大河ドラマ「光る君へ」でも注目を集める『枕草子』。その世界を『新訂枕草子』の訳注者と愛読者の三人が縦横に語り合います。『枕草子』と定子サロンの魅力、その政治的背景、「春はあけぼの」をはじめ煌めく言葉の感性、『新訂』の工夫と新しさ、清少納言と紫式部の本当の関係、『源氏物語』への影響、大河ドラマの中の『枕草子』や清少納言像など話題は尽きません。(河添講師・記) 【参考書】河添房江・津島知明訳注『新訂 枕草子』上・下(角川ソフィア文庫) 画像は、清少納言図(土佐光起筆、東京国立博物館所蔵。colbaseを加工して作成) ★立川教室での受講をご希望の方は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7349441)からお申し込みください。
詳しく見る中世の民衆(主に農民)の生活をトータルに復元することは、史料的な制約もあってそれほど簡単ではありませんし、やや地味なテーマですが、近年の研究成果に基づいてなるべくわかりやすく整理してお話ししたいと思います。 第1期では「百姓」成立過程と身分の特徴について、第2期では彼らの生活の舞台である村落の様相を、第3期では彼らの1年間の農作業と祭礼を復元します。そして最後に彼らの代表的な闘争である一揆には「作法」があったことを通じて、一揆が合法闘争であったことを明らかにしたいと思います。第1期「「百姓」の成立」では、12世紀末に成立する「百姓」身分の成立過程を明らかにしながら、「百姓」身分の特徴や1人前の条件などについて扱います。 第1期 「百姓」の成立 1)「住人」から「百姓」へ 2)「百姓」の性格 3)1人前の条件 第2期 中世村落の様相 1)惣村の成立 2)惣掟の世界 3)中世村落の様相ー紀伊国桛田荘絵図を読む 第3期 中世農民の四季 1)春ー「田遊び」と勧農 2)夏ー御霊会と七夕 3)秋・冬ー盂蘭盆と八朔 第4期 「一揆」の作法 1)「一揆」とはなにか 2)逃散の作法 3)一揆の時代
詳しく見る西フランス、ロワールの谷の南に位置するポワトゥーとサントンジュの二つの地方では、11〜12世紀、アキテーヌ公家の統治のもとで、華やかなロマネスク芸術が開花しました。サンティヤゴに続く巡礼路に沿って建設された諸教会。その扉口のアーチは繊細な浮彫で装飾され、柱頭には大胆な図像が刻まれています。また、教会の天井や壁には大胆な筆さばきで描かれたフレスコ画が残っています。今回の講座ではこの二つの地方のロマネスク教会を映像によって訪ね歩き、そこにある地域的な個性と魅力を探求します。 T.ポワトゥー・ロマネスク紀行 U.サントンジュ・ロマネスク紀行 掲載画像:ポワティエのノートルダム・ラグランド教会(ポワトゥー)
詳しく見る大河ドラマ「光る君へ」でも注目を集める『枕草子』。その世界を『新訂枕草子』の訳注者と愛読者の三人が縦横に語り合います。『枕草子』と定子サロンの魅力、その政治的背景、「春はあけぼの」をはじめ煌めく言葉の感性、『新訂』の工夫と新しさ、清少納言と紫式部の本当の関係、『源氏物語』への影響、大河ドラマの中の『枕草子』や清少納言像など話題は尽きません。(河添講師・記) 【参考書】河添房江・津島知明訳注『新訂 枕草子』上・下(角川ソフィア文庫) 画像は、清少納言図(土佐光起筆、東京国立博物館所蔵。colbaseを加工して作成) ★オンラインでの受講をご希望の方は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7394695)からお申し込みください。
詳しく見る日本の飛鳥時代から多くの弥勒菩薩像が作られました。弥勒菩薩の造像は紀元2〜3世紀のインド・ガンダーラ地方に始まり、アフガニスタンのバーミヤン石窟の壁画に弥勒説法図、そしてシルクロードを経由して中国から日本に伝えられます。『日本書紀』によると、敏達天皇13年(584)、古代朝鮮の百済から鹿深臣が弥勒の石像をもって来日しました。これが日本の弥勒仏像の初見です。飛鳥・奈良時代には、京都・広隆寺の国宝弥勒菩薩半跏思惟像ほか多くの弥勒像が造立されています。この講座では、ガンダーラから日本へ、弥勒の東漸を解説します。(講師・記) 【講座関連 展覧会情報】 「特別展 文明の十字路 バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰―ガンダーラから日本へ―」 会期 2024年9月14日(土)〜11月12日(火) 会場 三井記念美術館 開館時間 10時〜17時(入館は16時30分まで) 休館日 9月24日(火)、30日(月)、10月7日(月)、15日(火)、21日(月)、28日(月)、11月5日(火) 公式サイト https://www.mitsui-museum.jp/index.html お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
詳しく見る『平家物語』は、鎌倉時代初期に著述され、まもなく盲目の法師が語り始め、広めたと言われています。『平家物語』の琵琶語り=平曲/平家琵琶は、晴眼者も伝誦に加わるようになってからでも約600年の長い伝統があります。平曲は、『平家物語』全巻を約200に句切って語る、長大な「ものがたり」です。 『平家物語』は、「祇園精舎」から始まって、平安時代末期の様々な動きを語り、壇浦合戦(1185)で安徳天皇が入水し平家が敗滅したことを伝えたのち、平家所縁の者たちの運命を語って閉じられます。この講座では、物語の「終わり方」ふたつのうち、「六代御前の処刑・平家子孫の断絶」に視点を据えて、平家物語卷第十二の後半を概観し、平家の正統を継ぐと語られる六代御前が処刑寸前に文覚の力で赦される場面や、「六代被斬」などを取り出して語る予定です。(講師・記)
詳しく見る声は、年齢とともに変化していくものです。声が通らない、よく聞き返される、かすれる、滑舌が悪い、長時間話すとノドがかれる。テレビにも多数出演し4万人以上の声をかえたカリスマボイストレーナー秋竹朋子さんが、そんな悩みを解決します。グループレッスンですがタイプ別にポイントもアドバイス。老いない声を目指しましょう。 1回目は、まず声のでるしくみを説明。@呼吸A発声B共鳴C滑舌の4つのポイントで、あなたの声の特徴にあったトレーニング法を実践指導します。 2回目は、呼吸や滑舌のトレーニング応用編。多くの人が苦手な「サ行」「ラ行」を克服できるようレッスンします。また、絶対にかまない話し方も徹底指導。効果的な声のコントロール法を学び、若々しい声と、伝わる話し方を目指します。
詳しく見るソフトパステルで19世紀アメリカの画家トマス・コールの「Home in the Woods」を模写します。遠近感のある山々の色彩や陰影のある構図を体感しながらパステルで表現します。 パステルは不透明な画材ですが、色合いの工夫で澄んだ空気の透明感を表現することが可能です! ソフトゴンドラパステル36色で描けるようテキストをご用意しますので、初心者の方も歓迎です。(講師・記) ※教材準備の都合上、5日前までにお申し込みください。 【注意】ハードパステル、ヌーベルカレーパステル、オイルパステル等は使用不可です。講師推奨はゴンドラパステル36色(約4000円)、世界堂などでお買い求めください。
詳しく見る陰陽師といえば平安時代に活躍した安倍晴明が有名ですが、晴明の死後、安倍氏がどのような歴史をたどったのかはあまり知られていません。晴明の子孫たちは陰陽家として賀茂氏とともに朝廷や幕府で活躍し、晴明よりも高い身分を得ることに成功します。本講座では、晴明の子孫たちにどのような優れた陰陽師がいたのか、陰陽道がどのように変わっていったのかについて考えてみたいと思います。(講師記) 画像出典元:国立文化財機構所蔵品統合検索システム(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10480?locale=ja) 「ColBase」(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10480?locale=ja)をもとに画像作成
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