1962年に結成され、翌年のデビューから60年以上にわたり現役の第一線から退いたことのない、間違いなくロック界最古参、最重要、最高峰のバンド。ローリング・ストーンズを紹介するにはこれで事足りるでしょう。さらに付け加えるとすれば、アメリカのブラック・ミュージック(ブルーズ、R&Bなど)をベースとしたロックサウンドを創始し、その後のロックに連綿と引き継がれていくという音楽史上の位置づけです。ですが、ストーンズはその知名度に対して、同時期にデビューし共に60年代のポピュラー・ミュージックをけん引したビートルズと比較して、あまり文化史的な評価がされてこなかったのではないでしょうか。キャリア全体にわたるディスコグラフィやバンドやメンバーの詳細な評伝は巷にあふれていますが、ストーンズが時代や社会の変化のなかで果たしてきた役割を論じたものはじつは少ないのです。 そんな中で、2019年にケンブリッジ大学出版局から出たThe Cambridge Companion to the Rolling Stonesでようやく、ストーンズの文化史的意義についても正面から考察がなされています。この講座では本書を手掛かりに、60年代のカウンターカルチャーや70年代の政治的混乱の時代のなかで、ストーンズがどのような役割を果たしていたのか(あるいは果たしていなかったのか)を振り返ります。
詳しく見る【オンライン受講コース】 なぜ日本は加速的に「冷たい国」になったのか。慢性的な物価上昇に怯え、政界の癒着に慣らされ、マスメディアも機能不全に陥っている。泥船状態の日本丸は、どこに向かうのか・・・。 受け身のままではなく、祖国を救う思いで唇をかみしめる大人をひとりでも増やすために一緒に考えよう。 [教室受講コースもあります](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7990491&p=33669ea218b6c442d00486fd6bd5e54b8d2621ce99b9bdb76b99aa34aa6be878)
詳しく見る1987年の帝劇初演以来、38年間に渡り日本のミュージカルファンの心を熱く捉えてきた名作ミュージカル『レ・ミゼラブル』。本作においてマリウス役/ジャン・バルジャン役を長きにわたって演じてきた石井一孝が、様々な角度から徹底的にマニアックに、レミゼを深掘り解説するこの企画。 2024年12月に行った講座の「後編」が開講決定!今回は前編で語りきれなかった重要ポイントを中心に語ります。大元の1980年のフランス初演版からボツになった、ガブローシュの幻のソロ曲「ヴォルテールのせい」(ファブリス・ベルナール君が歌い、当時大ヒットした曲)を和訳して歌唱致します。さらに「ジャヴェールの自殺」も。レミゼファンは見逃せない企画となっております。 どうぞご期待ください!
詳しく見るイタリア美術は西洋美術の中心でした。特に14〜18世紀は巨匠の時代であり、代表的な美術家の名から、「ジョットからティエポロまで」と言われています。そして都市ごとに豊かな美術が開花しました。イタリア美術発祥の地である13世紀のアッシジ、ゴシック美術の中心地14世紀シエナ、ルネサンスを生んだ15世紀フィレンツェ、盛期ルネサンスからマニエリスム、そしてバロックから新古典主義の舞台となった16世紀から18世紀のローマ、そして中世から18世紀まで一千年の美術の都であったヴェネツィア。これら主要都市ごとにイタリア美術の歴史について概観します。後半はミラノで生まれ、ローマ、ナポリ、シチリアで活躍したカラヴァッジョ芸術の魅力に迫ります。
詳しく見る「トランプ大統領」は就任以来「グリーンランドの買収」「パナマ運河の奪取」「カナダ・メキシコなどへの25%の関税」「中國への上乗せ関税」「さらに世界各国への関税」「開発途上国への支援の凍結」「ガザのアメリカ所有とリゾート都市化」「ロシア問題での様々の言動」等々さまざまの提言をしてきました。いずれも世界中がびっくりするようなものばかりです。その他「移民問題」もあります。しかし、これは「思い付き」とばかりいえません。その背景には何が在るのか、トランプは何をしたいのか、また国際的にはどんな意味・影響があるのか、様々の視点からその問題に迫ってみます。 当講座は、全3回の講座です。 ↓3回まとめてのお申込はこちらからお願いします。※会員限定 [全3回(7/9,7/30,9/10)](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8035106&p=351cd63f70db128db6ec17a92310ece79fcdd6f4dc19278d2b367dee95eb184e) ↓その他の回の詳細・お申込はこちらからお願いします。 [第2回 ヨーロッパは何処へ行く (7/30(水)13:00〜15:00)](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7993738&p=9d001bc4aa7d568ce24bf6c16f1c2ef8d69c05980e8fbfca3edcceb528d8858e) [第3回 西洋の没落と宗教の没落 (9/10(水)13:00〜15:00)](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7993740&p=211ebe68f957e4d8b8f7713f4e4896089384ab439466d6986946cd7ca813e8fb)
詳しく見る1962年に結成され、翌年のデビューから60年以上にわたり現役の第一線から退いたことのない、間違いなくロック界最古参、最重要、最高峰のバンド。ローリング・ストーンズを紹介するにはこれで事足りるでしょう。さらに付け加えるとすれば、アメリカのブラック・ミュージック(ブルーズ、R&Bなど)をベースとしたロックサウンドを創始し、その後のロックに連綿と引き継がれていくという音楽史上の位置づけです。ですが、ストーンズはその知名度に対して、同時期にデビューし共に60年代のポピュラー・ミュージックをけん引したビートルズと比較して、あまり文化史的な評価がされてこなかったのではないでしょうか。キャリア全体にわたるディスコグラフィやバンドやメンバーの詳細な評伝は巷にあふれていますが、ストーンズが時代や社会の変化のなかで果たしてきた役割を論じたものはじつは少ないのです。 そんな中で、2019年にケンブリッジ大学出版局から出たThe Cambridge Companion to the Rolling Stonesでようやく、ストーンズの文化史的意義についても正面から考察がなされています。この講座では本書を手掛かりに、60年代のカウンターカルチャーや70年代の政治的混乱の時代のなかで、ストーンズがどのような役割を果たしていたのか(あるいは果たしていなかったのか)を振り返ります。
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