京都の嵯峨野にある大覚寺は、嵯峨天皇の離宮嵯峨院が天皇の薨去後、貞観18年(876)、大覚寺として創建され ました。この講座は、東京国立博物館で開催される特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画―」 (2025年1月21日〜2025年3月16日)の関連講座として、明円作「五大明王像」(重文)平安時代、天皇自筆「後宇多天皇宸翰 御手印遺告」(国宝)、狩野山楽筆「牡丹図」(重文)ほか多くの寺宝の出陳が予定されています。この特別展の見どころとともに、美術史的視点からスライド映写を多用し、大覚寺の歴史とその魅力を概観します。(講師・記) 【講座関連 展覧会情報】 開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画―」 会期 2025年1月21日(火)〜3月16日(日) 会場 東京国立博物館 平成館(上野公園) 開館時間 9時30分〜17時00分(入館は閉館の30分前まで) 休館日 月曜日、2月25日(火)(注)ただし、2月10日(月)、2月24日(月・休)は開館 公式サイト https://tsumugu.yomiuri.co.jp/daikakuji2025/
詳しく見る1920年代のヨーロッパでは、第一次世界大戦後の住宅不足の解消や居住環境改善の必要性から、大衆のための住宅建設が大きなテーマになりました。とくに「ジードルンク」と呼ばれるドイツの住宅団地は有名で、ベルリンに今も残るジードルンクはユネスコの世界文化遺産にも登録されています。2025年は初期のジードルンクが建設されてから100年を迎える記念の年です。われわれ日本の感覚では、100年前の住宅団地が今も現役の住まいとして活用されている事実は驚くべきことかもしれません。そこで本講座では、ドイツの住宅団地・ジードルンクの特徴と現在まで受け継がれる魅力的な住環境について解説していきます。ドイツのジードルンクはヨーロッパ各国のみならず日本にまで広く影響を与えました。第2回目では、ドイツと日本の住宅団地をつなぐ国としてスウェーデンに注目し、住宅計画における国どうしの影響関係も考えてみたいと思います。(講師・記) <各回のテーマ> 第1回 ジードルンク ― 100年前の団地計画から文化遺産へ 第2回 ジードルンクからスターハウスへ ― 住宅団地の影響関係をスウェーデンに探る
詳しく見るさまざまな作品をゲストと小澤とで読み味わってみるという午後である。 第八回は、新鋭神野紗希さんと、桂信子について。 桂信子は戦後を代表する俳人であり、個人的にも「澤」創刊の恩人のおひとりとして敬愛している。 『桂信子全句集』(ふらんす堂)からお互いに四十句を選び、その深い魅力について語り合いたい。 紗希さんには、第五回にもご登場いただき、丁寧な読みが大好評であった。 桂信子賞を受け、新興俳句からの流れにもくわしい紗希さんと読めるのが、心から楽しみである。(小澤實講師・記) ★オンラインでの受講をご希望の方は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7586332)
詳しく見る西洋演劇において、シェイクスピアは現在も様々な国で頻繁に上演される劇作家であり、どの国のどの演出家がシェイクスピア劇を上演しても、特に驚くべきことはないでしょう。 しかし、シェイクスピアの四大悲劇が、ドーバー海峡を挟んだ隣国、フランスに導入されるには、意外にも150年余りを要しました。なぜでしょうか。無論、両国の戦争の歴史という問題はありますが、そこには、もう1つの見えない壁、「感性の壁」がありました。本講座では、18世紀フランス演劇史の視点からシェイクスピア劇の魅力と問題点を考察し、「感性に問いかける場としての演劇」について、共に考えてみたいと思います。(講師・記) 【画像】デュシスによる『ハムレット』:タルマとデュシェノワ source : gallica.bnf.fr / BnF
詳しく見る西洋演劇において、シェイクスピアは現在も様々な国で頻繁に上演される劇作家であり、どの国のどの演出家がシェイクスピア劇を上演しても、特に驚くべきことはないでしょう。 しかし、シェイクスピアの四大悲劇が、ドーバー海峡を挟んだ隣国、フランスに導入されるには、意外にも150年余りを要しました。なぜでしょうか。無論、両国の戦争の歴史という問題はありますが、そこには、もう1つの見えない壁、「感性の壁」がありました。本講座では、18世紀フランス演劇史の視点からシェイクスピア劇の魅力と問題点を考察し、「感性に問いかける場としての演劇」について、共に考えてみたいと思います。(講師・記) 【画像】デュシスによる『ハムレット』:タルマとデュシェノワ source : gallica.bnf.fr / BnF
詳しく見る2022年に没後1400年を迎えた日本史上の有名人、聖徳太子は、いつの時代も日本文化の中心にあり、人々に大きな影響を与え、信仰の対象ともなってきました。聖徳太子を象徴する寺院としては、法隆寺と四天王寺が有名ですが、明治時代以前は大阪の四天王寺が聖徳太子信仰の中心寺院として不動の地位を築いてきました。今年注目を集めている『源氏物語』や藤原道長とも聖徳太子信仰は関係が深く、平安時代においても多くの人々が四天王寺を訪れました。また、四天王寺からは太子の自筆とされる縁起書が出現し、今日にまで伝えられています。古代の人々が聖徳太子に寄せた思いとは何かを、四天王寺を中心にして考えていきたいと思います。(講師・記)
詳しく見るユダヤ教において聖書を読むことは宗教的な義務であり、生活の規範や教訓的な物語、知的な思索のための機会であり続けてきました。そのさまざまな読みは、何を問うべきかを定め、その問いを徹底的に探究するという姿勢によって貫かれているといえます。 本講座では全12回にわたって、ユダヤ教における聖書解釈のテクストを読みながら、その探究の歴史に触れてみたいと思います。(講師・記) 12月21日 ヨブ記:中世ユダヤ教哲学における神の正義の問題 <来学期(1〜3月)のテーマ> 各回申し込みも可能です。下記日程をクリックしてください。 [1/11 ルツの婚約:タルムードにおける宗教論争](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7572813) [2/15 ヤコブとエサウ:ユダヤ人とキリスト教世界](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7572812) [3/15 女性たちの聖書解釈:ユダヤ教の伝統を考えなおす](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7572811)
詳しく見る愛用しすぎて、穴の開いてしまった靴下に、シミ・傷みのあるカットソーやシャツ。これまで捨てるしかなかった大切な物も、あえて全く違う色の毛糸でかがることで、新鮮な表情の個性的な一品に生まれ変わります。お直しに使うのは、イギリスに古くから伝わる「ダーニング」を野口光が独自に発展させた手法。それに必要なダーニングマッシュルームや糸はこちらでご用意します。一度覚えれば、ご自宅で、虫食いのセーターやひざの開いたジーパンなど、楽しく繕うことができるようになります。(講師・記) 今回練習する技法は、モザイクバスケットダーニングです。 ※教材準備の都合上、1週間前までにお申し込みください。発注後のキャンセルはできません。
詳しく見る12/13(金)丹沢・弘法山 の回の申込ページです。 多摩地域を中心に、都内近郊のさまざまな講師おすすめのスポットを訪ね、可憐な花や植物との出会いを楽しむ野外講座です。 12/13(金)丹沢・弘法山 <集合>10:30 小田急【鶴巻温泉駅 改札口】 <概要>ウワミズザクラの黄色、カマツカの薄赤茶色、ゴンズイの赤黒い紅葉などを楽しみます。 <コース>鶴巻温泉駅‐吾妻山(136m)‐弘法山(235m)-権現山(244m)-秦野駅(15:30頃解散) ★坂道が多いコースです。防寒対策、山歩きの準備をお願いします。 ※注意事項 雨天決行です。舗装されていない道を歩きます。未舗装路の登り下りに不安のある方、団体で移動する歩行ペースについていく事が難しい方の参加はご遠慮ください。ご自身で健康を十分に管理した上でご参加ください。コース・解散時間は変更する場合があります。花の開花により観察できない場合もあります。交通費・入園料などは各自でお支払いください。 ★10月、11月の内容は下記をご覧ください。 [10・11月の2回セット](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7291340) [@10/18青梅丘陵](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7291341) [A11/15皇居・北の丸公園](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7291342)
詳しく見るコリアの歴史の中で500年以上もの隆盛を誇った朝鮮王朝ですが、後期に差し掛かり綻びが生じます。悠久の朝鮮王朝がその後、近代化の波に乗れず滅びた遠因は何でしょうか?その秘密を、激動の朝鮮王朝後期入り口の受難の歴史を格調高く描いた韓国最新大ヒットドラマ『ヨニン恋人〜いつか聞いた花の咲く音』と、最後の聖君正祖を描いた傑作『イサン』『赤い袖先』を中心に紐解きます。ドラマを通して朝鮮王朝後期の歴史のアイロニズムを是非ともご体感ください。(講師・記) ★参考資料 呉成浩 『韓流映画・ドラマのトリセツ』 彩流社 2024年 詳しくは[こちら](https://www.sairyusha.co.jp/book/b10053070.html) ★講師ブログ「韓国朝鮮 社会と歴史のトリビア」は[こちら](https://ameblo.jp/ichigayasongho/)
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