポンをご用意いたしました。【クーポン番号】
・対象講座のみのお申し込み金額が、5,000円以上でご利用いただける500円クーポン
25spring500
・対象講座のみのお申し込み金額が、12,000円以上でご利用いただける1,200円クーポン
25spring1200
☆他教室のクーポン対象講座、その他のキャンペーンなど詳細はこちら。
☆クーポンについてのよくあるご質問はこちら。
>>全国のオンライン講座Aはこちら。
講座一覧
時事・社会
-
新宿 オンライン
急転するシリア情勢の未来
- NEW
- 時事・社会
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 若林 啓史/京都大学博士
- 2025/04/08
火
13:00〜14:30
2024年11月末、シリア北西部のイドリブ県で政府軍に包囲されていた反体制武装組織「シャーム解放機構」は、突如攻勢を開始、地方都市を破竹の勢いで支配下に置きました。12月8日、「シャーム解放機構」を中心とする反体制勢力は、首都ダマスカスに到達し、バッシャール・アルアサド大統領はロシアに出国しました。シリアの新政権造りは、着々と進んでいるように見えますが、宗派・民族が複雑なシリアの社会を統合できるか、予断を許しません。シリアの体制変換に至った背景と、今後の見通しについて分析します。(講師・記) 写真 「イスラエル軍が2024年12月に頂上を占領したヘルモン山」 (2011年2月19日・講師撮影)
詳しく見る -
新宿 オンライン
時事イ放談
- 時事・社会
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 御厨 貴/東京大学名誉教授
- 島田 裕巳/宗教学者
- 2025/04/12
土
16:00〜17:30
今、世界や日本を取り巻く様々な話題、事象を取り上げて、2人の識者が語り合います。当日、話してほしいトピックについて、参加者の皆様から事前にメールでリクエストを募ります。全てのご提案に対応することは難しいですが、多くの方からご希望のあったトピックは、特に優先して取り上げる予定です。 ◎御厨 貴先生からのメッセージ 「政治家とは不可思議な存在です。全盛期を過ぎた政治家には、妙な人間としての味わいがあります。それを画面一杯に映し出す面白い番組「時事放談」を毎週日曜日朝、担当してました。TBSで2007年4月〜2018年9月までの11年6ケ月でした。その経験を活かして、旧知の島田裕巳さんと、楽しいひとときを過ごすことになりました。どうぞ奮ってご参加くださいませ。『ジジイ放談』!」 ◎島田裕巳先生からのメッセージ 「都議選、参議院選挙と大型選挙が控えています。先の総選挙で生まれた与党と野党が拮抗する状況のなかでの選挙ですから、その重要性はいつにも増して大きなものがあります。果たしてその行方はいかに。とくに創価学会が組織した公明党にとって都議選は、もっとも重要な選挙と位置付けられてきました。面子がかかった戦いとも言えます。党勢の衰えが指摘している公明党が、ここで挽回策を示せるのか。それがまた参院選にも大きな影響を与えそうです。そのあたり、今後の選挙を見据えて、今の政治について語れればと思います。」
詳しく見る -
横浜 オンライン
現代民主主義の危機
- NEW
- 時事・社会
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 山口 二郎/法政大学教授
- 2025/04/12〜
土
13:00〜14:30
アメリカの2期目のトランプ政権は、今までの民主主義や人権の積み重ねを覆すような政策を次々と打ち出し、世界を困惑させている。アメリカのみならず、フランス、ドイツなど民主主義のお手本とされた国々で、民主政治は深刻な危機に直面している。こうした現象は、2010年代から各国に広がった。日本も例外ではない。この講座では、この15年ほどの民主政治の衰弱について、経済、メディア、グローバル化などとの関連で考察し、民主主義の生き残り策を考えたい。(講師・記) *2025年4月開講。全6講。 <各回のテーマ> 1 世界における戦後民主主義 ・二度にわたる世界大戦の経験からの学習 ・経済発展と自由民主主義の安定 ・冷戦という相対的安定期 ・自由民主主義の勝利と限界 ・民主主義の諸前提 2 グローバル化と民主政治の変容 ・民主主義と国民国家の結びつき ・人の移動と国民の崩壊 ・人は他者に対してどこまで寛容になれるか ・経済的グローバル化と苛烈な資本主義の復活 ・格差拡大とポストデモクラシー 3 情報革命と民主政治の変容 ・公共空間とメディア ・インターネットをめぐる期待と危惧 ・民主政治に対するSNSの影響 ・伝統的メディアの衰弱と言論の変容 4 民主化と反動 ・民主化と民主主義 ・20世紀における民主主義の拡大 ・市民の拡大とアイデンティティ政治の隆盛 ・旧市民と新市民の対立 ・政治的正しさに対する反動 5 リスクと政治 ・政治の課題としてのリスク ・20世紀の福祉国家と典型的リスク ・グローバル化時代におけるリスクの変容 ・セキュリティ志向と権力の拡大 6 曖昧さと政治 ・民主政治における市民の選択 ・エリートに対する委任の崩壊 ・消費者モデルと民主主義 ・単純化と政治の困難
詳しく見る -
福岡 オンライン
社会学のキータームで日本社会を分析する
- NEW
- 時事・社会
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 友枝 敏雄/九州大学名誉教授 大阪大学名誉教授
- 2025/04/22〜
火
13:00〜15:00
18世紀から19世紀にかけて、フランス・イギリス・ドイツで誕生した社会学は、20世紀に入るとアメリカで隆盛し、人文・社会系の学問のなかで、一分野を占めるようになりました。 200年強におよぶ社会学の展開のなかで、人間と社会を理解するための重要なキータームが創り出されてきました。 今回の授業では、[「社会学におけるキータームー規範と制度に焦点をあてながら」](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7946463&p=5ad299db119f39ede449ea3a3e7b28973dedad3803c17144113404fb984019b7) [「意味と相互主観性」](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8010567&p=1c97125a57cba1f8d3e568302dc915e1d6228910b035aa9a25bb9cc7fc047b2c) [「正常と異常」](https://ssl.my-class.jp/asp-webapp/koza/LUketsukeKozaShosaiNyuryoku.do) [「ジェンダー」](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8010584&p=cec0a8dbc254ff916a737ca6cc3c64a8186e47f78662cf4c65b8789d79211b88) [「共同体」](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8010585&p=289b9f509ca5cc2c0324f78009cc3f4ad1b9b97f464a5cd2de1bf8d34a209202) [「国家と市民社会」](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8010586&p=15255644d48884dc1841f73dc24faf8a3f22d81915a65804a4411da10e7f6730) という6つのテーマを毎回1つずつ学習した上で、日本社会の現状について分析していきます。 ※1回ずつの受講もできます
詳しく見る -
新宿 オンライン
戦後80年の日本を考える
- NEW
- 時事・社会
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 山口 二郎/法政大学教授
- 2025/04/25〜
金
13:00〜14:30
2025年は戦後80年の節目の年である。戦争を知る人々がどんどん少なくなる状況で、遠からず、戦後という言葉は時代記述の言葉として意味を失うだろう。その意味で、今年は、戦後という概念で日本の政治、経済の仕組みを総括する最後の機会となるかもしれない。この講義では、年度前半の6回にわたって、戦後日本政治の歩みを振り返り、日本人がどのような選択をして今日に至ったのかを考えてみたい。(なお、年度後半の6回は、戦後日本を考える際のキーワードをとりあげて、その特質を考えることを予定している。) 1 戦後日本の出発 ・敗戦をどう受け止めたか ・戦争をどう総括したか ・戦後日本の政治体制の構築 2 冷戦体制と日本の針路 ・冷戦と占領政策の変化 ・講和と独立をめぐって ・55年体制の成立と政党政治 3 60年安保と戦後体制の形成 ・岸政権と安保改定 ・60年安保とは何だったのか ・自民党政治のモデルチェンジ ### 7〜9月のテーマ(予定) 4 高度成長と日本 ・高度成長と日本社会の変容 ・利益誘導政治と日本的平等 ・高度成長の終焉と改革の始まり 5 ポスト冷戦時代の日本 ・冷戦とバブルの終わり ・自民党の試練 ・戦後50年における様々な転換 6 ポスト戦後をめぐって ・オルタナティブを求めた様々な動き ・日本の凋落と政治意識の変化 ・戦後は終わったのか
詳しく見る -
新宿 オンライン
戦後政治思想史への3つの視点
- NEW
- 時事・社会
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 原 武史/明治学院大学名誉教授、政治学者
- 2025/06/14
土
15:30〜17:00
私は放送大学教授として、2017年4月から25年3月まで8年間にわたり、ラジオで「日本政治思想史」を担当しました。この放送授業のためにテキストを作成しましたが、2025年5月にテキストを大幅に加筆修正し、最近の新たな知見を取り入れた『日本政治思想史』を新潮選書から刊行します。本講座ではこのうちの第13章から第15章に当たる「戦後のアメリカ化」「戦後のソ連化」「象徴天皇制と現代政治」をもとに、敗戦直後から現在までの日本の政治思想史を、従来とは異なる3つの視点からとらえてみたいと思います。それらを通して、現在の日本政治に対する視野を広げるのが本講座の目的になります。(講師:記) ≪参考書≫ 原 武史著[『日本政治思想史』](https://www.shinchosha.co.jp/book/603929/)(2025年5月、新潮選書) 【急遽決定!書籍販売・サイン会のご案内】 講座当日、教室では『日本政治思想史』の販売とサイン会を行います。 ※お支払いは現金のみです。 ※サイン会は講座終了後に開催します。
詳しく見る
科学
-
立川 オンライン
宇宙のダークサイド
- NEW
- 科学
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 二間瀬 敏史/東北大学名誉教授
- 2025/04/02〜
水
16:00〜17:30
すばる望遠鏡のような巨大な望遠鏡で見ると、宇宙は大小さまざまな無数の銀河で埋め尽くされているように見えます。しかし望遠鏡で見えているのは、宇宙のたった数%にすぎないのです。残りの約95%はどんな望遠鏡でも見ることができない不思議な物質とエネルギーです。それがダークマター(暗黒物質)とダークエネルギー(暗黒エネルギー)と呼ばれるいわば宇宙のダークサイドです。さらにほとんどの銀河の中心には光をも吸い込む真っ暗な巨大ブラックホールが存在しています。 これら宇宙のダークサイドは見えないにもかかわらず、なぜその存在が分かったのか、そしてそれらは私たちが見ている現在の宇宙をどのように作り上げたのかについて、現在の最先端の観測と理論に基づいてお話しします。(講師記)
詳しく見る -
福岡 オンライン
『感情処理法』で自己否定から解放される〜あなたは悪くない〜
- 科学
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 残りわずか
- 米倉 けいこ/九州女子大学非常勤講師 臨床心理士
- 2025/04/04
金
19:00〜21:00
パワハラやセクハラによって傷ついた心がどのように自己否定に陥ってしまうのかを解説し、そのメカニズムを理解することで、自己肯定感を取り戻す方法を学びます。 大切なことは、『私は悪くない』ということを心から理解することです。心理カウンセラーとして、さまざまな人の感情に寄り添う講師が、そのような感情の原因や影響について話し、その感情とどう向き合って処理していくことができるかを実践法を交えて話します。 講師からのメッセージ 「ニュースや新聞でパワハラやセクハラの報道に触れると、強いストレスを感じたり、ネガティブな感情がわいたりするかもしれません。それは決してあなたが悪いのではありません。パワハラやセクハラの被害に遭った人は悪くないのです。どうか覚えておいてください。あなたは一人ではない。あなたは悪くない。」
詳しく見る -
福岡 オンライン
水共生学 〜水とヒト, 生物が持続的に共生する社会を目指して〜
- NEW
- 科学
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 2025/04/05〜
土
13:00〜14:30
九州大学では、水とヒト,生物が持続的に共生する社会を実現するための研究に取り組んでいます。水環境に関連した問題は多種多様です。問題の解決には文系・理系問わない新たな学問が必要であり、私たちはそれを「水共生学」と名付けました。この新しい学問分野「水共生学(みずきょうせいがく)」の取り組みや成果についてご紹介いたします。 前期のテーマは、「ゆらぐ水環境を生きる:人と水の関わり」 水環境は温暖化のような地球規模の自然変動、人口増加や技術発展などの社会変動の影響を大きく受けます。これらの影響により“ゆらいでいる”水環境のうえで私たちはどのように生きているのかを様々な学問分野を融合した水共生学の観点から解き明かしていきます。 4/5 渡部哲史 九州大学大学院地球社会統合科学府・准教授 [ 「新たな学問分野“水共生学”の創出に向けて:農業用ため池における例とともに」 ](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7946464&p=44b6540271aa39f77be4d064f7c12a3456b07c4c309ea0950d529a0efa354294) 5/10 岡崎淳史 千葉大学環境リモートセンシング研究センター・准教授 [「日記と数理で描く江戸の天気」](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7966990&p=21c1d21ae9d996b9f8f2533869a894574b3ca9ee57dd8726cdcc39c43a627628) 6/7 三隅一人 九州大学大学院地球社会統合科学府・教授 [ 「災害と社会」](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7967012&p=54b41f1f45138d9cbed6115a242d3196a9e62be0c9f89134ed73d34e7907d13) 7/5 伊藤千尋 九州大学大学院人文科学研究院・准教授 「ダム湖と移転集落の半世紀−南部アフリカ・ザンビアの事例から−」 8/2 五三裕太 九州大学大学院比較社会文化研究院・助教 「川の風景から流域と暮らしを考える」 9/6 藤岡悠一郎 九州大学大学院地球社会統合科学府・准教授 「釧路湿原の開発と保全―ソーラーパネルの敷設と稀少生物の保全」
詳しく見る -
横浜 オンライン
フォッサマグナの謎を追う
- NEW
- 科学
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 藤岡 換太郎/静岡大学防災総合センター客員教授
- 2025/04/05〜
土
10:30〜12:00
日本列島を東西に分断する巨大な地溝、フォッサマグナは、明治の初めに日本に来てお雇い教師となり東京大学の初代教授になった若いドイツのナウマンによって発見された。しかし、その正体は専門家の間でも150年経った今でも(今年が発見以来150年目)明らかにはされていない。フォッサマグナは日本列島が現在のような姿になる過程で生まれたもので、日本列島の成り立ちを考える上では欠かせない重要な構造である。 フォッサマグナを地質学的に見るとその成因がまったく違うと考えられるため、「北部フォッサマグナ」と「南部フォッサマグナ」とに区別されてきた。本講座では北部と南部それぞれの成り立ちをたどり、フォッサマグナは一体どのようしてできたのかという謎に独自のモデルを用いて追跡する。(講師・記) <各回のテーマ:2025年4月期> ■4月5日:その1 フォッサマグナとは何? 日本列島を東西に分断する巨大な地溝、「フォッサマグナ」は、ドイツの若いお雇い教師であったナウマンによって1875年に発見されました。彼は嵐の夜、八ヶ岳の東麓の平沢(長野県南佐久郡)という集落で1泊した翌朝に、南アルプス方面の地形を眺めてその不思議さに天啓を得たのです。その後150年たった今でもフォッサマグナとは一体何なのかについては明らかになってはいません。フォッサマグナは日本列島の成り立ちを考える上では欠かせない重要な構造です。謎の多いこのフォッサマグナの発見のいきさつ、その範囲、どのような地層からできているのか、そしてその成り立ちについて解説します。 ■4月26日:その2 北部フォッサマグナ フォッサマグナは関東山地と赤石山地の間で最も幅が狭くなっています。その部分には第四紀(2.58 Ma〜)の八ヶ岳の火山噴出物があって新第三紀(23 Ma〜2.58 Ma)の地層は露出していません。北部フォッサマグナはほゞこの八ヶ岳付近(諏訪湖)以北のフォッサマグナを指しています。北部フォッサマグナの地層は東北日本の男鹿半島と同じ層序と発達史を持っています。大陸に引っ付いていた時代、リフトができた時代、海ができて深くなる時代、海が浅くなって、やがて陸上になり東西圧縮で隆起が始まって現在に至っている地層が分布しています。 ■6月7日:その3 日本海拡大 日本海の誕生と日本列島の回転 日本列島の周辺には多くの縁辺海と呼ばれる、大陸の縁にある小さな海洋があります。北からベーリング海、オホーツク海、日本海、フィリピン海、東シナ海、南シナ海などです。フォッサマグナにはそれに接して2つの縁辺海があります。日本海とフィリピン海です。これら2つの縁辺海がフォッサマグナの形成とそれが現在の姿に至る歴史にとって重要な働きをしているのです。日本海は日本列島がアジア大陸から離れて現在の位置へと移動してきたことを示す重要な縁辺界です。その成因に着いて詳しく解説します。 <各回のテーマ:2025年7月期> ■その4 南部フォッサマグナ ■その5 フィリピン海プレートの北上 ■その6 フォッサマグナ形成試論 *2025年4月開講。全6講。 *本講座は2022年1月期に行った内容を再編集したものです。
詳しく見る -
横浜 オンライン
すばる望遠鏡25年の挑戦
- NEW
- 科学
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 平松 正顕監修/国立天文台
- 2025/04/05〜
土
13:00〜14:45
すばる望遠鏡は、25年にわたり宇宙の最前線で数々の発見を重ねてきました。本講座では、最新の観測成果を中心に、太陽系の最外縁、星の進化、太陽系外惑星、超新星爆発などの突発天体研究や宇宙初期における銀河の誕生と進化など、すばる望遠鏡が得意とする天文学の最先端に迫ります。宇宙の謎を解き明かす挑戦の最前線を、それぞれの分野の専門家たちが解説します。【監修:国立天文台 平松正顕・記】 ## 【各回テーマ(予定)・担当講師】 ### 4/5:「すばる望遠鏡25年の歩みとこれから」国立天文台ハワイ観測所広報普及専門員 臼田-佐藤 功美子★ ### 4/19:「すばる望遠鏡で探る銀河の誕生と進化」東京大学宇宙線研究所助教 播金 優一 ### 5/17:「動的宇宙の解明:すばる望遠鏡と時間軸天文学」千葉工業大学天文学研究センター主席研究員 諸隈 智貴 ### 5/31:「すばる望遠鏡による系外惑星探査25年 〜第二の地球を求めて〜」自然科学研究機構アストロバイオロジーセンター 特任専門員 日下部 展彦 ### 6/7:「銀河考古学の進展とすばる望遠鏡」国立天文台TMTプロジェクト教授 青木 和光 ### 6/21:「すばる望遠鏡で探る太陽系の辺境:氷の世界の住人たち」産業医科大学医学部准教授 吉田 二美★ ★4/5、6/21の講師は、オンラインで登壇します。横浜教室では、スクリーンに投影した映像を視聴いただきます。
詳しく見る -
横浜 オンライン
一般相対性理論とブラックホール
- NEW
- 科学
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 諏訪 雄大/東京大学准教授
- 2025/04/12〜
土
13:00〜14:30
光が曲がり、時間の流れさえも変化する—そんな重力の不思議を記述する一般相対性理論を、全6回でじっくり学びます。アインシュタイン方程式の導出からブラックホール時空まで、体系的に解説していきます。幾何学と物理学の協奏によって宇宙の構造を解き明かしていく醍醐味を、ぜひ体験してください。朝日カルチャーセンターで一般相対論の真髄にどこまで迫れるか、数式を使って一緒に挑戦してみませんか。(講師・記) <カリキュラム(予定)> ### 第1回 導入:アインシュタイン方程式への動機付け ◆「なぜブラックホールの数理を学ぶのか?」を明確にする。 ◆重力波やX線天文学などの観測的トピックから一般相対論(GR)が不可欠であることを示す。 ### 第2回 一般相対論ミニマム(1):ベクトル・テンソルの基礎とリーマン幾何学 ◆GRを最短ルートで理解するために必要な数学的素養を、できるだけコンパクトに導入する。 ◆とくに「ベクトル/テンソル/計量(メトリック)/曲率」を押さえる。 ### 第3回 一般相対論ミニマム(2):アインシュタイン方程式 ◆前回導入した幾何学的道具を用いて、アインシュタイン方程式をできるだけ簡潔に導く。 ◆物質分布を表すエネルギー運動量テンソルと曲率(重力)を結びつける枠組みを理解する。 ### 第4回 シュバルツシルト時空:ブラックホール解の基礎 ◆アインシュタイン方程式の簡単かつ重要な厳密解「シュバルツシルト解」を導出し、ブラックホールの原型を理解する。 ◆静的球対称な質点(または星)の外部解が、シュバルツシルト解になることを計算or概要説明。 ### 第5回 シュバルツシルト解における測地線方程式:光や物質の運動 ◆シュバルツシルト時空での測地線方程式を解く/あるいは解の性質を調べることで、ブラックホール近傍での光や粒子の運動を理解する。 ◆粒子の軌道、光の曲がり、ブラックホールに落ち込む物質の挙動などの物理的解釈を押さえる。 ### 第6回 発展的話題・総括:カー時空への触り、重力波、現代観測とのつながり ◆回転するブラックホール解であるカー解にごく簡単に触れ、天文学的にも重要な概念(エルゴ領域など)を紹介。 ◆一般相対論の他の応用(重力波、宇宙論)や最新観測との関係性を示し、全体を総括する。
詳しく見る -
福岡 オンライン
大人のための高校数学
- 科学
- 教室・オンライン自由講座
- 見学可
- トライアル可
- 佐藤 榮一/九州大学名誉教授
- 2025/04/12〜
土
10:00〜12:00
-
新宿 オンライン
はじめての獣医学
- NEW
- 科学
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 浅川 満彦 /酪農学園大学名誉教授
- 2025/04/15〜
火
15:30〜17:00
街中の動物病院はもちろん、競走馬や牛豚、動物園の診療施設、食肉検査や医薬品開発に関わる場でも獣医師は働いています。 本講座では、獣医大生が実際に受けている授業やカリキュラムをもとに、食料自給や動物愛護などの背景についても言及しつつ、様々な現場でのリアルをお伝えします。 獣医師や動物看護師を目指す方はもちろん、ペットオーナーさんや動物好きな方にも有意義な内容となりますので、ぜひご参加ください。(講師・記) 1回目:臨床分野 獣医さんのイメージと現実のギャップ 2回目:公衆・動物衛生分野 食用動物の健康をまもる獣医さんの現実 3回目:ワンヘルス分野 人々と野生動物のはざまで良好な関係構築を使命とする獣医さん 1回目のみのご受講は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7989575)
詳しく見る -
横浜 オンライン
知って得する「遺伝」の基礎講座
- NEW
- 科学
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 鈴木 美慧/一般社団法人CancerX理事・聖路加国際病院認定遺伝カウンセラー
- 2025/04/17〜
木
15:30〜17:00
-
新宿 オンライン
宇宙膨張と一般相対論
- NEW
- 科学
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 白水 徹也/名古屋大学教授
- 2025/04/19〜
土
10:30〜12:00
-
新宿 オンライン
チョムスキーを読む
- NEW
- 科学
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 酒井 邦嘉/東京大学教授
- 2025/04/19〜
土
10:30〜12:00
言語は、生物の中で人間のみが持つ脳の機能です。AI(人工知能)で文章を合成できる時代にあって、言語能力を通して人間の創造性について正しく理解することが重要です。そこに、「チョムスキーを読む」ことの今日的な意義があります。本講座では、チョムスキー著『我々はどのような生き物なのか』(福井直樹・辻子美保子編訳、岩波現代文庫)を読み進めながら、人間の言語能力から創造性を探ります。 予備知識は仮定しませんので、途中からでも参加できます。1回で10ページほどのペースで進む予定です。チョムスキー著『我々はどのような生き物なのか』(福井直樹・辻子美保子編訳、岩波現代文庫)をご用意して繰返しお読み下さい。(講師・記) 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 ★■4月期 第1-3回:「言語の構成原理再考」本文(pp.7-37) ■7月期 第4-6回:「言語の構成原理再考」質疑応答(pp.38-65) ■10月期 第7-9回:「チョムスキー氏との対話」その1(pp.135-168) ■2026年1月期 第10-12回:「チョムスキー氏との対話」その2(pp.169-201) ※お申込みは3か月単位です ※各自ご用意ください:チョムスキー著『我々はどのような生き物なのか』(福井直樹・辻子美保子編訳、岩波現代文庫))
詳しく見る -
新宿 オンライン
川と都市の地形学
- NEW
- 科学
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 久保 純子 ほか/早稲田大学教授
- 2025/04/21〜
月
10:30〜12:00
「地形」と聞くと、山地や平野という大きな地形や河岸段丘などといった特徴的なものを想像されることが多いと思いますが、多くの人が住み市街地化が進む「都市」でもそれぞれが地形的特徴をもっているのです。そして「川」と不可分の関係をもって発展してきた都市もまた少なくありません。 この講座では、ヨーロッパ・東南アジア・日本の3つの都市をとりあげ、それらの都市がなぜ "その場所" に形成されたのか、その過程で「川」はどのような役割を果たしたのか、さらにはその場所の地形の特徴が都市の発展にどのように寄与し、またその都市の性格にどんな影響を与えてきたのかを解説します。(久保講師・記) 【カリキュラム】 第1回 「セーヌ川とパリ:『花の都』・地形の謎解き」 講師:佐川 美加氏(水文歴史研究家) セーヌ川のほとりに広がるパリ、その「地面の凸凹」の謎に迫ります。 @一万年ほど前に起きた地形学的大事件「河川争奪」、Aノートル=ダム寺院は"なぜ"あの場所に建てることができたのか、Bジャンヌ・ダルクのパリ攻略で使われた「ゴミ」、Cオペラ座の怪人が住む「湖」の誕生。 これら4つの出来事を取り上げ、その場所の「地形」がその上で繰り広げられた「歴史」に与えた影響についてお話します。 第2回 「メコン川とプノンペン:大河が離合する『ペン夫人の丘』」 講師:久保 純子氏(早稲田大学教授) メコン川は中国のチベット高原に発し、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムを流れる東南アジア最大の国際河川です。 カンボジアの首都プノンペンは、メコン川にトンレサップ川が合流、バサック川が分かれる「川の交差点」。アンコール王朝、フランスの植民地、独立と内戦からの復興を経て現在の賑わいに至っています。そのプノンペンの地形をメコン川とモンスーン気候から解説します。 第3回 「木曽川と名古屋市:離れていても深い関係」 講師:寄藤 昂氏(元芝浦工業大学教授) 木曽川は日本を代表する大河ですが「名古屋市とは離れているのでは?」と思われるでしょう。現在は確かにそうですが、名古屋市がある濃尾平野の大部分は木曽川によって形成されたものであり、その意味では大いに関係があるのです。 本講では、濃尾平野の特異な構造と地盤の変動・河川の移動が名古屋という都市の形成にどんな影響を及ぼしたのか、伊勢湾台風や東海豪雨などとの関係も含めてお話しします。
詳しく見る
哲学・思想・宗教
-
横浜 オンライン
唯識思想入門
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 竹村 牧男/東洋大学名誉教授
- 2025/04/01〜
火
13:30〜15:00
唯識思想は、大乗仏教思想の基本にあるもので、5世紀頃、インドの無著・世親が大成しました。玄奘三蔵はインドに入り、ナーランダー学園で当時、最新の唯識思想を学修し、これを中国にもたらし、法相宗が成立。根本聖典は、世親の『唯識三十頌』の詳細な註釈書である『成唯識論』です。それは、『瑜伽師地論』、『摂大乗論』等をふまえた、論理的にもきわめて整合的なものであります。本講では、主にこの『成唯識論』に基づき、唯識思想の主要な教理をいくつかとりあげて解説し、大乗仏教の基盤への理解を深めていただきます。(講師記) ★2025年4月開講。半年間で学びます。 <各回カリキュラム> 1 迷いの構造 三性説の概要 2 世界の構成要素 大乗のアビダルマ 3 阿頼耶識について 生死輪廻の説明 4 仏の内容 菩提と涅槃等 5 修行の道筋 戒と修行の諸相 6 唯識の論証 九難義の教義
詳しく見る -
福岡 オンライン
原典で読むカント哲学
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- トライアル可
- 見逃し配信あり
- 円谷 裕二/九州大学名誉教授
- 2025/04/02〜
水
10:30〜12:00
「哲学する」とはどういうことなのかを身をもって知るためには、哲学者自身の言葉を一字一句丁寧に読んで哲学者本人と対話するしか方法はありません。 ドイツの哲学者カントを原典で読むことを通して、生きるとは何か、人間とは何であるか、考えるとは何か等々の最も素朴で根本的な問題について、受講者とともに対話をしながら考えてみたいと思います。哲学に関心はあるがちょっと腰が引けるという方はぜひ本講座の門をたたいてみてください。 新規の受講者も受講しやすいように、入門的な内容の復習を繰り返しながら進めていますので、これまでに哲学の講座を受講したことがない方でも気楽に哲学の扉を開けることができることでしょう。 __________________________________________
詳しく見る -
新宿 オンライン
スピノザからのハイデガーとレヴィナス
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 合田 正人/明治大学教授
- 2025/04/02〜
水
19:00〜20:30
若きエマニュエル・レヴィナス(1905-1995)はフライブルク大学に留学してハイデガーに魅了され、ハイデガーの弟子とまで呼ばれた。そのレヴィナスが、日本の田辺元と同様、その後ハイデガーとの対決をその生涯の課題とすることになるのだ。レヴィナスのハイデガー読解については当初からその数多の問題点が指摘されてきたが、両名の関係について満足のいく答案はいまだ存在しない。レヴィナスはまた、特にドゥルーズによってスピノザがクローズアップされるに先立って、スピノザ哲学の「対蹠点」にあると明言し、スピノザ復権のキャンペーンでは許し得ないスピノザの裏切りを語って復権に反対した。この両名の関係についても満足のいく答案はいまだ存在しない。しかも、レヴィナスが批判するハイデガーその人における、「スピノザの締め出し」が語られているのである。一体、この三者の関係はどうなっているのだろうか。この問題と、一年をかけて受講生の皆さんと共に取り組みたい。2024年はレヴィナスの第二の主著『存在するとは別の仕方で』刊行50年の年であった。まずこの難解な著作から始めることにしたい。(講師記) 第一回: 講義の概要、問題の所在 第二回: 『存在するとは別の仕方で』とはどういう書物か? 第三回: 『存在するとは別の仕方で』におけるハイデガー 第四回: 『存在するとは別の仕方で』におけるスピノザ 第五回: 「エオン」という語をめぐって 第六回: seをめぐって .
詳しく見る -
福岡 オンライン
考えることと行為すること―ハンナ・アレント『人間の条件』を読む
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- トライアル可
- 見逃し配信あり
- 円谷 裕二/九州大学名誉教授
- 2025/04/02〜
水
15:30〜17:00
考えることと行為することは人間の生の根本条件ですが、両者はどのように異なり、またどのように関係するのでしょうか。この問題は、古来から哲学の根本問題であり、理論と実践、哲学と政治、聖と俗、学問と実生活、非日常と日常の対比など、さまざまなヴァリエーションにおいて論じられてきました。 近現代の代表的な思想家の間でも、カントは理論理性に対する実践理性の優位を説き、マルクスは「哲学者は世界をさまざまに解釈するだけであるが、大切なのは世界を変革することだ」と語り哲学よりも政治的実践を重視しました。ハイデガーは、実践に先立つ思索を最高の活動だと強調しました。ハンナ・アレントは、古代ギリシア以来の西洋哲学の全史を視野に収めながら、自らが哲学者と呼ばれることを好まず、政治的実践「活動」という彼女の独自の概念を打ち出すとともに、晩年には「思考」・「意志」・「判断力」という精神の働きをも重視しました。 本講座では、アレントの主著である『人間の条件』の読解を通して、考えるとは何か、行為するとは何か、ひいては現代において「生きる」とはどういうことなのかについて、皆さんとともに議論してみたいと思います。
詳しく見る -
新宿 オンライン
信仰をめぐる三つの古都の物語
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 島田 裕巳/宗教学者
- 2025/04/03〜
木
10:30〜12:00
-
新宿 オンライン
カント批判哲学の全体像
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 大橋 容一郎/上智大学名誉教授
- 2025/04/04〜
金
11:00〜12:30
カント哲学の中心となる三批判である理論理性批判、実践理性批判、判断力批判を、その全体像から考察します。難解で知られる批判哲学ですが、その全体をできるだけ分かりやすく見直してみることで、それらを貫いているカントの思想の核心部分について、あらためて明確な展望を得たいと思います。(講師・記) 【カリキュラム】※状況により変更することもございます。 2025年4月期 「理論哲学編」 第1回 カント批判哲学の全体像 第2回 理論理性批判第1回: 『純粋理性批判』「分析論」の基本構造 第3回 理論理性批判第2回: 『純粋理性批判』[弁証論]の基本構造 第4回 理論理性批判第3回: 『プロレゴーメナ』の根本問題 第5回 理論理性批判第4回: 経験論と合理論、経験科学の可能性 第6回 理論理性批判第5回: 現象学と形而上学、あたらしい形而上学の可能性 2025年7月期 「実践哲学・判断力編」 第1回 実践理性批判第1回: 『道徳形而上学の基礎づけ』の基本構造 第2回 実践理性批判第2回: 『実践理性批判』の基本構造 第3回 実践理性批判第3回: 道徳論と自由論、啓蒙と市民社会 第4回 判断力批判第1回: 『判断力批判』「美感的判断力論」の基本構造 第5回 判断力批判第2回: 『判断力批判』「目的論的判断力論」の基本構造 第6回 カント批判哲学の基盤と総括: 人間理性における自然と自由の問題
詳しく見る -
新宿 オンライン
ヴィトゲンシュタインを初歩の初歩から入門する
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2025/04/05〜
土
18:30〜20:00
★ご注意ください・完全オンライン形式の講座です★ ヴィトゲンシュタインといえば、興味があっても難しそうで敷居が高い。とくに、数学や論理学と関係がありそうで、いっそう手が出ない。そう思っている人はいませんか?この講座は、そんな人のために、ヴィトゲンシュタインの主要な本4冊を、最初の一歩から読んでいくことにします。あまり難しく身構えずに、ヴィトゲンシュタインって、どんなことを考えていたのか知りたい人に、ご参加いただきたいと思います。 テキストの4冊は年代に沿って読み進め、各期1冊を読み終えるスピードで、進んでいきます。(講師・記) 【カリキュラム予定】※状況によって変更することもございます。 ★■4月期 【論理哲学論考】 使用テキスト 『論理哲学論考』(岩波文庫) ■7月期 【青色本】 使用テキスト 『青色本』(ちくま学芸文庫) ■10月期 【哲学探究】 使用テキスト 『哲学探究』(講談社) ■2026年1月期 【確実性の問題】 使用テキスト 『確実性の問題』(大修館書店全集9) ※お申込みは3か月単位です ※使用テキストは、各自ご準備ください。
詳しく見る -
立川 オンライン
西洋哲学史入門―現代哲学 実存主義哲学から身体の哲学へ
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 樋笠 勝士/慶応義塾大学言語文化研究所所員
- 2025/04/06〜
日
13:00〜15:00
「生の哲学」の「生(生命、人生、生活)」への問題意識は、「わたしの生」の現実を問う思想へと至ります。これが実存主義哲学です。キルケゴール、ヤスパース、マルセルなどは西欧のキリスト教的思想背景の下で、「絶望」や「希望」など、人生論的哲学を展開してきました。その一方で時代状況の変化は激しく、宗教文化が希薄となり、唯物論や科学主義が蔓延する状況では、神無き実存主義,絶対的な孤独を問う実存主義もあらわれます。サルトルやハイデガーです。こうして「わたし」を問題にする実存主義は一層冷ややかでリアルな意味で「わたし」を問う人生論的な議論へと進みます。その中で、本来は「存在の哲学」であったハイデガーの初期の実存主義的哲学を見てきました。その中期や後期も論じる予定ですが、先ずは「存在と時間」をとりあげ、丹念にすべてを読んできました。 本講座では、「存在と時間」の思想への思想的な反応や反撥、そして様々な影響も見ていきますが、さらには身体としての「わたし」を問う実存主義(メルロ・ポンティ)に至るまでの、実存と存在の問いをも扱っていきます。 今期は「西洋哲学史」の中で「実存主義」を継続して取り上げますが、中でも「身体論」をとりあげます。「身体」については、西洋哲学史は、魂や精神よりも低い価値をもつと考えてきました。その分だけ、「身体」は哲学的議論の対象としては真剣に扱われてきませんでした。そのような過去の哲学史の実情を「身体論史」として4月期以降に論じてきましたが、20世紀になってから哲学史上初めて正面から「身体」を扱う哲学が実存主義の中で現れました。現代の「身体論」(M.メルロ=ポンティ)はどのような議論を展開しているのか、西洋哲学史における新たなテーマ「身体」への価値観や地位について論じていきます。 (講師・記) ### ◆7月6日(日)体験受講ができます。 受講料 会員 4,235 円 ⼀般 5,335 円 (教材費 110円 / 設備費 165円を含む ) [くわしくはこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7999385)
詳しく見る -
新宿 オンライン
中世哲学の基礎概念 現代哲学との対話の中で
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 山内 志朗/慶応義塾大学名誉教授
- 2025/04/07〜
月
19:00〜20:30
現代哲学では中世哲学から基本的枠組みを借りてきてそこから新しい思想を作り上げている場合が見られます。現象学、ドゥルーズ、言語学などにおいてそういった様子が見られます。今回の連続講座では、そういった中世哲学に由来する概念のなかから、「志向性」「超越論的」「中動態」「ハビトゥス」などを選んで考えていきます。現在哲学の問題を説明したうえで、その源泉が中世哲学においてどのように展開されていたのかを、中世哲学の重要なテキストに直接読むことで(日本語訳で)中世の現場と現代哲学の現場を結びつけて考えていきたいと思います。哲学的問題が源泉から湧出する姿を確認することをできると思います。それぞれの概念について、一回ごとで終わりにするのではなく、二回続けて考えて行くことでゆっくり進めて行きたいと思います。(講師・記) 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 第1回:志向性と現象学1(トマスとフッサール) 第2回:志向性と現象学2(ドゥンス・スコトゥスとハイデガー) 第3回:超越概念と超越論的1(トマスとカント) 第4回:超越概念と超越論的2(ドゥンス・スコトゥスとドゥルーズ) 第5回:ハビトゥスと中動態1(トマスとバンヴェニスト) 第6回:ハビトゥスと中動態2(オッカムとメルロ=ポンティ)講師・記) ※お申込みは6ヶ月単位です。途中からのご受講もいただけます。
詳しく見る -
福岡 オンライン
日本の神々と仏たち
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- トライアル可
- 見逃し配信あり
- 関 一敏/九州大学名誉教授
- 2025/04/08〜
火
13:30〜15:00
宗教は日本人の苦手なテーマです。身の回りに数多くの神と仏がおられるのに、これまできちんと宗教について学ぶ機会の多くなかったことがその理由です。この講義はこれを反省して、自分たちの宗教の最小限の知識を得ることを目標としています。今回は中世の「神仏習合」と「仏教土着」さらには近世初頭のキリスト教の伝来をふまえて、近世(江戸時代・鎖国時代)の儒学・国学・心学の思想をたどります。どちらかというと地味な作業になりますが、近代・明治維新を準備したこの時代を学ぶことは、現在のわたしたちの生き方を方向づけるのみならず、未来の日本のゆくえを判断する礎となるでしょう。 ------------------------------------------------------------------------------
詳しく見る -
立川 オンライン
日本仏教の歴史−古代の仏教
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 林田 康順/大正大学教授
- 2025/04/10〜
木
13:00〜14:30
-
新宿 オンライン
一神教の成立
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 残りわずか
- 市川 裕/東京大学名誉教授
- 2025/05/10〜
土
10:30〜12:00
古代地中海世界を舞台に、一神教は周囲の人々にどのようなインパクトを与えたのか。 この視点で古代ローマ宗教史やイスラム教成立史の研究成果を見ると、ある共通理解があることがわかります。 一神教と見なされているのは、ユダヤ・キリスト教でした。両者は互いの違いを明確に意識したとしても、周囲の人たちには、この二つの共同体はとても似ていて見分けがつかなかった。では、この歴史をどう描けばよいのでしょうか。 ユダヤ社会から二つの一神教共同体がどのように分離し、成立したかを、新たな視点で見直していきましょう。(講師・記) <カリキュラム>*都合により変更する場合があります。ご了承ください。 1. 総論:新たな視点からイエス時代の一神教を考える 2.ユダヤ教共同体の成立とヘレニズムの衝撃 3.パリサイ派による律法主義の考え方の登場 【7月期以降】 4.死海写本「教団規則」と贖罪の世界観 5.ローマの地中海支配とヘロデ王 6.ナザレ人イエスとは何者か: 7.エルサレム神殿の過越祭と最後の晩餐 8.ユダヤ教はいつ神殿供儀の宗教から離脱したか 9.ローマ5賢帝の平和の中のユダヤ戦争 10.危機は賢者を生む:ラビによる口伝トーラーの編纂: 11.新約聖書の成立と多様なキリスト教共同体の形成 12.エピローグ:世界のパラダイム転換:宗教共同体の国教化
詳しく見る -
横浜 オンライン
ヨーロッパの芸術論
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 伊藤 博明/専修大学教授
- 2025/04/14〜
月
15:30〜17:00
ヨーロッパの造形芸術(絵画・彫刻・建築)の歴史を見てみますと、その変遷と発展は、たんに技術的な革新の問題だけではなく、さまざまな時代や地域における「美」についての考え方、「芸術作品」についての捉え方、そして「芸術家」のあり方の相違が大きな要因であることが分かります。本講座では、古代ギリシアから印象派まで、転換期となる時代の芸術論を、哲学者・文学者・批評家・芸術家自身の言葉から解き明かしたいと思います。また、同時代の芸術作品との関係についても、多くのスライドを用いながら具体的に説明いたします。4月期は古代ギリシアから初期キリスト教までを取り扱います。(講師・記) *2025年4月開講。全12講。随時、途中受講が可能です。 <各回テーマ> 4月期――古代 1 古代ギリシア(プラトン) 2 ローマ時代(プリニウス) 3 初期キリスト教(グレゴリウス1世) 7月期――中世〜ルネサンス 1 ゴシック(シュジェール) 2 初期ルネサンス(アルベルティ) 3 盛期ルネサンス1(レオナルド・ダ・ヴィンチ) 10月期――ルネサンス〜近世 1 盛期ルネサンス2(ジョルジョ・ヴァザーリ) 2 マニエリスム(フェデリーコ・ツッカロ) 3 古典主義(ロジェ・ド・ピール) 1月期――近代 1 新古典主義(ヴィンケルマン) 2 啓蒙期(ディドロ) 3 印象派(エミール・ゾラ)
詳しく見る -
新宿 オンライン
「鎌倉仏教革命」とは何か
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 橋爪 大三郎/社会学者
- 2025/04/14〜
月
19:00〜20:30
平安末期から鎌倉期にかけて、念仏宗、禅宗、法華宗が台頭した。「鎌倉新仏教」などと大雑把にくくられる、その運動の真実は何か。 法然の『選択本願念仏集』、道元の『正法眼蔵』、日蓮の『開目抄』。彼らの仏教原理主義が、腐り切った時代に風穴を開けた。農民を犠牲に栄華をむさぼる貴族や寺社はくたばるがよい。仏教の原理を掘り下げて、社会革命の火をつけた天才がいた。村落のあり方と日本人の精神をつくり変えた、 法然・道元・日蓮の三人の知の格闘を、現代に甦らせる。ルターより三百年早い、近代の萌芽がここにある。(講師・記) 〈参考文献〉 橋爪大三郎『鎌倉仏教革命 法然・道元・日蓮』2025年3月出版、サンガ新社 [書籍詳細](https://samgha-shinsha.jp/publishing/book/kamakurabukkyoukakumei/)
詳しく見る -
新宿 オンライン
吉野山 金峯山寺の修験道・1300年の祈り
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 五條 永教/総本山金峯山寺執行長
- 2025/04/14
月
10:30〜12:00
-
新宿 オンライン
ハイデガー入門
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 齋藤 元紀/高千穂大学学長・人間科学部教授
- 2025/04/16〜
水
19:00〜20:30
「存在とは何か」――ハイデガーは、簡潔ながらも深遠な射程をもつこの問いをめぐって、その生涯にわたり絶えずみずからの思考を掘り下げていきました。20世紀以降の思想の地図を塗り替えたとも言われる主著『存在と時間』をはじめ、全集102巻におよぶその作品群は、初学者にとって、質量ともにさながら難攻不落の要塞の観を呈していると言って過言ではありません。しかしながら、それらの作品群のなかにも、彼の思想のエッセンスが凝縮された見事な小品と言えるものを見出すことができます。本講座では、前期・中期・後期ハイデガー思想のいわば「要衝」をなすそうした著作・講演を1年間4期にわたり1冊ずつ取り上げ、丁寧に精読します。そうした精読作業をとおして、ハイデガーの思想の全体像への理解を深めることが本講座の狙いです。 第1期は「アリストテレスの現象学的解釈」(1922年)を精読します。本作品は若きハイデガーの「アリストテレス研究」の研究計画書ですが、すでに『存在と時間』の基本思想が提示されています。今なお新鮮さをもつその深い洞察に、当時ひそかに轟いていた哲学の「隠れた王」という名声のゆえんも見てとれることでしょう。(講師・記)2025年4月開講 4月16日 転生する思考――アリストテレス解釈としての哲学 5月7日 思考の起点を見定める思考――事実的生の解釈学 5月21日 自明性に抗する思考――頽落と歴史の解体的遡行 6月4日 存在を真実化する思考――『ニコマコス倫理学』解釈の狙い 6月18日 運動の思考と思考の運動――『形而上学』『自然学』解釈の狙い <全体スケジュール> 第1期:『存在と時間』への序説――「アリストテレスの現象学的解釈」(1922年)精読 第2期:時間と歴史性とは何か――「カッセル講演」精読(1925年)精読 第3期:存在の思考における転回とは何か――「「ヒューマニズム」について」(1947年)精読 第4期:異言語間の対話とは何か――「言葉についての対話」(1958年)精読
詳しく見る -
福岡 オンライン
日本人と儒教−山崎闇斎を読む−
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- トライアル可
- 見逃し配信あり
- 柴田 篤/九州大学名誉教授
- 2025/04/17〜
木
13:00〜15:00
古代より日本に移入された儒教が、広く民衆に受用されるのは江戸時代です。初期の代表的学者の一人である山崎闇斎(1616〜1682)は、禅僧から朱子学者に転向し、やがて垂加神道を提唱して神儒一致の立場を表明します。その思想は江戸期を通して、さらに幕末から近代に至るまで大きな影響を与えることになります。本講座では、山崎闇斎の文章を丁寧に読むことによって、日本人にとって儒教とは何であるのか、ということについてご一緒に考えていきます。 ◆公開講座 [4月17日(木) 13:00〜15:00](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7936446) 会員 一般共 3,080円 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
詳しく見る -
新宿 オンライン
楽しく学ぶ、仏教入門
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 村上 明也/駒澤大学准教授
- 2025/04/18〜
金
13:00〜14:30
日本人の生活には、仏教が深く根付いています。そのため、仏教の教えは私たちの日常に組み込まれていると言えるでしょう。しかし、いざ仏教の教えや考え方について問われると、明確に答えられない方も多いのではないでしょうか。 この講座では、仏教という言葉の意味はもちろんこと、ブッダの生涯やインド仏教の歴史など、仏教の基礎的な部分を丁寧に解説していきます。一緒に楽しみながら学んでいきましょう。(講師・記) <今期スケジュール> 4月 第1回 「仏教」とは何か? 5月 第2回 仏教の誕生 6月 第3回 ブッダの生涯@ <今後の予定> 第4回 ブッダの生涯A 第5回 インド仏教の歴史 第6回 大乗仏教の興起 第7回 仏教の教え@ 第8回 仏教の教えA 第9回 中観派と瑜伽行派 第10回 密教の誕生
詳しく見る -
新宿 オンライン
マルクスの友人 フリードリヒ・エンゲルスについて考える
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 的場 昭弘/哲学者
- 2025/04/21〜
月
19:00〜20:30
マルクスの友人エンゲルスについて考えて見たいと思います。エンゲルスといえばマルクスと一体の人物のように見られ、マルクスといったらエンゲルスと考えられていました。しかし、エンゲルスについてはほとんど知られていません。マルクスとエンゲルスはどこが違うのか、なぜマルクス=エンゲルスになったのかを、エンゲルスという人物に即して考えます。いわばエンゲルスの生涯をたどることになります。(講師・記) 2025年4月開講 各回テーマ <2025年4〜6月> 1.4/21 エンゲルスとはだれであるか 2.5/19 マルクスとの出会い 3.6/23 『イギリスにおける動労者階級の状態』 <今後の予定> 4.マルクスとの共著『聖家族』と『ドイツ・イデオロギー』 5.エンゲルスの活動 6.1848年革命とエンゲルス 7.『革命と反革命』 8.『ドイツ農民戦争』 9.マンチェスターの20年 10.『資本論』とエンゲルス 11.ロンドンの転居 12.第一インターとエンゲルス 13.マルクスとエンゲルスの施行の差異 14.『反デユ―リンク論』と「空想から科学へ」 15.『自然弁証法』と『フォイエルバッハ論』 15.マルクス死後 『資本論』二巻、三巻の編集 16.第二インターアナショナル 17.マルクス主義の創設者としてのエンゲルス 18.エンゲルスの死とその影響
詳しく見る -
新宿 オンライン
ヘーゲル哲学という古典
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 山 守/東京大学名誉教授
- 2025/04/21〜
月
18:30〜20:00
ヘーゲル哲学が現在、アメリカを中心とした哲学界で注目を集めていますが、そうしたなかであらためて重要なことは、ヘーゲル哲学というすでに古典となっている哲学を、きちんと掌握することであろうと思います。伝統的に培われてきたヘーゲル哲学という重要思想の捉え方を踏まえてこそ、新たな展望も意味あるものとなりうるでしょう。ついては今回は、こうした古典哲学としてのヘーゲル哲学を包括的に取り上げ、ヘーゲル哲学の重要箇所をとりまとめたものを皆さんとともに講読したいと思います。テクストは、廣松渉編『世界の思想家 12 ヘーゲル』(平凡社)で、ここに収録されたヘーゲル自身の論議を、とりわけ最初は、丁寧にゆっくりと読み進んでいきたいと考えています(テクストは毎回プリントでも配布いたします)。 **各回の予定** 1. ヘーゲルおよびヘーゲル哲学の紹介・「I 哲学の性格」導入 2. 「I 哲学の性格」「第一節 時代の嫡子」(1) 3. 「I 哲学の性格」「第一節 時代の嫡子」(2) 4. 「I 哲学の性格」「第二節 二元の超克」(1) 5. 「I 哲学の性格」「第二節 二元の超克」(2)
詳しく見る -
横浜 オンライン
仏典の伝承をとおしてみる仏教通史 インド〜中国〜日本
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 宮崎 展昌/鶴見大学准教授
- 2025/04/21〜
月
14:30〜16:00
現在さまざまなかたちで伝わる膨大な仏典は、長く困難な伝承過程を経て伝えられてきたものである。本講座では、主にインド・中国・日本でなされてきた仏典の編纂および伝承の営みを通観することをとおして、各地域での仏教の受容や展開、特徴についても紹介する。いわゆる思想史や教理史、教団史とは異なる視点で、仏教通史を見直す機会を提供したい。(講師・記) ※2025年4月開講。 <2025年4〜9月のテーマ(予定)> 1. 仏教の誕生と仏典結集(インド) 2. 部派分裂と三蔵の成立(インド) 3. 大乗の経典と論書の諸相@初期のころまで(インド) 4. 大乗の経典と論書の諸相@中期以降(インド) 5. パーリ三蔵とチベット大蔵経の現状と来歴(インド) 6. 仏典の翻訳と整理@南北朝の頃まで(中国) ------1年のテーマ予定------ <インド> 1. 仏教の誕生と仏典結集 2. 部派分裂と三蔵の成立 3. 大乗の経典と論書の諸相@初期のころまで 4. 大乗の経典と論書の諸相@中期以降 5. パーリ三蔵とチベット大蔵経の現状と来歴 <中国> 6. 仏典の翻訳と整理@南北朝の頃まで 7. 仏典の翻訳と整理A南北朝以降唐代まで 8. 版本大蔵経の登場と展開 宋代以降 <日本> 9. 日本古代における一切経の将来と書写事業 10. 日本中世初期における一切経の書写事業 11. 日本中世における版本大蔵経の将来 12. 日本近世における版本大蔵経の開版と大蔵経研究の課題と展望 ---------------------------------------- ※上記は予定です。進み具合により多少の変更が生じる場合があります。
詳しく見る -
新宿 オンライン
いつもそこにライプニッツがいた
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 黒崎 政男/東京女子大学名誉教授
- 2025/04/23〜
水
15:30〜17:00
約三百年前、ライプニッツは現代のデジタル技術の基礎となった二進法を確立しつつあった。「すべての数を0と1とによって表わす驚くべき表記法」(1696)を書き「数についての新しい学問試論」(1701)を王立科学アカデミーに提出した。しかし反応は、なんら実用的でない、というまったくの無理解で、学会誌にも掲載されなかった。ライプニッツは、これが「誰も予想しなかったような最も卓越した用途」があるはずで「深い思索のために考案されたもの」だ、と記した。ある先駆的な哲学者の<思想>が三百年の年月を経て<実現化>する。深い思索にテクノロジーは三百年かかって追いついたのである。 私がさまざまな現代的問題を哲学という視点から考察しようとするとき、考察の先にはいつもライプニッツがいる。◎デジタル・コンピュータを考えていくと、ライプニッツの「二進法思索」に行き当たる。◎人工知能問題に入り込んでいったとき、チューリング、マッカーシーらAIにおける計算主義を追いかけていくと「心の働きはすべて計算である」というライプニッツの「普遍記号学」に出会う。◎原理的には決定されているのに遠い将来における状態が予測不可能だという<決定論的カオス>の問題。カオスの予測不能性を<認識の欠陥(スピノザ)>に還元する発想がもはや限界に達したときに、「分解は無限に進む」というライプニッツの「偶然的真理の思想」に出会う。講義では、このようなライプニッツ哲学の広く深い射程を、現代的諸問題のうちに見出してみたいと思う。(講師・記) ****下記の通り講義の順番を一部変更いたしました。 【変更前の順番】 @ デジタル・コンピュータとライプニッツの二進法思索 A 人工知能とライプニッツの普遍記号学 B 決定論的カオスと偶然性の問題 【変更後の順番】 @ デジタル・コンピュータとライプニッツの二進法思索 A 決定論的カオスと偶然性の問題 B 人工知能とライプニッツの普遍記号学 講義内容自体に変更はございません。 受講の際は、お間違いのないようご確認をお願いいたします。
詳しく見る -
横浜 オンライン
ニーチェ「ツァラトゥストラ」
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2025/04/26〜
土
18:30〜20:00
ニーチェの『ツァラトゥストラ』は、哲学書のなかで異彩を放つ魅力的な著作です。副題が、「誰にも向いていて誰にも向かない本」とされ、ひときわ興味を掻き立てる書物と言えるでしょう。そのため、『ツァラトゥストラ』を手に取ったことのある人は、少なくないのではないでしょうか。ところが、いざ読み始めてみると、比喩が多く、何を言いたいのか、よく分からない!・・こんな感想をもつ人が絶えません。 そこで今回の講座では、最後まで読み通したいと思っている人に向けて、『ツァラトゥストラ』を皆さんとご一緒に、読み進めていきます。ニーチェに興味のある人、『ツァラトゥストラ』を読みたい人、ニーチェ哲学に興味のある人、ぜひともご参加ください。 「誰にも向いている本」ですので、お気軽に受講ください。(講師・記) ※2025年4月開講。1年で学びます。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。 <カリキュラム(予定)> 【第1期】今期:2025年4月〜6月 第1回:ニーチェと『ツァラトゥストラ』 第2回:「神の死」と「超人」 第3回:「精神の三つの変化」と第1部のテーマ 【第2期】2025年7月〜9月 第4回:『ツァラトゥストラ』のストーリー 第5回:師と弟子の関係 第6回:第2部は何を語ったのか? 【第3期】2025年10月〜12月 第7回:第3部で終わるはずだった? 第8回:根本思想である「永遠回帰」論 第9回:第3部で語られたこと 【第4期】2026年1月〜3月 第10回:なぜ第4部が必要なのか? 第11回:第4部の内容を確認する 第12回:悲劇からパロディーへ
詳しく見る -
横浜 オンライン
「マルコ福音書」を読む
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 田中 昇/カトリック東京大司教区司祭
- 2025/04/12〜
土
15:30〜17:00
マルコ福音書は四福音書の中で最も古い起源を有するとされており、他の福音書を読む上での基礎、土台となるものである。 本講座ではマルコ福音書の成立やその特徴、全体構造を概観し、福音書の冒頭から結末に至るまでの主要な記事の解釈を幅広く、教会の司牧者としての視点、つまり生活に即した聖書解釈を心がけながら紹介していく。 キリスト教にとって、神学、霊性、教義、典礼、法制などのあらゆる信仰生活の基礎は、まさに聖書、中でもキリストのことばに立脚しており、またそうであり続けなければならない。 そのため本講義が、受講者にとって聖書に親しみ、理解を深めるきっかけとなり、ひいては教会生活や学校教育の現場でも益するものとなるよう努めたい。(講師・記) 参考書:M.ヒーリー著、田中昇・湯浅俊治共訳『カトリック聖書注解 マルコによる福音書』(2014年初版2024年第2刷、サンパウロ) 【各回予定】 〈4〜9月〉 1−1福音書のプロローグ(1:1-13)、1−2権威ある新しい教え(1:14-45) 2−1医者、花婿、安息日の主(2:1-3:6)、2−2新しいイスラエル、新しい家族(3:7-35) 3−1神の国のたとえ(4:1-34)、 3−2自然、悪霊、病気そして死を支配する権威1(4:35-5:43) 4−1自然、悪霊、病気そして死を支配する権威2(4:35-5:43)、4−2イエスはご自分のものである人々のもとに来る(6:1-32) 5−1パンの理解T(6:33-7:37)、5−2パンの理解T(6:33-7:37) 6−1パンの理解U(8:1-26)、6−2弟子となる歩みの途中でT(8:27-9:29) 〈10〜2026年3月(*受付は8月下旬〜)〉 7−1弟子となる歩みの途中でU(9:30-50)、7−2日々の生活における福音(10:1-31) 8−1弟子となる歩みの途中でV(10:32-52)、 8−2主がご自分の神殿に来られる(11:1-26) 9−1御子の権威(11:27-12:44)、 9−2最期の時の始まり(13:1-37) 10−1決断の時(14:1-31)、 10−2裏切りと断罪(14:32-72) 11−1十字架刑(15:1-47)、11−2復活(16:1-20) 12−1マルコ福音書の総括 12−2 質疑応答
詳しく見る -
横浜 オンライン
「赦し」の哲学
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 高橋 哲哉/東京大学名誉教授
- 2025/04/26〜
土
13:00〜14:30
不正な暴力によって傷つけられた人(個人、集団)は、傷つけた人(個人、集団)を、どこまで「赦す」ことができるのだろうか。そもそも「赦す」ことは良いことなのだろうか。古来から人間を悩ませてきた「罪」と「赦し」の問題について、ホロコースト(ナチスドイツによるユダヤ人大虐殺)の経験から独自の思索を展開した3人の哲学者、ハンナ・アーレント、ウラジーミル・ジャンケレヴィッチ、ジャック・デリダの議論をじっくり読み解いていく。前半はジャンケレヴィッチまで。(講師・記) *2025年4月開講 <各回テーマ(予定)> 第1回 イントロダクション 赦しと和解の世紀? 第2回 ハンナ・アーレント 人間の条件 第3回 ジャンケレヴィッチ 時効論争(1) 第4回 ジャンケレヴィッチ 時効論争(2) 第5回 ジャンケレヴィッチ 赦しの形而上学 第6回 ジャンケレヴィッチとイスラエル
詳しく見る -
横浜 オンライン
イコンの歴史と思想
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 黒川 知文/愛知教育大学名誉教授
- 2025/05/09〜
金
10:30〜12:00
-
横浜 オンライン
井筒俊彦のイスラーム研究
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 鎌田 繁/東京大学名誉教授
- 2025/05/24
土
15:30〜17:00
井筒俊彦の全集や英文著作の邦訳が刊行され、井筒の著作の全体への接近が比較的容易になった。彼の「東洋哲学」をめぐっての議論は増えてきたが、研究や業績の質や量ではそれを凌駕している彼のイスラーム研究については十分な関心を集めていない。晩年の関心はそこにあったであろうが、「東洋哲学」の観点でのみ井筒をとらえることは井筒の学問の全体像を捉えることにはならないであろう。ここでは彼のイスラーム研究に焦点をあて、イスラームの総体のなかで井筒の研究の位置付けやその特徴、研究関心のあり方やその推移などについて考えたい。2025年4月から一年で全4回完結予定。 今期(5/24)のテーマ: (1)井筒のイスラーム研究の拡がり 来期以降、各期のテーマ: (2)クルアーン研究 (3)イスラーム思想史 (4)神秘哲学
詳しく見る -
横浜 オンライン
文学として読む「法華経」
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 阿部 龍一/ハーバード大学教授
- 2025/06/02〜
月
10:00〜11:30
『法華経』は数多くの仏教経典の中でも、最も広く人々に親しまれてきました。観音菩薩の信仰を広めたのも『法華経』です。それは『法華経』自体が秀逸な物語で組み立てられており、その物語を追ってゆくだけで、誰でも仏教の悟りや救済とは何かを理解できるからです。ところが、皮肉にも仏教宗派は難解な教理的概念を『法華経』に当てはめ続けました。結果、経の物語がズタズタに細かく分断され、その物語の展開が見えなくなってしまいました。この講座では、『法華経』が成立した古代インドの文脈に置いて、『法華経』の物語の素晴らしさを再発見します。 <各回カリキュラム> 第一回 宗派的解釈はなぜ有害か。それを外すと見えてくる『法華経』の物語の全体像とその素晴らしさを楽しむ。 第二回 『法華経』の物語のクライマックス。ブッダが仏滅後の世界の人々(つまり我々)を救うために届けるメッセージとは。 第三回 観音菩薩の救済力の秘密とは。『法華経』の物語の結論としての観音菩薩。 ★本講座は講師はオンライン登壇です。教室でのご受講もございません。
詳しく見る
歴史
-
福岡 オンライン
日本と中国との関係
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- トライアル可
- 見逃し配信あり
- 川本 芳昭/九州大学名誉教授
- 2025/04/01〜
火
10:30〜12:00
-
新宿 オンライン
極東国際軍事裁判にみる満州事変
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 小林 英夫/早稲田大学名誉教授
- 2025/04/03〜
木
15:30〜17:00
-
新宿 オンライン
秀吉の城
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 加藤 理文/日本城郭協会理事
- 2025/04/04〜
金
19:00〜20:30
織田信長の後継者となった羽柴秀吉は、次々と巨大な城を築き、信長の後継者としての地位をアピールすると共に、ライバルたちとの戦に勝ち、天下人に上り詰めることになります。信長の後継者であることを示そうとした山崎山城、後継者の地位を確実にし安土城を名実ともに凌ぐことを目的に築いた大坂城、そして都の拠点・天下人の政庁として完成させた聚楽第、秀吉の城造りの特徴と、その姿を解説します。(講師・記) ≪各回カリキュラム≫ @姫路城と山崎山城:2025/4/4 織田信長の家臣として築いた城と、姫路築城の技術を生かした山崎山城の姿を解き明かします。 ➁大坂城の構造と特徴:2025/5/9 秀吉の大坂城こそが、現在われわれが見て城だと認識する最初の城になります。その特徴を考えます。 ➂都の拠点・聚楽第:2025/6/6 都に築いた豊臣政権の政庁であった聚楽第。その姿かたちと天皇行幸を仰いだ目的を考えます。 ※5月のみ連休の関係で第2週(5/9)となります、ご了承ください。
詳しく見る -
新宿 オンライン
学びを広げる!大人のための世界史
- NEW
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 村山 秀太郎/スタディサプリ講師・世界史塾バロンドール主宰
- 2025/04/04〜
金
19:00〜20:30
歴史感覚の基礎は、現状への問題意識です。2期目の大統領に就任したトランプ氏は、ガザの件を「彼らの戦争だ」と言い放ちました。地球上で最も血を吸った土地と評されるのが「ヨルダン川西岸地区」つまりパレスチナ。まずは、世界史の腎臓ともいえる当該地域の歴史を、戦後アメリカ外交史と絡めじっくりと解説いたします。一方、あからさまな国際法違反の「力による現状変更」をプーチン氏は「自衛」のための特別軍事作戦と呼んでいます。一体、ウクライナとはどのような歴史をたどってきたのか?キエフ(キーウ)そしてウクライナ東部はモスクワにとってどのような場所なのか?を、次に解説いたします。そして最後に、複雑怪奇な中国現代史を「台湾」をキーワードに平易にそして縦横無尽にお話しようと思います。(講師・記) 【カリキュラム】 第1講 ガザ戦争至るパレスチナ3000年史 第2講 中東現代史=アメリカ合衆国外交史といえる理由 第3講 ウクライナ東部での戦闘、その対立の深層(1.ウクライナの歴史) 第4講 ウクライナ東部での戦闘、その対立の深層(2.NATOの東方拡大とアメリカ) 第5講 台湾は中国なのか?清朝そしてアメリカ合衆国をめぐる中国史 (1.国民党と共産党) 第6講 台湾は中国なのか?清朝そしてアメリカ合衆国をめぐる中国史(2.中華人民共和国とアメリカ・日本) *こちらは【オンライン受講】の申し込みページです。[【教室受講】をご希望の方はこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7907207&p=d85dab1bc1a3164a2d86ceb0557adab27b08e11dad9e6356c2bf428ce96fb2a7)
詳しく見る -
横浜 オンライン
古事記・日本書紀の論点
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 菊地 照夫/法政大学講師
- 2025/04/05〜
土
15:30〜17:00
古事記・日本書紀(記紀)は、7世紀後半に天武天皇の命令で編纂が開始され、奈良時代に完成した歴史書で、天皇および天皇家の起源と日本列島における天皇の支配の正統性、また諸氏族の王権とのつながりの由来を、神話から説き起こして物語っています。その内容には、史実ではない部分も多く含みますが、そうした叙述の中にも古代国家形成過程の解明につながるたくさんの手がかりが内在しています。本講座では、その解明のための切り口となる視点を設定して、問題を掘り下げていきたいと思います。今期の切り口は<神社>です(講師・記) *2025年4月開講 <各回テーマ(予定)> 1 大神神社@ ヤマト王権はなぜ三輪山の神を祭るのか 2 大神神社A 三輪のオオモノヌシがなぜ出雲のオオナムチと同一神とされるのか 3 石上神宮 物部氏は石上神宮の祭祀にどのように関与したか 4 出雲大社@ オオナムチ(オオクニヌシ)は出雲の神か 5 出雲大社A 出雲国造はなぜ神賀詞を奏上するのか ※各回のテーマは予定です。状況により、多少変動する場合があります。
詳しく見る -
横浜 オンライン
知られざるイタリア史12講
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 北村 暁夫/日本女子大学教授
- 2025/04/05〜
土
10:30〜12:00
イタリアは、その豊かな歴史や美術、音楽、文学、映画、食文化などで常に話題になる国ですが、その一方で、意外と知られていないことも数多くあります。本講座では、知っているようで、実態についてはあまり知られていない、自然環境、祭り、エスニック・マイノリティ、マフィア(組織犯罪)といったテーマを取り上げて論じていきます。春期・夏期では、南北の相違だけではない、多様なイタリアの自然環境と、地域社会に暮らすエスニック・マイノリティ、ユダヤ人(教徒)をとりあげます。(講師・記) ※2025年4月期開講。1年でたどります。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。 <各回のテーマ> 第1回 自然環境と人々の生活@ 山が作るイタリア アルプス・アペニン 第2回 自然環境と人々の生活A 川が作るイタリア ポー川・テーヴェレ川 第3回 自然環境と人々の生活B 自然災害と闘うイタリア 第4回 エスニック・マイノリティ@ 北イタリア、アルト・アーディジェ(南チロル)のドイツ系住民 第5回 エスニック・マイノリティA 南イタリアのアルバニア系住民(アルブレッシュ) 第6回 エスニック・マイノリティB 「ユダヤ人」 今後の予定 ――――― 第7回 祭り@ 古代ローマとカトリシズム 第8回 祭りA 都市と守護聖人 第9回 祭りB 「国民の祝日」と歴史の記憶 第10回 マフィア@ 誕生と拡大 第11回 マフィアA アメリカ合衆国での展開 第12回 マフィアB 現代のマフィア型組織犯罪
詳しく見る -
横浜 オンライン
世界史のなかの日本近現代史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 残りわずか
- 加藤 聖文/駒澤大学教授
- 2025/04/05〜
土
15:30〜17:00
現在の高校では、日本史を世界史のなかから考える「歴史総合」という科目が必修となりました。日本の歴史が世界やアジアとどのように繋がっているのかを知り、世界の中の日本を考えることは、国際化時代において身につけなければならない教養といえましょう。 2025年度からの講座では、このような新しい歴史教育の流れを踏まえて、日本近現代史を世界史の視点から学び直します。まず今期は、西欧で始まった国民国家・産業革命が帝国主義による植民地拡大をもたらした結果、日本の幕藩体制の崩壊、明治維新による国民国家建設へと繋がり、さらには日本が東アジアの国際秩序を揺さぶる存在へと変容する19世紀の歴史を考えます。(講師・記) *2025年4月期開講 【日程が変更になりました】講師都合により、6/21休講→6/14に振り替えます。 <各回テーマ(予定)> 1 西欧における国民国家の成立と産業革命 2 帝国主義の拡大と伝統的中華世界の動揺 3 アメリカのアジア進出とペリー来航 4 国民統合から見る「尊王攘夷」 5 国民国家建設としての明治維新 6 東アジアの国際秩序をめぐる日清対立
詳しく見る -
横浜 オンライン
ロシアの領土拡大と対外関係の歴史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 黛 秋津/東京大学教授
- 2025/04/05〜
土
13:00〜14:30
ロシアによるウクライナ侵攻開始から約3年経ちました。この戦争を考える上で重要な問いの一つは、何故ロシアがウクライナを自らの領域と考えるのか、という問題だと思います。こうしたロシアの領土認識の問題を探るためには、ロシアという国がどのような経緯で領土を拡大してきたのか、そしてその過程で、周辺諸国とはいかなる関係を結んでいたのかを歴史的に検証することが必要です。この講座では、4月より1年間かけて、ロシアの領土拡大と、それに伴う周辺諸国との関わりの歴史を見ていきたいと思います。上半期にあたる4〜9月は、9世紀のキエフ・ルーシから、ロシア帝国がウクライナを領有する18世紀末までの時期を取り上げます。(講師・記) <各回テーマ> 第一回:現代ロシアの領土と勢力圏 第二回:キエフ・ルーシの領土(モンゴル支配まで) 第三回:モスクワ大公国の台頭と拡大(15・16世紀) 第四回:17世紀のロシア帝国の拡大(シベリア・ウクライナ) 第五回:18世紀前半のロシア帝国の拡大(バルト海・ウクライナ) 第六回:18世紀後半のロシア帝国の拡大(クリミアなど黒海沿岸地域) *2025年4月開講。全12講。
詳しく見る -
新宿 オンライン
楔形文字がむすぶ古代オリエント都市
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 小林 登志子/歴史学者
- 2025/04/07〜
月
12:45〜14:30
古代オリンエト世界には数多の都市があったが、その中でも楔形文字が刻まれた粘土板が出土した都市について話す。つまり、メソポタミア文明が伝わった都市になる。『史記』にならえば、「アッシリア史」「バビロニア史」は「本紀」になるが、都市の紹介は諸侯国を記している「世家」にあたる。それぞれの都市に個性があり、興味深い。1回読み切り形式で、わかりやすく話す。日程は一部変更することもあるので、あらかじめご了承いただきたい。 (講師・記) リーフレット画像:エアンナ聖域のジックラト(ウルク) 〈今回のスケジュール〉 ※スケジュールは変更になる場合がございます。 4・07 都市とは 4・21 都市はウルクにはじまる 5・19 ラガシューシュメル人の実在証明― 6・02 アッカドはどこだ 6・16 エブラー考古学とパレスティナ問題と― 6・30 ウルー謎の王墓と、帝都―
詳しく見る -
中之島 オンライン
シルクロード交易とソグド人 (オンライン受講)
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 森部 豊/関西大学教授
- 2025/04/07〜
月
15:30〜17:00
1000年にわたり「シルクロード交易」を独占したとイメージされるソグド人とは何者か。彼らは、もともと中央アジアのオアシス都市に住んでいたイラン系の人々ですが、紀元前後頃から中国世界と接触し、やがて絹や生糸を求めて中国へ進出していきました。中国をはじめ東ユーラシア全域に植民聚落を作り、それらを結ぶ交易ネットワークを形成していきます。やがて、中国やモンゴリアに定住したソグド人はその地に勢力を張りめぐらし、中国や北アジアの世界に深くコミットしていくようになります。講座では、ソグド人の歴史を、商人としての側面のみならず、外交、軍事に従事した姿もふくめて紹介していきます。 <各回テーマ> (1)4月7日 中央アジアのソグド人 (2)6月2日 中国へ渡ったソグド商人の姿
詳しく見る -
横浜 オンライン
学び直す日本の歴史 20講
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 戸川 点/拓殖大学教授
- 2025/04/07〜
月
15:30〜17:00
学校で習った日本史は好きでしたか。大好きだった人、暗記ばかりで苦手だった人、さまざまだと思います。ところで科学が進歩するのと同様、日本史研究も日々進化しています。そんな新しい日本史研究の世界をのぞいてみませんか。受験や暗記と関係なく、そしてそれぞれの人生経験を経たうえで日本史を学び直してみると、日本史は以前よりも奥深く、きっと面白いものだと感じるはずです。この講座では、原始古代から現代まで流れをたどりながら、最先端の日本史の面白さを伝えていこうと思っています。(講師記) *2025年4月開講 <今期のテーマ> ※テーマは予定です。進み具合により変更となる場合があります。 1 旧石器、縄文、弥生時代の日本 旧石器時代、縄文時代、弥生時代、それぞれの時代の特質を大きくつかまえる。 2 古代国家の成立 古墳時代、飛鳥時代を取り上げ、日本における国家形成の歴史を考える。 3 大化改新とその後 大化の改新の展開と律令制導入の過程を考える。 4 平城京の時代 複雑な動きを示す奈良時代の政治史についてわかりやすく整理する。 5 平安王朝の成立と摂関政治 平安前期の国家と社会、摂関政治の成立と展開について考える。 6 院政の時代 平安後期の政治と社会について考える。 <1年間の予定> ※テーマは予定です。状況により、変更する場合があります。 1 旧石器、縄文、弥生時代の日本 2 古代国家の成立 3 大化改新とその後 4 平城京の時代 5 平安王朝の成立と摂関政治 6 武士の成長と院政の時代 7 「源平の戦い」と鎌倉幕府の成立 8 執権政治とモンゴル襲来 9 南北朝の戦いと室町幕府 10 室町幕府の展開と戦国時代 11 信長・秀吉・家康の時代 12 幕藩体制の展開と改革 13 幕末・明治維新・明治政府の成立 14 自由民権運動と立憲国家の成立 15 明治後期の政治と国際関係 16 大正時代を考える デモクラシーと対外膨張の時代 17 恐慌と昭和の幕開け 18 軍部の台頭と第2次世界大戦 19 戦後改革から高度経済成長へ 20 現代の日本と世界
詳しく見る -
新宿 オンライン
オスマン帝国・大清帝国・徳川明治日本
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 鈴木 董/東京大学名誉教授
- 2025/04/07〜
月
10:30〜12:30
ラテン文字世界としての西欧世界を原動力に唯一のグローバル・システムが成立する以前には、地球上には特色ある複数の文化世界が存在していた。それらのうち、アラビア文字世界としてのイスラム世界の世界帝国的存在であったオスマン帝国、漢字世界の世界帝国たる大清帝国、そして漢字世界の周辺に位置した日本について、それら伝統と、「西洋の衝撃」の下における伝統の変容過程について、比較史的に検討してみたい。なお、「百聞は一見にしかず」、図像資料もできるだけお目せしたい。(講師記) <今期・後期テーマ> 変容の過程 第 9回 近代西欧を原動力とするグローバリゼーションの進展 第10回 「西洋の衝撃」の到来の様態 第11回 「西洋化」改革の開始 第12回 支配組織の「西洋化」と支配エリートのあり方 第13回 グローバル化と社会・経済システム 第14回 技術・知識・生産システムの受容と「産業化」 第15回 文化の「西洋化」 第16回 政治体の統合のシステムとアイデンティティへの影響の諸相 ※下記、前期テーマは終了しました(2024年10月〜2025年2月開催) 伝統の構造 第1回 世界秩序と政治単位 第2回 政治単位とそれを支える統合のシステムとアイデンティティ 第3回 支配空間と支配組織 第4回 支配エリートとサブ・エリートたち 第5回 社会成層体系と身分秩序 第6回 社会経済システムと世界経済とのかかわり 第7回 文化の基礎/第8回 文化の諸ジャンルのあり方
詳しく見る -
新宿 オンライン
中国史書から見る古代日本
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 河内 春人/関東学院大学教授
- 2025/04/08〜
火
10:30〜12:00
日本古代史を考える時に必要な史料は日本で作られたものばかりではありません。中国で日本について記録された史料は、外部から見た日本史として日本国内の史料とは異なる貴重な証言を含んでいます。特に中国の歴代史書に掲載された倭国伝・日本伝はそのなかでも基軸的な位置を占めます。それらはどのような経緯で作られた史料であり、その記述はどのように読み取るべきでしょうか。記紀や六国史を中心として語られがちな日本古代史について、別の視角から日本史を考えることができる中国史料の性質と内容を考えます。(講師:記) 4月 漢書地理志と倭の出現 5月 魏志倭人伝と卑弥呼 6月 宋書倭国伝と倭の五王 【今後の予定】 7月 隋書倭国伝と遣隋使 8月 旧唐書倭国伝と日本伝 9月 新唐書日本伝と王年代紀
詳しく見る -
新宿 オンライン
神話学入門
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 松村 一男/和光大学名誉教授
- 2025/04/09〜
水
13:00〜14:30
神話という言葉はしばしば聞かれます。「神話のような世界」といえば、超現実的で素晴らしい世界を思い浮かべるでしょう。しかし、何か良いアイデアを思いついた時、相手から「それは神話だね」と言われたら、否定されたと思うでしょう。神話とは何なのか、そしてそれを研究する神話学とはどういう学問なのか、いつ頃、誰が始めたのか、そして今、どのくらいのことが研究され、分かっているのか、そうした神話についての入門講座を三回に分けてお話します。第一回では神話と神話学という語について説明し、第二回では神話の地域的そして時代的な広がりを紹介し、第三回では神話で語られるテーマの多様性についてお話します。(講師:記) 第1回:神話とはなにか、神話学とはなにか 第2回:世界の神話の広がり:地域と歴史 第3回:神話を分類する:創造、洪水、終末、英雄 【参考図書】 『[神話学入門](https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480099181/)』大林太良著(ちくま学芸文庫、2019年) 『[創世神話と英雄伝説](https://www.kadokawa.co.jp/product/201112000040/)』松村一男他編(角川文庫、2012年) 『[世界の神々の誕生](https://www.kadokawa.co.jp/product/201112000041/)』松村一男他編(角川文庫、2012年) ※こちらは第1回〜第3回セットでのお申込みページです。 ※第1回のみのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7921958&p=7e4fe58b74e81921aa94cbdda3a3b7fd096a5a39134246aa3e7824be6ffb9d9c)
詳しく見る -
新宿 オンライン
古代日中関係の展開と行方
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 森 公章/東洋大学教授
- 2025/04/09〜
水
10:30〜12:00
日本と中国の関係は紀元前1世紀頃からのもので、朝鮮諸国との関係ともども古代国家形成に国際的要因が及ぼした影響は大きかったことがわかっています。日中関係といえば、遣隋使・遣唐使が思い浮かび、留学生が東西文化を融合させて世界帝国の首都で活動する華やかな様子も強調されるところです。 では、当時の日中関係の実際の姿や変遷はどうだったのでしょうか。 7世紀には戦争による通交途絶の時期もありました。日本は対等外交を展開したといわれますが、本当でしょうか。遣唐使はどのようにして文物移入を行ったのでしょうか。阿倍仲麻呂の唐での活躍ぶりは如何。遣唐使は「廃止」されたのでしょうか。「遣唐使」以後の日中関係はどのように推移していくのでしょうか。平氏は日宋貿易を経済基盤としたのでしょうか。 この講座では7〜12世紀を視野に、遣隋使・遣唐使の時代から近年研究が進展している日宋関係の様相などを、最新の研究成果に基づいてお話しする予定です。 (講師・記) ■2025年4月期 「遣唐使」以後(10〜12世紀) 第19回 呉越国との通交 第20回 「然の入宋 第21回 寂照と藤原道長
詳しく見る -
新宿 オンライン
身体表現の文化史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 稲吉 優流/ムーブメントクリエイター
- 2025/04/22
火
15:30〜17:00
前回の「ダンス・舞踊の文化史 なぜ人は踊るのか」(2025.2.4開催)は、マニアックなテーマでしたが、盛りだくさんの内容は90分には収まりきれないものでした。国や民族的特徴に時代性を合わせると、その国・民族・時代による違いと共に、普遍的な共通点が見えてくるものです。今回は第2弾として、カラダの「動き」に軸を当てた講座となります。 ダンスや舞踊だけでなく、武術武道を含めたボディワークと民族性・地域性の特徴を掘り下げていきます。例えば、中丹田優位(天空系)のダンスや武術と、臍下丹田優位(大地系)のダンスや武術などに分類すると、実に面白い共通点が見えてきます。近年のボディワークでいえば発生がまるで別にもかかわらず、動きに共通点のあるメソッドが発生・存在しているのも、非常に興味深い現象です。違い(特異性)と共通点(普遍性)を理解することは、違う文化を認め、受け入れる思想にも繋がりますね。身体文化の「楽問」を探求しましょう!(講師・記) 【カリキュラム】 ●現在のダンスカルチャー ●様々なボディワークの考察 ●スポーツに見る日本人らしさとは ●遊びと文化の関係 ●健康の定義を考える *** <同講師の実技講座はコチラ↓> ●「カラダで遊ぶ 大人の体育 柔芯躰メソッド」 日程:2025年 4/22, 5/27, 6/24(火)18:30〜20:30 HP:[https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7884018](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7884018) *** 【広報画像】 @様々なジャンルのダンス(イメージ画像) A様々なジャンルのダンス(イメージ画像) B稲吉優流さん
詳しく見る -
新宿 オンライン
渡来人来訪
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 藤尾 慎一郎/国立歴史民俗博物館名誉教授
- 2025/04/10〜
木
13:00〜14:30
3万8千年前に後期旧石器時代人が日本列島に登場以来、縄文時代、弥生時代、古墳時代をつうじて大陸・朝鮮半島から多くの人々、いわゆる渡来人がやって来ました。最初に現れた後期旧石器時代人はどんな人だったのか、縄文時代の九州北部と朝鮮半島南部の人々はどのような交流をしていたのか。弥生時代に2度にわたって渡来した人びととその文化は?古墳時代の渡来人と持ち込んだ文化は?縄文人や弥生人はどんな食料を食べていたのか、などの諸問題を分子人類学や炭素・窒素同位体比分析など最新科学の助けを借りて3回に分けて解き明かします。 1回目は、旧石器時代と縄文時代、2回目は弥生時代、3回目は古墳時代を対象とします。(講師・記) <特別展情報> 「古代DNA―日本人のきた道―」 会場:国立科学博物館(東京・上野公園) 会期:2025年3月15日(土)〜6月15日(日) 開館時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで) [詳しくは公式サイトへ](https://ancientdna2025.jp/)
詳しく見る -
福岡 オンライン
植物の民俗学
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 吉田 扶希子/西南学院大学非常勤講師
- 2025/04/10〜
木
10:30〜12:00
回を重ねてまいりました「植物の民俗学」のシリーズ。取り上げる植物はもうないかと思っておりましたが、まだまだ残っておりました。今回は初の試みですが、海藻を取り上げていきたいと思います。身近なワカメ、それからお祭りにはよく登場しますホンダワラです。その他、おなじみの作物のムギ、サツマイモの他、そして少し変わった目線でウルシ、タバコを取り上げます。 4月10日 [ワカメ](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7946760) 5月 8日 [ムギ](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7946763) 6月12日 [ウルシ](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7946764) 7月10日 ホンダワラ 7月31日 サツマイモ 9月11日 タバコ ★1回ずつの受講もできます。 各回 会員3,410円 一般3,960円
詳しく見る -
新宿 オンライン
学び直すヨーロッパ近現代史入門
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 川手 圭一/東京学芸大学教授
- 2025/04/11〜
金
10:30〜12:00
ヨーロッパが大きく揺れ動いています。各国で躍進する極右政党、移民・難民に対する排除の高まりは、近代ヨーロッパが築き上げてきた「市民社会」が内部から掘り崩されていくかのようです。「知」が軽んじられ、「民主主義」の精神を否定するかのような言動はますます大きくなり、私たちは、方向性を失った世界のなかにいるようです。 本講座では、このような現代社会を前に、19世紀を中心に「市民社会」の形成という観点から改めてヨーロッパ近現代史をたどる入門講座です。(講師・記) 【カリキュラム】※状況により変更することもございます。 第1回 4月11日 革命の時代のヨーロッパ 第2回 5月9日 19世紀ヨーロッパ市民社会の実像 第3回 6月13日 緊張と対立のヨーロッパ
詳しく見る -
新宿 オンライン
近世のヨーロッパとハプスブルク帝国
- NEW
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 岩ア 周一/京都産業大学教授
- 2025/04/12〜
土
15:30〜17:00
現在の西洋史研究においては、16世紀から18世紀までを独自の特色を持つ時期と捉え、「近世」と呼称することが一般的になっています。この講座では、この近世のヨーロッパを、講師が専門とするハプスブルク帝国を基軸として、できるだけ分かりやすく、しかしアカデミックな立場に基づいて扱っていきます。まず前半では、近世のヨーロッパをその特徴的な事象(大航海時代、ルネサンス、宗教改革、啓蒙主義など)から見ていきます。そして後半では、近世ヨーロッパを生きた人々が暮らした世界を宮廷・都市・農村の三つに分け、いわゆる社会史的な立場から多彩に論じていきます。 なお、基本的には講義形式で進めますが、毎回最後に10分ほど時間をとって受講者からの質問を受け付け、双方向的な性格も加えられればと思っています。(講師・記) <4月期スケジュール> 1 「近世ヨーロッパ」という時代 2 大航海時代 3 ルネサンス <7月期以降> 4 宗教改革 5 財政軍事国家 6 「啓蒙の世紀」 7 宮廷社会(1) 8 宮廷社会(2) 9 都市社会(1) 10 都市社会(2) 11 農村社会(1) 12 農村社会(2)
詳しく見る -
新宿 オンライン
オランダ・イギリスの東インド会社の歴史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 島田 竜登/東京大学准教授
- 2025/04/12〜
土
10:30〜12:00
17世紀初頭にイギリスとオランダでそれぞれ東インド会社が設立されました。その時は西ヨーロッパにおける小さな出来事であったかもしれません。しかし、今からみると、現在まで至るグローバル経済や国際秩序に、大きな影響を与えた会社の誕生でありました。当初はオランダ東インド会社が勢力を持ち、18世紀にはイギリス東インド会社がオランダの東インド会社をしのぐようになります。両社とも、ヨーロッパとアジアを結ぶ貿易に従事したほか、アジア内で政治的な権力を獲得し、最終的にはアジアに広大な植民地帝国を構築しました。 オランダとイギリスの東インド会社の歴史をひもとくと、現在の我々にとって有益な教訓が満ちているのが分かります。グローバルな商業活動を行いましたので、必然的に異文化に暮らす人々との交渉・対立・共存のために成功や失敗を繰り返し、数多くの工夫がうみだされました。この講座では、最新の研究成果を踏まえながら、グローバル社会に生きる我々にとっての教訓を、東インド会社の歴史から学ぶことを一大目標とします。 <各回のテーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございます。 2025年4月期:会社のガバナンス 第1回:オランダ東インド会社の設立:商人たちのあくなき利益追求 第2回:イギリス東インド会社と株主総会:近代的株式会社の在り方を問う 第3回:会社と国家:会社によるアジア・アフリカの植民地支配 2025年7月期:成功のビジネスモデル 第4回:オランダ東インド会社のアジア域内貿易:アジアをつなぐヨーロッパ企業 第5回:自由貿易商人のアジア域内貿易:イギリス東インド会社の劣勢挽回策 第6回:イギリス東インド会社の領域支配:いかにインドを支配したのか? 2025年10月期:会社内部の文化摩擦 第7回:東インド会社の布教問題:宗教はビジネスに必要か? 第8回:呉越同舟の船乗りたち:東インド会社のムスリム船員 第9回:コスモポリタン社会:植民都市の平和共存策とは何か? 2026年1月期:外交・貿易問題 第10回:日本の「鎖国」とオランダ東インド会社:いかに独占貿易を維持したのか? 第11回:インドと東インド会社:海千山千の現地パートナーとのインド・ビジネス 第12回:広東貿易と成長する中国:中国ビジネスをいかに理解したか?
詳しく見る -
福岡 オンライン
縄文時代に農耕はあったのか?
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- トライアル可
- 見逃し配信あり
- 武末 純一/福岡大学名誉教授 春日市奴国の丘歴史資料館名誉館長
- 2025/04/12〜
土
13:00〜14:30
日本史の教科書では、縄文時代は狩猟・漁撈と野生植物の採集に基礎を置く時代です。しかし、世界史的に見ると縄文時代は新石器時代に当たり、新石器時代には通常、農耕や牧畜が伴うため、縄文時代に農耕はなかったのかという疑問が当然わきます。また、弥生時代初めの高度な水稲農耕文化を受け入れ、急速に展開できた条件が、縄文文化にすでに準備されたのではないかとの疑問も生じます。縄文農耕論は戦前からあって、現在まで様々な議論が交わされ、その考え方は何度も驚くべき変転を迎えました。今回はその軌跡を丁寧にたどり、弥生農業との違いを明らかにします。 4月12日 [戦前の縄文農耕論](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7946748) 5月24日 [戦後の中期農耕論](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7946756) ※4週目 6月14日 [戦後の後晩期農耕論](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7946757) 7月12日 照葉樹林文化論の登場 8月 9日 縄文人・縄文社会像の転換 9月13日 圧痕法(レプリカ法)による革新 ★1回ずつの受講もできます。 会員 3,630円 一般 4,180円
詳しく見る -
新宿 オンライン
皇室とメディアの150年史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 河西 秀哉/名古屋大学准教授
- 2025/04/12〜
土
13:00〜14:30
皇室の動向は日々、メディアに様々報道されます。私たちは天皇・皇族の動向をメディアを通じて知り、皇室を意識していきます。近現代の日本では、皇室とメディアの関係は切っても切れない関係にあるようです。これは、明治以来、メディアの発達とともに形成されてきました。時に協調、時に対立といった構造が生まれています。この講座ではその歴史を考えてみたいと思います。戦前の「権威」から、敗戦直後の「人間」、そしてミッチー・ブームから現在に至る「消費」まで。その三つの概念は必ずしも単線的ではなく、絡み合って展開していました。具体的な問題を見ながら、そのあり方を考えていきます。(講師:記) 【各回の内容】 4月12日:戦前から敗戦まで 「権威」から「人間」へと変化し、戦争責任を回避していく様子を見ます。 5月10日:ミッチー・ブームからの模索 ミッチー・ブームとその後の皇太子夫妻の模索の様子を見ます。 5月24日:いわゆる「平成流」 平成の皇室の動向とメディア報道の様子を見ます。 ≪参考書≫※ご入用の場合は、各自でお買い求めください。 河西秀哉著[『皇室とメディア―「権威」と「消費」をめぐる一五〇年史―』](https://www.shinchosha.co.jp/book/603919/)(2024年、新潮選書)
詳しく見る -
横浜 オンライン
1年で学ぶ「梅松論」の世界
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 角田 朋彦/京都芸術大学非常勤講師
- 2025/04/12〜
土
15:30〜17:00
南北朝時代の初期を理解する史料として、『太平記』と双璧をなすのが『梅松論』です。『梅松論』は足利方に属する人の手によって叙述されたもので、鎌倉時代のあり方から筆を起こし、建武4年(1337)に新田方が拠る越前金ケ崎城が落ちるまでのことを記しています。『太平記』と違って中国の故事をひくこともなく、またあまり物語性も帯びていません。そのため軍記物語としての評価は低いものの、逆に歴史史料としての価値は高いとされています。一般的にはあまり知られておらず、こうした講座類でも取り上げられることが少ない『梅松論』。この機会に『梅松論』の世界に触れてみましょう。(講師・記) ※2025年4月開講。1年で学びます。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。 <カリキュラム(予定)> 【第1期】今期:2025年4月〜6月 第1回:梅松論という史料、将軍の来歴 第2回:鎌倉時代の政治情勢 第3回:後醍醐天皇の動向 【第2期】2025年7月〜9月 第4回:鎌倉幕府の滅亡 第5回:建武の新政と中先代の乱 第6回:足利と新田の対立 【第3期】2025年10月〜12月 第7回:京都合戦ー入京と敗退 第8回:足利尊氏の九州落ち 第9回:筑前多々良浜合戦 【第4期】2026年1月〜3月 第10回:足利勢の東上と湊川合戦 第11回:山門と京都の攻防戦 第12回:天下平定と足利兄弟の人物評
詳しく見る -
横浜 オンライン
シンボルと儀礼でみるフランス近代史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 長井 伸仁/東京大学教授
- 2025/04/12〜
土
13:00〜14:30
フランス共和政にはさまざまなシンボルがあります。それらは革命をはじめとした政治的事件だけでなく、祭典や葬儀など公的儀礼においても積極的に活用され、重要な役割をはたしてきました。このようなシンボルや儀礼にはカトリシズムとの類似点も少なくありません。フランスの共和政は世俗性を大きな特徴にしていますが、じつはカトリック文化を残していたともいえます。講座ではフランス革命から20世紀初頭までの時代を中心に、図像も交えて具体例をみてゆきます。(講師・記)2025年4月〜全6回予定。 【各回の内容(予定)】 〈4〜6月〉 (1)政治と祭り (2)「自由の女神」 (3)ラ・マルセイエーズ 〈7〜9月〉*受付開始は5月下旬頃〜 (4)三色旗 (5)革命と身体 (6)フランス革命の記念と歴史意識
詳しく見る -
横浜 オンライン
戦国時代の東国
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 齋藤 慎一/江戸東京博物館学芸員
- 2025/04/12〜
土
15:30〜17:00
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康が活躍する時代へと、華々しく語られた戦国時代ですが、関東平野には独自の展開がありました。山内・扇谷両上杉家から小田原北条家へと展開する関東戦国史は、近年、急速に研究が深まっています。 また、考古学の進展により、各地の城館などの中世遺跡が整備されました。それゆえに目の当たりに戦国時代を学ぶ機会も増えてきたようです。 戦国時代に登場した人物、舞台となった城館、注目された合戦など、最新の成果を交えつつ、東国の戦国時代を学びます。 まずは15世紀後半。近年では列島規模で戦国時代の幕開けとされる享徳の乱からです。(講師・記) 〔4月期(4〜6月)各回予定〕 4月:足利成氏と享徳の乱 戦国時代の到来を告げる、古河公方の登場です。 5月:杉顕定の登場 関東地方で戦国時代前半の主役であった山内上杉氏の当主です。 6月:関東平野の交通 戦国時代の交通は今とは違っていました。はたしてどこを通過したか。
詳しく見る -
横浜 オンライン
ドイツ近現代史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 鍋谷 郁太郎/東海大学名誉教授
- 2025/04/14〜
月
13:00〜14:30
ドイツ近現代の歴史を、ナポレオンによる神聖ローマ帝国の解体からナチス体制の崩壊までの約150年間を軸にして語って行きます。ドイツはイギリスやフランスと違い、国家統一が遅れた「特殊な道」を辿った国です。ビスマルクによって1871年に統一を果たしたドイツ帝国は、その後第一次世界大戦と第二次世界大戦を引き起こし、ヨーロッパのみならず世界に甚大な被害をもたらして行きました。この講義は、そのような「特殊な道」を辿った国家ドイツを、ヨーロッパの文脈の中で他国にも十分配慮しながら、政治、経済、文化、宗教と言った多元的な次元から分析をしていくことを目指しています。(講師・記)※2025年4月開講。1年24回で学びます。 各回のテーマ ――――― □第1回:「近代」と「現代」をどう捉えるのか □第2回:神聖ローマ帝国(962∼1806)とは如何なる国家だったのか □第3回:ドイツの近代化とナポレオン支配 □第4回:ポストナポレオン時代とヴィーン体制 □第5回:1848年革命はドイツを如何に変えていくのか □第6回:1848年革命はドイツを如何に変えていくのか *テーマは予定です。状況により変動する可能性があります。 今後の予定―――――――――― □第7回:「資本の時代1848−1873」におけるドイツ □第8回:「資本の時代」におけるドイツ □第9回:「資本の時代」におけるドイツ □第10回:「帝国の時代1875−1914」におけるドイツ □第11回:「帝国の時代」におけるドイツ □第12回:「帝国の時代」におけるドイツ □第13回:第一次世界大戦は何故起こったのか □第14回:第一次世界大戦は何故史上初の「総力戦」になったのか □第15回:第一次世界大戦下のドイツ社会 □第16回:第一次世界大戦下のドイツ社会 □第17回:第一次世界大戦の終焉とヴェルサイユ条約 □第18回:ヴァイマル共和国の構造と問題点 □第19回:「混乱期1919−23」の中のドイツ □第20回:「混乱期1919−23」の中のドイツと「相対的安定期1924−29」の始まり □第21回:「相対的安定期」の中のドイツ □第22回:ヴァイマル共和国の解体とナチス政権の成立 □第23回:ナチス体制(1933−39) □第24回:ナチス体制(1939−45)
詳しく見る -
新宿 オンライン
昭和の戦争を問い直す 外務官僚たちの戦争決断
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 佐藤 元英/元中央大学政策文化総合研究所長
- 2025/04/15〜
火
13:00〜14:30
昭和初年から間もなく100年を経ようとする今日、「昭和の戦争」とは何だったのか、日本を囲む現代の混迷している国際情勢を考えるうえでも、日本外交史を学びましょう。 昭和天皇が即位した時期、日本が国際関係についてどのような外交戦略を持っていたのか、外交を担う外務官僚の組織と機構はどのように形成されて来たのか、昭和天皇の軍隊と外務官僚たちのシビリアンコントロール、満洲事変から日中戦争への時機における外交官の活動、第二次世界大戦勃発前後パワーポリテックスに参入した日本外交、なぜ外務官僚たちは対米戦争に挑んだのか、「昭和の戦争」を決断した外務官僚たちの思想と行動を問い直し、日本の戦争決断の深層を探りましょう。そして、現代の私たちが、アジア・太平洋戦争終結後80年間武力行使を回避し続けられた意義を考えてみましょう。 [『外務官僚たちの太平洋戦争』(NHKブックス)](https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000912322015.html)をテキストとして使用します(各自ご準備ください)。4月〜9月は、第1章「外務省の開戦指導」から、第5章「日米戦争回避の可能性」までを解説します。講座では毎回、レジュメと関連史料(日本外務省・米国国務省の史料など)を配布します。(講師・記)
詳しく見る -
立川 オンライン
「高麗契丹戦争」からコリアの由来を考える
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 呉成浩(オ・ソンホ)/コリア社会歴史ライター
- 2025/04/16
水
13:30〜15:00
「韓国」と「朝鮮」、コリアの南北の国名は何故違うのでしょうか?各々名前の由来と国名が異なる名前になった理由を、コリアの古代から近代に至る歴史と共に考察します。また、コリアの名前を一躍世界に轟かし、「コリア」が韓国・朝鮮の代名詞になった大きな契機である「高麗契丹戦争」を、最新大ヒット史劇『高麗契丹戦争』から紐解きます。 今後日本でもお茶の間を席巻する事間違いなしの最新大河ドラマ『高麗契丹戦争』鑑賞の手引きをご伝授しますので、是非ともその眼でご体験下さい。(講師・記) ★参考資料 呉成浩 『韓流映画・ドラマのトリセツ』 彩流社 2024年 (https://www.sairyusha.co.jp/book/b10053070.html) ★講師ブログ「韓国朝鮮 社会と歴史のトリビア」 (https://ameblo.jp/ichigayasongho/)
詳しく見る -
中之島 オンライン
参勤交代の文明史的意義【オンライン受講】
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 笠谷 和比古/国際日本文化研究センター名誉教授
- 2025/04/16〜
水
15:00〜16:30
-
新宿 オンライン
家康に天下を獲らせた男・最上義光
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 松尾 剛次/山形大学名誉教授
- 2025/04/16〜
水
15:30〜17:00
最上義光は、出羽国(山形県・秋田県)を代表する戦国大名の一人で、江戸時代において57万石の石高を与えられた大大名でした。しかし、孫の家信の代の1622年に改易されたこともあって、義光の業績などは過小に評価されてきました。しかし、最近は新資料の発見などにより、義光像は大きく変化しています。この講座では、最新の成果によりながら、「もう一つの関ヶ原」を制し、家康に天下を獲らせた男・最上義光の実像を分かり易く語りたいと思っています。(講師・記) ※松尾先生は5月および6月はオンライン講義となりました、ご了承いただけますと幸いです。 ※6回シリーズの前半3回の講座となります。 【カリキュラム】 第1回 4/16 導入 北の関ヶ原合戦とは・最上義光とは(1) 第2回 5/21 北の関ヶ原合戦の主役たち〜奥羽戦国大名 最上義光とは(2)・伊達政宗とは・上杉景勝 第3回 6/18 関ヶ原の戦い1 会津征伐・関ヶ原の戦い 【今後の予定】2025年7月期 第4回 北の関ヶ原合戦 伊達政宗の戦い 慶長出羽合戦1 畑谷城の戦い 第5回 北の関ヶ原合戦2 慶長出羽合戦 慶長出羽合戦2 長谷堂城の戦い 慶長出羽合戦3 上山城の戦い・横手城の戦い 第6回 北の関ヶ原合戦3 庄内の戦い 会津の戦い まとめ ★4月16日(水)は講師は新宿教室にて、5月21日(水)、6月18日(水)は講師オンラインにて講義を行います。
詳しく見る -
横浜 オンライン
考古学とはなにか
- NEW
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 設楽 博己/東京大学名誉教授
- 2025/04/16〜
水
15:30〜17:00
佐賀県吉野ケ里遺跡の石棺墓の発掘はTV、新聞、ネットをにぎわせました。奈良県富雄丸山古墳から出土した2m以上もある蛇のような鉄剣と鏡台のような青銅鏡にも驚かされました。いずれも太古の遺跡ですが、このような文字のないあるいは文字が希薄な時代の歴史を紐解くのに欠かせないのが考古学です。ロマンに満ちた学問といってよいでしょうが、ただ発掘すればよいというものではありません。その遺跡が発掘の対象に選ばれたのには理由があります。何を知るために掘ったのでしょうか。また、どのような掘り方をすれば知りたいことに近づけるのでしょうか。さらに出土した遺物をどのように分析すればよいのか。この講座では考古学のイロハ、考古学者の仕事を紹介しながら、考古学とはなにかを考えてみたいと思います。(講師・記) <参考文献>早乙女雅博・設楽博己『新訂 考古学』(放送大学教育振興会) *2025年4月開講。全12講。 *オンラインのみ。教室での開催はありません。 ## 各回のテーマ ■2025年4月期 1.インディジョーンズと刑事コロンボ どちらも少し古い映画とTVドラマですが、対比しながら考古学者の仕事を理解します。 2.考古学の歴史1 ポンペイの発掘からピラミッドの調査まで、世界の考古学の歴史を紐解きます。 3.考古学の歴史2 江戸時代から大正時代までの日本考古学の歩みをたどります。 ■2025年7月期 4.考古学の歴史3 昭和から現在までの日本考古学の歩みをたどります。 5.遺跡はどのように発掘するのか 遺跡の発掘調査の手順や方法を紹介します。 6.考古学の年表づくり 文字や暦のない時代の年表はどのようにしてつくるのでしょうか。 ■2025年10月期 7.考古資料による空間分析 考古学で人の移動はどのように推しはかることができるのでしょうか。 8.環境考古学とはなにか 過去の環境変動とひととのかかわりの分析方法を紹介します。 9.考古科学とはなにか DNAや同位体など自然科学的な分析は、今や考古学にかかせません。 ■2026年1月期 10.中範囲理論とはなにか 文献・民族誌・実験がポイントです。 11.心をさぐる 物質文化を扱うのが得意な考古学ですが、精神文化へのチャレンジも多様です。 12.考古学者の仕事 講座を振り返り、考古学者が何を目指しているのか考えます。
詳しく見る -
横浜 オンライン
一世紀間の米中関係と日本 1844―1945年
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 佐藤 元英/元外務省「日本外交文書」編纂官
- 2025/04/16〜
水
13:00〜14:30
アジア・太平洋戦争の原因と日本の敗戦・復興をどのような視点でとらえるべきか、戦後80年の今、改めて日本外交史を学び直しましょう。今日においても、世界が平和でありうるか否かの一つの鍵は、米中関係にあるといっても過言ではないでしょう。100年間にわたるアメリカの対中国政策の歴史的展開を観察することによって、米中関係の日本に及ぼした影響、リアクションとしての日本外交の実像が浮かび上がってきます。(講師記) <各回のテーマ(予定)> 第1回 アメリカ国務省の「平和と戦争」(Peace and War)1931-1941 第2回 アメリカ国務省の「中国白書」(The China White Paper)1844-1945 第3回 加瀬俊一(アメリカ局第1課長)「1942年 日米交渉経緯の部」 第4回 19世紀の米中関係と日本―通商条約をめぐって― 第5回 アメリカの基本政策の展開―日清・日露戦争と門戸開放― 第6回 義和団事件から辛亥革命―列強の対応― ※上記は予定です。進み具合により多少の変更が生じる場合があります。
詳しく見る -
新宿 オンライン
平安時代 400年史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 木村 茂光/東京学芸大学名誉教授
- 2025/04/17〜
木
13:30〜15:00
平安時代は貴族政治の展開や国風文化の繁栄などに代表されるように、優雅な時代というイメージがありますが、一方では律令制から摂関政治へ、遣唐使の中止、武士の成立と台頭、荘園制の展開など、古代社会から中世社会への大きな転換点でもありました。本講座では、400年続いた平安時代を4期に分けて、時間の経過に沿いながらそれぞれの転換点の特徴をわかりやすく解説したいと思います。(講師記) <今期のテーマ> 平安京の成立―「千年の都」平安京の「始まり」を考える 1)平安遷都 2)承和の変と藤原氏の台頭 3)遣唐使の中止と対外認識の変化 ### 1年間のテーマ 1. 平安京の成立―「千年の都」平安京の「始まり」を考える 1)平安遷都 2)承和の変と藤原氏の台頭 3)遣唐使の中止と対外認識の変化 2. 律令制から王朝国家へ―古代から中世への移行期「王朝国家」の特徴を解明する 4)王朝国家の成立 5)承平・天慶の乱と武士の成立 6)摂関政治の展開 3. 平安京住民の諸相―平安京住民の多様な実相と国風文化の特徴に迫る 7)都市平安京の成熟 8)都市住民の諸相 9)国風文化の特質 4. 院政と武士の台頭―中世社会への胎動を荘園と武士に焦点をあてて明らかにする 10)後三条親政と院政の開始 11)院政と荘園公領制の成立 12)保元・平治の乱と武士の台頭
詳しく見る -
立川 オンライン
アジアのなかの弥生社会
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 中村 大介/埼玉大学教授
- 2025/04/18
金
13:00〜14:30
弥生時代は、本格的な農耕社会の形成、金属器の利用、階層化社会の出現というように、日本列島の歴史のなかでも重要な社会変化が連続しておこった変革の時代である。本講義では、そのなかでも、東アジア世界と恒常的につながる結果をもたらした青銅器の導入と、その交易ネットワークを中心に、新しい弥生時代像を論じたい。特に、交易ネットワークが成長したことによって、朝鮮半島や日本列島の地域社会が、漢王朝の動向とも無関係ではいられなくなったことを考古資料から解き明かす予定である。(講師・記) 画像は、多鈕細文鏡(東京国立博物館蔵、出典:ColBase J-20188)、細形銅剣(東京国立博物館蔵 出典:ColBase J-7220)
詳しく見る -
新宿 オンライン
ヤマト王権と古代祭祀の謎
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 鈴木 正信/成城大学教授
-
金
10:30〜12:00
古代において、政治(まつりごと)とは祭事(まつりごと)でした。とくに人々に対して疫病をもたらす神々をいかに鎮めるかが、為政者にとっては最も重要な政治課題でした。では、ヤマト王権の天皇や氏族たちは、神々をどのように祭ったのでしょうか。この講座では、日本で最初の疫病流行をもたらしたと伝えられる奈良県の三輪山に住む大物主神(おおものぬしのかみ)にまつわる神話や、この神の子孫で大神神社(おおみわじんじゃ)の神職を務めた大神氏(おおみわし)という氏族の伝承に焦点を当てて、五世紀から七世紀までの古代祭祀のあり方を見ていきます。スライド・ビデオ等を活用して、初心者の方にも分かりやすくお話しします。(講師・記) 【カリキュラム】 1.大物主神と箸墓古墳の伝承 2.三輪山周辺の祭祀遺跡 3.聖域(アジール)としての三輪山
詳しく見る -
横浜 オンライン
1930年代 危機のヨーロッパ
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 宮坂 豊彦/現代史研究家、早稲田大学招聘研究員
- 2025/04/18〜
金
13:00〜14:30
▶目標 ・プーチン戦争勃発により、「新たな戦前」へ振り子が触れた現代ヨーロッパの状況と、類似性が指摘される1930年ヨーロッパの破滅への道程を、当時の実情に即して学ぶ。 ・30年代のヒトラー現象(ファシズム)と、現在のプーチンの遣り口は共通性を持ちうるのか。第二次世界大戦を阻止できなかった30年代ヨ―ロッパと現在は類似しているのか?E.H.カーが『危機の20年』の中で捉えた「戦前の世界」の実相を批判的に検討する。 ▶講義概要 ・戦間期が内包した問題性と今日的意味を考える。二度の世界大戦の接点となった戦間期ヨーロッパでの経験、ヴェルサイユ・ロカルノ体制の成立から崩壊までを、1920〜30年代のヨーロッパ政治・外交・社会を中心に概観する。 ・30年代のドイツ・イタリアのファシズム外交とそれに対するイギリス・フランスの宥和外交について検証する。また、ヴェルサイユ体制の主導国であるイギリス・フランス両国の国内事情や政治リーダーの判断を明らかにする。 最新の研究動向に基づき、資料や映像も駆使して、共に学びたいと思います。初心者の方も大歓迎です。奮ってご参加ください!(講師記) 第1回 ヴェルサイユの呪縛 第2回 ロカルノの幻想とヴァイマール 第3回 30年代ヨーロッパとファシズム 第4回 ファシズム外交と宥和政策 第5回 スペイン内戦とドイツ・イタリア枢軸 第6回 ミュンヘンからダンツイヒへ 世界大戦への道 参考図書 講義時に、適宜参考図書を紹介します。 毎回配布する資料を次の時間にもご持参ください。(質疑に活用します) *画像は、独ソ不可侵条約関連画像
詳しく見る -
福岡 オンライン
日本列島と朝鮮半島の交流史〜先史から近代まで
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 講師陣/九州大学文学部
- 2025/04/19〜
土
13:00〜14:30
今年は、日韓国交正常化60周年に当たります。この講座では、日本列島と朝鮮半島の交流の歴史について,歴史学・考古学の専門家が先史時代から近代に至るそれぞれの時代の特徴的なトピックについて検討し、そこから海峡を挟んだ両地域の交流の特質について考えます。 @4月19日 中世T:「中世の対馬と朝鮮―「国境の島」からみた日朝交流史―」 荒木 和憲(日本史学講座 准教授) A5月17日 近世:「近世期における朝鮮半島との交流の軌跡―平戸・福岡に残る史跡をめぐって 岩崎 義則(日本史学講座 准教授) ※オンライン B6月21日 先史:「朝鮮半島の前方後円墳をめぐる諸問題」辻田 淳一郎 (考古学講座 教授) C7月26日 [中世U:「朝鮮史からみた「元寇」」](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8046423) 森平 雅彦(朝鮮史学講座 教授) D8月30日 [近代:「帝国日本とスポーツ」](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8046424) 小野 容照(朝鮮史学講座 准教授) ※オンライン E9月20日 [古代:「奈良時代の日本と新羅」](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8046422) 内田 敦士(日本史学講座 講師) ※7月は第4週、8月は第5週です ★各回受講もできます。 会員 3,630円 一般 4,180円
詳しく見る -
新宿 オンライン
平安時代の日記(古記録)を楽しむ
- NEW
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 倉本 一宏/国際日本文化研究センター名誉教授
- 2025/04/21〜
月
10:30〜12:00
日本には、宇多・醍醐・村上天皇の三代御記以来、多くの貴族や天皇の日記(古記録)が残されています。これは世界史的に見ても、日本だけの特別な現象です。 『栄花物語』や『大鏡』などの「歴史物語」、『今昔物語集』などの説話集とは違って、古記録は事実のみを記録した第一級の歴史史料です。 この講座では、これまでごく限られた専門家のみが読んできた代表的な古記録のなかから、比較的読みやすく、また面白い記事を選んで、これを原文・読み下し文・現代語訳で示し、解説していきます。 専門的な知識や漢文の素養がなくても大丈夫です。(講師・記/1年全12講。25年4月開講) 〈スケジュール〉 4/21 はじめに 古記録とは何か 5/19 三代御記1.『宇多天皇御記』と宇多天皇 6/16 三代御記2.『醍醐天皇御記』と醍醐天皇
詳しく見る -
横浜 オンライン
21世紀の世界史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 木畑 洋一/東京大学名誉教授
- 2025/04/22〜
火
10:30〜12:00
21世紀も四半世紀が経過した。この間、「同時多発テロ」事件からガザ戦争まで、世界の人々は深刻な問題に直面しつづけてきた。その少し前、冷戦が終結した頃に広がった地球の将来についての楽観論は、雲散霧消してしまった。この講義では、20世紀の世界を回顧した後、1990年代以降の世界史をたどり、私たちが直面している諸問題を人類史のなかに位置づけつつ、現在の状況がどのようにして生じてきたかを受講生の皆さんと一緒に考えたい。(講師・記) *2025年4月開講 <今期の各回テーマ(予定)> 1 20世紀の世界史@:帝国主義の時代から第二次世界大戦まで 2 20世紀の世界史A:戦後世界における脱植民地化と冷戦の交錯 3 1990年代の世界:共生への期待とグローバリゼーションの浮上 4 21世紀第一四半期における世界の歩み:9.11から「ガザ戦争」まで 5 地球環境問題:人新世の現段階 6 グローバリゼーションの曲折:グローバル・ヒストリーという視点 ----1年の予定---- 1 20世紀の世界史@:帝国主義の時代から第二次世界大戦まで 2 20世紀の世界史A:戦後世界における脱植民地化と冷戦の交錯 3 1990年代の世界:共生への期待とグローバリゼーションの浮上 4 21世紀第一四半期における世界の歩み:9.11から「ガザ戦争」まで 5 地球環境問題:人新世の現段階 6 グローバリゼーションの曲折:グローバル・ヒストリーという視点 7 グローバル・サウスの台頭:脱植民地化の帰結 8 戦争と平和の様相:「新しい戦争」か? 9 増大する移民・難民:世界史のなかの定着と移動 10 浮遊する政治:民主主義の伸長と後退 11 流動する国際秩序:国民国家・地域統合の軌跡 12 21世紀世界の展望 --------------- ※上記は予定です。進み具合により多少の変更が生じる場合があります。
詳しく見る -
新宿 オンライン
ノモンハン事件から見える現代への教訓
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 麻田 雅文/成城大学教授
- 2025/04/22〜
火
10:30〜12:00
1939年、満洲国とモンゴル人民共和国の国境地帯で起きたノモンハン事件。一見、辺境の小規模な衝突に見えるこの戦いは、実は日本とソ連の進路を大きく変えた重要な転換点でした。本講座では、この歴史的事件を現代的な視点から解き明かします。 日ソ両軍が展開した「情報戦」の実相は、今日のハイブリッド戦争やフェイクニュースの問題とも重なります。今に至るこの地域の複雑な民族問題も無視できない要素です。また、米中対立が深まる今日、大国間の緊張関係や軍事衝突のリスクを考える上で、ノモンハン事件は私たちに何を語りかけているのでしょうか。 第一線の研究や近年公開された日露の史料に基づき、従来語られてこなかった視点も含めて、この事件の重層的な意味を探ります。(講師:記) 第1回 なぜノモンハンで戦うことになったのか 第2回 戦場の諸相ー戦術・インフラ・プロパガンダ 第3回 その影響と現代への教訓
詳しく見る -
新宿 オンライン
20世紀の戦争 比較戦争史研究の試み
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 等松 春夫/防衛大学校教授
- 2025/04/23〜
水
19:00〜20:30
2025年は第二次世界大戦の終結から80年である。あの戦争を最年少の兵士として戦った人々の大半が鬼籍に入った。日本は戦後80年のあいだ平和を享受してきたが、世界ではその間、無数の紛争が生起して多くの血が流されてきた。そしてその状況は過去形にはなっていない。本講義ではジョン・ストウシンガーの古典的著作『なぜ国々は戦争をするのか』上下巻(国書刊行会2015)を手がかりに、20世紀の戦争・紛争を考察する。 教科書は指定せず講義は講師が作成する教材を基に行うが、参考文献として受講者はストウシンガーの上記書に目を通しておくことが望ましい。(講師:記) <今期の予定> 第1期(2025年4〜6月) 1 帝国主義下のアジアの戦争:日清戦争/米西戦争/日露戦争 2 経済とテクノロジーのグローバル戦争:第1次世界大戦 3 イデオロギーと政治体制をめぐる戦争:スペイン内戦/独ソ戦/国共内戦 画像:日露戦争(旅順要塞を砲撃する28サンチ砲) <今後の予定> 第2期(2025年10〜12月) 4 ヨーロッパ発のグローバル戦争:第2次世界大戦(ヨーロッパ) 5 アジア発のグローバル戦争:第2次世界大戦(アジア・太平洋) 6 冷戦下の国際内戦:朝鮮戦争 第3期(2026年1〜3月) 7 帝国主義・シオニズム・ナショナリズム:第1〜4次中東戦争 8 インド亜大陸をめぐる戦争:第1〜3次インド・パキスタン戦争 9 ドミノ理論の誤算:ベトナム戦争 第4期(2026年4〜6月) 10 帝国の負債:スエズ戦争/フォークランド戦争 アルジェリア戦争/インドシナ戦争 11 ソヴィエト帝国の負債:ユーゴスラヴィア内戦 コーカサス紛争 ウクライナ戦争 12 21世紀の戦争:湾岸戦争 アフガニスタン イラク ガザ 註:講義は1年通年でも、1期ごとでも登録・受講可能。 各サイクル(3回)内で扱う戦争の順番は変更する可能性がある。 <参考文献> ジョン・G・ストウシンガー著、等松春夫監訳[『なぜ国々は戦争をするのか』](https://www.kokusho.co.jp/np/result.html?writer_id=20534)上下巻(国書刊行会2015) <講師詳細> 等松 春夫:1962年米国パサデナ市生。防衛大学校国際関係学科教授。専門は政治外交史・比較戦争史。筑波大学、早稲田大学を経て1991〜97年に英国留学。オックスフォード大学博士(政治学・国際関係論)。2011年にNATO国防大学で研修、ディプロマ取得。著書『日本帝国と委任統治』(名古屋大学出版会2011)、訳書『なぜ国々は戦争をするのか』(国書刊行会2015)、『大いなる聖戦:第二次世界大戦全史』(国書刊行会、2018)、共著書『日英交流史3〈軍事〉』(東京大学出版会、2001)、『日中戦争の軍事的展開』(慶應義塾大学出版会、2006)、『昭和史講義1・2』(筑摩書房、2015、2016)、Pearl Harbor (Cassell, 2001)、A Gathering Darkness (Scholarly Resources, 2004), Imperialism on Trial (Lexington Books, 2006), Russo Japanese War in Global Perspective (Brill, 2007), History Textbooks and the Wars in Asia (Routledge, 2011), Maritime Strategy and National Security in Japan and Britain (Brill, 2012), Spain 1936: Year Zero (Liverpool University Press, 2018), East Asians in the League of Nations (Palgrave Macmillan, 2023 )他多数。
詳しく見る -
横浜 オンライン
英雄たちの中国古代史
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 楯身 智志/帝京大学准教授
- 2025/04/23〜
水
15:30〜17:00
本講座では、紀元前3世紀〜紀元前1世紀ころの中国の歴史について詳細に扱います。この時代は、秦の始皇帝による中国統一、中国史上初の農民反乱である陳勝・呉広の乱、項羽と劉邦の天下をめぐる争い、漢の高祖劉邦と匈奴との死闘、中国史上最悪の悪女・呂后の登場、呉楚七国の乱など、中国古代を代表する重大事件が立て続けに起こり、数多くの英雄が活躍します。そしてその中で成立した漢王朝こそ、「漢字」・「漢民族」のルーツとして、中国のアイデンティティの一部となっていくのです。 『史記』・『漢書』などの文献史料はもちろんのこと、近年陸続と発見されている新史料も活用しながら、中国古代の歴史について考えていきたいと思います。 (講師・記) *2025年4月開講。2年24講。途中受講は随時可能です。 <各回テーマ> ※今期の範囲=◆ ◆第1回 秦の名将白起はなぜ降伏兵40万人を生き埋めにしたか?――秦の強大化 ◆第2回 始皇帝の言い訳めいた勝利宣言――秦の中国統一とその実態 ◆第3回 始皇帝は暴君か?――始皇帝の死 第4回 ムダに意識が高すぎた陳勝――陳勝・呉広の乱 第5回 「秦を亡ぼす者は必ずや楚ならん」――項梁・項羽の台頭 第6回 沛県のダメ男・劉邦――劉邦の挙兵と進軍 第7回 「富貴にして故郷に帰らざるは繍を着て夜行するが如し」――秦の滅亡、鴻門の会、項羽分封 第8回 劉邦軍56万vs項羽軍3万――韓信の登場と彭城の戦い 第9回 「国士無双」韓信――蒲坂の戦い、井陘の戦い 第10回 反間をしかける陳平、絶望する范増――滎陽攻防戦 第11回 斉王韓信の分岐点――濰水の戦い、広武対陣、鴻溝の和約 第12回 終わる戦争、始まる政争――垓下の戦い、項羽の最期、劉邦の皇帝即位 第13回 「天下統一」できなかった劉邦――楚漢戦争の総括、「郡国制」の実態 第14回 「狡兔死して、良狗亨らる」――長安建設、韓信謀反 第15回 「黄河如帶、泰山如氏A國以永存、爰及苗裔」――高祖功臣の誕生 第16回 平城の恥と貫高の忠節――平城の戦い、劉邦暗殺未遂事件 第17回 大風を詠って白馬に誓う――呂后の台頭、劉邦の最期 第18回 呂后は悪女か?――恵帝の即位と呂后の施政 第19回 捏造されたクーデター——「諸呂の乱」 第20回 文帝の苦悩――淮南王劉長謀反事件 第21回 真の皇帝になるために――文帝と賈誼の挑戦 第22回 スゴロクの恨み――呉楚七国の乱 第23回 「実質的郡県制」の実態――景帝をめぐる政治史 第24回 劉徹の戦い――漢武帝の即位 *テーマは予定です。進捗により変わる場合がございます。
詳しく見る -
立川 オンライン
古代ローマの歴史
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 倉橋 良伸/電気通信大学講師
- 2025/04/23〜
水
13:00〜14:30
ディオクレティアヌス帝による帝国の再建は、四分割統治というシステムの構築によりなされました。このシステムは、4つの中心を配置することで、外敵の侵入や反乱の発生に対して迅速に対応できるようにしただけでなく、東西にそれぞれ正帝と副帝を立てることで、帝位の継承を円滑に行う狙いがありました。 ところが世代交代が進むと、皇帝たちの帝国に対する忠誠心より野心が勝るようになり、他国の侵略を図り互いに抗争し始めます。繰り返される内乱は、人間が作り出したものには自ずと限界があることを意味するのでしょうか。 トーナメント戦の様相を呈した後に勝利者となったのはコンスタンティヌスでした。キリスト教を公認したこととコンスタンティノポリスを建設したことでも有名です。しかし、キリスト教のみを公認したわけではなく、ローマに代わる新都の建設を意図したわけでもありません。どうやら、広く知られている史実には誇張や脚色があるようです。じっくり鑑賞することにしましょう。(講師・記) 第1回 四分割統治の崩壊 サバイバル・ゲーム 第2回 コンスタンティヌスの勝利 帝国の再統一 第3回 コンスタンティノポリスの誕生 新ローマ? ★教室では毎回講座終了後に20分程度の参考動画を視聴します。 【画像】4帝像(サンマルコ広場・ヴェネツィア)
詳しく見る -
横浜 オンライン
蝦夷世界の歴史的諸相
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 関 幸彦/元日本大学教授
- 2025/04/24〜
木
11:00〜12:30
西高東低の権力配置が顕著な古代は、中央の政治権力にまつろわぬ人々は、蝦夷と呼ばれました。時代の推移とともに彼らに与えらた歴史的性格は様々でした。2回にわたるこの講座では、中央の政治・軍事支配と、どう東北・北海道は対峙していったのか。奈良・平安期の蝦夷戦争から安倍・清原氏の台頭、更に奥州藤原氏世界、その後の鎌倉体制下での軋轢をへて、蝦夷地はどう変貌したのか。津軽大乱から安藤一族の蝦夷地を射程にした交易活動などをテーマに考えます。 2回目は、特に近世・近代を軸に、戦国期のコシャマインの蜂起や蠣崎・松前氏のアイヌ支配、更に江戸期の最上・近藤・間宮らの蝦夷地探検家たちの登場、そして幕末戊辰戦争をへての近代明治国家の国境の画定などをテーマに考えます。(講師記) <各回カリキュラム> 4/24 古代・中世の蝦夷世界 5/29 近世・近代の蝦夷世界
詳しく見る -
新宿 オンライン
日本古代の漢文を読む
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 沖森 卓也/立教大学名誉教授
- 2025/04/24〜
木
15:30〜17:00
日本人が書いた漢文(古代中国古典語で書かれた文章)、すなわち日本漢文には母語である日本語の影響が避けがたく、その不自然さ、誤用の程度は、ネイティブの中国人が書く漢文(純漢文)に近いものから中国人には理解不能な漢字文に至るまで、実にさまざまである。それは、漢文を書く人、漢文で書かれる対象(内容)、書かれる状況・背景などによって,漢字の使い方に大きな差異が生じるからで、日本語を基盤とした文章は漢文との逕庭がはなはだしい。そこで、古代日本の漢文(漢字)資料を原文に基づいて丁寧に読み進めながら、漢字に込められた古代人の言語観や文学性、そして日本語との葛藤を浮き彫りにしていくことにする。 ●今期:日本漢文の源流をたどる 日本では5世紀から本格的に漢字の使用が始まるが、「稲荷山古墳鉄剣銘」「江田船山古墳太刀銘」「隅田八幡宮人物画像鏡銘」後の、6,7世紀における日本漢文を読み進め、漢文の作成に日本語がどのような影響を与えていったか検証していく。 @6、7世紀の日本漢文 A和文への流れ ー宣命と祝詞ー <今後の予定> 夏学期:記紀を読む 秋学期:万葉集の漢文を読む 冬学期:上代撰述の風土記を読む ・・・・・
詳しく見る -
横浜 オンライン
ゼロから学ぶ世界の歴史 20講
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 堀井 弘一郎/元日本大学講師
- 2025/04/24〜
木
13:30〜15:00
画家ゴーギャンには「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」という絵があります。この講座では、1年間20講で人類の誕生から現代までをざっくりと概観しながら、この問いに向き合っていきたいと思います。「世界の歴史」を学ぶ機会のなかった方、あったけれどももう忘れてしまったなぁと思う方、もう一度学び直してみたいと考えている方など、大歓迎です。さぁ、ご一緒に「世界の歴史」の扉を開けて、我々人類、人間が歩んできた道のりを気球の上から眺めるような気分で旅してまいりましょう。(講師-記) *2025年4月開講。1年でたどります。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。 <各回テーマ> ■第1回 人類の誕生から「歴史時代」へ −画家ゴーギャンの「我々はどこから来たのか」の問いを考える ■第2回 古代オリエントと地中海世界の発展 −メソポタミア・エジプト両文明と、ギリシャ・ローマ世界を概観する ■第3回 アジア・アメリカ古代文明の黎明 −インダス川や黄河・長江流域、マヤ・アステカ・インカの文明誕生の足跡をたどる ■第4回 内陸アジア世界・東アジア世界の形成 −草原の遊牧民や北方民族の動き、秦・漢から隋・唐までの激動の時代を追う ■第5回 イスラーム世界の形成と拡大 −イスラームとは何なのか、世界をどう変えたのか、その奔流の跡をたどる <今後のテーマ> ■第6回:ヨーロッパ世界の形成と封建社会の成立 ■第7回:東アジア世界の変動とモンゴル帝国 ■第8回:トルコ・イラン・インド・中国の大帝国群の盛衰 ■第9回:ルネサンス・宗教改革から主権国家群の形成へ ■第10回:市民革命・産業革命の進展と近代市民社会の形成 ■第11回:アメリカ独立革命と南北アメリカの発展 ■第12回:ウィーン体制の成立と近代国民国家の発展 ■第13回:帝国主義の拡大とアジア・アフリカの民族運動 ■第14回:第1次世界大戦とヴェルサイユ体制の形成 ■第15回:社会主義世界の誕生と変容 ■第16回:世界恐慌とファシズムの拡大 ■第17回:第2次世界大戦の勃発とアジア太平洋戦争の展開 ■第18回:戦後世界秩序の形成と東西冷戦の進行 ■第19回:「第三世界」の台頭と混迷 ■第20回:「冷戦終結」後の混沌とグローバリゼーション
詳しく見る -
くずは オンライン
一から学ぶ考古学入門(オンライン受講)
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 佐古 和枝/関西外国語大学教授
- 2025/04/25〜
金
10:30〜12:00
-
横浜 オンライン
1年で学ぶ中国古代史
- NEW
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 森 和/杏林大学准教授
- 2025/04/25〜
金
10:30〜12:00
この講座では中国〇千年という長〜い歴史の前半、文明が誕生してから皇帝を頂点とする専制国家の基本型がひとまず完成するまでの約2000年間を全12回でざっと概観し、各時代の要点を学びます。中国では大昔から歴史書が編纂され、主にそれらの文献史料によって歴史が組み立てられてきました。しかし最近では考古発掘などで新しい資料が次々と見つかり、これまでの知見をアップデートする必要もでてきています。そこで従来の文献史料に発見された新資料を加え、中国古代史の今現在を皆さんにお話ししてみようと思います。(講師・記) ※2025年4月開講。1年(全12回)で学びます。 <カリキュラム(予定)> 【第1期】今期:2025年4月〜6月 第1回 夏:文明の多元性と初期王朝 第2回 殷:最古の漢字が刻むこと 第3回 西周:王権の淵源 【第2期】2025年7月〜9月 第4回 春秋時代:拡がる中華 第5回 戦国時代:政治改革と諸子百家 第6回 古蜀文化:伝承とモノ 【第3期】2025年10月〜12月 第7回 秦(1):統一政策と法律 第8回 秦(2):短命王朝の原因 第9回 前漢(1):不安定な帝国 【第4期】2026年1月〜3月 第10回 前漢(2):帝国の内と外 第11回 後漢(1):国家と儒教 第12回 後漢(2):「漢」の重み
詳しく見る -
新宿 オンライン
王のいないインダス「文明」社会
- NEW
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 小茄子川 歩/京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 特任准教授
- 2025/04/26〜
土
13:00〜14:30
紀元前2600年ころに現在のパキスタンとインド北西部に成立し、紀元前1900年ころに解体した「文明」社会を、わたしたちは一般的にインダス文明とよんでいます。 この「文明」社会には、都市や文字、石製の印章やおもり、外部社会との限定的交流などの痕跡は存在しますが、不思議なことに、中央集権的な社会構造、王や王墓、神殿、労働集約的な灌漑事業、ムギ類の偏重大量生産、極端な集住、富の集中、武器・軍隊・戦争、社会全体にいきわたるような宗教などの痕跡は不在です。 本講座では、わたしたちの教養ともなっている王のいる古代文明社会のあり方を再考するために、王のいないインダス「文明」社会が、いかなる「政治」あるいは「社会編成の形態」のもとで存在し得たのかを、とくに南アジア最古の「都市」とされるモヘンジョダロに焦点をあてつつ、最新の発掘・研究成果から概説します。 (講師・記) 《各回カリキュラム》 第1回:王のいる古代文明社会と王のいない古代「文明」社会 ---2025年4月26日 第2回:モヘンジョダロではどのような「政治」がおこなわれていたのか---2025年5月24日 第3回:インダス「文明」論---2025年6月28日
詳しく見る -
新宿 オンライン
学び直すアジア近現代史:東南アジア
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 根本 敬/上智大学名誉教授
- 2025/04/26〜
土
15:30〜17:00
この講座では、19世紀後半の帝国主義時代から21世紀の現代までを扱い、東南アジアが歩んできたここ150年ほどの歴史を、日本との関係も含めて理解することを目的としています。近現代の歴史を学ぶにあたって必須となる帝国主義と植民地統治、そしてナショナリズムの特徴についても個別にとりあげます。 日本では東南アジア諸国の歴史や文化はあまり知られていませんが、両地域は現代においてますます関係が深まっています。日本の軍事侵攻と占領という負の過去も含め、同時代のパートナーとなる地域の歴史的背景を学び、理解を深める機会にしたいと思います。 **帝国主義時代の東南アジア(合理的国家への「上からの」つくりなおし)** 1. 英国によるビルマ統治と反英ナショナリズムの台頭 2. オランダ領東インドの成立過程とインドネシア ナショナリズムの誕生 3. タイ(シャム)はなぜ独立を維持できたのか <全体のテーマ> **第1期 東南アジアの近現代史を学ぶにあたって(ウォーミングアップ)** (1〜3月) 東南アジア―地域と歴史に関する基礎的知識 帝国主義と植民地支配の特徴 ナショナリズムとは何か **第2期 帝国主義時代の東南アジア(合理的国家への「上からの」つくりなおし)** 英国によるビルマ統治と反英ナショナリズムの台頭 オランダ領東インドの成立過程とインドネシア ナショナリズムの誕生 タイ(シャム)はなぜ独立を維持できたのか **第3期 第二次世界大戦期の東南アジア(抵抗と協力のはざま)** 日本軍はなぜ東南アジアへ侵攻したのか 日本軍占領下の東南アジア(支配の形態、人々の生活、ナショナリストの反応) 日本占領期をめぐる戦後記憶の比較(旧宗主国、日本、東南アジア) **第4期 国民国家時代の東南アジア(歩みと課題)** 冷戦期の国民統合政策−スカルノ時代(1945-65)のインドネシア 開発主義の功罪−スハルト時代(1966-1998)のインドネシア 民主化への茨の道−ビルマ(ミャンマー)における政治と軍の関係
詳しく見る -
横浜 オンライン
大江戸の観光ブームにみる横浜のかたち
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 曽根 勇二/元横浜市歴史博物館
- 2025/04/28〜
月
13:00〜14:30
相模・武蔵両国に跨がる現在の横浜市域は、鎌倉・小田原、さらに江戸にも近いこともあり、早くから様々な形での歴史が育まれてきました。その分、豊かな歴史が各所に数多く残っています。今回は市域の各所を「観光」という視点で捉え、中世から近世への市域の変遷を考えてみたいと思います。 中世末の南関東では、小田原北条氏の勢力が拡大すると、広範な領国内を支配するための交通体系が展開し、その後の徳川家康も、この体制を継承しました。江戸時代中頃から人々の活動範囲が広がると、さらに交通体系も整備されて、信仰を口実する「観光」ブームが到来します。このような動きが、現在でも見られる市内各所の多様な地域性を生み出すことになります。毎回、身近な地域の歴史に注視しながら、日本史の大きな流れの中で、市域が果たした役割などを考えてみたいと思います。 今回は、観光による「変わる横浜の形」を紹介しますが、市域の一部に関するものだけではなく、関東地方や日本の歴史に話しが及ぶこともあります。古文書・古記録(活字)や地図・絵図を用い、具体的に分かりやすく説明します。(講師・記) 写真:市場村(現・鶴見区西中町)の一里塚。周辺は鶴見川河口部の良き漁場であり、近世東海道の立場(たてば:継立場)として、宿場町の川崎宿や神奈川宿にも劣らない繁華街でした。 <各回のテーマ> 第1回 鶴見・生麦の村々 —近世東海道の立場(たてば)の村々— 第2回 芝生(しぼう)村と帷子の里 —河岸(かし)・保土ヶ谷宿の変貌— 第3回 本牧・磯子の村々 —北条氏の地域拠点から景勝地へ—
詳しく見る -
横浜 オンライン
重源の思想とその生涯
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 今井 雅晴/筑波大学名誉教授
- 2025/04/30〜
水
11:00〜12:30
重源(1121〜1206)は平安時代から鎌倉時代初期にかけての僧侶です。この間の源頼朝と平清盛との戦いの中で、奈良の東大寺は大仏殿をはじめとして、全部が焼け落ちてしまいました。その復興の指導に当たったのが重源でした。彼は若いころから各地の深山幽谷を巡りつつ厳しい修行を行ないました。また三度にわたって中国の名山をめぐり、多くの仏像・仏画・経典を日本に持ち帰り、知識や技術も身につけてきました。本講座では重源の得た思想と、東大寺復興を頂点にしたその生涯について見ていきます。(講師記) <各回カリキュラム(予定>) 4/30 日本の深山幽谷や中国の名山を巡って修行した前半生 5/7 東大寺その他諸寺院の復興や、造営に当たった後半生 <名僧を知る・深めるシリーズ カリキュラム(予定)> 2025年1月期 文覚の思想とその生涯/4月期 重源の思想とその生涯/7月期 法然の思想とその生涯/10月期 明恵の思想とその生涯
詳しく見る -
横浜 オンライン
伊賀・甲賀 なぜ忍びの国になったのか
- NEW
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 残りわずか
- 山田 雄司/三重大学教授
- 2025/05/13
火
13:00〜14:30
-
横浜 オンライン
戦国時代の埼玉県域
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 阿部 能久/聖学院大学教授
- 2025/05/19
月
10:30〜12:00
-
立川 オンライン
「昭和100年」鉄路の記憶
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 山田 俊明/産業遺産学会会員
- 2025/05/24
土
13:00〜15:00
今年は昭和でいえば100年にあたる年です。元号が昭和に変わったころに誕生した鉄道はたくさんありますが、100年の時を経てなお交通手段として重要な役割を果たしている路線もあれば、社会や経営環境の変化に伴い失われた路線も少なくありません。 昭和生まれの郊外電車として発展を続ける小田急電鉄、昭和の鉄道情景を色濃く残す千葉の小湊鉄道、あだ花に終わった八王子の路面電車(武蔵中央電気鉄道)、戦時中に休止されたものの高度成長期にその一部が形を変えて復活した京王御陵線、開業からちょうど100年をむかえた五日市線(旧五日市鉄道)などをとりあげ、「昭和100年」の鉄路のあゆみの一端とその遺産を探ってみたいと思います。(講師・記)
詳しく見る -
横浜 オンライン
軍神・妙見神 千葉氏の妙見信仰から考える
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 植野 英夫/公益財団法人千葉県教育振興財団理事長
- 2025/05/26
月
13:00〜14:30
-
新宿 オンライン
教皇と都市ローマ 聖年を切り口に
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 原田 亜希子/慶応義塾大学助教
- 2025/05/29
木
13:00〜14:30
初代教皇である聖ペトロが「イエスから直接その権威を伝えられた初代ローマ司教」であったことから、教皇と都市ローマの歴史は常に密接に絡み合ってきました。中でも本講座では、近世に注目します。古代の繁栄も中世に入ると衰退の一途をたどり、特に教皇庁が南仏に移転した14世紀にローマは大きく荒廃しました。都市の復興を通じて、キリスト教世界における普遍的権威としてのみならず、ローマを統治する一君主としての権限の確立をも目指した15、16世紀の個性豊かな教皇たちによる都市再生のための壮大なプロジェクトを、聖年という切り口のもとに紐解いていきます。(講師・記) リーフレット画像:ジョルジョ・ヴァザーリ≪1525年の聖年にてポルタ・サンタを開けるクレメンス7世≫フィレンツェ、ヴェッキオ宮殿
詳しく見る -
新宿 オンライン
ヒンドゥーとイスラームの言葉と信仰
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 村山 和之/中央大学・和光大学兼任講師
- 2025/06/05〜
木
19:00〜20:30
インドとパキスタン、ヒンドゥー教とイスラーム教の相違、ヒンディー語とウルドゥー語の近似の実相を、映画を題材に見つけてゆきましょう。両国間には、分離独立後、三度の戦争を経て、映画の焦点ともなるカシュミール係争が今も続いています。しかし、実際は政治家と宗教家に翻弄され、両国民ともに直接語り、触れ合う機会が阻害されているだけです。さて、本当か否か、映画をテクストに両国の民族性・文化的差異に触れてみませんか?(講師・記) 写真提供 配給:SPACEBOX 映画『バジュランギおじさんと、小さな迷子』 原題 Bajrangi Bhaijaan 2015年/ ヒンディー語/ 159分/ G ©Eros international all rights reserved ©SKF all rights reserved ♡愛読書が『マハーバーラタ』、映画パンフレット内「祈りの国への旅」の著者である村山和之さんに、ご解説いただきます♡ この講座で流した映像は、pacebox様の許可のもとDVD・BDより流す予定です。 SpaceBox様の下記サイトより購入が可能でございます。 ▼DVD・BD購入はこちら⇩ https://spaceboxjp.myshopify.com ご興味のある方は『バジュランギおじさんと、小さな迷子』で検索をしてみてください。 初回(6/5):登場人物の名前とインド神話との関係をご解説いただきました。 二回目(6/12):シャーヒダーのための聖者廟への祈りの旅を、実際の映像とともにご解説いただく予定です。 三回目(6/19):宗教や食文化の違いなど、ご解説いただく予定です。 →途中受講も可能です。初回見逃し配信からのご受講を希望される方は、事務局までご連絡ください。決済完了後よりご覧になれるようになります(初回の見逃し配信は6月20日まで、2回目の見逃し配信は6月27日まで視聴可能です) 2025/5/30より再々公開が決定しています!(2025/5/19追記)。 [詳細はこちら](https://x.com/Bajrangi_movie/status/1923336524042498049?t=1SgDCaz1K8vRVRJXc1y62w&s=19) ****
詳しく見る -
横浜 オンライン
伊勢信仰を考える
- NEW
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 山田 雄司/三重大学教授
- 2025/06/10
火
13:00〜14:30
-
横浜 オンライン
出島とは何か
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 石田 千尋/鶴見大学名誉教授
- 2025/06/16〜
月
13:00〜14:30
長崎の出島は、いわゆる鎖国時代、わが国にとってヨーロッパ唯一の通商相手であったオランダ人の居留地であり貿易取引の場でした。200年以上もの間、この人工の島、出島を通して日本人はオランダ人と接触し、国際色豊かな品々や海外情報を入手することができました。この講座では、そもそも出島とは何の目的で造られ、そこにはどのような建物があったのか、そしてそこに居留していた人々はどのような生活をしていたのかをみていきます。さらに、オランダ船はどのような海外の品々を出島にもたらし、その後、それらがどのような影響を日本に与えていったのか明らかにしていきます。(講師記) ※画像:出嶋阿蘭陀屋鋪景(鶴見大学図書館所蔵) <各回カリキュラム> 6/16 出島の中の世界 6/30 オランダ船は何をもってきたのか
詳しく見る -
福岡 オンライン
歴史都市ローマの「地下の考古学」
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 残りわずか
- 山田 順/西南学院大学准教授
- 2025/06/16
月
15:30〜17:00
「永遠の都ローマ」の地下には、古代から現代までの様々な時代の「時の堆積層」が、幾重にも重なって存在しており、その堆積層に埋もれた遺跡の発掘調査が、今も、人知れず行われています。この講座では、ローマ観光ツアーなどでは、通常行くことのできない、アッピア街道の地下から出土したカタコンベ(初期キリスト教徒たちの地下墓地)や、古い教会堂の地下から発見された古代ローマの遺跡、総合病院地下で現在進行中のキリスト教礼拝堂の遺跡など、ローマの「地下の考古学」に注目しながら、歴史都市ローマの見どころを探訪する全2回の講座です。 今回は、ローマを代表する広大な地下遺跡、カタコンベに注目してご紹介しながら、古代末期のキリスト教徒たちが構築した広大な地下墓所の構造と壁画装飾について学びます。 次回は、7月14日(月)15時30分〜17時です。
詳しく見る -
横浜 オンライン
縄文時代のヒスイ利用
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 坪田 弘子/(株)玉川文化財研究所
- 2025/06/21
土
13:00〜14:30
-
中之島 オンライン
契丹(オンライン受講)
- NEW
- 歴史
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 古松 崇志/京都大学人文科学研究所教授
- 2025/06/21
土
13:00〜14:30
契丹(遼)は、10〜12世紀に中国東北部で繁栄した遊牧王朝です。10世紀初頭に耶律阿保機が登場して契丹の新王朝を建国し、騎馬軍事力を武器に勢力を拡大しますが、その過程で中国本土北部を支配下に入れるなど多くの定住民を取り込み、中華王朝の制度・文化を積極的に導入することで、遊牧王朝でありながら強固な支配体制を築くことに成功します。こうした契丹の国制はのちのモンゴル帝国に影響を与えるなど、その歴史は世界史上に重要な意義を持ちますが、かつては文献史料の不足などに阻まれて謎に包まれてきました。本講座では、考古学の新研究や現地調査による知見などをふまえ、近年進展著しい契丹史研究の最前線を分かりやすく紹介したいと思います。
詳しく見る -
新宿 オンライン
考古学入門
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 浜田 晋介/日本大学特任教授
- 2025/06/29
日
13:00〜14:30
※日時等は変更となる場合がございます。最新の情報は講座詳細ページにてご確認ください。
