24講座中 1〜20件を表示
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ギリシアの世界遺産
遺跡から読みとく古代ギリシアの歴史と文化

- 橋 裕子/ギリシア考古学者
- 2025/04/07月 〜 2025/06/02月
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
この講座では半年をかけてギリシアの世界遺産を学んでいきます。とりわけ古代に焦点を当て、世界遺産の遺跡を通して古代ギリシアの歴史や文化を読みといていきます。 初回はイントロダクションで、ギリシアの歴史の概要およびギリシアの世界遺産全体についてお話をします。第二回目以降は、個々の世界遺産を取り上げていきます。 ぜひ一緒に、古代ギリシアの世界へと旅をしてまいりましょう。(講師・記) ※2025年4月開講。 第1回 イントロダクション 第2回 ミケーネとティリンス 第3回 アテネのアクロポリス
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18世紀フランスの社会・政治・言論
18世紀フランスの政治問題
- 森村 敏己/一橋大学特任教授
- 2025/04/10木 〜 2025/06/12木
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
アンシアン・レジームは1789年のフランス革命によって終焉を迎えます。ですが、革命は避けようのなかった「結末」、アンシアン・レジームにとって宿命とも言える「最期」だったのでしょうか。確かにアンシアン・レジームは多くの政治的課題を抱えていましたが、当時の政治家や国民は手をこまねいていたわけではもちろんありません。結果的に課題の解決に失敗したからこそ革命が生じたとは言えるでしょうが、そこに至るまでには様々な紆余曲折がありました。4月は18世紀のフランス政治に通底する王権と高等法院との対立に、5月は政府による改革への努力とその挫折を、6月には革命直前の緊迫した政治状況をお話したいと思います。(講師・記) ※2024年10月開講 <各回テーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございますので、予めご了承ください。 2024年10月期 「アンシアン・レジームとはどんな社会だったのか?」【終了しました】 10月は社会と文化 11月は政治体制 12月は経済や人口 2025年1月期 「18世紀フランスにおける言論」 1月 思想統制の一例:『精神論』事件 2月 『百科全書』をめぐって 3月 ヴォルテールとカラス事件 2025年4月期 「18世紀フランスの政治問題」 4月「王権vs高等法院」 5月「チュルゴの改革」 6月「革命前夜の政治問題」 2025年7月期 「18世紀フランスの書物と世論」 7月 書物と社会 8月 18世紀の世論と噂 9月 革命前夜の世論
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ヨーロッパと地中海・歴史と旅
〜古代から現代〜

- 楠田 直樹/創価女子短期大学名誉教授
- 2025/04/10木 〜 2025/06/12木
- 15:00〜16:30
- 全3回
- 会員 10,395円
三大陸に囲まれ多くの文明と民族が行き交い、壮麗な歴史の舞台となってきた地中海。古代・中世・近代・現代へと流れていく悠久の歴史の妙味を語りながら、古代、現代世界の違いや同質性を考え、地中海の歴史の本質に迫ります。講師の現地でのエピソードも混じえてお話します。
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中東の近現代史

- 若林 啓史/京都大学博士
- 2025/04/16水 〜 2025/06/18水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
中東地域は、地理的に広大で、長い歴史を有しています。また、宗教・民族・言語は多岐にわたっています。そして、過去は忘却されず、現在のできごとの前提になっています。そのため、中東地域の歴史は、非常に複雑な構造物になっています。 たとえば、現在のガザ地域の事件を理解するために、19世紀に始まるシオニズムと、イスラエル建国以降の歴史を知る必要があります。また、「ハマース」とは何者か、これについても、イスラームを掲げるアラブ・ナショナリズムを解明しなければなりません。 本講座では、中東の近現代史を構成する要素を順序よく丁寧に説明し、常に時事問題との関わりを意識しながら、全体像の把握をめざしていきます。(講師・記) 2024年7月開講(全15回)。 <各回テーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございますので、予めご了承ください。 ■2024年7-9月期(終了) 第1回 中東のなりたち 第2回 オスマン帝国とペルシア帝国 第3回 東方問題とナショナリズムの萌芽 ■2024年10-12月期(終了) 第4回 サイクス・ピコからサン・レモまで 第5回 英仏委任統治とその終焉 第6回 アラブ・ナショナリズムの高揚 ■2025年1-3月期(開講中) 第7回 トルコ共和国とイラン王国 第8回 第三次中東戦争 第9回 第四次中東戦争とキャンプ・デイヴィッド合意 ■2025年4-6月期 第10回 イラン革命とイラン・イラク戦争 第11回 湾岸戦争 第12回 中東和平交渉とその挫折 ■2025年7-9月期 第13回 対テロ戦争の時代 第14回 2011年以降の混迷:アラブ世界 第15回 2011年以降の混迷:非アラブ諸国
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続・王のいない都市
権力や支配、暴力を生みださない「政治」

- 小茄子川 歩/京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・特任准教授
- 2025/04/19土 〜 2025/06/21土
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
今回の講座は、前期講座「王のいない都市――人類史におけるもう一つの都市論」の続きです。とはいえ、前期講座の振り返りを含めた導入も行いますので、途中参加でもまったく問題ありません。 『万物の黎明――人類史を根本からくつがえす』(デイヴィッド・グレーバー&デイヴィッド・ウェングロウ著/酒井隆史訳、光文社、2023年)の「第8章 想像の都市」の残り部分にくわえ、「第9章 Hiding in Plain Sight[風景にまぎれて]」を詳しく読み込みつつ、視野をユーラシア大陸からアメリカ大陸まで広げてみます。 わたしたちが「高度な政治システム」と関連づけている恣意的な権力や支配、暴力の形態が不在の都市。そうした人類史におけるもう一つの都市では、どのような「政治」が、名もなき人びとによって行われていたのでしょうか。既存の文明史観や人類史観にとらわれることなく、自由に議論してみましょう。 ※2024年10月期の「考古学者と『万物の黎明』を読む――人類史と文明の新たなヴィジョン」を掘り下げる内容でもあります。 第1回 想像の都市――王のいない都市(3) 第2回 テオティワカンにおける「政治」について 第3回 人類史におけるもう一つの都市(講座「王のいない都市」シリーズの総括)
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アメリカ独立革命のグローバル・ヒストリー

- 鰐淵 秀一/明治大学文学部准教授
- 2025/04/22火 〜 2025/06/24火
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
アメリカ合衆国は2026年に独立250周年を迎えます。1776年、イギリス帝国の一員であった北米植民地が本国に対して反旗を翻し、独立を宣言しました。この出来事は世界史の教科書でもお馴染みのテーマですが、その実態や歴史的意義はあまりよく知られているとは言えません。北米植民地はなぜ本国に抵抗し、独立に至ったのか?独立戦争はどのような戦争だったのか?独立革命はその後の世界史にどのようなインパクトを与えたのか?本講義では、アメリカ一国史の枠をこえて、イギリス帝国や大西洋世界といった大きな枠組みの中で上に挙げた問いを考察し、世界史の中でアメリカ独立革命がもつ意義について考えていきたいと思います。また、アメリカの独立と建国の経緯を追いながら、奴隷制や人種問題、デモクラシーといった現代アメリカにつながる問題についても取り上げます。(講師・記) 全6回 <各回テーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございますので、予めご了承ください。 2025年4月期 4月 アメリカの独立と革命——アメリカの独立はなぜ革命と呼ばれるのか? 5月 イギリス帝国の危機——イギリスは本当に圧政を敷いたのか? 6月 革命の思想と独立宣言——なぜ植民地は独立に踏み切ったのか? 2025年7月期 7月 国際戦争としての独立戦争——なぜアメリカはイギリス帝国に勝利できたのか? 8月 憲法制定とデモクラシーの問題——建国の指導者は民主主義を嫌っていた? 9月 アメリカ独立と大西洋革命——フランス革命はアメリカのせいで起こった?
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ローマ帝国の「衰亡」を考え直す
- 南雲 泰輔/山口大学人文学部准教授
- 2025/04/22火 〜 2025/06/24火
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
古代ローマ帝国は、地中海を「我らが海」と呼び、アジア・アフリカ・ヨーロッパという三つの大陸を支配し、世界史上類例のない大帝国を作り上げました。その衰退と崩壊をめぐっては、すでに同時代から種々の原因が取り沙汰され、近代歴史学成立以降も多くの研究者がこの問題について取り組んできましたが、近年、その理解の枠組みは大きく変動しています。本講座では、こうしたローマ帝国の衰亡をめぐる学界の潮流変化について、概要を平易に解説したいと思います。(講師・記) 全3回 <各回テーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございますので、予めご了承ください。 4/22 ローマ帝国衰亡論:内因と外因 5/27 「古代末期」研究とその「衰亡」論批判 6/24 新しい「衰亡」論と「古代末期」研究の変化
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学び直す世界史

- 鈴村 裕輔/名城大学教授
- 2025/04/28月 〜 2025/06/23月
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円
本講義では、『もういちど読む山川世界史』を教材とし、覚えているようで忘れてしまった世界の歴史の流れを皆さんと一緒に学びなおします。 <2025年4月期> 1934年8月に総統に就任したヒトラーは、内政面では再軍備と敵対勢力の排除、外交面ではヴェルサイユ条約の破棄と領土の拡張を目指します。今回はヒトラーがいかにして目的を達ししようとしたか、また各国がなぜヒトラーの野心を阻止できなかったかを考えます。 4月:膨張するドイツ 5月:全体主義国家の提携 6月:平和のための取引
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学び直しの中国古代史
北京、南京、成都 三つの古い都市

- 加藤 徹/明治大学教授
- 2025/04/29火 〜 2025/06/03火
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
中国では、今からおよそ五千年前に原始的な都市が発生して以来、都市を中心に政治、経済、文化が発達してきました。中国四大古都(西安・北京・南京・洛陽)のうち、北京は紀元前11世紀以来の歴史をもち、漢民族と北方民族の生活圏のはざまに位置する東ユーラシアの主都でした。南京は3世紀初めの「三国志」の呉の孫権以来の歴史をもち、5世紀の「倭の五王」以来、日本とも縁が深い古都です。中国の奥地にある成都は、5千年前の古蜀(しょく)文明や、三国志の劉備や諸葛孔明の「蜀漢」など、ユニークな歴史をもちます。この三つの古都の歴史と魅力を、豊富な図版を使い、予備知識のないかたにもわかりやすく解説します。(講師・記)
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レジスタンスと戦後イタリア
戦争の記憶と記憶の戦争

- 秦泉寺 友紀/和洋女子大学教授
- 2025/05/14水 〜 2025/06/11水
- 13:00〜14:30
- 全2回
- 会員 6,600円 / 一般 7,700円
日本にとって戦後80年の節目の年である2025年は、イタリアにとっては「解放」80周年の年となります。日本と同盟国であったことから、イタリアは日本では敗戦国とイメージされることもあります。しかし第二次世界大戦末期に北部を中心にドイツ軍と戦ったイタリアでは、戦後、自らで「レジスタンス」を通して成し遂げたナチ・ファシズムからの「解放」こそが顕彰されてきました。他方、そのレジスタンスをどのように捉えるかは、その時々の社会で同時代的な意味を帯びつつ、今なお争われ続けています。それはまさに記憶の戦争とも呼ぶべきものです。本講座では、イタリアのレジスタンスを振り返り、それをめぐる戦後の記憶の変遷について、直近の動向も含めて読み解いていきます。 全2回 <各回テーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございますので、予めご了承ください。 5月:レジスタンスとその記憶――20世紀後半まで 6月:レジスタンスとその記憶――21世紀から現在まで
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葬祭文学から読み解く古代エジプト人の来世思想

- 肥後 時尚/筑波大学大学院世界遺産学位プログラム助教
- 2025/06/14土 〜 2025/06/28土
- 10:30〜12:00
- 全2回
- 会員 6,930円 / 一般 9,130円
古代エジプト人は死後の復活の可能性を信じ、ミイラ制作や墓の造営、葬送儀礼など様々な方法を通して死者の復活を願いました。葬送儀礼に用いられたとされる葬祭文学と呼ばれる史料群には、古代エジプト人が死後にどこへ向かい、どのように復活できたのか、そのような思想の一端が記されています。この講座では、『ピラミッド・テキスト』と『コフィン・テキスト』『死者の書』の3つの葬祭文学の内容を読み解き、古代エジプト人の来世思想を最新の研究成果を踏まえながらご紹介します。(講師・記)
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人物で知る中国〜呂不韋

- 加藤 徹/明治大学教授
- 2025/06/17火
- 15:30〜17:00
- 全1回
- 会員 3,465円 / 一般 4,565円
天下を統一して古代中国の戦国時代を終わらせたのは秦の始皇帝ですが、その始皇帝という男を作ったのは呂不韋でした。大商人だった呂不韋は「奇貨居くべし」の経営哲学で、秦王国の末端の不遇な王子(始皇帝の父親)に投資。この投資は大当たりでした。呂不韋は外国出身の商人でありながら秦王国の宰相となり、まだ少年だった始皇帝(当時はまだ秦王)をささえ富国強兵を進めました。呂不韋は、始皇帝の実父だったという説もあります。しかし始皇帝(当時はまだ秦王)は成長すると呂不韋をうとんじて罷免。失脚した呂不韋は追いつめられて自殺します。人間関係こそ最高の投資対象と考える中国人の人生哲学を体現した呂不韋の成功と破滅を、豊富な図版を使い、予備知識のないかたにもわかりやすく解説します。(講師・記)
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ギリシアの世界遺産
遺跡から読みとく古代ギリシアの歴史と文化

- 橋 裕子/ギリシア考古学者
- 2025/07/07月 〜 2025/09/01月
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 9,900円
この講座では半年をかけてギリシアの世界遺産を学んでいきます。とりわけ古代に焦点を当て、世界遺産の遺跡を通して古代ギリシアの歴史や文化を読みといていきます。毎回異なる遺跡を取り上げるので、4〜6月の前半三回を受講なさっていなくても問題ありません。 今期初回はエーゲ海のサモス島、神託や奴隷解放碑文で有名なデルフォイ、そして医療施設でもあったエピダウロスを取り上げます。第二回目はバッサイと古代のオリンピックが開催されたことで有名なオリンピア、第三回目はヘレニズム時代に関係があるヴェルギナとフィリッピを扱います。ぜひ一緒に、古代ギリシアの世界へと旅をしてまいりましょう。(講師・記)※2025年4月開講。 第1回 サモス島、デルフォイ、エピダウロス 第2回 バッサイ、オリンピア 第3回 ヴェルギナ、フィリッピ
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学び直しの中国古代史

- 加藤 徹/明治大学教授
- 2025/07/08火 〜 2025/09/09火
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 10,395円
※調整中のため近日公開予定です。
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18世紀フランスの社会・政治・言論
18世紀フランスの書物と世論
- 森村 敏己/一橋大学特任教授
- 2025/07/10木 〜 2025/09/11木
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 9,900円
18世紀の人々は何を考えていたのでしょうか。この問題に迫る一つの方法は「どんな本を読んでいたのか」を知ることです。しかし、書物から人々の考えを知るには様々な限界もあります。そこで噂話も含む広い意味での「世論」に注目する研究も多くあります。講義では18世紀の人々の考えに少しでも迫り、その変化に注目することで、アンシアン・レジームという政治体制に向けた彼らの不満や変革への願望などを考えてみたいと思います。7月には「どんな本を読んでいたのか」という観点から何が言えるのかを紹介し、8月には書物以外の情報から窺うことのできる「世論」について考え、9月は革命直前の政治的緊張の中で世論がどのように変化したかを見ていきたいと思います。(講師・記) ※2024年10月開講 <各回テーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございますので、予めご了承ください。 2024年10月期 「アンシアン・レジームとはどんな社会だったのか?」 10月は社会と文化 11月は政治体制 12月は経済や人口 2025年1月期 「18世紀フランスにおける言論」 1月 思想統制の一例:『精神論』事件 2月 『百科全書』をめぐって 3月 ヴォルテールとカラス事件 2025年4月期 「18世紀フランスの政治問題」 4月「王権vs高等法院」 5月「チュルゴの改革」 6月「革命前夜の政治問題」 2025年7月期 「18世紀フランスの書物と世論」 7月 書物と社会 8月 18世紀の世論と噂 9月 革命前夜の世論
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ヨーロッパと地中海・歴史と旅
〜古代から現代〜

- 楠田 直樹/創価女子短期大学名誉教授
- 2025/07/10木 〜 2025/09/25木
- 15:00〜16:30
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 10,395円
三大陸に囲まれ多くの文明と民族が行き交い、壮麗な歴史の舞台となってきた地中海。古代・中世・近代・現代へと流れていく悠久の歴史の妙味を語りながら、古代、現代世界の違いや同質性を考え、地中海の歴史の本質に迫ります。講師の現地でのエピソードも混じえてお話します。
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ヨーロッパ史のなかの三十年戦争
― 神聖ローマ帝国の内乱―

- 斉藤 恵太/京都教育大学准教授
- 2025/07/11金 〜 2025/09/05金
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 9,900円
三十年戦争は日本でもよく知られた出来事といえます。1618年にプラハで始まった局地的な争乱は、まもなくヨーロッパを巻き込む大戦争へと発展し、1648年のウェストファリア講和条約でようやく終結しました。本講義では、この戦争を長期的・広域的な歴史的文脈のなかで論じます。近世のヨーロッパでは、私たちに馴染み深いドイツやフランスといった「国」の枠組みはまだ発展途上で、全ヨーロッパを支配する普遍君主の理念や、領邦と呼ばれる地方政体(さしあたり日本の大名領国をイメージしてください)が活き活きと命脈を保っていました。本講義は、三十年戦争という歴史上の「大事件」に注目することで、そうした近世ヨーロッパの特徴を浮き彫りにしたいと思います。戦争の経緯を時系列で語るというよりは、その根底にある構造的問題に迫ることがねらいです。(講師・記) 全9回を予定。4月〜6月はお休み。 <各回テーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございますので、予めご了承ください。 【1月期 大戦争の基層】 第1回(1月)近世ヨーロッパの人・共同体・国 第2回(2月)スペイン複合君主政と低地地方の反乱 第3回(3月)ハプスブルク家のドナウ君主国 【7月期 神聖ローマ帝国の内乱】 第4回(7月)麻痺する帝国 第5回(8月)皇帝の覇権 第6回(9月)大戦の序曲−イタリア戦争の再燃 【10月期 近世ヨーロッパ大戦 】 第7回(10月)スウェーデン王の進撃 第8回(11月)フランス参戦 第9回(12月)危機と講和
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考古学者と『万物の黎明』を最後まで読む
(第10〜第12章)

- 小茄子川 歩/京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・特任准教授
- 2025/07/12土 〜 2025/09/20土
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 9,900円
千葉教室では「考古学者と『万物の黎明』を読む」講座を開講し、『万物の黎明』の重要なポイントを解説してきました。前々期および前期では、人類史における「王のいない都市」について、皆さんと学んだところです。 本講座では、残りの第10章、第11章および第12章(結論)をとりあげ、国家の起源などに関する重要なポイントを掘りさげてみます。『万物の黎明』から学ぶことのできる「あたらしい人類史・文明史」は、わたしたちの過去・現在・未来をただしく読み解くための一つのパースペクティブとなり得るはずです。(講師・記) ※本講座は前回からの続きとなりますが、初回に「導入」を設けますので、新規の方でも問題ございません。 <各回テーマ> 第1回 人類史における国家の位置づけ――なぜ国家は起源をもたないのか 第2回 先住民による批判の歴史的基盤と『万物の黎明』 第3回 まとめ:『万物の黎明』的人類史・文明史からみる過去・現在・未来
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中東の近現代史

- 若林 啓史/京都大学博士
- 2025/07/16水 〜 2025/09/17水
- 13:00〜14:30
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- 会員 10,395円 / 一般 10,395円
中東地域は、地理的に広大で、長い歴史を有しています。また、宗教・民族・言語は多岐にわたっています。そして、過去は忘却されず、現在のできごとの前提になっています。そのため、中東地域の歴史は、非常に複雑な構造物になっています。 たとえば、現在のガザ地域の事件を理解するために、19世紀に始まるシオニズムと、イスラエル建国以降の歴史を知る必要があります。また、「ハマース」とは何者か、これについても、イスラームを掲げるアラブ・ナショナリズムを解明しなければなりません。 本講座では、中東の近現代史を構成する要素を順序よく丁寧に説明し、常に時事問題との関わりを意識しながら、全体像の把握をめざしていきます。(講師・記) 2024年7月開講(全15回)。 <各回テーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございますので、予めご了承ください。 ■2024年7-9月期(終了) 第1回 中東のなりたち 第2回 オスマン帝国とペルシア帝国 第3回 東方問題とナショナリズムの萌芽 ■2024年10-12月期(終了) 第4回 サイクス・ピコからサン・レモまで 第5回 英仏委任統治とその終焉 第6回 アラブ・ナショナリズムの高揚 ■2025年1-3月期(終了) 第7回 トルコ共和国とイラン王国 第8回 第三次中東戦争 第9回 第四次中東戦争とキャンプ・デイヴィッド合意 ■2025年4-6月期(開講中) 第10回 イラン革命とイラン・イラク戦争 第11回 湾岸戦争 第12回 中東和平交渉とその挫折 ■2025年7-9月期 第13回 対テロ戦争の時代 第14回 2011年以降の混迷:アラブ世界 第15回 2011年以降の混迷:非アラブ諸国
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アメリカ独立革命のグローバル・ヒストリー

- 鰐淵 秀一/明治大学文学部准教授
- 2025/07/22火 〜 2025/09/16火
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 9,900円
アメリカ合衆国は2026年に独立250周年を迎えます。1776年、イギリス帝国の一員であった北米植民地が本国に対して反旗を翻し、独立を宣言しました。この出来事は世界史の教科書でもお馴染みのテーマですが、その実態や歴史的意義はあまりよく知られているとは言えません。北米植民地はなぜ本国に抵抗し、独立に至ったのか?独立戦争はどのような戦争だったのか?独立革命はその後の世界史にどのようなインパクトを与えたのか?本講義では、アメリカ一国史の枠をこえて、イギリス帝国や大西洋世界といった大きな枠組みの中で上に挙げた問いを考察し、世界史の中でアメリカ独立革命がもつ意義について考えていきたいと思います。また、アメリカの独立と建国の経緯を追いながら、奴隷制や人種問題、デモクラシーといった現代アメリカにつながる問題についても取り上げます。(講師・記) 全6回 <各回テーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございますので、予めご了承ください。 2025年4月期 4月 アメリカの独立と革命——アメリカの独立はなぜ革命と呼ばれるのか? 5月 イギリス帝国の危機——イギリスは本当に圧政を敷いたのか? 6月 革命の思想と独立宣言——なぜ植民地は独立に踏み切ったのか? 2025年7月期 7月 国際戦争としての独立戦争——なぜアメリカはイギリス帝国に勝利できたのか? 8月 憲法制定とデモクラシーの問題——建国の指導者は民主主義を嫌っていた? 9月 アメリカ独立と大西洋革命——フランス革命はアメリカのせいで起こった?
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