2017年に、真打に昇進した女流落語家、柳亭こみちさん。2003年に七代目・柳亭燕路に入門、2006年二ツ目昇進、現在は「八時だヨ!全員集合」好きな2児の母をしながら、落語会やテレビやラジオ、講演会、日本のみならず世界で大活躍しています。 朝日カルチャーセンター横浜教室、2度目の出講となる今回は、「おばけ・こわい・目にみえないもの」をテーマにお届けします。落語では、木のおばけが登場し大騒ぎを繰り広げる『植木のお化け』、初代三遊亭円朝がグリム童話「死神の名付け親」をベースに創作した古典落語『死神』をご披露いただきます。また、落語のなかでのこわいはなし、こみちさん大得意の寄席の踊りなど、芸盛沢山でお届けします。 暑い夏に、こわくてたのしい噺で、夏の暑さを忘れてみませんか。
詳しく見る日本の伝統芸能である能楽。重要無形文化財であり、ユネスコ世界無形文化遺産にも登録され、その価値は日本のみならず世界に認められています。ただ能楽に興味があっても、敷居を高く感じ、なかなか踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。 この講座では、国内外で活躍する観世流能楽師の小島英明さんが、作品のストーリーや演目背景の説明、舞台の映像視聴、謡の体験、実際の能面を鑑賞し、実演を交えながら分かりやすく解説します。今回取り上げる演目「葵上」のシテ(主役)は、元東宮妃で誇り高き才女・六条御息所。光源氏の正妻・葵上に対する嫉妬、さらに「車争い」で受けた恥辱により、生き霊となって葵上を苦しめるが、修験者により祈り伏せられます。「源氏物語」を題材とした、能の中でも屈指の人気曲です。講師の小島さんが開催する、なかのZEROホールでの公演は19回目をかぞえ、その公演、また解説には定評があります。 能楽が全く初めての方、作品の魅力をあじわいたい方におすすめです。能楽を身近に感じていただき、その魅力を存分にお愉しみください。
詳しく見る僕自身は、テレビ報道の世界に半世紀近く関わってきた人間です。今現在、私たちの社会で起きているSNSのインフラ化と、AIを神のごとく無条件で肯定する動きに対して、とても懐疑的な立場で日々思考しています。公共的メディアはこのままだと消滅するのではないか、という危機感をもっています。市民がユーザーとなり、プラットホーム事業の主宰者がユーザーに対して圧倒的な優位に立つ世の中は、どこへ向かうことになるのでしょうか。具体例をあげながら、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。それは<伝送路の民主化>と括るだけで済むのですか? それで皆さんは解放され、幸福になったのですか? ちょっと大げさですね。肩の力を抜いて考える講座=場のひとつです。(講師記)
詳しく見る僕自身は、テレビ報道の世界に半世紀近く関わってきた人間です。今現在、私たちの社会で起きているSNSのインフラ化と、AIを神のごとく無条件で肯定する動きに対して、とても懐疑的な立場で日々思考しています。公共的メディアはこのままだと消滅するのではないか、という危機感をもっています。市民がユーザーとなり、プラットホーム事業の主宰者がユーザーに対して圧倒的な優位に立つ世の中は、どこへ向かうことになるのでしょうか。具体例をあげながら、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。それは<伝送路の民主化>と括るだけで済むのですか? それで皆さんは解放され、幸福になったのですか? ちょっと大げさですね。肩の力を抜いて考える講座=場のひとつです。(講師記)
詳しく見る皆さんは「理科年表」をご存じでしょうか。日の出日の入りなどの暦、惑星や様々な天体の情報、日本と世界の気象観測値、物質の性質や火山や地震の履歴、生物の寿命や遺伝子、そして地球温暖化まで、あらゆるデータを網羅した世界に誇る科学データブックです。1925年の創刊から今年で100年となるのを記念した今回の連続講座では、各分野の気鋭の研究者が科学の最先端をデータの視点で深掘りします。【監修:国立天文台 平松正顕・記】 ※2025年7月開講。全10回を予定。今期は前半です。 ★理科年表オフィシャルサイトは[こちら](https://official.rikanenpyo.jp/posts/6028) *各回の講師・テーマは決まり次第、下記に掲載いたします。もうしばらくお待ちください。 <今期(前半)の講師・テーマ> 第1回「暦部」7/19:国立天文台天文情報センター暦計算室長 片山 真人 講座内容: 第2回「天文部」 講座内容: 第3回「 部」 講座内容: 第4回「 部」 講座内容 第5回「 部」 講座内容: <来期(後半)の講師・テーマ(予定)>
詳しく見る沖縄では遺体を骨にしてそれを洗い、甕に収めて埋葬する「洗骨葬」が、かつて広く行われていました。白い骨になることを「ちゅらくなすん」つまり「美しくする」と言います。それによってはじめて死者は祖先の仲間入りができると考えられています。洗骨の意味するところは、祖先になるための通過儀礼です。 東日本の弥生時代前半期に、遺体を掘り起こして骨を土器に納め、再度埋葬した「再葬墓」が多数見つかっています。再葬は繰り返し葬儀を行うのですから、弥生人は「二度死ぬ」と言ってよいでしょう。洗骨葬と同様に一見奇異な葬法に思えますが、火葬も一種の再葬ですので、私たちも実は二度死ぬのです。 今の沖縄では洗骨葬はほとんど行われていませんが、祖先を敬う意識は強烈です。弥生人の祖先との向き合い方を深掘りし、洗骨葬などの民俗に触れ、現代の葬式も思い起こすことによって、なぜ弥生人はそして私たちは二度死ぬのか、考える手掛かりにしたく思います。(講師記)
詳しく見る麻雀は最高に面白くて、脳トレや友達作りにも役立つ、大人気のテーブルゲームです。入門クラスなので、まったく初めての方でも大丈夫です。明るく優しい講師と一緒に、楽しみながら学べる講座です。 「面白そうなので興味がある」「普段はアプリ。実際に麻雀牌でやってみたい」「なんとなくできるけど、あいまいなところが多い」「ルールやマナーを基本からきちんと学びたい」という方におすすめです。 ※女性限定です。 7月7日、21日に体験講座がございます。 詳しくはこちら [7月7日体験](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8013857) [7月21日体験](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8013858)
詳しく見る講師によるミニコンサートとボサノヴァ・ヴォーカルを体験できる講座です。 ブラジルの海辺の都市リオデジャネイロで生まれた音楽、ボサノヴァはそのゆったりとしたリズム、そしてポルトガル語の響きと結びついた美しいメロディーが魅力です。 最初はフリガナ付きのポルトガル語の歌詞を見て発声します。発音や歌詞の意味を知り、自分らしく表現出来ると、より楽しくなります! 今回は、ジョルジ ベンが作曲し、セルジオメンデス&ブラジル’66のヒットで知られた有名曲 Mas que nada(マシュケナダ)を講師のギタ―伴奏で歌います。 1自己紹介、ブラジル旅の写真と思い出話、マシュケナダ模範演奏含むミニコンサート(有名曲数曲)イパネマの娘、黒いオルフェ等を予定しています。 2 ボサノヴァの歴史や曲の時代背景等に触れ、音源を聴きます。 3 歌詞の意味と発音を解説します。 4 短いセンテンス毎に旋律を乗せます。 5 ギター伴奏でご一緒に楽しく歌いましょう。(2 つのキーをご用意します) ※歌詞付き譜面、かな付きポルトガル語歌詞、和訳を配布いたします。 初めての方にもわかりやすく指導いたします。
詳しく見るブラジルポルトガル語は、ブラジルがかつてポルトガルの植民地だった歴史的な背景から、公用語として定着した言語です。日本でも多くのブラジル人が話す言語として、需要が高まっています。旅行時などに役立つ簡単な会話を学びましょう。ブラジルの豆知識もお伝えします! 第1回【ポルトガル語ってどんな言葉? & あいさつの基本】 ポルトガル語が話されている国々(特にブラジル) はじめまして/こんにちは/ありがとう などの基本のあいさつ 自己紹介のしかた(名前、出身、職業など) 簡単な復習と質問タイム ミニ会話リスト ブラジルの豆知識コーナー(文化・マナーなど) 第2回【友達をつくろう! カジュアルな会話】 ・「どこから来たの?」「日本が好きですか?」などの気軽な話題 ・天気や趣味について話す ・スラングやよく使う表現(例:Oi! Tudo bem? など) ・簡単な復習と質問タイム ・ミニ会話リスト ・ブラジルの豆知識コーナー(文化・マナーなど) 第3回【買い物にチャレンジ!】 ・「これください」「いくらですか?」など買い物で役立つ表現 ・数字(1〜100) ・お土産屋、市場、コンビニでの会話 ・簡単な復習と質問タイム ・ミニ会話リスト ・ブラジルの豆知識コーナー(文化、マナーなど) 第4回【レストラン・カフェで使えるフレーズ】 ・メニューの読み方、飲み物・食べ物の注文方法 ・「おすすめは?」「これ、ベジタリアンですか?」などの実用表現 ・ブラジル料理ミニ紹介(例:フェイジョアーダ、パステウ、アサイー) ・簡単な復習と質問タイム ・ミニ会話リスト ・ブラジルの豆知識コーナー(文化・マナーなど)
詳しく見る短歌のまだ見ぬ魅力を味わう講座です。 短歌は自由な文芸で、五七五七七のしらべ以外にルールはありません。 この講座では小島なおさんと共に、短歌の不思議な力に迫ってみたいと思います。 第1部は「歩き出す/歩き続けるための短歌」として、セルフケアとしての短歌にスポットライトを当てます。 つらいときに短歌を作ることで再び歩き出すことができる、立ち止まりそうなときに誰かの短歌が背中を押してくれる、心に寄り添い力を貸してくれる歌の魅力を味わいましょう。 第2部は受講者の方の作品について講評しながら、深く読み解いてゆきます。 初めて短歌にふれてみたいという方も、経験者の方も、気軽に短歌を楽しんでいきましょう。(佐佐木講師・記) <当日の流れ(予定)> 第1部 佐佐木先生×小島先生 トーク 第2部 受講者作品講評 ◆作品提出歓迎◆ お一人様 自由詠1首まで提出できます。こちらは任意提出です。 ※すべての作品が、講評されない場合もございます。ご了承ください。 ※投稿締切(6/14)後にお申込の方は、投稿はできません。予めご了承ください。 作品提出フォームは[こちら](https://forms.gle/jQ4AD6TgrJ8e4bSv8) 締切:2025年6月14日(土)まで ※差し替えはご遠慮いただいております。
詳しく見る「先生であった佐藤佐太郎の短歌の純粋さが好き」という尾崎左永子の言葉を私は直接うかがった。尾崎の短歌の出発は佐藤佐太郎主宰の歌誌「歩道」であった。三回機会を得たインタビューを通して、どのような思いで取り組んできたのかよく伝わってくる。調べの整った、心に響いてくる尾崎のすぐれた短歌を読み解きながら、どのように言葉を選び、どのような表現方法で歌を作って自らの歌の世界を創ってきたのか考えてみましょう。(講師・記) *本講座では配布資料がございます ■書籍情報 : 『尾崎左永子論』 角川書店刊行 横浜教室の窓口でも販売しております(完売次第終了) ■収録内容 I章 歌の出発/「歩道」の歌の展開 /気品と心の眼、U章 尾崎左永子インタビュー@A、 V章 都会的な知的抒情/合同歌集『彩』/戦中の桜、戦後の桜ヘ /尾崎左永子インタビューB W章 秀歌鑑賞/尾崎左永子百首/略年譜
詳しく見るイタリアにもたらされたマヨリカ焼きのルーツを紐解いていきます。 イタリアを旅すると出合う色鮮やかな陶器、それはどこからやって来て、どのように発展したのか。 今回はナポリに焦点をあてて、ナポリ料理と共にお楽しみいただけたらと思います。 11:30〜 講義 ※講義のみ。実際に作品は作りません。 12:15〜 スペシャルランチ 14:15 終了 ★本講座は、実際に作品は作りません。講義とランチを楽しむ講座です。 ★料理は、本講座のために作られたスペシャルメニューです。 ナポリの伝統料理のスペシャリテ(ファーストドリンク、前菜5品盛り合わせ、温前菜、ピッツァまたはパスタ、お魚料理またはお肉料理、デザート盛り合わせ、カフェまたは紅茶)※2杯目からのお飲み物は別途となります。 ★会場:恵比寿の「パルテノぺ」。現地集合、現地解散 ※11時半までに直接[「パルテノぺ」](https://www.partenope.jp)までお越しください。 ※教材手配のため5/25以降のキャンセル、ご返金は承れません。ご了承ください。 ※教材費はランチ代の事です。
詳しく見る21世紀を迎え、ますます海外との交流が盛んになり、異文化と接触する機会が増えていますが、飛行機もない過去の時代の異文化交流はどのようであったでしょうか。しかも、実際の交流をふまえつつも、楊貴妃が日本に来たとか、菅原道真が天神になって唐に渡ったとか、実際にはあり得ない話がいろいろ作られ、しかもそれらが信じられ、大きな影響を及ぼしてきました。 ここでは、そうした物語を「幻想の東西交流の物語」ととらえ、人々はなぜそのような架空の物語を必要としたのか、その意義を明らかにしたいと思います。今回は13世紀の2度にわたるモンゴル襲来のもたらした対外危機感がいかに長く影響を及ぼしたのか、いくつかの物語を通して読み解いてみたいと思います。 (講師記)
詳しく見る長崎の出島は、いわゆる鎖国時代、わが国にとってヨーロッパ唯一の通商相手であったオランダ人の居留地であり貿易取引の場でした。200年以上もの間、この人工の島、出島を通して日本人はオランダ人と接触し、国際色豊かな品々や海外情報を入手することができました。この講座では、そもそも出島とは何の目的で造られ、そこにはどのような建物があったのか、そしてそこに居留していた人々はどのような生活をしていたのかをみていきます。さらに、オランダ船はどのような海外の品々を出島にもたらし、その後、それらがどのような影響を日本に与えていったのか明らかにしていきます。(講師記) ※画像:出嶋阿蘭陀屋鋪景(鶴見大学図書館所蔵) <各回カリキュラム> 6/16 出島の中の世界 6/30 オランダ船は何をもってきたのか
詳しく見る「植物の特徴を答えてください」と聞かれたら、どのように答えるでしょうか。多くの方が「葉緑素があって、光合成をすること」と答えるのではないでしょうか。でも実は、植物の中には光合成をやめて、キノコの菌糸を栄養源にして生きている不思議な仲間がいるのです。こうした“「植物」をやめた植物”というべき菌従属栄養植物の暮らしぶりを明らかにすることが、私の研究テーマです。 とはいえ、このような植物の研究は一筋縄ではいきません。というのも、光合成をやめた植物たちは、葉を広げる必要がないため、普段は地上に姿を見せません。出てくるのは、花が咲いたり実をつけたりするごく限られた時期だけ。しかもとても小さく目立たないので、たとえ姿を現していても見つけるのが大変です。 そのため私は、山奥で地面に這いつくばりながら何日も過ごす……そんな日々をよく送っています。でも、そうやってようやく出会えた彼らの暮らしぶりは、本当に驚きの連続です。花粉を運んでもらうための昆虫との駆け引き、種子を運んでもらうための動物との関係……光合成を捨てた代わりに、他の生き物との不思議な共生関係を築きながら、彼らはたくましく生きているのです。今回は、そんな“「植物」をやめた植物”の知られざる世界を、皆さんに少しだけのぞいていただきたいと思います。 【参考図書】『「植物」をやめた植物たち(たくさんのふしぎ傑作集)』(末次健司著、2024年11月、福音館書店)
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