7講座中 1〜7件を表示
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民俗学へのいざない―行事の民俗―

- 小池 淳一/国立歴史民俗博物館教授
- 2025/04/12土 〜 2025/06/21土
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
民俗学は私たちの生活をとりまくさまざまなしきたりやいいつたえを取り上げる学問です。それは歴史学とはややことなるかたちで、わたしたちの来し方をふりかえり、行く末を考える手がかりを与えてくれます。この講座では、そうした民俗学のなりたちを江戸時代にさかのぼって考え、さらに、一年を単位としてくりかえされる年中行事に、どのような祈りが込められてきたか、次いで、人間が生まれ、成長していくなかで、どういった儀礼が行なわれてきたのかを見つめてみます。それらには、日本列島の自然や社会と私たちがどのように向きあってきたか、そこからどういった文化をはぐくんできたのかを知る手がかりがあります。そうした日本文化を足もとから見つめ直す試みをみなさんと進めていきたいと思います。(講師・記)。 【各回のテーマ】 第1回 民俗学の成り立ち 第2回 年中行事と民俗 第3回 人生儀礼と民俗
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シモーヌ・ヴェイユの科学思想

- 鶴田 想人/東北大学DEI推進センター助手
- 2025/04/21月 〜 2025/06/16月
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
シモーヌ・ヴェイユ(1909–43)は、『重力と恩寵』などで知られる稀代のフランスの思想家です。数学者アンドレ・ヴェイユを兄に持ち、相対性理論や量子論が物理学に変革をもたらしつつある時代に生きたヴェイユは、科学に対しても鋭い批評を残しています。それは、科学が人間的な「意味」を失っていくことに対する警鐘でもありました。ヴェイユは同時代の科学の何を批判し、またありうべきどのような科学を夢見たのでしょうか。本講座では、科学に関するヴェイユのテクストをひもときながら、その現代的な意義についても考えてみたいと思います。(講師・記) ※講師の所属が2025年4月から変わりました。大阪大学社会技術共創研究センター特任研究員(常勤)→東北大学DEI推進センター助手 全3回 <各回テーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございますので、予めご了承ください。 4月 シモーヌ・ヴェイユと科学——デカルトとの格闘 5月 ヴェイユの現代科学批判——量子論の衝撃 6月 新しい科学の構想——ギリシャ幾何学に魅せられて
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『法華経』を読み解く
法華経と古典文学
- 柴 佳世乃/千葉大学教授
- 2025/04/23水 〜 2025/06/25水
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
『法華経』は諸経の王と言われ、宗派を越えてよく読まれてきました。古代中世においては、仏教が社会や文化と密接に関係しており、古典文学にも仏教に関わる要素が多分に見出せます。 本講座では、「『法華経』って何だ?」について概説するところから始め、『法華経』の中身を順に読み解きながら、説話に満ちた多彩なその内容について見ていきます。併せて、古典文学の中にその影響を辿りながら、『法華経』の奥深い世界を紹介します。(講師・記) 第1回:如来神力品 第二十一(巻第七) 第2回:嘱累品 第二十二(巻第七) 第3回:薬王菩薩本事品 第二十三(巻第七)
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学び直すイスラム教

- 井上 貴恵/明治大学文学部専任講師
- 2025/04/23水 〜 2025/06/25水
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
皆さんが「イスラム教」と聞いて浮かぶイメージはどのようなものでしょうか。礼拝、断食、食物規定など、「厳格」な宗教というイメージを抱く方が多いかもしれません。あるいはまた、昨今のイスラム教に関わるニュースは複雑で分かりづらい、と感じている方もいるでしょう。イスラム教には「厳格さ」だけではない様々な側面があります。本講座では、イスラム教の持つ、戒律だけではない様々な側面からのアプローチを通し、イスラム教を分かりやすく、一から学び直すためのヒントを紹介していきたいと思います。(講師・記) ※2025年1月開講 <各回テーマ>※全12回が全9回になりました。その関係で7月〜9月の各回テーマは下記に変わりました。(4/6記) ■2025年1-3月期 第1回 イスラム教を知るために―日本人のイスラム教に対するまなざしをまなぶ 第2回 イスラム教の歴史@ 第3回 イスラム教の歴史A ■2025年4-6月期 第4回 イスラム教の基本教義@ 第5回 イスラム教の基本教義A 第6回 イスラム教と分派―スンナ派とシーア派― ■2025年7-9月期 第7回 現代社会とイスラム教@イスラーム主義 第8回 現代社会とイスラム教Aパレスチナ問題 第9回 現代社会とイスラム教Bイスラム過激思想
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中世神道の世界-日本中世の神と仏

- 伊藤 聡/茨城大学教授
- 2025/04/23水 〜 2025/06/25水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
この講座では、中世神道、すなわち日本中世の神(カミ)をめぐる信仰と思想について採り上げます。副題を「日本中世の神と仏」としたのは、中世の神信仰は仏教との関わりなくしてはあり得なかったからです。このことは古代(奈良・平安)でも同様ですが、中世が少し異なるのは、神信仰が仏教から離脱・自立する傾向を示すようになったことです。 中世神道の形成には、それまでの真言・天台の仏教教説に加えて、新しく大陸からもたらされた禅や道教などが大きく関わっています。このように、さまざまな信仰・思想が融合して作り上げられた中世神道の世界を、最新の研究成果を盛り込みながらひとつひとつ丁寧に解説していきます。 中世神道は、近代以後とはさまざまな点で大きく異なっています。しかしその一方、中世を起源とする要素は意外と多いのです。現代の神社や神道への理解も、歴史的展開を踏まえることでいっそう深まることでしょう。(講師・記) 2025年4月開講。※各回テーマは裏面をご覧ください。 <各回テーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございますので、予めご了承ください。 ■2025年4-6月期 第1回 慈悲深き神々の出現――本地垂迹説と神祇信仰の変容 第2回 中世日本紀――『日本書紀』リバイバルと新しき神話の創造 第3回 「神の国」日本――神国思想の中世的展開 ■2025年7-9月期 第4回 神道説の登場――両部神道・伊勢神道・山王神道 第5回 秘儀秘伝としての神道――神道灌頂と神道流派の形成 第6回 〈内なる神〉の発見――変容する神観念と霊魂観 ※以降のテーマは未定です。
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旧約聖書を読む

- 市川 裕/東京大学名誉教授
- 2025/04/26土 〜 2025/06/20金
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
ユダヤ人の伝統的なトーラー学習に範をとって、モーセ五書を読み進めます。 ユダヤ教では、安息日ごとに会堂でトーラーを朗読し、1年でモーセ五書を読み終えるしきたりがあり、それに従って、解釈や説教が行われていますので、それらについても、その都度映像を見たりしながら、解説を加えます。 また、年間の朗読システムに則った註解書も多数出版されており、中でも、わたしが最も影響を受けているY・レイボヴィッツの著書をもとにして読み進めたいと思います。タルムードの伝承のなかにも、聖書の解釈を扱ったものがあり、それらもその都度取り入れます。(講師・記) 2023年10月開講。 <各回テーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございますので、予めご了承ください。 ■2023年10-12月期「創世記」(終了) 第1回 天地創造 第2回 アダムとエヴァ 第3回 洪水とバベルの塔 ■2024年1-3月期「創世記」(終了) 第4回 アブラハム物語 第5回 ヤコブ物語 第6回 ヨセフ物語 ■2024年4-6月期「出エジプト記」(終了) 第7回 燃える柴と神の顕現。神の名とは? 第8回 出エジプトと過越祭 第9回 十戒と二つのバージョン ■2024年7-9月期「出エジプト記」(終了) 第10回 民はシナイ契約をためらったのか 第11回 遺失物の返還をめぐる市民法 第12回 聖所の建設と安息日の労働禁止 ■2024年10-12月期「出エジプト記」〜「レビ記」(終了) 第13回 金の子牛像と真の信仰 第14回 会見の幕屋の完成:レビ記へ続く 第15回 罪と贖罪:アロンの息子の死 ■2025年1-3月期「レビ記」(開講中) 第16回 穢れと清め 第17回 神聖法典:聖なる民の条件 第18回 父祖の徳と契約:民数記へ ■2025年4-6月期「民数記」 第19回 預言と謙遜:モーセの偉大さ 第20回 約束の地と偵察隊 第21回 会衆分裂の危機:聖性をめぐる2つの見解 ■2025年7-9月期「申命記」 第22回 モーセの告別:申命記の意味付け 第23回 十戒と「シュマアの朗読」 第24回 法典の構成と荒野の40年の意義
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キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の類似と相違

- 佐野 正子/東京女子大学教授
- 2025/04/28月 〜 2025/06/23月
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
イスラム教徒の中にはイエスやアブラハム(イスラエル民族の祖)のアラビア語名の名前を持つ人も数多くいます。どうしてでしょう?本講座を受講していただくとその理由がよく分かるようになるでしょう。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教は「アブラハムの宗教」と呼ばれています。これら三つの宗教を比較すると共通する部分がいくつもあります。本講座は、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教を宗教的な観点から比較し、類似する点と相違する点を明らかにすることによって、三つの宗教の特徴を深く理解することを目標とします。宗教間の偏見を取り除き理解し合うことは、長い目で見るとこの世界の平和構築のためにとても重要であると考えています。(講師・記) ※2025年1月開講 <各回テーマ>※各回テーマは予定です。変更になる場合もございますので、予めご了承ください。 2025年1月期 1月 三つの宗教の類似点 2月 三つの宗教の相違点 3月 三つの宗教のそれぞれの特徴 2025年4月期 4月 三つの宗教の礼拝・儀式の比較 5月 シナゴーグ・教会・モスクの比較 6月 三つの宗教の祭りの比較
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