2月のおすすめ講座
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立川 オンライン
ジードルンク 住宅団地のルーツをたどる
- 美術史・鑑賞
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 海老澤 模奈人/東京工芸大学教授
- 2025/02/20〜
木
10:30〜12:00
1920年代のヨーロッパでは、第一次世界大戦後の住宅不足の解消や居住環境改善の必要性から、大衆のための住宅建設が大きなテーマになりました。とくに「ジードルンク」と呼ばれるドイツの住宅団地は有名で、ベルリンに今も残るジードルンクはユネスコの世界文化遺産にも登録されています。2025年は初期のジードルンクが建設されてから100年を迎える記念の年です。われわれ日本の感覚では、100年前の住宅団地が今も現役の住まいとして活用されている事実は驚くべきことかもしれません。そこで本講座では、ドイツの住宅団地・ジードルンクの特徴と現在まで受け継がれる魅力的な住環境について解説していきます。ドイツのジードルンクはヨーロッパ各国のみならず日本にまで広く影響を与えました。第2回目では、ドイツと日本の住宅団地をつなぐ国としてスウェーデンに注目し、住宅計画における国どうしの影響関係も考えてみたいと思います。(講師・記) <各回のテーマ> 第1回 ジードルンク ― 100年前の団地計画から文化遺産へ 第2回 ジードルンクからスターハウスへ ― 住宅団地の影響関係をスウェーデンに探る
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立川
イタリア映画を聴く
- 美術史・鑑賞
- 教室開催
- 押場 靖志/学習院大学講師
- 2025/02/22
土
15:30〜17:00
ニーノ・ロータとフェデリコ・フェリーニの「幸福な出会い」のシリーズの7回目、最終回の予定です。今回はフェリーニ&ロータの傑作『アマルコルド』(1972)を中心にお話しします。タイトルの意味は「わたしは思い出す」。ロータの美しいメロディーとともに、フェリーニの映像は苦く甘い「思い出」として過ぎ去った時代を甦らせます。それはまさに映像の魔術。けれどもこの傑作にいたるフェリーニ&ロータの「幸福な出会い」は、やがて『オーケストラ・リハーサル』(1979)を最後に、唐突に断ち切られることになるのです。(講師・記) 出典は Tullio Kezich, FEDERICO FELLINI Il libro dei film, LLINI, Milano, Rizzoli, 2009. より ※[押場靖志氏ブログ](https://yasujihp.wixsite.com/yasuji)
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立川 オンライン
イギリスのロマン主義とことばの力
- NEW
- 文学・文芸創作
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 小川 公代/英文学者
- 2025/02/27〜
木
18:00〜19:30
ロマン主義時代とは、ちょうどフランス革命が勃発していた頃に、思想家たち、作家たち、詩人たちが、人権を勝ち取るために言葉によって権威主義に抵抗していた時代である。フランスの恐怖政治直後、イギリスでは急速に保守化し、言論の自由が奪われていた。そんななか、非暴力の力についてことばを紡いでいたのは、ジェイン・オースティンや、メアリ・シェリーといった女性作家である。本講座では、ロマン主義時代の背景と、オースティンの『高慢と偏見』やシェリーの『フランケンシュタイン』といった作品がいかに女性の視点からケアについて考えさせる物語であるのかをお話しします。イスラエルによるパレスチナ人への攻撃を考えるとき、文学による非暴力の力とは何かを考えさせられます。 (講師・記) 【スケジュール】 (1)女性作家たちとフランス革命ーーロマン主義とは? (2)メアリ・シェリーの非暴力の力ーー『フランケンシュタイン』の意外な側面 (3)ジェイン・オースティンとメアリ・シェリーーー二人に共通するもの
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※日時等は変更となる場合がございます。最新の情報は講座詳細ページにてご確認ください。