14講座中 1〜14件を表示
- 京都教室
- オンライン(事前選択講座)
『西田幾多郎随筆集』を読む オンライン受講
- 藤田 正勝/京都大学名誉教授
- 2024/10/08火 〜 2024/12/10火
- 15:00〜16:30
- 全4回
- 会員 15,400円 / 一般 15,400円
西田の著作は難解であると多くの人が言います。実際、その通りです。しかし西田が残したエッセーは、それとは異なり、平明な文章で表されています。しかも多くの苦難を味わった西田の生涯がそこににじみでており、深い味わいがあります。それだけでなく、そこには西田の人生に対する深い洞察があふれています。西田という人間がそのまま現れているといってもよいでしょう。また、その思想が具体的な例を通してかぎりなくやさしく語られています。これらのエッセーを読むと、直接語りかけられているような印象をもつのは私だけではないでしょう。岩波文庫の『西田幾多郎随筆集』に収められた西田の代表的なエッセー「或教授の退職の辞」、「国語の自在性」、「短歌について」、「愚禿(ぐとく)親鸞」などを皆さんと一緒に、ゆっくりと味わいながら読んでいきたいと思います。 (講師記) (あらかじめ、『西田幾多郎随筆集』に目を通しておかれることをお勧めいたします。) 講座スケジュール @10月8日 西田幾多郎の生涯と思想――「或教授の退職の辞」など A10月29日 西田哲学と言葉の問題――「国語の自在性」など B11月12日 西田の芸術についての理解――「短歌について」など C12月10日 西田の宗教についての理解――「愚禿親鸞」など
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- 見逃し配信あり
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- 教室(事前選択講座)
『西田幾多郎随筆集』を読む 教室受講
- 藤田 正勝/京都大学名誉教授
- 2024/10/08火 〜 2024/12/10火
- 15:00〜16:30
- 全4回
- 会員 15,400円 / 一般 15,400円
西田の著作は難解であると多くの人が言います。実際、その通りです。しかし西田が残したエッセーは、それとは異なり、平明な文章で表されています。しかも多くの苦難を味わった西田の生涯がそこににじみでており、深い味わいがあります。それだけでなく、そこには西田の人生に対する深い洞察があふれています。西田という人間がそのまま現れているといってもよいでしょう。また、その思想が具体的な例を通してかぎりなくやさしく語られています。これらのエッセーを読むと、直接語りかけられているような印象をもつのは私だけではないでしょう。岩波文庫の『西田幾多郎随筆集』に収められた西田の代表的なエッセー「或教授の退職の辞」、「国語の自在性」、「短歌について」、「愚禿(ぐとく)親鸞」などを皆さんと一緒に、ゆっくりと味わいながら読んでいきたいと思います。 (講師記) (オンライン講座を併設します。オンライン受講の受付はWEBのみ。 あらかじめ、『西田幾多郎随筆集』に目を通しておかれることをお勧めいたします。) 講座スケジュール @10月8日 西田幾多郎の生涯と思想――「或教授の退職の辞」など A10月29日 西田哲学と言葉の問題――「国語の自在性」など B11月12日 西田の芸術についての理解――「短歌について」など C12月10日 西田の宗教についての理解――「愚禿親鸞」など
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聖書は世界をどう見るか(オンライン受講)
―「豊かさ」について考える―
- 中村 信博/同志社女子大学学芸学部特別任用教授
- 2024/10/17木 〜 2024/12/19木
- 13:30〜15:00
- 全3回
- 会員 10,230円 / 一般 11,220円
「円安」「失われた30年」「少子高齢化」「人口減少」「一極集中」など、現代社会の諸問題の背景には、経済成長への悲観論が影を落としています。さらに、日本のみならず世界各地で拡大を続ける富裕層と貧困層の格差は、社会の大きな不安定要因でもあります。 聖書を読むと、「豊かさ」をめぐる現代の問題はどのように見えてくるでしょうか。意外にも聖書は精神の豊かさだけを強調しているわけではありません。むしろ、現実の出来事や課題から目を背けることなく、それらをめぐる生活態度の中に「貧富」とその格差が潜んでいるのではないかという問いかけが聞こえてきます。困窮や貧困の中にいる隣人がいることの現実を忘れてしまうことに問題の根があるのかもしれません。そのため、「豊かさ」には倫理的側面からの再検討が迫られているのです。 今期の講座では、旧約聖書・出エジプト記において自由よりも満腹を望んだ人々、新約聖書・ルカによる福音書に登場する貧富の逆転を警告するラザロ、そして新約聖書・マタイによる福音書に登場する宝や真珠を見つけた人々を手がかりに、聖書が語る「豊か」な世界について読み解いてみましょう。あわせて持続可能で公正な社会についても考えてみたいと思います。 第1回(10/17) 自由よりも満腹を(旧約聖書・出エジプト記) 第2回(11/21) 貧富の逆転(新約聖書・ルカによる福音書) 第3回(12/19) 宝や真珠を見つけたら(新約聖書・マタイによる福音書)
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聖書は世界をどう見るか(教室受講)
―「豊かさ」について考える―
- 中村 信博/同志社女子大学学芸学部特別任用教授
- 2024/10/17木 〜 2024/12/19木
- 13:30〜15:00
- 全3回
- 会員 10,230円
「円安」「失われた30年」「少子高齢化」「人口減少」「一極集中」など、現代社会の諸問題の背景には、経済成長への悲観論が影を落としています。さらに、日本のみならず世界各地で拡大を続ける富裕層と貧困層の格差は、社会の大きな不安定要因でもあります。 聖書を読むと、「豊かさ」をめぐる現代の問題はどのように見えてくるでしょうか。意外にも聖書は精神の豊かさだけを強調しているわけではありません。むしろ、現実の出来事や課題から目を背けることなく、それらをめぐる生活態度の中に「貧富」とその格差が潜んでいるのではないかという問いかけが聞こえてきます。困窮や貧困の中にいる隣人がいることの現実を忘れてしまうことに問題の根があるのかもしれません。そのため、「豊かさ」には倫理的側面からの再検討が迫られているのです。 今期の講座では、旧約聖書・出エジプト記において自由よりも満腹を望んだ人々、新約聖書・ルカによる福音書に登場する貧富の逆転を警告するラザロ、そして新約聖書・マタイによる福音書に登場する宝や真珠を見つけた人々を手がかりに、聖書が語る「豊か」な世界について読み解いてみましょう。あわせて持続可能で公正な社会についても考えてみたいと思います。 第1回(10/17) 自由よりも満腹を(旧約聖書・出エジプト記) 第2回(11/21) 貧富の逆転(新約聖書・ルカによる福音書) 第3回(12/19) 宝や真珠を見つけたら(新約聖書・マタイによる福音書)
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ユダヤ教文献と芸術をめぐる旅 教室受講
物語(ナラティブ)と芸術(アート)が出会う場所
- 勝又 悦子/同志社大学教授
- 2024/10/23水 〜 2024/12/25水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 9,570円
「書物の民」と称されるユダヤの民は、膨大な物語を生み出し継承することを拠り所としてその過酷な歴史を生き延びました。同時に、彼らは、多彩な表象芸術も残しています。物語と芸術が出会うところ、それは、様々な文化と人間の営みの出会いの場です。彼らの物語、芸術を辿りながら、多様な文化と宗教の交錯を味わいます。 (オンライン講座を併設します。オンライン受講の受付は、WEBのみ) @10月23日 アブラハムをめぐる物語(ナラティブ)と芸術(アート) ユダヤ教の祖とされるアブラハムには、膨大な物語があります。同時に、アブラハムはシナゴーグ美術、写本挿絵においても人気の人物です。創世記22章イサク奉献のシーンがどのように描かれているかを探ります。 A11月27日 モーセをめぐる物語(ナラティブ)と芸術(アート) モーセと言えば、出エジプトでの海割りのシーンが思い浮かびます。ユダヤ教文献、古今東西のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)、写本、映画で、モーセがどのように描かれているのかを探ります。 B12月25日 ダビデ王をめぐる物語(ナラティブ)と芸術(アート) 聖書を代表する人物であり、ユダヤの王として著名なダビデ王、ミケランジェロの彫刻も有名です。ユダヤ教文献、芸術では、どうでしょうか。サウル、ダビデ、ソロモンを含め、ユダヤ史の「王」の物語とその表象を探ります。
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変容する蛇、聖書が語る象徴の多面性(オンライン受講)
- 中村 信博/同志社女子大学学芸学部特別任用教授
- 2024/12/12木
- 13:30〜15:00
- 全1回
- 会員 3,410円 / 一般 3,740円
聖書における蛇は多面的な象徴として登場します。旧約聖書では、エデンの園でエバを誘惑し、人類を罪に導く悪の象徴とされています。しかし、イスラエル民族のエジプト脱出にあたって、モーセは神の指示によって杖を蛇に変える奇跡を起こし、神の力を示しました。また、新約聖書では、「蛇のように賢く」というイエスの言葉もよく知られていますが、聖書解釈の伝統においては、杖を蛇に変えたモーセの故事は、磔刑のキリストの予型(暗示、予表)であると解釈されることもあります。 このように、聖書における蛇は、悪、知恵、神の力、救済といった、時に相反する象徴として、複雑な役割を果たしています。この講座では、具体的な聖書の記述にあたりながら、蛇の多面的な意味を探ります。蛇は、人間の複雑性の反映であるのかもしれません。
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変容する蛇、聖書が語る象徴の多面性(教室受講)
- 中村 信博/同志社女子大学学芸学部特別任用教授
- 2024/12/12木
- 13:30〜15:00
- 全1回
- 会員 3,410円 / 一般 3,740円
聖書における蛇は多面的な象徴として登場します。旧約聖書では、エデンの園でエバを誘惑し、人類を罪に導く悪の象徴とされています。しかし、イスラエル民族のエジプト脱出にあたって、モーセは神の指示によって杖を蛇に変える奇跡を起こし、神の力を示しました。また、新約聖書では、「蛇のように賢く」というイエスの言葉もよく知られていますが、聖書解釈の伝統においては、杖を蛇に変えたモーセの故事は、磔刑のキリストの予型(暗示、予表)であると解釈されることもあります。 このように、聖書における蛇は、悪、知恵、神の力、救済といった、時に相反する象徴として、複雑な役割を果たしています。この講座では、具体的な聖書の記述にあたりながら、蛇の多面的な意味を探ります。蛇は、人間の複雑性の反映であるのかもしれません。
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12/25ダビデ王をめぐる物語(ナラティブ)と芸術(アート) オンライン受講
ユダヤ教文献と芸術をめぐる旅12/25オンライン受講
- 勝又 悦子/同志社大学教授
- 2024/12/25水
- 13:00〜14:30
- 全1回
- 会員 3,410円 / 一般 3,410円
「書物の民」と称されるユダヤの民は、膨大な物語を生み出し継承することを拠り所としてその過酷な歴史を生き延びました。同時に、彼らは、多彩な表象芸術も残しています。物語と芸術が出会うところ、それは、様々な文化と人間の営みの出会いの場です。彼らの物語、芸術を辿りながら、多様な文化と宗教の交錯を味わいます。 B12月25日 ダビデ王をめぐる物語(ナラティブ)と芸術(アート) 聖書を代表する人物であり、ユダヤの王として著名なダビデ王、ミケランジェロの彫刻も有名です。ユダヤ教文献、芸術では、どうでしょうか。サウル、ダビデ、ソロモンを含め、ユダヤ史の「王」の物語とその表象を探ります。
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倫理学入門 オンライン受講
その理念と歴史(ソクラテス、カント、ベンサムほか)
- 藤田 正勝/京都大学名誉教授
- 2025/01/14火 〜 2025/03/11火
- 15:00〜16:30
- 全4回
- 会員 15,400円 / 一般 15,400円
倫理は身近なものです。私たちが生きていく上で、なくてはならないものです。しかしそれが何かを考えだすと、答えを見つけるのは簡単ではありません。倫理とは何か、善とは何か、なぜ私たちは善をめざさなければならないのか、そういったことを根本から考えなおしてみましょう。そのために、日本哲学や倫理学に関する研究を長年にわたって行ってきた哲学者が、過去の重要な倫理学説をふり返ります。具体的には、プラトンやアリストテレスなど古代ギリシアの哲学者の理解、近代ドイツの代表的な哲学者カントの理解、イギリスの思想家ベンサムやJ・S・ミルなどの功利主義の立場から見た倫理の理解などを、私たちが直面する具体的な問題に即しながら見ていきます。 講座スケジュール @ 1月14日 倫理とは何か(習慣風俗、法、道徳との違い) A 1月28日 古代ギリシアの倫理(プラトン、アリストテレス) B 2月11日 カントの倫理学説 C 3月11日 功利主義(ベンサム、ミル)の倫理学説
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- 教室(事前選択講座)
倫理学入門 教室受講
その理念と歴史(ソクラテス、カント、ベンサムほか)
- 藤田 正勝/京都大学名誉教授
- 2025/01/14火 〜 2025/03/11火
- 15:00〜16:30
- 全4回
- 会員 15,400円 / 一般 15,400円
倫理は身近なものです。私たちが生きていく上で、なくてはならないものです。しかしそれが何かを考えだすと、答えを見つけるのは簡単ではありません。倫理とは何か、善とは何か、なぜ私たちは善をめざさなければならないのか、そういったことを根本から考えなおしてみましょう。そのために、日本哲学や倫理学に関する研究を長年にわたって行ってきた哲学者が、過去の重要な倫理学説をふり返ります。具体的には、プラトンやアリストテレスなど古代ギリシアの哲学者の理解、近代ドイツの代表的な哲学者カントの理解、イギリスの思想家ベンサムやJ・S・ミルなどの功利主義の立場から見た倫理の理解などを、私たちが直面する具体的な問題に即しながら見ていきます。 (オンライン講座を併設します。オンライン受講は、WEBのみ受付します。) 講座スケジュール @ 1月14日 倫理とは何か(習慣風俗、法、道徳との違い) A 1月28日 古代ギリシアの倫理(プラトン、アリストテレス) B 2月11日 カントの倫理学説 C 3月11日 功利主義(ベンサム、ミル)の倫理学説
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阿弥陀佛の物語を聞く オンライン受講
- 梶田 真章/法然院貫主
- 2025/01/15水 〜 2025/03/05水
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 8,910円 / 一般 9,900円
南無阿弥陀佛 佛教には様々な経典がありますが西方浄土の阿弥陀佛の物語を説く『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』は特に浄土三部経と呼ばれ、浄土宗や真宗でよりどころとされてきたお経です。阿弥陀佛とは如何なる佛さまなのか。お経と論(解説書)で学びたいと思います。合掌(講師記) 1月は、第3水曜に行います。
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阿弥陀佛の物語を聞く 教室受講
- 梶田 真章/法然院貫主
- 2025/01/15水 〜 2025/03/05水
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 8,910円
南無阿弥陀佛 佛教には様々な経典がありますが西方浄土の阿弥陀佛の物語を説く『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』は特に浄土三部経と呼ばれ、浄土宗や真宗でよりどころとされてきたお経です。阿弥陀佛とは如何なる佛さまなのか。お経と論(解説書)で学びたいと思います。合掌(講師記) ※オンライン講座を併設します。 1月は、第3水曜に行います。
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聖書は世界をどう見るか(オンライン受講)
―身体はだれのものか―
- 中村 信博/同志社女子大学学芸学部特別任用教授
- 2025/01/16木 〜 2025/03/20木
- 13:30〜15:00
- 全3回
- 会員 10,230円 / 一般 11,220円
現代において、身体は健康、老化、美、ジェンダー、性的アイデンティティ、医療、医薬、さらにはテクノロジーとの融合など、多様でかつ重要な課題のひとつです。身体と精神は別のものではありません。身体への強い関心は、同時にわたしたちの精神や価値観、そしてわたしたちを取りまく社会への問いかけでもあることに気づかせてくれます。 では、聖書は身体について、どのように見ているでしょうか。聖書においても、身体はかならずしも精神と別のものではありません。また、身体が精神に従属するものと考えるのも先入観にすぎません。むしろ、身体そのものが「聖霊が宿る神殿」であると語られています(新約聖書・コリントの信徒への手紙一6章19~20節)。身体は、精神性や宗教性を象徴する場面で語られているのです。 身体が神のものであるとすれば、わたしたちの身体観やその扱い方には、精神性や倫理性との深い関わりが求められることになります。各回のテーマをとおして、聖書における身体の表現を読み解き、身体と倫理をめぐる複雑で奥深い関係に分け入ってみましょう。わたしの身体はいったい「だれのもの」なのか、そして、その意味についても考えてみたいと思います。 第1回(1/16)神の形と土の塵(旧約聖書・創世記1〜2章) 第2回(2/20)関係性のなかの身体(新約聖書・マルコ福音書2章) 第3回(3/20)身体の多様性と共同性(新約聖書・コリント一12章)
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- 2025冬クーポン対象
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聖書は世界をどう見るか(教室受講)
―身体はだれのものか―
- 中村 信博/同志社女子大学学芸学部特別任用教授
- 2025/01/16木 〜 2025/03/20木
- 13:30〜15:00
- 全3回
- 会員 10,230円
現代において、身体は健康、老化、美、ジェンダー、性的アイデンティティ、医療、医薬、さらにはテクノロジーとの融合など、多様でかつ重要な課題のひとつです。身体と精神は別のものではありません。身体への強い関心は、同時にわたしたちの精神や価値観、そしてわたしたちを取りまく社会への問いかけでもあることに気づかせてくれます。 では、聖書は身体について、どのように見ているでしょうか。聖書においても、身体はかならずしも精神と別のものではありません。また、身体が精神に従属するものと考えるのも先入観にすぎません。むしろ、身体そのものが「聖霊が宿る神殿」であると語られています(新約聖書・コリントの信徒への手紙一6章19~20節)。身体は、精神性や宗教性を象徴する場面で語られているのです。 身体が神のものであるとすれば、わたしたちの身体観やその扱い方には、精神性や倫理性との深い関わりが求められることになります。各回のテーマをとおして、聖書における身体の表現を読み解き、身体と倫理をめぐる複雑で奥深い関係に分け入ってみましょう。わたしの身体はいったい「だれのもの」なのか、そして、その意味についても考えてみたいと思います。 第1回(1/16)神の形と土の塵(旧約聖書・創世記1〜2章) 第2回(2/20)関係性のなかの身体(新約聖書・マルコ福音書2章) 第3回(3/20)身体の多様性と共同性(新約聖書・コリント一12章)
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