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昭和100年、戦後80年

「昭和」期に作られたシステム、価値観は、現代日本の原型を作ったといえます。
昭和は何を残したのか。100年の節目、さらに戦後80年を迎える今、振り返ります。

講座一覧

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    戦後80年の日本を考える

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    • 山口 二郎/法政大学教授
    • 2025/04/25〜
      13:00〜14:30

    2025年は戦後80年の節目の年である。戦争を知る人々がどんどん少なくなる状況で、遠からず、戦後という言葉は時代記述の言葉として意味を失うだろう。その意味で、今年は、戦後という概念で日本の政治、経済の仕組みを総括する最後の機会となるかもしれない。この講義では、年度前半の6回にわたって、戦後日本政治の歩みを振り返り、日本人がどのような選択をして今日に至ったのかを考えてみたい。(なお、年度後半の6回は、戦後日本を考える際のキーワードをとりあげて、その特質を考えることを予定している。) 1 戦後日本の出発 ・敗戦をどう受け止めたか ・戦争をどう総括したか ・戦後日本の政治体制の構築 2 冷戦体制と日本の針路 ・冷戦と占領政策の変化 ・講和と独立をめぐって ・55年体制の成立と政党政治 3 60年安保と戦後体制の形成 ・岸政権と安保改定 ・60年安保とは何だったのか ・自民党政治のモデルチェンジ ### 7〜9月のテーマ(予定) 4 高度成長と日本 ・高度成長と日本社会の変容 ・利益誘導政治と日本的平等 ・高度成長の終焉と改革の始まり 5 ポスト冷戦時代の日本 ・冷戦とバブルの終わり ・自民党の試練 ・戦後50年における様々な転換 6 ポスト戦後をめぐって ・オルタナティブを求めた様々な動き ・日本の凋落と政治意識の変化 ・戦後は終わったのか

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    戦後日本は「敗戦/終戦」をどのように受け止めて来たか

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    • 山本 昭宏/神戸市外国語大学准教授
    • 2025/04/26〜
      19:00〜20:30

     戦後日本において、「敗戦/終戦」の受け止め方は様ざまでした。集団・世代・個人が置かれた状況によって、受け止め方は異なります。「敗戦/終戦」を「解放」と捉えた人びともいれば、なんとか国体を護持できたと考えた人びともいました。また、捉え方は時代によっても異なりました。そもそも、「敗戦」なのか「終戦」なのかという言葉の問題も、論争的なものです。この講座では、「敗戦/終戦」の受け止め方の多様なあり方とそれらの衝突を、時系列にそってレクチャーします。「敗戦/終戦」をどのように理解するかは、要は過去との連続性のなかで「現代」をいかに理解するのかという問題とつながっています。私たちはどこから来たのか。このレクチャーによって、私たちが立っている足場を固め、戦後80年の節目をより有意義なものにできればと考えています。(講師:記) 【各回のテーマ】 第1回 「敗戦」と「戦後民主主義」:占領下から50年代まで  占領下では、勝者による戦争責任追及と旧軍関係者の公職追放、そして戦争を憎んだ世論などの影響で、「敗戦/終戦」を否定的に捉える認識はほとんど表面化しませんでした。しかし、冷戦の固定化によって占領政策が転換すると、当初は占領軍を「解放軍」と捉えていた左派勢力も、態度を改め始めます。主権回復後は、「ゆきすぎた占領政策」の見直しを掲げる勢力が台頭するなど、現代まで続く「敗戦/終戦」の問題が生じます。この過程を振り返ります。 第2回 戦後への懐疑と「ポツダム民主主義」:60年代から80年代まで  60年代は、様ざまな局面で「戦後」への懐疑が噴出した時期でした。新左翼と右派勢力が、ともに「戦後」を否定するようになると、いわゆる「東京裁判」の見直しや、靖国神社国家護持運動なども始まります。こうした動きは80年代まで続くことになります。江藤淳と本多秋五の「無条件降伏論争」もこの時代でした。第2回では、この時代の「敗戦/終戦」の受け止め方を見ていきます。 第3回 「敗戦/終戦」の遠近法:90年代から現代まで  現代では、「敗戦/終戦」という言葉の含意が強く意識される機会は減りました。では、現代の私たちは(意識していないとしても)、あの戦争は「負けた」と受け止めているのでしょうか、あるいは「終わった」と受け止めているのでしょうか。第3回では現代日本の戦争観を確認することになります。

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    金融危機の戦後史

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    • 丸山 純一/元金融庁国際担当審議官
    • 2025/05/24
      10:30〜12:00

     第二次世界大戦後、世界各国で数多くの銀行や証券会社が破綻した。しかしながら、それぞれの破綻の背後にある金融環境や破綻の原因、破綻に至るプロセスなどはすべて異なっている。また、破綻という苦い経験を踏まえて新たなリスク管理手法が考案され、そのような手法を組み入れた金融規制が取り入れられてきた。  本講座では金融庁の国際担当審議官であった講師が金融機関の破綻の歴史を紐解くとともに、その後に導入された金融の規制の流れについて自らの経験も踏まえてわかりやすく解説していく。(講師・記) 各回予定テーマ:学期(3か月に一回)の開催予定です 今学期:外国為替取引とグローバル規制の始まり 夏学期:デリバティブ取引とヘッジファンドの破綻 秋学期:サブプライム問題とリーマンブラザースの破綻 冬学期:国家の債務危機とデジタル時代の銀行破綻 ・・・・・

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    戦後政治思想史への3つの視点

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    • 時事・社会
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    • 原 武史/明治学院大学名誉教授、政治学者
    • 2025/06/14
      15:30〜17:00

     私は放送大学教授として、2017年4月から25年3月まで8年間にわたり、ラジオで「日本政治思想史」を担当しました。この放送授業のためにテキストを作成しましたが、2025年5月にテキストを大幅に加筆修正し、最近の新たな知見を取り入れた『日本政治思想史』を新潮選書から刊行します。本講座ではこのうちの第13章から第15章に当たる「戦後のアメリカ化」「戦後のソ連化」「象徴天皇制と現代政治」をもとに、敗戦直後から現在までの日本の政治思想史を、従来とは異なる3つの視点からとらえてみたいと思います。それらを通して、現在の日本政治に対する視野を広げるのが本講座の目的になります。(講師:記) ≪参考書≫ 原 武史著[『日本政治思想史』](https://www.shinchosha.co.jp/book/603929/)(2025年5月、新潮選書) 【急遽決定!書籍販売・サイン会のご案内】 講座当日、教室では『日本政治思想史』の販売とサイン会を行います。 ※お支払いは現金のみです。 ※サイン会は講座終了後に開催します。

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    戦後思想を作ったのは誰か

    • 哲学・思想・宗教
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    • 田中 久文/日本女子大学名誉教授
    • 2025/04/03〜
      10:30〜12:00

     今回は三人の知識人を例に戦中と戦後で日本人の生き方がどう変わったかを考えてみたい。高村光太郎は西洋的知識人をめざしながら戦争賛美へと転向し、敗戦によって隠遁する。軍国少年であった三島由紀夫は戦後社会に順応しようとしたが、結局戦中へと回帰していく。丸山真男は近衛新体制への期待から戦後民主主義の旗手へと変貌するが、その底には一貫してナショナリズムがあった。三者三様を示しながら、彼らに共通するものは何かを考えてみたい。(講師・記) 1.高村光太郎の場合   西洋的知識人の転向から隠棲へ 2.三島由紀夫の場合   軍国少年から戦後批判へ 3.丸山真男の場合   近衛新体制への期待から ### 前期の内容↓(2025年1〜3月) [戦後思想を作ったのは誰か(1)](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7615388)

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    極東国際軍事裁判にみる満州事変

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    • 小林 英夫/早稲田大学名誉教授
    • 2025/04/03〜
      15:30〜17:00

     日本人が満洲事変の真相に接したのは、1946年5月に開廷した極東国際軍事裁判(「東京裁判」)だった。満洲事変のいわば「演出者」たちは法廷で何を語り何を語らなかったのか。あれから約80年。人物を介して、満州事変その虚像と実像の乖離を分析することとしたい。 (講師・記) 〈スケジュール〉 第1回 開講にあたって 第2回 満洲事変の演出者たち(T) 板垣征四郎・石原莞爾  第3回 満洲事変の演出者たち(U) 小磯国昭・大川周明 第4回 満洲事変の演出者たち(V) 甘粕正彦 第5回 満洲事変の演出者たち(W) 溥儀 第6回 満洲事変の演出者たち(X) 小括-田中隆吉

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    天皇と戸籍

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    • 遠藤 正敬/早稲田大学講師
    • 2025/04/08〜
      13:30〜15:00

     戸籍は「日本人」の証明とされてきた。だが、「日本」の象徴とされる天皇は決して戸籍をもつことがない。この事実は一体、何を意味するのか?そこから次々と疑問があふれ出してくる。天皇は「日本国民」なのか?天皇家の身分登録はどうなっているのか?天皇家の結婚や養子は一般国民とどう異なるのか?本当に天皇は「万世一系」なのか?・・・。  古来、天皇制と戸籍は、ともに“日本独自の伝統”として生き続け、「日本人」の精神を左右してきた。家父長制、祖先崇拝、氏と姓、非嫡出子差別などの戸籍を支えてきた思想を考える時、それらが天皇家の“家憲”と深く結びついていることがわかる。  天皇と戸籍の関係を歴史的にたどることで、浮き彫りになる「日本」のかたちを覗いてみよう。(講師:記) ### 今期の予定 第1回 なぜ天皇には戸籍がないのか? 「日本国民」の証明である戸籍。天皇および皇族は決して戸籍をもたない。さらには、日本人の名前をなす「氏」「姓」も天皇家にはない。この理由にこそ、戸籍の本質が表れている。すなわち、日本の戸籍は古来、「臣民簿」として存在してきたのである。 第2回 皇統譜とは何か? 「万世一系」の皇統は、世界に誇る天皇の価値とされる。それを証明するものが皇統譜であり、天皇家の「戸籍」に相当する。皇統譜は何が記載され、いかにして作成されたのか。その答えは、「天皇制」がいかにつくられたのか?という問いへの答えでもある。 第3回 「臣籍降下」とは何か? 皇族が皇籍から外れて一般国民になる。つまりそれは、「臣民簿」たる戸籍に入ること、すなわち「臣籍降下」である。いかなる理由によって臣籍降下は発生したのか。ひとたび「臣籍」に下った者は天皇家に復帰できないのか?さまざまな政治的事情によって融通無碍に行われてきた臣籍降下の歴史をたどる。 ### 来期の予定 第4回 天皇家の家族法 天皇家の家族関係(婚姻、離婚、成年など)は戸籍法も民法も適用されない。また、天皇家は国民にとって「家族」の規範として仰がれる一方、一夫多妻制や庶子の皇位継承など国民の家族倫理と矛盾する慣習が続いてきた。そんな天皇家の家族法の特殊性をさぐる。 第5回 天皇は「日本国民」なのか? 戸籍を持たない天皇は「日本国籍」といえるのか?もし「日本国民」であるならば、参政権やパスポートはどうなっているのか?さらには住民票やマイナンバーはあるのか?こうした疑問に応じ、天皇家の「権利」に焦点を当ててみる。 第6回 天皇制と戸籍制度のゆくえ 「多様性の尊重」が叫ばれる現代、世界に類のない天皇制と戸籍はどこへ向かうのか。いずれも存続すべき価値はあるのか?これまでの歴史を踏まえて、天皇と戸籍の未来を考える。 ※こちらは第1回から第3回セットでのお申込みページです。 ※第1回のみのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7943720&p=3547fbad12fb0081789ea8066978b642eb47290140ff32cd65abd81556ed707a)

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    沖縄返還と戸籍

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    • 遠藤 正敬/早稲田大学講師
    • 2025/05/27
      13:30〜15:00

     敗戦後、米国の統治下に置かれた沖縄。そこでは、「沖縄」の文字を公的に使うことは禁じられ、沖縄県民は「琉球人」として管理された。では、「日本人」の証明となる戸籍は沖縄においてはどうなったのか?苛烈な地上戦が行われた沖縄では戸籍はほぼ全滅した。沖縄戸籍を再製することは日本政府の深刻な使命となり、それはまた沖縄を「日本」に取り戻す重大な糸口とされた。本講座では、占領下沖縄における戸籍の行方が沖縄復帰においていかなる意味を持ったのかを見つめることで、知られざる「昭和史」の断面を切り開いてみたい。(講師:記)

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    皇室とメディアの150年史

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    • 河西 秀哉/名古屋大学准教授
    • 2025/04/12〜
      13:00〜14:30

     皇室の動向は日々、メディアに様々報道されます。私たちは天皇・皇族の動向をメディアを通じて知り、皇室を意識していきます。近現代の日本では、皇室とメディアの関係は切っても切れない関係にあるようです。これは、明治以来、メディアの発達とともに形成されてきました。時に協調、時に対立といった構造が生まれています。この講座ではその歴史を考えてみたいと思います。戦前の「権威」から、敗戦直後の「人間」、そしてミッチー・ブームから現在に至る「消費」まで。その三つの概念は必ずしも単線的ではなく、絡み合って展開していました。具体的な問題を見ながら、そのあり方を考えていきます。(講師:記) 【各回の内容】 4月12日:戦前から敗戦まで 「権威」から「人間」へと変化し、戦争責任を回避していく様子を見ます。 5月10日:ミッチー・ブームからの模索 ミッチー・ブームとその後の皇太子夫妻の模索の様子を見ます。 5月24日:いわゆる「平成流」 平成の皇室の動向とメディア報道の様子を見ます。 ≪参考書≫※ご入用の場合は、各自でお買い求めください。 河西秀哉著[『皇室とメディア―「権威」と「消費」をめぐる一五〇年史―』](https://www.shinchosha.co.jp/book/603919/)(2024年、新潮選書)

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    昭和の戦争を問い直す 外務官僚たちの戦争決断

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    • 佐藤 元英/元中央大学政策文化総合研究所長
    • 2025/04/15〜
      13:00〜14:30

     昭和初年から間もなく100年を経ようとする今日、「昭和の戦争」とは何だったのか、日本を囲む現代の混迷している国際情勢を考えるうえでも、日本外交史を学びましょう。  昭和天皇が即位した時期、日本が国際関係についてどのような外交戦略を持っていたのか、外交を担う外務官僚の組織と機構はどのように形成されて来たのか、昭和天皇の軍隊と外務官僚たちのシビリアンコントロール、満洲事変から日中戦争への時機における外交官の活動、第二次世界大戦勃発前後パワーポリテックスに参入した日本外交、なぜ外務官僚たちは対米戦争に挑んだのか、「昭和の戦争」を決断した外務官僚たちの思想と行動を問い直し、日本の戦争決断の深層を探りましょう。そして、現代の私たちが、アジア・太平洋戦争終結後80年間武力行使を回避し続けられた意義を考えてみましょう。  [『外務官僚たちの太平洋戦争』(NHKブックス)](https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000912322015.html)をテキストとして使用します(各自ご準備ください)。4月〜9月は、第1章「外務省の開戦指導」から、第5章「日米戦争回避の可能性」までを解説します。講座では毎回、レジュメと関連史料(日本外務省・米国国務省の史料など)を配布します。(講師・記)

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    大本営から見た1945(昭和20)年の戦争

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    • 山田 朗/明治大学教授
    • 2025/04/18〜
      15:30〜17:00

     1945(昭和20)年、もはや戦争は日本にとって絶望的な段階に入っていました。イギリス・アメリカ・中国の連合国側は、すでに1943年末の段階で日本に対して「無条件降伏」を迫っていました。1944年6月〜8月のサイパン島を中心とするマリアナ諸島での「決戦」に敗北した日本は、それでも戦争継続の道を選びました。その際に、戦争継続の論理となったのが、「一撃講和」(決戦後講和)という考え方です。この考え方に基づいてフィリピン「レイテ決戦」、硫黄島戦、沖縄戦が遂行され、多くの人々が犠牲になりました。  本シリーズでは、『大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌』や作戦部長『宮崎周一日記』などの大本営関係資料を読み解きながら、「一撃講和」(決戦後講和)論の中心であった参謀本部における戦争継続の論理、そして、ソ連を仲介とした和平論への傾斜など天皇をはじめとする国家指導層の戦争と講和に対する考え方の揺れ動きについて、1945年を中心にその実像に迫ります。(講師・記) 【4月期】 4月:1944年6-8月:日独陣営の防衛線の崩壊 5月:1944年10-12月:「レイテ決戦」の敗北 6月:「無条件降伏論」と「一撃講和論」 【7月期】 7月:1945年2月:本土空襲と硫黄島の戦い 8月:1945年3月:沖縄戦の始まり 9月:「一撃講和論」と「ソ連を仲介にした和平論」 【10月期】 10月:1945年4月:鈴木貫太郎内閣の成立 11月:1945年5月:ドイツの降伏 12月:1945年6月:「本土決戦」方針の確認 【1月期】 1月:1945年7月:ポツダム宣言 2月:1945年8月:ポツダム宣言受諾 3月:1945年9月:「日ソ戦争」の終結

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    ノモンハン事件から見える現代への教訓

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    • 麻田 雅文/成城大学教授
    • 2025/04/22〜
      10:30〜12:00

     1939年、満洲国とモンゴル人民共和国の国境地帯で起きたノモンハン事件。一見、辺境の小規模な衝突に見えるこの戦いは、実は日本とソ連の進路を大きく変えた重要な転換点でした。本講座では、この歴史的事件を現代的な視点から解き明かします。  日ソ両軍が展開した「情報戦」の実相は、今日のハイブリッド戦争やフェイクニュースの問題とも重なります。今に至るこの地域の複雑な民族問題も無視できない要素です。また、米中対立が深まる今日、大国間の緊張関係や軍事衝突のリスクを考える上で、ノモンハン事件は私たちに何を語りかけているのでしょうか。  第一線の研究や近年公開された日露の史料に基づき、従来語られてこなかった視点も含めて、この事件の重層的な意味を探ります。(講師:記) 第1回 なぜノモンハンで戦うことになったのか 第2回 戦場の諸相ー戦術・インフラ・プロパガンダ 第3回 その影響と現代への教訓

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    20世紀の戦争 比較戦争史研究の試み

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    • 等松 春夫/防衛大学校教授
    • 2025/04/23〜
      19:00〜20:30

     2025年は第二次世界大戦の終結から80年である。あの戦争を最年少の兵士として戦った人々の大半が鬼籍に入った。日本は戦後80年のあいだ平和を享受してきたが、世界ではその間、無数の紛争が生起して多くの血が流されてきた。そしてその状況は過去形にはなっていない。本講義ではジョン・ストウシンガーの古典的著作『なぜ国々は戦争をするのか』上下巻(国書刊行会2015)を手がかりに、20世紀の戦争・紛争を考察する。  教科書は指定せず講義は講師が作成する教材を基に行うが、参考文献として受講者はストウシンガーの上記書に目を通しておくことが望ましい。(講師:記) <今期の予定> 第1期(2025年4〜6月) 1 帝国主義下のアジアの戦争:日清戦争/米西戦争/日露戦争 2 経済とテクノロジーのグローバル戦争:第1次世界大戦 3 イデオロギーと政治体制をめぐる戦争:スペイン内戦/独ソ戦/国共内戦 画像:日露戦争(旅順要塞を砲撃する28サンチ砲) <今後の予定> 第2期(2025年7〜9月) 4 ヨーロッパ発のグローバル戦争:第2次世界大戦(ヨーロッパ) 5 アジア発のグローバル戦争:第2次世界大戦(アジア・太平洋) 6 冷戦下の国際内戦:朝鮮戦争 第3期(2025年10〜12月) 7 帝国主義・シオニズム・ナショナリズム:第1〜4次中東戦争 8 インド亜大陸をめぐる戦争:第1〜3次インド・パキスタン戦争 9 ドミノ理論の誤算:ベトナム戦争 第4期(2026年1〜3月) 10 帝国の負債:スエズ戦争/フォークランド戦争 アルジェリア戦争/インドシナ戦争 11 ソヴィエト帝国の負債:ユーゴスラヴィア内戦 コーカサス紛争 ウクライナ戦争 12 21世紀の戦争:湾岸戦争 アフガニスタン イラク ガザ 註:講義は1年通年でも、1期ごとでも登録・受講可能。   各サイクル(3回)内で扱う戦争の順番は変更する可能性がある。 <参考文献> ジョン・G・ストウシンガー著、等松春夫監訳[『なぜ国々は戦争をするのか』](https://www.kokusho.co.jp/np/result.html?writer_id=20534)上下巻(国書刊行会2015) <講師詳細> 等松 春夫:1962年米国パサデナ市生。防衛大学校国際関係学科教授。専門は政治外交史・比較戦争史。筑波大学、早稲田大学を経て1991〜97年に英国留学。オックスフォード大学博士(政治学・国際関係論)。2011年にNATO国防大学で研修、ディプロマ取得。著書『日本帝国と委任統治』(名古屋大学出版会2011)、訳書『なぜ国々は戦争をするのか』(国書刊行会2015)、『大いなる聖戦:第二次世界大戦全史』(国書刊行会、2018)、共著書『日英交流史3〈軍事〉』(東京大学出版会、2001)、『日中戦争の軍事的展開』(慶應義塾大学出版会、2006)、『昭和史講義1・2』(筑摩書房、2015、2016)、Pearl Harbor (Cassell, 2001)、A Gathering Darkness (Scholarly Resources, 2004), Imperialism on Trial (Lexington Books, 2006), Russo Japanese War in Global Perspective (Brill, 2007), History Textbooks and the Wars in Asia (Routledge, 2011), Maritime Strategy and National Security in Japan and Britain (Brill, 2012), Spain 1936: Year Zero (Liverpool University Press, 2018), East Asians in the League of Nations (Palgrave Macmillan, 2023 )他多数。

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    再考・陸軍機密費事件

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    • 歴史
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    • 小山 俊樹/帝京大学教授
    • 2025/06/03
      15:30〜17:00

     大正時代末期、1926年(大正15)3月の帝国議会において、田中義一(政友会総裁)のいわゆる「陸軍機密費」の横領疑惑が提起された。元陸軍大将・陸軍大臣であった田中が政界入りする際に、300万円という当時巨額な資金が動いたとされたことから、その資金源に疑惑の眼差しが向けられたのである。告発したのは、与党憲政会の代議士中野正剛であったが、裏面には田中の陸軍支配に対する、軍部内での反発があった。事件は当時の陸軍・政党、そして財界や司法を巻き込んだ一大スキャンダルへと発展し、シベリア出兵時の鹵獲金塊の横領疑惑や、告発者中野正剛への「露探」疑惑、そして担当検事石田基の怪死に至る数々の謎を生んだ。  戦後になり、機密費事件は松本清張『昭和史発掘』の冒頭で取り上げられ、その詳細が広く知られることになった。しかし清張の提起以後も、謎は完全な解明には至らず、事件は歴史の闇に埋もれていった。近代政治史のなかでも特に不明な点の多いこの事件は、最新の研究においてどのように捉えられているのか。本講義では、100年前の裏金事件を軸とした当該期の政治や軍の動きをとりあげて、戦前期への理解を深めるとともに、現代への示唆を読み解いていきます。(講師・記)

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    「我田引鉄」の近代日本鉄道史

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    • 歴史
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    • 小牟田 哲彦/作家
    • 2025/06/07
      13:00〜14:30

     道路や航空路線網が発達しておらず、鉄道が公共交通機関の主役であった時代には、国土開発を担う国有鉄道の建設は本質的に政治と密接な関係にありました。そのため、昭和62年の国鉄民営化以前は、政治判断によって鉄道路線の新規建設や存廃がたびたび左右されました。ときには、政治家が自分の選挙区に鉄道路線を強引に誘致する、「我田引水」ならぬ「我田引鉄」と呼ばれる事象も見られました。本講座では、講師の著書[『鉄道と国家―「我田引鉄」の近現代史〔新装改訂版〕』](https://www.kotsu.co.jp/products/details/601181.html)(交通新聞社新書)をテキストとして、明治から昭和にかけての鉄道と政治の関係について、原敬や佐藤栄作といった著名な政治家の例を通して解説します。(講師:記) ※本講座は教室のみの開催です。 ※オンライン配信、見逃し配信はございません。 【使用テキスト】 小牟田哲彦著[『鉄道と国家―「我田引鉄」の近現代史〔新装改訂版〕』](https://www.kotsu.co.jp/products/details/601181.html)(交通新聞社新書、2023年)を使用します。 各自でご用意のうえ、ご持参ください。お持ちでない方は、講座当日に教室内でお買い求めいただきます。 【書籍販売のご案内】 講座当日、教室内で下記の書籍を特別価格で販売します。お支払いは現金のみです。 ・『日本鉄道廃線史』(中公新書) ・『鉄道と国家―「我田引鉄」の近現代史 新装改訂版』(交通新聞社新書) ・『日本列島改造論と鉄道—田中角栄が描いた路線網』(交通新聞社新書) ・『宮脇俊三の紀行文学を読む』(中央公論新社) ・『去りゆく星空の夜行列車』(草思社文庫) ・『改訂新版 大日本帝国の海外鉄道』(扶桑社) ・『旅行ガイドブックから読み解く明治・大正・昭和 日本人のアジア観光』(草思社)

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    昭和100年・戦後80年 昭和史は「歴史」に入った(オンライン受講)

    • 歴史
    • オンライン(事前選択講座)
    • 見逃し配信あり
    • 保阪 正康/ノンフィクション作家
    • 2025/06/21
      15:30〜17:00

     2025年は「昭和100年」であり、「戦後80年」である。これは何を意味するのであろうか。  昭和史が同時代史から歴史へと移行していく、あるいは昭和史が次の世代によって解釈される時代に入ったということである。昭和という時代を生きた人々が持っていた情緒的見方、政治優位の史実理解、はては当事者の意思を忖度する解釈などを超えて、新しい見方が提示されてくる。これまで同時代の解釈を示してきた体験を生かし、今私は歴史の核となる新解釈とはどのようなものかを示したい。太平洋戦争、2・26事件、敗戦体験などはいかなる解釈になるのだろうか。 (講師・記) 〈今回のテーマ〉 6月-----昭和天皇をどう歴史上に位置付けて考えるか。 〈今後の予定〉 変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。 9月-----高度成長による経済大国化はなぜ起きたか。 12月-----近代史の帰結と現代史の出発は昭和23年であった。 *こちらは【オンライン受講】の申し込みページです。[教室受講をご希望の方はこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7823266)

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    昭和100年・戦後80年 昭和史は「歴史」に入った(教室受講)

    • 歴史
    • 教室(事前選択講座)
    • 見逃し配信あり
    • 満席
    • 保阪 正康/ノンフィクション作家
    • 2025/06/21
      15:30〜17:00

    ★教室受講は満席になりました。 [オンライン受講はこちらからお申込みください](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7948138)  2025年は「昭和100年」であり、「戦後80年」である。これは何を意味するのであろうか。  昭和史が同時代史から歴史へと移行していく、あるいは昭和史が次の世代によって解釈される時代に入ったということである。昭和という時代を生きた人々が持っていた情緒的見方、政治優位の史実理解、はては当事者の意思を忖度する解釈などを超えて、新しい見方が提示されてくる。これまで同時代の解釈を示してきた体験を生かし、今私は歴史の核となる新解釈とはどのようなものかを示したい。太平洋戦争、2・26事件、敗戦体験などはいかなる解釈になるのだろうか。 (講師・記) 〈今回のテーマ〉 6月-----昭和天皇をどう歴史上に位置付けて考えるか。 〈今後の予定〉 変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。 9月-----高度成長による経済大国化はなぜ起きたか。 12月-----近代史の帰結と現代史の出発は昭和23年であった。 *こちらは【教室受講】の申し込みページです。

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    第二次世界大戦の終結と冷戦の起源【朝カルアーカイブ】

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    • 歴史
    • アーカイブ動画
    • 青野 利彦/一橋大学大学院法学研究科教授

     近年、米中間や米ロ間で「新冷戦」が始まったといわれ、第二次世界大戦後の東西冷戦への関心が改めて高まっています。この東西冷戦の始まりは、2025年に80周年を迎える第二次世界大戦の終結と不可分です。アメリカとソ連は当初枢軸国を打倒するという目的のもと同盟国でした。しかし、世界大戦が終わりへと向かうなかで両国は次第に関係を悪化させ、1940年代末までに深刻な対立関係へと至りました。そして、世界は米ソを盟主とする東西陣営へと分断されます。本講座では、19世紀末以降の歴史も視野に入れつつ、大戦末期から冷戦対立が本格化していく経緯を検討していきます。(講師:記) 【各回のテーマ】 第1回(2月11日):冷戦の歴史的背景――第二次世界大戦を中心に 第2回(3月11日):分断体制形成への道――ヨーロッパとアジア 【参考文献】 青野利彦[『冷戦史(上)第二次世界大戦終結からキューバ危機まで』](https://www.chuko.co.jp/shinsho/2023/12/102781.html)(中公新書、2023年) 青野利彦[『冷戦史(下)ベトナム戦争からソ連崩壊まで』](https://www.chuko.co.jp/shinsho/2023/12/102782.html)(中公新書、2023年)

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    三島由紀夫と太平洋戦争 昭和100年・三島100歳 T

    • NEW
    • 文学・文芸創作
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 井上 隆史/白百合女子大学教授
    • 2025/04/19〜
      15:30〜17:00

     昭和100年にして三島生誕100年にあたる2025年、昭和史のなかでの三島文学の意味を考え直します。 今回は、太平洋戦争開戦の年に16歳の三島が発表した「花ざかりの森」、終戦をまたいで書き継がれた「岬にての物語」、特攻兵の魂の叫びによって戦後日本の隠れた実相に斬り込む「英霊の声」を取り上げて、三島にとって太平洋戦争とは何だったのかという問いに迫ります。(講師・記)

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    「戦後80年」に、井上ひさしを読む

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    • 文学・文芸創作
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 小森 陽一/東京大学名誉教授
    • 成田 龍一/日本女子大学名誉教授
    • 2025/01/31〜
      15:30〜17:00

     「戦後80年」ということが言われます。「戦後」をどのように考え、記憶していくのか。そのことを、井上ひさし(1934−2010)の作品を手がかりに考えてみたいと思います。ご存知のように、井上ひさしは放送作家として出発し「ひょっこりひょうたん島」(1964−69)をはじめとして、いまだに語り継がれる作品を送り出しました。その後、小説、戯曲を書き、エッセイなど幅広いジャンルで活動し、『吉里吉里人』(1981)などのベストセラーを生みだします。井上作品は、小説でも戯曲でも一貫して生活する人びとへの温かいまなざしとともに、国家と社会のあり方への批判的な視点が脈打っています。とくに戦争の悲惨さは繰り返し語っています。  このことは、井上ひさしが歴史の証言者であることも意味します。敗戦時に10歳であったひさしは、その後「占領」の時代を経て、高度経済成長の時代から「経済大国」の日本に直面し、さらに冷戦体制崩壊――「戦後」の終焉にも立ち会います。その時々の「戦後」の出来事に真正面から向き合い、出来事のもつ意味を、小説・戯曲・エッセイとして読者に提供してきました。  井上ひさしは「戦後」と伴走しながら、研ぎ澄ませたことばで「戦後」を作品化してきました。井上が「民主主義」といったとき、干からびかけていた「民主主義」が生き生きとし、「日本国憲法」はその宝庫となっていきます。「戦後80年」を考えるとき、井上ひさしの作品は、このうえない知見を提供してくれます。「小説」「戯曲」「エッセイ」から代表的な作品を選んで、考えてみたいと思います。「文学研究者」と「歴史家」との対話の形式をとります。 (成田講師・記) ・2025年1月開講。1年間かけて井上ひさし作品を取り上げます。 ・各回でもお申込みいただけますが、連続して受講される方が理解しやすいです。 ・途中からの受講も歓迎いたします。 <全12回のカリキュラム> ※予定は変更になる場合がございます。 ■2025年1月期 (今期) 第一回 導入T――『下駄のうえの卵』(新潮文庫)を読む (終了)  [【第1回のみ】の申し込みはこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7732197) 第二回 導入U――『父と暮らせば』(新潮文庫)を読む (終了)  [【第2回のみ】の申し込みはこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7732201) 第三回 井上ひさしの作品から、「戦後80年」を考える (終了)  [【第3回のみ】の申し込みはこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7732213) 第四回 小説のなかの「戦後」――『四十一番の少年』(文春文庫)を読む  [【第4回のみ】の申し込みはこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7871985) 第五回 小説のなかの「戦時」と「戦後」――『一週間』(新潮文庫)を読む  [【第5回のみ】の申し込みはこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7871986) 第六回 井上ひさしの小説とは、どのような小説であろうか――『吉里吉里人』を中心に  [【第6回のみ】の申し込みはこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7871987) ■2025年7月期 (来期) 第七回 戯曲のなかの「戦後」――『東京裁判三部作 夢の裂け目』(小学館)を読む 第八回 戯曲のなかの「戦時」と「戦後」――『太鼓たたいて笛吹いて』(新潮文庫、キンドル版)を読む 第九回 井上ひさしの芝居とは、どのような芝居であろうか――昭和庶民伝三部作――『きらめく星座』『闇に咲く花』『雪やこんこん』を中心に 第十回 エッセイのなかの「戦後」T――『井上ひさし ベストエッセイ』(ちくま文庫)を読む 第十一回 エッセイのなかの「戦後」U――『井上ひさしの憲法指南』(岩波現代文庫)を読む 第十二回  井上ひさしの思想と活動を、あらためて「戦後史」のなかで考える

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    「戦後80年」に、井上ひさしを読む【第5回のみ】

    • 文学・文芸創作
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 小森 陽一/東京大学名誉教授
    • 成田 龍一/日本女子大学名誉教授
    • 2025/05/23
      15:30〜17:00

     「戦後80年」ということが言われます。「戦後」をどのように考え、記憶していくのか。そのことを、井上ひさし(1934−2010)の作品を手がかりに考えてみたいと思います。ご存知のように、井上ひさしは放送作家として出発し「ひょっこりひょうたん島」(1964−69)をはじめとして、いまだに語り継がれる作品を送り出しました。その後、小説、戯曲を書き、エッセイなど幅広いジャンルで活動し、『吉里吉里人』(1981)などのベストセラーを生みだします。井上作品は、小説でも戯曲でも一貫して生活する人びとへの温かいまなざしとともに、国家と社会のあり方への批判的な視点が脈打っています。とくに戦争の悲惨さは繰り返し語っています。  このことは、井上ひさしが歴史の証言者であることも意味します。敗戦時に10歳であったひさしは、その後「占領」の時代を経て、高度経済成長の時代から「経済大国」の日本に直面し、さらに冷戦体制崩壊――「戦後」の終焉にも立ち会います。その時々の「戦後」の出来事に真正面から向き合い、出来事のもつ意味を、小説・戯曲・エッセイとして読者に提供してきました。  井上ひさしは「戦後」と伴走しながら、研ぎ澄ませたことばで「戦後」を作品化してきました。井上が「民主主義」といったとき、干からびかけていた「民主主義」が生き生きとし、「日本国憲法」はその宝庫となっていきます。「戦後80年」を考えるとき、井上ひさしの作品は、このうえない知見を提供してくれます。「小説」「戯曲」「エッセイ」から代表的な作品を選んで、考えてみたいと思います。「文学研究者」と「歴史家」との対話の形式をとります。 (成田講師・記) ・2025年1月開講。1年間かけて井上ひさし作品を取り上げます。 ・こちらは各回でのお申込みページです。 ・各回でもお申込みいただけますが、連続して受講される方が理解しやすいです。 ・途中からの受講も歓迎いたします。 <カリキュラム> ※予定は変更になる場合がございます。 第五回 小説のなかの「戦時」と「戦後」――『一週間』(新潮文庫)を読む ・お得な通し講座はこちらから [https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7611345](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7611345)

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    「戦後80年」に、井上ひさしを読む【第6回のみ】

    • 文学・文芸創作
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 小森 陽一/東京大学名誉教授
    • 成田 龍一/日本女子大学名誉教授
    • 2025/06/27
      15:30〜17:00

     「戦後80年」ということが言われます。「戦後」をどのように考え、記憶していくのか。そのことを、井上ひさし(1934−2010)の作品を手がかりに考えてみたいと思います。ご存知のように、井上ひさしは放送作家として出発し「ひょっこりひょうたん島」(1964−69)をはじめとして、いまだに語り継がれる作品を送り出しました。その後、小説、戯曲を書き、エッセイなど幅広いジャンルで活動し、『吉里吉里人』(1981)などのベストセラーを生みだします。井上作品は、小説でも戯曲でも一貫して生活する人びとへの温かいまなざしとともに、国家と社会のあり方への批判的な視点が脈打っています。とくに戦争の悲惨さは繰り返し語っています。  このことは、井上ひさしが歴史の証言者であることも意味します。敗戦時に10歳であったひさしは、その後「占領」の時代を経て、高度経済成長の時代から「経済大国」の日本に直面し、さらに冷戦体制崩壊――「戦後」の終焉にも立ち会います。その時々の「戦後」の出来事に真正面から向き合い、出来事のもつ意味を、小説・戯曲・エッセイとして読者に提供してきました。  井上ひさしは「戦後」と伴走しながら、研ぎ澄ませたことばで「戦後」を作品化してきました。井上が「民主主義」といったとき、干からびかけていた「民主主義」が生き生きとし、「日本国憲法」はその宝庫となっていきます。「戦後80年」を考えるとき、井上ひさしの作品は、このうえない知見を提供してくれます。「小説」「戯曲」「エッセイ」から代表的な作品を選んで、考えてみたいと思います。「文学研究者」と「歴史家」との対話の形式をとります。 (成田講師・記) ・2025年1月開講。1年間かけて井上ひさし作品を取り上げます。 ・こちらは各回でのお申込みページです。 ・各回でもお申込みいただけますが、連続して受講される方が理解しやすいです。 ・途中からの受講も歓迎いたします。 <カリキュラム> ※予定は変更になる場合がございます。  第六回 井上ひさしの小説とは、どのような小説であろうか――『吉里吉里人』を中心に ・お得な通し講座はこちらから [https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7611345](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7611345)

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    昭和文学ベスト10(2)

    • 文学・文芸創作
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 加藤 宗哉/作家・元「三田文学」編集長
    • 2025/05/30
      13:00〜14:30

    文芸作品の評価は五十年、百年を経ないと定まらないのかもしれません。しかし、昭和が終って36年、今日も書店の棚に昭和文学は数多くあります。本があるということは、それを求める読者が多くいるからです。 そこで、戦後(1945)から昭和末年までという〈昭和の時期〉に限って、ベスト10ともいえる小説に思いを馳せ、今日に通じる魅力がどこにあるか、どんな新しさがあったのか、を探ってみようと思います。川端、太宰、三島はそこにいるのか、そして梅崎、大岡、遠藤、司馬、大江、中上はどうか。皆さんのご意見も伺いたいと思っています。(講師・記) ※本講座は1月期の講座の継続になりますが、途中からもご参加いただけます。 ※なお、資料は毎回コピーして配布いたします。オンラインの方へはデータをお送りします。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 受講者の皆様の「私が選ぶ昭和文学3選」をお伺いしております。 ぜひ皆様の「戦後〜昭和末までの推し文学」をお教えいただきたく存じ、 下記URLよりご回答いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。 https://forms.gle/z9WbN8cMmgLZTQBR8 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

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    アメリカ人に映った日本

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    • 文学・文芸創作
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 荒 このみ/東京外国語大学名誉教授
    • 2025/06/11
      10:30〜12:00

    今学期:第二次世界大戦中、西海岸の日系人はなぜ強制収容されたのか。 日本人を強制収容所へ送り込んだ大統領令9066号は憲法違反であったが、枢軸国のうち日本人だけがその対象になった。強制収容の実態を小説『ノー、ノー、ボーイ』、『マンザナールよ、さらば』、およびアンセル・アダムズや宮武東洋などの写真集をもとに検討する。 ★今後の予定テーマ 夏学期:アメリカにおける日本語教育・日本研究の重視と日本における敵性外国語意識の広がり。 ハーヴァード大学の日本語教育は、白系ロシア人エリセーエフ、ライシャワーにより基礎が築かれる。戦時中の米国軍隊内における日本研究の充実と、戦後のジャパノロジスト(日本研究者)の誕生。『菊と刀』で分析された日本人像とは。 秋学期:「戦争花嫁」と呼ばれた人々、および戦後の「混血児」の問題について。 占領軍GHQは、アメリカ兵に「現地人」との結婚を禁止、本国では異人種間結婚の禁止があった。映画「サヨナラ」、民主主義伝播がテーマの映画「八月十五夜の茶屋」など占領下の日米関係を探り、戦争花嫁を扱う有吉佐和子の『非色』を検討する。澤田美喜のエリザベス・ダンダースホームとジョセフィン・ベイカーの理想とは。 ・・・・・

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    昭和の小説を語る【朝カルアーカイブ】

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    • 文学・文芸創作
    • アーカイブ動画
    • マライ・メントライン/翻訳家
    • 杉江 松恋/ライター

     2025年は昭和百年に当たります。この間には敗戦を初め多くの事件が起き、日本は大きな変動を体験しました。小説は社会の鏡でもあります。昭和期に執筆された作品を読むことで新たな発見ができないか。そうした書物の探検をしてみたいと思います。あの小説やあの作品から見えてくるものは何か。担当するのは書評家・杉江松恋と、日本社会に対する鋭い視点で批評家としても活動しておられるマライ・メントラインさんです。マライ・松恋のコンビは〈チームM&M〉として、芥川・直木賞候補作を読む予想対談などでも活動しています。このコンビが昭和小説から何を引き出せるか。ぜひ受講して目撃してください。(杉江講師:記) ### 取り上げる作品 ・戦前 小林多喜二『蟹工船』 ・戦後「第三の新人」 小島信夫『アメリカン・スクール』 ・高度成長期以降の推理小説 松本清張『ゼロの焦点』 小松左京『日本沈没』 ・バブルの時代 田中康夫『なんとなくクリスタル』

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    【建築入門】昭和の巨匠建築家たち

    • 美術史・鑑賞
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 岸 佑、磯 達雄、和田 菜穂子/一般社団法人東京建築アクセスポイント
    • 2025/04/17〜
      19:00〜20:30

     「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) [4月17日 丹下建三](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7918742)  担当:岸佑(青山学院大学、立教大学、東洋大学ほか非常勤講師)  「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を最初に受賞した日本人建築家が丹下健三(1913-2005)です。第二次世界大戦中にデビューし、終戦後は日本各地の復興都市計画に関わります。丹下の名前が世界に知られたのは、広島の平和記念公園。1964年の東京オリンピックでは代々木体育館を設計。1970年の大阪万博では主会場の建物を手掛けました。それ以降は海外での活躍が増えますが、1991年の東京都庁舎で再び日本の建築界に大きなインパクトを与えます。丹下はひとつの建築を都市的・国家的スケールから考え続けた建築家でした。日本近現代史に伴走した丹下健三の建築家人生を、代表作品をご紹介しながら振り返ります。(講師:記) [5月22日 菊竹清訓](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7918743) 担当:磯達雄(建築ジャーナリスト/オフィス・ブンガ、桑沢デザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師)  菊竹清訓は1960年代に興った建築運動「メタボリズム」の主要メンバーとして世界的に知られています。彼は建築に求められた課題を、大胆な構造技術による解決法で、形にしていきました。それが例えば、居住空間を柱で空中に支える、スカイハウス(1958年竣工)や東光園(1964年竣工)などの作品です。そのスタイルは、1990年代の代表作である江戸東京博物館(1992年)にまで、貫かれています。菊竹はなぜ、空高く建築を持ち上げようとしたのでしょうか。建築家の生涯をたどることで、その謎に迫ります。(講師:記) [6月26日 黒川紀章](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7918744) 担当:和田菜穂子(建築史家・博士(学術)/東京家政大学家政学部造形表現学科准教授)  1960年代に「メタボリズム運動」のメンバーに最年少で加わったことから黒川紀章は建築界で名を馳せることになりました。本講座では「メタボリズム運動とは何だったのか?」からスタートします。1970年の大阪万博でいくつかのパビリオンを手がけ、1972年「中銀カプセルタワー」が登場します。移動可能なカプセルのイメージづくりとして軽井沢に自身の別荘「カプセルK」も手掛けています。1990年代は全国各地に美術館・博物館建築を数多く手掛け、2006年に竣工した「国立新美術館」が最後の美術館建築となりました。最晩年には政界進出を図りますが、本講座では黒川紀章の野望についても考察したいと思います。(講師:記)

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    【建築入門】昭和の巨匠建築家たち 菊竹清訓

    • 美術史・鑑賞
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 磯 達雄/一般社団法人東京建築アクセスポイント
    • 2025/05/22
      19:00〜20:30

     「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) 5月22日 菊竹清訓 担当:磯達雄(建築ジャーナリスト/オフィス・ブンガ、桑沢デザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師)  菊竹清訓は1960年代に興った建築運動「メタボリズム」の主要メンバーとして世界的に知られています。彼は建築に求められた課題を、大胆な構造技術による解決法で、形にしていきました。それが例えば、居住空間を柱で空中に支える、スカイハウス(1958年竣工)や東光園(1964年竣工)などの作品です。そのスタイルは、1990年代の代表作である江戸東京博物館(1992年)にまで、貫かれています。菊竹はなぜ、空高く建築を持ち上げようとしたのでしょうか。建築家の生涯をたどることで、その謎に迫ります。(講師:記) ・こちらは「5月22日 菊竹清訓」のみのお申込みページです。 ・4月〜6月(3回分)セットでのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7874687&p=a9e933afaa32fb5b4110a9ca75c544f00b4294e6cdbe4889d0b27687a6560bda)

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    【建築入門】昭和の巨匠建築家たち 黒川紀章

    • 美術史・鑑賞
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 和田 菜穂子/一般社団法人東京建築アクセスポイント
    • 2025/06/26
      19:00〜20:30

     「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) 6月26日 黒川紀章 担当:和田菜穂子(建築史家・博士(学術)/東京家政大学家政学部造形表現学科准教授)  1960年代に「メタボリズム運動」のメンバーに最年少で加わったことから黒川紀章は建築界で名を馳せることになりました。本講座では「メタボリズム運動とは何だったのか?」からスタートします。1970年の大阪万博でいくつかのパビリオンを手がけ、1972年「中銀カプセルタワー」が登場します。移動可能なカプセルのイメージづくりとして軽井沢に自身の別荘「カプセルK」も手掛けています。1990年代は全国各地に美術館・博物館建築を数多く手掛け、2006年に竣工した「国立新美術館」が最後の美術館建築となりました。最晩年には政界進出を図りますが、本講座では黒川紀章の野望についても考察したいと思います。(講師:記) ・こちらは「6月26日 黒川紀章」のみのお申込みページです。 ・4月〜6月(3回分)セットでのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7874687&p=a9e933afaa32fb5b4110a9ca75c544f00b4294e6cdbe4889d0b27687a6560bda)

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  • 新宿 オンライン
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    アール・デコ名建築

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    • 美術史・鑑賞
    • 教室・オンライン自由講座
    • 見逃し配信あり
    • 鶴 三慧/東京都庭園美術館 学芸員
    • 2025/06/07
      13:30〜15:00

     旧朝香宮邸は、20世紀初頭の近代化する都市を華やかに彩った装飾様式であるアール・デコの建築意匠が、ほぼ完全な形で残る建物です。旧皇族朝香宮の邸宅として1933年に竣工したこの建物は、1983年東京都庭園美術館として広く一般に公開され、今日に至ります。朝香宮夫妻は1925年にパリで開催された「アール・デコ博覧会」を訪れ、当時最先端のデザインや建築に魅了され、帰国後自邸を建設するにあたっては、主要部分の内装をフランスの装飾美術家アンリ・ラパンに依頼するなど、その精華を積極的に取り入れました。今年はアール・デコ博覧会から100周年という節目の年となります。本講座では、旧朝香宮邸の建築としての魅力を伝えるとともに、この館を往来した人々の歴史と記憶をたどります。(講師:記) ### 展覧会情報 [建物公開2025 時を紡ぐ館](https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/20250607-0824_lookingatarchitecture/) 会期 2025年6月7日(土) 〜8月24日(日) 時間 10時〜18時 (入館は閉館の30分前まで) 会場 東京都庭園美術館(本館+新館) 休館日 毎週月曜日 *ただし7月21日、8月11日は開館、7月22日、8月12日は休館

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※日時等は変更となる場合がございます。最新の情報は講座詳細ページにてご確認ください。