大人の教養入門 初めて学ぶ・もう一度学ぶ
予備知識は不要、初心者を対象に開講します。
新たな知識を楽しみ、学びが深まる喜びを味わえる講座です。
講座一覧
時事・社会・経済
-
新宿 オンライン
イノベーションと資本主義世界を問う
- 時事・社会
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 水野 和夫/元法政大学教授
- 2026/01/10〜
土
18:00〜19:30
イノベーション(技術革新)は、インダストリー(産業)に改革を生み、大きな社会変化を及ぼし、経済を押し上げていく。マルクス、ケインズ、シュンペーターという現代経済理論の巨人たちの著作も踏まえながら、インダストリーの事象を歴史的にたどり、資本主義世界を問い直す。 石炭・石油の発見による産業革命は人類にとって無から有を生み出し、「有機経済」から「無機経済」へと転換した。産業革命の本質は「蒸気は結合だ」ということにあり、インダストリー1.0〜5.0まで貫いている。機械化により飛躍的の生産性が上昇し、生活水準が向上した。 機械化の促進には化石燃料が安価で十分な量を使用できることが前提となっていた。この条件が満たされていたのはインダストリー3.0までの時代だった。ところが、インダストリー3.0〜4.0の時代以降、エネルギーが高価となり、無制限には使用できなくなって、先進国経済は「定常状態」に移行しつつある。 そこで、定常状態で低下しつつある利潤率を高めるためにインダストリー4.0とシフトした。さらに5.0となると、AIが人間の頭脳を結合しはじめ、人間とはいかなる存在であるかがパスカル以来問われている。(講師・記) 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 ■7月期 導入回 「マルクス、ケインズ、シュンペーターと資本主義世界」 ・現代経済学の礎を築いたマルクス、ケインズ、シュンペーターの経済理論、その思想の骨格を経済社会の現象を踏まえて解説する ◆第T期(7‐9月)インダストリー1.0・・・筋肉エネルギーから化石燃料エネルギーへ 1石炭の時代・・・有機経済から無機経済への転換 2内燃機関の発明・・・蒸気は結合だ 3鉄道と運河の時代・・・大西洋を挟んでヨーロッパと南北アメリカ大陸が結合 帆船から蒸気船へ(貿易の活発化) ■10月期 ◆第U期(10‐12月)インダストリー2.0・・・エジソンとフォードの時代(アメリカの世紀始まり) 1電気の時代・・・家電製品の普及(家事労働時間を解放) 2自動車の時代・・・フォードの大量生産システム 3中間層の時代・・・大衆社会の到来 ■2026年1月期 ◆第V期(1‐3月)インダストリー3.0・・・コンピューターの時代 1大型コンピューターからPCへ 2IT(Information Technology)の時代・・・インターネットの普及 3グローバリゼーションの時代・・・資本の自由化 ■2026年4月期 ◆第W〜X期(4‐6月)インダストリー4.0&5.0・・・頭脳の結合 1インダストリー4.0・・・IoT(Internet of Things)とAI(Artificial Intelligence) 2インダストリー5.0・・・持続可能性と、人間とはいなかる存在か 3テクノロジーと不平等・・・21世紀の課題
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新宿 オンライン
今、幸福な消費とは
- NEW
- 時事・社会
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 間々田 孝夫/立教大学名誉教授
- 2026/02/27
金
13:30〜15:00
科学
-
新宿 オンライン
人体の秘密
- 科学
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 石浦 章一/東京大学名誉教授
- 2026/01/17〜
土
13:30〜15:00
「脳を学び、脳を鍛える」「「脳の一生を学び、老化をストップさせる」「DNAでわかる私たちの過去と未来」に続いて、2026年1−3月は人体の中でもあまり理解されていない臓器について勉強したいと思います。これらは、私たちの健康にとって重要なものであるにもかかわらず、なんとなく放置されている気がしませんか。しかし、脳と同様ほんの少しの欠陥で寿命が大きく変化し、生活の質(QOL)も変わることが知られています。今回の授業で、最新の臓器科学をお話しするとともに、私たちの健康についても考えるきっかけになれば幸いです。(講師・記) @1月17日 筋肉と骨の秘密 A2月21日 肝臓と腎臓の秘密 B3月21日 皮膚と血液の秘密
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新宿 オンライン
人間とは何だろうか――脳が生み出す心と言葉
- NEW
- 科学
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 酒井 邦嘉/東京大学教授
- 2026/01/31
土
13:00〜14:30
哲学・思想
-
新宿 オンライン
マルクスの名著を読む
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 佐々木 隆治/立教大学教授
- 2026/01/23〜
金
19:00〜20:30
講師のこれまでの講座や講義の大半は『資本論』解説であり、それ以外のマルクスの著作について解説する機会は少なかった。しかし、混沌とした現代の社会情勢を分析するためには、社会システムの経済的分析にとどまらず、政治的および思想的分析にも視野を広げていく必要がある。そこで本講座ではすでに文庫化されているような誰もが知っている歴史的名著や隠れた名作を読み、マルクスの政治思想や共産主義論の現代的意義について考えていきたい。第一期では、若きマルクスの代表的著作である『経済学哲学草稿』、『ドイツ・イデオロギー』、『共産党宣言』を取り上げ、その唯物論思想の核心について考えてみたい。(講師・記) 【カリキュラム】 ※状況により変更することもございます。 ■7月期 ・第一期:若きマルクスの唯物論 『経済学哲学草稿』(ミル評注含む) 『ドイツ・イデオロギー』 『共産党宣言』 ■10月期 ・第二期:マルクスの階級分析 『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』 「資本主義的生産に先行する諸形態」 「国際労働者協会設立宣言」 ■2026年1月期 ・第三期:晩期マルクスの思想 『フランスの内乱』 「ゴータ綱領批判」 「ザスーリチへの手紙」 ※お申込みは3か月単位です
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新宿
【教室受講】哲学の大問題
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 加賀野井 秀一/中央大学名誉教授
- 2026/01/28〜
水
13:00〜14:30
哲学の世界には、ある問題意識を中心として、四方八方に広がる問題圏というものが見られます。たとえばプラトンの思想は、古代ギリシアの世界にとどまらず、現代思想の淵源であるニーチェにもハイデガーにも影響を及ぼし、今なお新たな思索へと私たちを誘っているのです。今年度は、こうした思索の広がりを四つの問題圏からたどってみたいと思います。そんな手探りの旅に、皆さんもぜひご同行下さい。(講師・記) 【カリキュラム】 ※状況によって変更することもございます。 ■2026年1月期 プラトニスムの問題圏 1、プラトンとイデア論 2、ニーチェによるプラトニスムの逆転 3、ハイデガー的展開 ■2026年4月期 デカルト主義(カルテジアニスム)の問題圏 1、デカルトのコギト 2、『情念論』の方へ 3、デカルト信奉者たちの展開 ■2026年7月期 ベルクソン主義(ベルクソニスム)の問題圏 1、ベルクソンとその時代 2、四冊の主著をめぐって 3、ベルクソンの影響力 ■2026年10月期 現象学の問題圏 1、フッサール思想の展開 2、ハイデガー、シェーラー、サルトル 3、メルロ=ポンティの現象学 ※お申し込みは3か月単位です。
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新宿 オンライン
【オンライン受講】哲学の大問題
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- オンライン(事前選択講座)
- 見逃し配信あり
- 加賀野井 秀一/中央大学名誉教授
- 2026/01/28〜
水
13:00〜14:30
哲学の世界には、ある問題意識を中心として、四方八方に広がる問題圏というものが見られます。たとえばプラトンの思想は、古代ギリシアの世界にとどまらず、現代思想の淵源であるニーチェにもハイデガーにも影響を及ぼし、今なお新たな思索へと私たちを誘っているのです。今年度は、こうした思索の広がりを四つの問題圏からたどってみたいと思います。そんな手探りの旅に、皆さんもぜひご同行下さい。(講師・記) 【カリキュラム】 ※状況によって変更することもございます。 ■2026年1月期 プラトニスムの問題圏 1、プラトンとイデア論 2、ニーチェによるプラトニスムの逆転 3、ハイデガー的展開 ■2026年4月期 デカルト主義(カルテジアニスム)の問題圏 1、デカルトのコギト 2、『情念論』の方へ 3、デカルト信奉者たちの展開 ■2026年7月期 ベルクソン主義(ベルクソニスム)の問題圏 1、ベルクソンとその時代 2、四冊の主著をめぐって 3、ベルクソンの影響力 ■2026年10月期 現象学の問題圏 1、フッサール思想の展開 2、ハイデガー、シェーラー、サルトル 3、メルロ=ポンティの現象学 ※お申し込みは3か月単位です。
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新宿 オンライン
音楽と哲学
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 大橋 容一郎/上智大学名誉教授
- 2026/01/23〜
金
11:00〜12:30
西洋のクラシック音楽は、古代ギリシアから中世、ルネサンス期、近現代にいたるまで、つねにその時代の思想や哲学と切り離すことができません。この連続講座では、西洋音楽の歴史的な変遷をたどりながら、その背後にある時代精神や哲学的な世界観を明らかにしていきます。音楽作品を聞くのにも、また芸術を通じて各時代の思想を理解するのにも役に立つ講座を目ざします。(講師・記) ※8期24講を予定しています。 【カリキュラム】※状況により、変更することもございます。 2026年1月期 【第5チクルス】 今期は、19世紀後半のいわゆる個別化の時代に、民族主義や人種主義が台頭するなかで音楽が世界観とどう関わるようになったのかを見ていきます、ヴェルディとイタリアの民族主義、ヨハン・シュトラウスU世とプロイセンの大ドイツ主義との関係などは、切っても切れないものでしょう。 1 ヴェルディと大イタリア主義 (19世紀半ば) 2 ドヴォルザークと民族主義の思想 (19世紀後半) 3 ヨハン・シュトラウスと大ドイツ主義 (19世紀後半) 2026年4月期 【第6チクルス】 今期は、19世紀の世紀末が近づき、それまでの近代ヨーロッパのあり方が反省され足り批判されたりする時期に、ドイツやオーストリアの作曲家(哲学者ニーチェは作曲家でもありました)、指揮者を中心に、それぞれの音楽がどのように同時代の人々や思想とかかわっていったのかを振り返ります。 1 ブラームスと19世紀音楽美学 (19世紀後半) 2 ニーチェの音楽と超人哲学 (19世紀後半) 3 マーラーとウィーンの進歩派思想 (19世紀末) 2026年7月期 【第7チクルス】 今期は、19世紀末から20世紀初頭にかけて、音楽などの芸術がヨーロッパだけでなく東洋とも関係した時代、またヨーロッパでは自分たちの歴史を振り返ってみることが重視された時代の音楽家の作品を見ていきます。日本で活躍した哲学者ケーベルはチャイコフスキーの弟子でもありました。 1 ケーベルの音楽と無意識の哲学 (19世紀末) 2 ドビュッシーと印象主義 (19世紀末) 3 リヒャルト・シュトラウスと世紀末の思想 (20世紀初頭) 2026年10月期 【第8チクルス】 連続講座の最終期となる今回のチクルスでは、20世紀前半の音楽家を取り上げ、近代的な理性に対する反発がだんだんとふえていった時代の音楽家の作品を取り上げ、同時代の思想や芸術との関係をふりかえるとともに、源田の音楽とは何かについても考えていきます。 1 シベリウスと北欧神秘思想 (20世紀初頭) 2 ストラヴィンスキーと表現主義 (20世紀前半) 3 シェーンベルクと批判主義の哲学 (20世紀前半) ※お申込みは3か月単位です
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新宿 オンライン
カント哲学に学ぶ現代人の判断力−AI時代に求められる哲学的思考とは
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 大橋 容一郎/上智大学名誉教授
- 2026/01/29〜
木
19:00〜20:30
21世紀のAI(人工知能)時代では、あらゆる問題がAIで解決されるように思われています。けれども、問題の所在や目ざすべき方向、理想的な状態などがわからなければ、どれほどすぐれたAIでも解決を示すことはできません。いま、そうした点についての哲学的思考を社会実装する需要が急速に高まっており、そこではしばしばカントの哲学思想が引き合いに出されます。この3回の集中講座では、AI的な思考法に対してカント的な思考法や判断力がもつ意義について考えます。(講師・記) 【各回テーマ】※状況によって変更することもございます。 @ 『純粋理性批判』 −個別と全体 グローバルとローカル A 『道徳形而上学の基礎づけ』 −事実と価値 倫理と人権の尊厳 B 『判断力批判』 −説明と目的 理想と持続性
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新宿 オンライン
じっくり学ぶ中世哲学
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 山内 志朗/慶応義塾大学名誉教授
- 2026/01/20〜
火
18:30〜20:30
中世哲学の時代は1000年近くにも及び、長く、登場人物も多く、内容も豊かである。2年間をかけて、その流れをじっくり学んでいきたい。テキストはリーゼンフーバー『中世思想』でかなり厚い本だ。ゆっくり読み進める。思想家のテキストをまじえ思想家の息遣いを思いながら、中世哲学を巡礼の旅のように味わっていきたい。(講師・記) 2026年1月開講。 ※各自ご準備ください:リーゼンフーバー『中世思想史』(平凡社ライブラリー) 【カリキュラム】 ※状況によって変更することもございます。 (2026年は、リーゼンフーバー『中世思想史』第I部,第II部,第III部に対応します) ■2026年1月〜6月 1 中世・ルネサンス・近世 2 キリスト教とグノーシス主義 3 アレクサンドレイアの学風 4 修道院と三位一体 5 カルケドン公会議以降 6 西方ラテン教父(アンブロシウスとアウグスティヌス) ■2026年7月〜12月 7 修道院の成立 8 カロリング・ルネサンス 9 修道院改革 10 哲学と神学 11 初期スコラ学の展開 12 12世紀ルネサンス ※お申込みは6ヶ月単位です。途中からのご受講もいただけます。 2027年予定 (2027年は、リーゼンフーバー『中世思想史』IV,V,VI,VIIに対応します)
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現代哲学入門
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 樋笠 勝士/慶応義塾大学言語文化研究所所員
- 2026/01/20〜
火
19:00〜20:30
「現代哲学」とは、(post-modernの意味を語る)リオタールによれば、単に「近代哲学」の「以後(post)」に現れるというだけでなく、その否定があるという。近代哲学が重んじてきた「理性」や「普遍」の価値を否定する立場が現代哲学にあるというのである。例えば近代哲学の象徴的存在ヘーゲルに対抗する仕方で、現代哲学は、彼の普遍主義に対して個別主義、精神主義に対して唯物主義、合理主義に対して非合理主義等を志向してきたと言える。 本講座では、その中で個別主義の代表としての実存主義を取り上げ、とりわけ20世紀に至るまで哲学的主題になりえなかった「身体」について、メルロ=ポンティを中心にして考えたい。(講師・記)
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民主主義思想の歴史
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 森 政稔/東京大学名誉教授
- 2026/01/27〜
火
18:30〜20:00
現在民主主義は自明の政治制度や考え方として受け止められる一方で、強い政治不信やポピュリズムの台頭などによって危機にあるとされる。しかし私たちが当然のものと考えやすい現在の代表制的な自由民主主義はそれほど長い歴史を持つとは言えず、遡ってもせいぜい19世紀であり、主として20世紀に形成されたものである。他方、民主主義の歴史は古代ギリシアに始まるが、その特徴は今とは根本的に異なり、それがヨーロッパ近代に継承されたうえで、大きな変容を受けてきた。欧米の政治思想を材料にしつつ、その性質を相対化するとともに、現代の諸問題から民主主義思想の歴史を振り返ってみたい。 (講師・記) @1月27日 現代民主主義への不満を手がかりに、民主主義概念の多義性や混乱を探究する A2月24日 ヨーロッパの伝統的な民主政・共和政概念:古代から中世、近代初期まで B3月24日 18世紀における民主政概念の大変貌:モンテスキュー、ルソー、カント。マディソン
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新宿 オンライン
西田幾多郎『善の研究』をゆっくり読む
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 大熊 玄/立教大学教授
- 2026/01/27〜
火
13:30〜15:00
西田幾多郎の『善の研究』は、1911年の出版から百年を過ぎながら、今でも国内外で広く読まれている哲学書です。日本(東洋)の伝統思想に基づきつつ、西洋の哲学・宗教をふまえたその思索は、出版のすぐ後に「明治以後に日本人が書いた最初で唯一の哲学書」と言われました。よく読まれながら、その内容が難解で最後まで通読できないとも言われますが、著者の西田本人は、読者に出来るだけ理解してもらおうと当時としては珍しく哲学書を口語体で書き、ごまかしなく語りかけてきます。 今期は『善の研究』の中でも比較的やさしい第三編「善とは何か」を扱い、可能な限りわかりやすく解説しながらゆっくりと読み進めていきます。(講師・記) @1月27日 人間の行為を、意識現象(意志)として考える A2月24日 人間の行為(意志)を、科学的ではなく哲学的に考える B3月24日 意志の自由は、自己の内から必然的に出てくること
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新宿 オンライン
デリダ入門
- NEW
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 宮ア 裕助/専修大学教授
- 2025/08/23〜
土
15:30〜17:00
フランス現代思想の最後の巨星、ジャック・デリダ。昨年で没後20年を迎え、この哲学者の遺産を振り返る多くの試みがなされました。次第に明らかになってきたのは、私たちが生きる21世紀の現代思想が、デリダをはじめとする、いまだ20世紀に築かれた多くの試みの影のもとにあるということです。脱構築(ディコンストラクション)、読むこと(レクチュール)と書くこと(エクリチュール)、母語と翻訳、暴力と正義、他者と歓待、そして赦し……。本講座では、没後に出版された講義録や遺稿なども参照しながら、新たに見えてきたデリダ思想の全貌をあらためてたどることで、みなさんとともに現代思想の来歴を探り、21世紀における思想の未来を切り拓く可能性を模索したいと考えています。(講師・記)
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宗教
-
新宿 オンライン
仏教とは何か
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 馬場 紀寿/東京大学教授
- 2026/01/14〜
水
19:00〜20:30
仏教とは何か?その問いに対し、これまでは、「宗教」(religion)の一つとして仏教が論じられてきた。しかし、「宗教」としての「仏教」(Buddhism)とは、19世紀にヨーロッパで確立した概念に過ぎない。いわば、我々は、近代西欧の枠組みを通して前近代アジアの仏教を見てきたのである。本講義では、近代の「宗教」概念から離れて、紀元前5世紀ごろにインドで始まり、ユーラシア大陸の広範囲に伝播した仏教の思想と歴史を論じたい。現代から見ても、哲学や倫理にかんする新鮮な議論を含む仏教の思想と実践を、今世紀に人文知を刷新しつつある世界史(Global History)の視点に立って論じたいと思う。(講師・記) 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 1.仏教は「宗教」か? 2.アショーカ王以前の仏教 3.初期仏教の思想と実践 4.「大乗仏教」の起源 5.大乗の思想と実践 6.ユーラシア大陸を横断する仏教史
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新宿 オンライン
“神道的なるもの”を読みとく ―言霊・縁起物・暦・霊山―
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 加藤 みち子/武蔵野大学特任教授
- 2026/01/19〜
月
19:00〜20:30
現代人も身近に関わる“神道的なるもの“−たとえば「言霊」、あるいは「御守・御神札」などですが、それが何を意味するのかについては、明確にはわかっていないことも多いのではないでしょうか? この講座では、日本人の暮らしに根付いている、“神道的なるもの”について、4つのテーマで、その意味や役割を歴史的経緯もふまえて読みといていきます。第1期は、「言霊」などの「ことば」と神道の関わりについて考えていきます。第2期は、御守・御神札・御神籤(おみくじ)―いわゆる「縁起物」の神道的意味や歴史的背景についてみていきます。第3期は、「暦」と神事・占いや年中行事とのかかわりを紐解きます。そして第4期は、神のおられる山−霊山への信仰と、「山岳詣」の背景について、仏教や修験道との関わりも踏まえて検討します。(講師・記) **第2期 「縁起物」と神道 ―御守・御神札・御神籤―** 第1回 「縁起物」と神道 第2回 御守と御神札―神道と諸宗教の比較から 第3回 御神籤(おみくじ)の歴史と意味
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新宿 オンライン
新約聖書のイエスの譬え
- 哲学・思想・宗教
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 廣石 望/上智大学教授
- 2026/01/08〜
木
15:30〜17:00
-
新宿 オンライン
深読みバガヴァッド・ギーター ヒンドゥー教の世界
- 哲学・思想・宗教
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 赤松 明彦/京都大学名誉教授
- 2026/01/23〜
金
15:30〜17:00
『バガヴァッド・ギーター』(神の歌)は、2000年程前に作られたヒンドゥー教の聖典です。数多くの人々によって読みつがれて来ました。論争を通じて様々な意味が付け加えられ、新しい信仰の書として姿を変えたこともあります。イスラーム文化の中で翻訳されたり、英国による植民地時代にはインド独立運動の精神的支柱にもなりました。18世紀になれば西洋に紹介されて熱狂的に受け入れられました。いまなお新しい翻訳や研究書が出版されています。そこには、神と人と世界に関わる様々なことが語られています。この講座では、毎回全18章のうちの1章を読み進めながら、古代から現代に至るまで、この聖典がどんな風に読まれてきたか、様々なエピソードを交えながら読み解いていきたいと思います。(講師・記) 【カリキュラム】 ※状況によって変更することもございます。 *2026年1月〜6月* 1月23日(金) 第1章:人は悩み、神は命じる 2月27日(金) 第2章:神と人の関係 3月27日(金) 第3章:いのりと信仰 4月24日(金) 第4章:「神」であるとはどういうことか 5月22日(金) 第5章:ギーターにおける仏教の影 6月26日(金) 第6章:二つの「自己」 ※全6回のカリキュラムですが、途中からのご受講もいただけます。
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歴史
-
新宿 オンライン
英語で楽しむ世界史
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 佐藤 育子/日本女子大学講師
- 2026/01/08〜
木
10:30〜12:00
学生時代、外国語(英語)を読んで「歴史」を勉強した方もいらっしゃると思います。そんな経験を、今一度タイムスリップして味わってみませんか。使用するテキストは、カラー版のイラスト入りのわかりやすいものです。中学生レベルの英語力があれば十分対応できます。 本講座では、古代ローマの歴史と人々の暮らしをテーマに、毎回読み切り式でさまざまなトピックを取り上げます。当時の人々の生活に思いを馳せながら、毎回解説を加えつつ、ご一緒に楽しく読んでまいりましょう。なお、テキストはご自身でご購入ください。(講師:記) 【各回の内容】 1月 Rulers of Rome 2月 Roman Society 3月 Country Life ※毎回読み切り式のため、途中からでもご受講いただけます。 【使用テキスト】 『Hands-on History! Ancient Rome』ISBN:9781843226925 ※テキスト代は受講料に含まれておりませんので、各自ご購入下さい。 ※開講日までにテキストのご用意が難しい方のために、必要部分のみスキャンデータをマイページにアップします。 [https://www.amazon.co.jp/Ancient-Rome-Step-Step-Hands/dp/1843226928](https://www.amazon.co.jp/Ancient-Rome-Step-Step-Hands/dp/1843226928) 【講座の進め方】 ・講座は日本語を中心に進めます。英語は「読むこと」に重点を置きますので、、英会話はありません。 ・受講者の皆さまには、テキストを音読していただき、その後パートごとにご一緒に訳していきます。あわせて講師が補足の解説や歴史的背景を日本語で詳しく説明します。 ・会話練習ではなく、英文資料を読み解き、そこから歴史をさらに深めていただけるゼミ形式の講座です。 ・事前に、その回で扱う専門用語や背景知識をまとめた資料をお送りします。 ・2026年1月期より「見逃し配信」に対応します。欠席回も後日視聴できますのでご安心ください。なお、可能な限りリアルタイムでの参加をおすすめします。 画像:コンスタンティヌス帝の凱旋門とコロッセオ
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新宿 オンライン
「独立」とはなにか
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 根本 敬/上智大学名誉教授
- 2026/01/24〜
土
15:30〜17:00
東南アジアでは2025年、東ティモールがASEAN(東南アジア諸国連合)に加盟し、念願の11か国すべてが一つの地域連合に加わることが実現しました。これらのうち、タイを除く10カ国はすべて第二次世界大戦後に植民地から独立しています。この講座では、そもそも「独立」とは何か、その意味を考え、植民地体制とどこが異なるのかについて比較してみます。「独立する」といっても、各国は植民地以前の王朝国家に逆戻りするのではなく、近代世俗国家として「国民国家」をつくりあげることを目指しました。「国家」を構成する「国民」の形成こそ、独立前はもとより、独立後も重要な課題だったのです。具体的にとりあげる国はミャンマー(旧イギリス領ビルマ)、インドネシア(旧オランダ領東インド)、ベトナム(旧フランス領インドシナ連邦)、そして植民地化を免れながら自力で「国民国家」へ変革したタイ(旧シャム)です。この講座を通じて、それぞれの国の歴史的個性を味わってみませんか?(講師・記) 第1期(1月〜3月) 第1回 植民地国家と独立国家(国民国家)はどこが異なるのか 第2回 イギリス領ビルマの独立過程 第3回 オランダ領東インド(インドネシア)の独立過程 第2期(4月〜6月) 第4回 独立を維持したタイの近代化過程 第5回 冷戦とベトナム:統一国家の樹立 第6回 国民国家のほころび―ミャンマーの少数民族問題
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新宿 オンライン
1年で学ぶ大人のための歴史総合
- NEW
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 佐藤 育子/日本女子大学講師
- 丸小野 壮太/常磐大学高等学校教諭
- 2026/02/19
木
19:00〜20:30
なぜ私たちは歴史を学ぶのでしょうか。歴史を学ぶことは、過去の出来事を暗記することではありません。過去に生きた人びとの思いや暮らしをたどり、現代の社会や自分自身を見つめ直す手がかりとなります。 2022年度に高校で新設された必修科目「歴史総合」は、日本史と世界史を統合し、通史ではなくテーマ史で学ぶ科目です。「歴史の扉」「近代化と私たち」「大衆化と私たち」「グローバル化と私たち」の四つで構成されています。本講座では、「歴史総合」を題材に、そこで扱われる諸問題を、現代的な諸課題と関連させて、歴史を探究的に学びます。世代や立場をこえて共に学び合い、「過去を知り、現在を問い、未来を考える」ための共通の場を目指したいと思います。ぜひ開かれた学びの空間で、あなた自身の「歴史の扉」をともに開いてみませんか。 第1回では、導入となる「歴史の扉」を取り上げ、歴史資料との対話を通して「歴史とは何か」を考えます。最新の歴史学の動向についてもお話しします。(講師:記) 【カリキュラム】 第1回:歴史の扉 (26年1月期)★ 第2回:近代化と私たち (26年4月期) 第3回:大衆化と私たち (26年7月期) 第4回:グローバル化と私たち (26年10月期) 第5回:まとめ 現代的な諸課題について歴史的に考える (27年1月期) ※状況によって変更することもございます。 ※お申込みは3か月単位です。
詳しく見る -
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学びを広げる!大人のための世界史
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 村山 秀太郎/スタディサプリ講師・世界史塾バロンドール主宰
- 2026/01/14〜
水
19:00〜20:30
日本史と同じような「中国史」というものは存在しません。つまり現在の中華人民共和国の領域に,かわるがわる中国人(漢人)の王朝が交代したわけではないのです。まず,前漢・後漢王朝と「匈奴」との摩擦と,「鮮卑」が浸透した五胡十六国時代の整理の後,鮮卑系国家の精華,隋と唐を万里の長城の北側から眺めます。杜甫や李白,楊貴妃など日本人におなじみの人物が生きた時代を「東部ユーラシア史」という視点で見通した後に,唐宋変革とも呼ばれる新たな時代へと橋渡しをしてから,それを征服したツングース人とモンゴル人の東部ユーラシアでの覇権にまで射程を広げます。(講師・記) 【カリキュラム】 1. 前漢と後漢&匈奴 2. 魏晋南北朝時代と隋&匈奴〜鮮卑〜柔然 3. 唐&鮮卑〜突厥〜ウイグル 4. 五代十国時代と宋&キタイ〜女真 5. 金とモンゴル帝国 6. 元とヨーロッパ人の東部ユーラシア進出
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イギリス浪漫紀行・英詩篇
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 齊藤 貴子/早稲田大学講師
- 2026/01/29〜
木
15:30〜17:00
イギリスはヨーロッパの最もよく知られた国のひとつ。しかし同時に、ヨーロッパの中でも最も不思議な、何とも謎めいた国でもあります。最近でいえば、地理的に間違いなくヨーロッパの一国でありながらEUを離脱してしまったのが良い例ですが、イギリスの歴史とは、正しくこの種の独自路線の積み重ねにほかなりません。その結果として存在しているのが、今人びとの目の前にひろがる都市や田園、各種の遺跡や古城や庭園、大聖堂や廃虚となった修道院を擁する独特の景観美であり、今に受け継がれる絵画や彫刻、文学等の諸々の芸術の類いです。 今回のシリーズでは、英詩の世界にフォーカスします。英文学史の王道をクロノロジカルにたどりながら、各作者・作品にゆかりある土地や美術作品等を取り上げます。さまざまな視覚資料をつうじて旅するように鑑賞することにより、イギリスという国の謎と不思議、つまりは「浪漫」を英詩とともに味わいます。(講師・記) 2025年10月期より、英詩篇。 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 ■10月期 導入回 ロマン派詩人たちの「旅」と「想像力」 ※導入回では、英詩が独特の輝きを放つロマン派の詩人たちを取り上げます。その後に、古英語、中英語、シェイクスピアと、時代を追って進み、最終講には再びロマン派の詩人(ウィリアム・ブレイク)に到ります。「歴史を旅する詩人たち」のはじまりです。 第1回 今に蘇る英文学最古の叙事詩『ベーオウルフ』の世界 第2回 巡礼の聖地の今昔:チョーサーの『カンタベリー物語』@ 第3回 巡礼の聖地の今昔:チョーサーの『カンタベリー物語』A ■2026年1月期 第4回 抒情詩人シェイクスピアの足跡をたずねて@ 第5回 抒情詩人シェイクスピアの足跡をたずねてA 第6回 抒情詩人シェイクスピアの足跡をたずねてA ■4月期・7月期 第7回 英文学の金字塔:ミルトン『失楽園』の世界を旅する@ 第8回 英文学の金字塔:ミルトン『失楽園』の世界を旅するA 第9回 革命を生き延びた詩人:アンドルー・マーヴェルの「混乱と矛盾」の旅路 第10回 18世紀ロンドンという大都会を生きた詩人たち@:アレグザンダー・ポープ 第11回 18世紀ロンドンという大都会を生きた詩人たちA:メアリー・ロビンソン 第12回 ロマン派詩人:ウィリアム・ブレイクの詩と絵画
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アメリカ史入門
- NEW
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 金井 光太朗/東京外国語大学名誉教授
- 2026/01/17〜
土
10:30〜12:00
2026年に建国250周年を迎えるアメリカ。アメリカ社会に深く根づく分断は、ブルー(民主党)とレッド(共和党)の対立だけでなく、入植以来形成されてきた地域ごとの独自文化にまでさかのぼる。本講座は、アメリカを読み解く手がかりとして「11の国(ネイション)」という地域文化圏の視点から、分断の起源、歴史的発展、そして現代の姿を立体的に考察する。独立期に競合しながら連合国家を形づくった諸ネイションの価値観、南北戦争を招いた奴隷制をめぐる対立、さらに経済格差や人口変動がもたらした現代の対立状況まで、その根底にある構造的要因を読み解く。また、政治・経済・人種・宗教といった複数の軸が絡み合い、今日のアメリカが「分断国家」と呼ばれる状況がいかに生まれたのかも探る。トランプの登場で分断が新たな段階に入った現在、その深層を見直すための視点を提示する。(講師:記) 【各回のテーマ】 第1回 北米11の国から見たアメリカ独立 タイドウォーター、ヤンキーダム、ニューネザーランド、大アパラチアなど、価値観の異なる諸ネイションが入植期からどのように競合し、独立と建国に向けて不安定な連合を形づくっていったのかを読み解く。 第2回 11の国から見た南北分断への道 レフト・コーストや極西部、ファースト・ネイションが加わった大陸国家で、奴隷制をめぐるヤンキーダムとディープサウスの対立がいかに深まり、南北戦争とへつながっていったのかを検討する。 第3回 分断から解体に向かうアメリカ 深南部・極西部・アパラチアのレッド、ヤンキーダムとレフトコーストのブルー、そしてミッドランドやニューネザーランドの揺れるスウィングという構図の中で、経済格差や人種問題を背景に現代アメリカの分断がどのように深まり、形を変えているのかを考察する。 【参考図書】 コリン・ウッダード著、肥後本芳男訳、金井光太朗訳、野口久美子訳、田宮晴彦訳 『11の国のアメリカ史 分断と相克の400年』上下(岩波書店、2017年)
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古代ギリシア・古代ローマの歴史
- NEW
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 長谷川 岳男/元東洋大学教授
- 2026/01/28〜
水
13:30〜15:00
かつてヨーロッパは、ヘレニズム(古代文化)とヘブライズム(キリスト教)から形成されていると言われていた。現在はそれ以外にも西洋文明に寄与するものの存在は認められているが、それでもこの二つが西洋世界を理解するうえで重要なことは変わらない。本講座では、古代ギリシア・ローマ世界の基本的な歴史を説明して、それが西洋世界にとっていかなる影響を与えたのかを、民主主義、国家、国際関係、神話、経済、帝国、宗教、グローバル化などについて具体的な例を挙げながら、解説する予定である。(講師・記) 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 *2026年1月期* 1 導入 現代世界におけるギリシア・ローマの痕跡 2 古代ギリシア史概観 3 ポリスは国家か 国家とは何か(近代国家との比較) *2026年4月期* 4 古代アテナイの民主主義 その現実と後世の評価 5 神々と社会 神話学と神々・祭儀の意味 6 アレクサンドロス大王 世界の転換(拡大する世界) ----------------- *2026年10月期* 7 ローマ史概観 8 帝国と帝国主義 ローマ帝国の成立と近代帝国主義 9 古代経済 資本主義社会との相違 *2027年1月期* 10 古代におけるグローバル化 地中海世界の再検討(人々・物品・情報の移動) 11 宗教と国家 キリスト教成立のインパクト 12 古代の伝統(西欧文明の系譜) ------------------- ※お申込みは6ヶ月単位です。途中からのご受講もいただけます。
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遊牧王朝の歴史 モンゴル高原の五千年史 その始まり
- NEW
- 歴史
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 白石 典之/新潟大学教授
- 2026/01/29〜
木
13:30〜15:00
ユーラシアの遊牧民が、世界史のなかで果たしてきた役割の大きさについては、近年、広く知られています。黒海沿岸にまで黄金文化を展開したスキタイや、歴代の中華王朝を脅かした匈奴や鮮卑、突厥などの存在、さらに13世紀にモンゴルが築いたユーラシアの東西にまたがる大帝国は世界史の転換点になったといわれます。 近年の考古学は理系研究者との協業により、新たな知見を次々ともたらしています。モンゴル高原を舞台にした5000年の歴史。文献史料には表れてこない、遊牧と騎乗の起源の探究に始まる「馬と遊牧のユーラシア史」、1月期は、その始まりをお話しします。 ★参考図書:[『遊牧王朝興亡史 モンゴル高原の5000年 』(講談社選書メチエ)白石典之著](https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000405894) 【各回テーマ】※状況により変更することもございます。 ■第1回 遊牧民の登場 モンゴルというと遊牧を思い浮かべる方も多いことでしょう。家畜とともに水や草を求め て季節ごとに移住する遊牧は、モンゴル高原に暮らす人々の重要な生業であるとともに、 さまざまな伝統文化を育んできました。にもかかわらず、モンゴル高原で、いつ、どのよ うな理由で遊牧がおこなわれるようになったのか、いままで明らかになっていませんでし た。ようやく近年の考古学研究によって、そのプロセスが解明されつつあります。本講義 では、最新成果を紹介しながら、遊牧の起源とモンゴル高原への波及、その後の歴史に与 えた影響などを解説します。 ■第2回 騎馬遊牧民の始動 モンゴルの遊牧民は、馬の機動力を駆使して、交易による繁栄と遠征による広大な版図を 手に入れてきました。モンゴル高原の遊牧民の歴史を語るうえで、馬との関係を理解する ことはとても重要です。にもかかわらず、モンゴル高原で、いつから馬の飼育が始まり、 いつから騎乗をおこなうようになったのか、よくわかっていませんでした。しかし、近年 の研究で、家畜馬の到来や騎乗の始まりのようすが、少しずつ明らかになっています。本 講義では、最新の研究成果を紹介しながら、モンゴル高原に騎馬遊牧民が誕生した過程と 背景を解説します。 ■第3回 遊牧王朝の成立 紀元前3世紀末に成立した匈奴という王朝にスポットを当てます。匈奴はモンゴル高原に 最初に誕生した遊牧民族の王朝です。これまでの研究では、騎馬軍団を擁して中国王朝の 秦や漢に侵入し、食糧や財貨を強奪し、技術者を拉致することで強大な国家を築いたと考 えられてきました。しかし、最近の考古学的な発見で、匈奴は独自で優れた金属加工をお こない、遠く地中海世界やインド方面と交易をしていたという新事実も明らかになってい ます。本講義では、最新成果を紹介しながら、匈奴が興隆した真相に迫ります。
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学び直すヨーロッパ近現代史入門
- 歴史
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 川手 圭一/東京学芸大学教授
- 2025/10/10〜
金
10:30〜12:00
ヨーロッパが、そして世界が大きく揺れ動いています。各国で躍進する極右政党、移民・難民に対する排除を煽る声は、SNSなどのメディアによって拡散し、社会の分断が進みます。「知」が軽んじられ、「民主主義」の精神を否定するかのような言動はますます大きくなり、私たちは、方向性を失った世界のなかにいるようです。 本講座では、このような現代社会を前に、戦争と危機をくぐりぬけてきた20世紀前半のヨーロッパに焦点をあて、その近現代史をたどる入門講座です。(講師・記) 【カリキュラム】 ※状況によって変更することもございます。 第1回 10月 第一次世界大戦とヨーロッパ 第2回 11月 両大戦間期:危機の中のヨーロッパ 第3回 12月 第二次世界大戦に向かうヨーロッパ 第4回 1月 第二次世界大戦の中のヨーロッパ 第5回 2月 戦後ヨーロッパの出立
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文学
-
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歴史と文化から読み解くイギリス文学史
- 文学・文芸創作
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 西 能史/上智大学准教授
- 2026/01/08〜
木
13:00〜14:30
ヴィクトリア時代の末期、道徳や秩序が揺らぎ、自然主義は社会の厳しい現実を描き、唯美主義は「美」と「退廃」を追求し、それぞれが異なる方向から新たな文学を生み出しました。続く20世紀前半には、戦争と不安の時代に、ジョイスやウルフが意識の深層を描き出すモダニズム文学を切り開きます。第二次世界大戦後、英文学は再生と多様化の道を歩み、ポストモダンの実験精神、移民や植民地経験を背景とする新しい語りが登場しました。世紀末文学から現代文学へ、英文学の変化を時代思潮と共に味わいます。(講師・記) 【カリキュラム】 ※状況によって変更することもございます。 ■10月期 第7回 18世紀後半—イギリス小説の勃興 第8回 ロマン主義の成立 第9回 19世紀前半〜中期の小説—ジェイン・オースティンからヴィクトリア時代へ ----------- ■2026年1月期 第10回 ヴィクトリア朝後期から世紀末へ—自然主義と唯美主義 第11回 20世紀前半の英文学—モダニズムと戦間期 第12回 第二次世界大戦後の英文学—戦後からポストモダニズムへ、多文化社会・ポストコロニアル時代の英文学 ※お申込みは3か月単位です。
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シェイクスピアの名作戯曲 名セリフとその深み 「リア王」
- 文学・文芸創作
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 西 能史/上智大学准教授
- 2026/03/19
木
13:00〜14:30
-
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シェイクスピア史劇に見る喜劇
- NEW
- 文学・文芸創作
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 郷 健治/神奈川大学教授
- 2026/03/20
金
10:30〜12:00
英国の「歴史劇」といえば、国王や王権争いや戦争を描くシリアスなドラマが思い浮かび、我々日本人にはあまり興味が持てないジャンルだと思われがちです。しかし、シェイクスピアの史劇は、当時のロンドンの民衆が母国イングランドへの愛国心を抱く契機ともなった、きわめて歴史的価値の高い演劇ジャンルであっただけではなく、人間味あふれる笑いと風刺が息づいた、喜劇性に満ちた人間ドラマの傑作です。本講演では、シェイクスピアの史劇の中でもとくに喜劇性の高い『ヘンリー四世・第1部』『第2部』をとりあげ、その型破りの「道化」的人物フォルスタッフに焦点をあてて、この史劇に潜む喜劇性の意味と魅力を探ります。(講師記)
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アメリカの400年を読む トニ・モリスン『暗闇に戯れて』を巡って
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- 文学・文芸創作
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 都甲 幸治/早稲田大学教授
- 2026/03/14
土
15:30〜17:00
17世紀前半に、アフリカからバージニア州へ黒人たちが連れてこられて以来、およそ200年ものあいだ、アメリカ合衆国では奴隷制が続いてきた。その影響は、19世紀半ばの奴隷解放宣言、そして20世紀半ばの公民権法成立の後も、現在まで続いている。ポーやヘミングウェイ、そしてウィラ・キャザーといった作家の作品を、人種という観点から新鮮に読み解いたのがトニ・モリスンである。彼女の『暗闇に戯れて』(都甲幸治訳、岩波文庫)をテキストにしながら、アメリカを代表する書き手たちがいかに黒人たちという存在に影響を受けてきたかを、ともに考えてみたい。そして、なぜモリスンがこうした批評を書くことになったのかも考察したい。(講師・記) ★参考図書:[『暗闇に戯れて 白さと文学的想像力』(岩波文庫)トニ・モリスン 著 都甲幸治 訳](https://www.iwanami.co.jp/book/b631509.html) ※ご一読の上、ご受講いただきますと、理解が深まります。
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美術史・鑑賞
-
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【建築入門】昭和の巨匠建築家たち
- 美術史・鑑賞
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 磯 達雄、和田 菜穂子、種田 元晴/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2026/01/15〜
木
19:00〜20:30
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) [1月 山田守] 担当:磯達雄(建築ジャーナリスト/オフィス・ブンガ、桑沢デザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師) 芸術としての建築を志向した日本初の建築運動「分離派建築会」に参加した山田守は、逓信省の営繕課に入っていくつかの郵便局、電話局、病院を実現させます。その作品はニューヨーク近代美術館で開催された「モダン・アーキテクチャー展」で取り上げられるなど、世界の建築潮流の先端に同調したものでした。戦後に独立してからも長沢浄水場などで曲面を多用した表現主義的なデザインを守り、晩年に手がけた京都タワーや日本武道館のシンボル性は、広く大衆から支持されました。戦前戦後にまたがって、独自のモダニズムを貫いた建築家の歩みを解説します。(講師:記) [2月 谷口吉生] 担当:和田菜穂子(建築史家・博士(学術)/東京家政大学家政学部造形表現学科准教授) 谷口吉生(1937―2024)は、日本を代表する建築家の一人です。日本近代の礎を築いた父・谷口吉郎の存在は偉大であり、吉生が建築の道に進むのを決めたのは遅く、大学を卒業してからのことでした。彼の建築の特徴は、装飾を極端に排除しているミニマムな造形です。水盤を配置したり、内部に自然光を取り入れたりし、人と芸術、自然が響き合う空間をつくり出しています。代表作に東京国立博物館 法隆寺宝物館、豊田市美術館、ニューヨーク近代美術館(MoMA)改築などがあり、国内外で高い評価を受けています。伝統と現代性を融合させた美しい佇まいの建築に心惹かれる人が多いのではないでしょうか。(講師:記) [3月 芦原義信] 担当:種田元晴(建築評論家・博士(工学)・一級建築士/文化学園大学造形学部建築・インテリア学科准教授) 数寄屋橋交差点のシンボルであった旧ソニービルの設計者として知られる建築家・芦原義信(1918-2003)は、戦後日本からアメリカ・ハーバード大学大学院へと建築留学した最初の人でした。早くから世界中の都市や建築を見てまわり、テニスやサウナを愛したりと、国際色豊かな感覚を研ぎ澄ませ、「香川県立図書館」や「駒沢オリンピック公園体育館」など、明快なモダニズム建築を手がけました。一方で、日本の伝統文化への思い入れも深く、やがて、西欧と日本の街並みを比較してその美観のあり方を論じた『街並みの美学』を著します。芦原の街並みへのまなざしがいかにして魅力的な建築作品を生み出したか、その豪華な家系にも触れながら解説します。(講師:記)
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【建築入門】昭和の巨匠建築家たち 谷口吉生
- 美術史・鑑賞
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 和田 菜穂子/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2026/02/26
木
19:00〜20:30
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) 2月26日 谷口吉生 担当:和田菜穂子(建築史家・博士(学術)/東京家政大学家政学部造形表現学科准教授) 谷口吉生(1937―2024)は、日本を代表する建築家の一人です。日本近代の礎を築いた父・谷口吉郎の存在は偉大であり、吉生が建築の道に進むのを決めたのは遅く、大学を卒業してからのことでした。彼の建築の特徴は、装飾を極端に排除しているミニマムな造形です。水盤を配置したり、内部に自然光を取り入れたりし、人と芸術、自然が響き合う空間をつくり出しています。代表作に東京国立博物館 法隆寺宝物館、豊田市美術館、ニューヨーク近代美術館(MoMA)改築などがあり、国内外で高い評価を受けています。伝統と現代性を融合させた美しい佇まいの建築に心惹かれる人が多いのではないでしょうか。(講師:記) ・こちらは「2月 谷口吉生」のみのお申込みページです。 ・1月〜3月(3回分)セットでのお申し込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8510570&p=f9510418edf522d6d2d4977f0e975d19424775e6f51fb78463c0b9bde28be1d0)
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【建築入門】昭和の巨匠建築家たち 山田守
- 美術史・鑑賞
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 磯 達雄/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2026/01/15
木
19:00〜20:30
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) 1月15日 山田守 担当:磯達雄(建築ジャーナリスト/オフィス・ブンガ、桑沢デザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師) 芸術としての建築を志向した日本初の建築運動「分離派建築会」に参加した山田守は、逓信省の営繕課に入っていくつかの郵便局、電話局、病院を実現させます。その作品はニューヨーク近代美術館で開催された「モダン・アーキテクチャー展」で取り上げられるなど、世界の建築潮流の先端に同調したものでした。戦後に独立してからも長沢浄水場などで曲面を多用した表現主義的なデザインを守り、晩年に手がけた京都タワーや日本武道館のシンボル性は、広く大衆から支持されました。戦前戦後にまたがって、独自のモダニズムを貫いた建築家の歩みを解説します。(講師:記) ・こちらは「1月 山田守」のみのお申込みページです。 ・1月〜3月(3回分)セットでのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8510570&p=f9510418edf522d6d2d4977f0e975d19424775e6f51fb78463c0b9bde28be1d0)
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【建築入門】昭和の巨匠建築家たち 芦原義信
- 美術史・鑑賞
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 種田 元晴/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2026/03/19
木
19:00〜20:30
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) 3月19日 芦原義信 担当:種田元晴(建築評論家・博士(工学)・一級建築士/文化学園大学造形学部建築・インテリア学科准教授) 数寄屋橋交差点のシンボルであった旧ソニービルの設計者として知られる建築家・芦原義信(1918-2003)は、戦後日本からアメリカ・ハーバード大学大学院へと建築留学した最初の人でした。早くから世界中の都市や建築を見てまわり、テニスやサウナを愛したりと、国際色豊かな感覚を研ぎ澄ませ、「香川県立図書館」や「駒沢オリンピック公園体育館」など、明快なモダニズム建築を手がけました。一方で、日本の伝統文化への思い入れも深く、やがて、西欧と日本の街並みを比較してその美観のあり方を論じた『街並みの美学』を著します。芦原の街並みへのまなざしがいかにして魅力的な建築作品を生み出したか、その豪華な家系にも触れながら解説します。(講師:記) ・こちらは「3月 芦原義信」のみのお申込みページです。 ・1月〜3月(3回分)セットでのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8510570&p=f9510418edf522d6d2d4977f0e975d19424775e6f51fb78463c0b9bde28be1d0)
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建築の声を聴く
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- 美術史・鑑賞
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 沢 良子/日本高等教育評価機構副理事長
- 2026/01/14〜
水
10:30〜12:00
「昭和レトロ」ということばには、過ぎ去った時代への郷愁がこめられています。昭和は明治維新以降で最長の64年間 (1926年12月25日から1989年1月7日)ですが、一般に太平洋戦争を戦中として戦前・戦後に分けられます。しかし、「レトロ」というノスタルジックなひびきとは裏腹に、昭和は3期それぞれに厳しいできごとが連なる時代でもありました。 近年「記憶の風化」が話題になっていますが、100年前に始まる昭和も例外ではなく、時代の生々しい記憶が失われつつあります。この失われていく記憶を留めているもののひとつが建築なのです。この講座では昭和を生きた建築が残るエリアを中心に、昭和の建築が留めるさまざまな記憶に耳を傾けます。その記憶は、現在とこれからの時代を考えさせてくれるはずです。 (講師:記) 【各回のテーマ】 1.昭和を伝える日比谷から竹橋エリアの建築(1) 日比谷通り沿いの建築群は、戦前・戦中・戦後の記憶をとどめ続けています。同時に、昭和期がさまざまな建築様式が併存した時代であったことを示しています。すでに失われた建築もありますが、第1回は、GHQによる戦後占領期から高度経済成長期を象徴する建築を中心に、建築が語る情報に耳を傾けます。 2.昭和を伝える日比谷から竹橋エリアの建築(2)、上野エリアの建築 焦土と化した都市からの復興は人びとの住宅を確保することが最優先の課題でしたが、1950年代以降、高度経済成長期に入ると、民主主義を掲げる国家として、文化国家としての再生を図ることも精神的な復興には重要な課題でした。第2回は、日比谷日生劇場、上野の国立西洋美術館、竹橋の東京国立近代美術館など、文化を支えた昭和建築を探訪します。 3.ドイツ人建築家が見た昭和戦前の建築 ドイツの建築家ブルーノ・タウトは、桂離宮をはじめとする日本建築を高く評価したことで有名です。一方でタウトは、昭和8(1933)年に竣工した東京中央郵便局や同潤会アパートなどのモダニズム建築にも眼をとめました。竣工したばかりの国会議事堂についてもコメントを残しています。タウトの眼を通した昭和戦前のモダニズム建築を中心に、戦争へと傾斜を深める時代の情報に耳を傾けます。
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芸術理論入門
- 美術史・鑑賞
- オンライン開催
- 見逃し配信あり
- 大澤 慶久/東京藝術大学非常勤講師
- 2026/01/10〜
土
11:00〜12:30
この講座では、19世紀後半から現代にいたるまでの西洋の著名な美学者、美術史家、美術批評家たちを取り上げ、それぞれが提唱する芸術理論とその思想的背景を、具体的な作品分析を交えながら丁寧に読み解いていきます。 芸術学の父コンラート・フィードラーの芸術制作論から始まり、リーグルの「芸術意志」、ヴェルフリンの様式分析、そしてパノフスキーのイコノロジーへ。さらにモダンアートの美術批評家グリーンバーグから、ニコラ・ブリオー、クレア・ビショップを経由し、ジャック・ランシエールまで。それぞれの理論家が切り拓いた独自の視座を探究します。 本講座は理論や思想を学ぶだけでなく、「視覚性と触覚性」、「形式と内容」、「オリジナルと複製」、「作品と鑑賞者」といった芸術理論の根底に流れる問題系が、時代を超えて響き合い、時に鋭く対立しつつも新たな地平を拓いていく──その軌跡をみなさまとともに辿っていきます。(講師・記) 【カリキュラム予定】 ■ 後編(1月〜3月) 第7回 ハロルド・ローゼンバーグ:アクションペインティングと実存主義 第8回 ロザリンド・クラウス:芸術作品のオリジナリティと複製性 第9回 ダグラス・クリンプ:複製技術と空想美術館 第10回 クレイグ・オーウェンス:アレゴリーとアプロプリエーション・アート 第11回 ニコラ・ブリオーとクレア・ビショップ:関係性の美学と敵対性 第12回 ジャック・ランシエール:無知な教師と観客の解放、そして『人工地獄』へ ■前編(2025年10月〜12月に終了しました。) 第1回 コンラート・フィードラー:芸術制作における視覚と身体 第2回 アロイス・リーグル:芸術意志と触覚性/視覚性の論理 第3回 ハインリヒ・ヴェルフリン:視覚的層の暴露─5つの基礎概念 第4回 エルヴィン・パノフスキー:ヴァールブルク学派とイコノロジー研究 第5回 クレメント・グリーバーグ:モダニズム絵画の平面性と純粋視覚性 第6回 マイケル・フリード:ミニマルアートと客体性/演劇性の理論
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西洋美術入門:オルセー美術館編
- 美術史・鑑賞
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 千速 敏男/成安造形大学名誉教授
- 2026/01/13〜
火
15:30〜17:00
音楽・舞台
-
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クラシック音楽の基礎教養
- 音楽
- 教室・オンライン自由講座
- 見逃し配信あり
- 長岡 英/音楽史家
- 2026/01/26〜
月
15:30〜17:00
今期もクラシック音楽を演奏する大規模な器楽アンサンブル、オーケストラを取り上げます。客席から見るとオーケストラは、手前にたくさんの弦楽器、その奥に木管楽器、その後ろや左右に金管楽器や打楽器が配置されています。指揮者は客席に背を向けて立ち、演奏者に指示を出します。 このようなスタイルは、昔から変わらないのでしょうか。今期の「オーケストラあれこれ」では、オーケストラとその演奏者に関する 3 つの側面をたどってみます。1 回目はオーケストラの楽器配置、2 回目は指揮者、そして 3 回目は 18 世紀の音楽家の一例を探っていきたいと思います。(講師:記) 【今期の予定】 26年1月期(1〜3月) ■オーケストラあれこれ 1月:オーケストラの楽器配置 2月:指揮者のお仕事 3月:⾳楽家は召使い 【今後の予定】 26年4月期(4〜6月) ■交響曲ケーススタディー 4月: 《運命》:交響曲を変えたベートーヴェン その1 5月: 《第九》:交響曲を変えたベートーヴェン その2 6月:幻想交響曲の衝撃 ※カリキュラムは予定です。変更の可能性もございますので予めご了承ください。 【参考図書】 長岡 英著[「オーケストラがもっと楽しくなる! クラシック音楽の基礎教養」](https://artespublishing.com/shop/books/86559-307-5/)(2025年3月、アルテスパブリッシング)
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※日時等は変更となる場合がございます。最新の情報は講座詳細ページにてご確認ください。