15講座中 1〜15件を表示
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日本霊異記を読み解く
古代地域社会の探究
- 遠山 美都男/学習院大学講師
- 2024/10/01火 〜 2024/12/17火
- 13:00〜14:30
- 全7回
- 会員 24,255円
『日本霊異記』は上中下の3巻から成る仏教説話集です。善行には良い結果が、悪行には最悪の結果が訪れるという因果応報の理を示す実話を数多く収集しています。奈良時代の終わりから平安時代初頭にかけて薬師寺の僧侶によって編まれました。そこには有名・無名の実に多数の人びとが登場します。彼らの生き生きとした姿を通して古代地域社会の実像に迫りたいと思います。今回は奈良時代の天平年間、聖武天皇の時代を中心にした中巻の講読に入ります。(講師記) 2024年1月開講。
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本土決戦準備から80年
サイパン陥落・風船爆弾・松代大本営
- 山田 朗/明治大学教授
- 2024/10/04金 〜 2024/12/06金
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 10,395円
今年は、1944年のサイパン陥落、本土決戦準備、風船爆弾作戦開始から80年目に当たります。サイパン陥落は、B-29による本土空襲を必至のものにし、事実上、戦争の勝敗はここに決しました。しかし、その後も本土決戦準備の始まり、レイテ(フィリピン)決戦、特攻作戦発動、風船爆弾作戦開始、というように戦争は強行されました。本シリーズでは、サイパン決戦後も何故に戦争は継続されたのか、本土決戦準備はどのように始まったのか、特攻作戦の開始と恒常化の背景、風船爆弾によるアメリカ本土攻撃はどのように計画され実施されたのか、レイテ決戦後の本土決戦準備の本格化、松代大本営建設計画などについて明らかにするとともに、戦争遺跡としての日吉連合艦隊地下壕、松代大本営、登戸研究所についても紹介します。(講師・記)【10月期】10月:松代大本営建設計画 11月:【戦争遺跡】松代大本営と周辺遺跡 12月:沖縄戦と本土決戦
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西欧文化の源流
ヨーロッパとキリスト教
- 中島 公子/元明治大学教授
- 2024/10/04金 〜 2024/12/20金
- 15:20〜16:50
- 全6回
- 会員 20,790円
今年で20年目を迎える本講座は「ギリシャ神話」にはじまり西欧文化の流れをたどって、いったん20世紀に達しましたが、そこで受講生からの要望に応えて過去にもどり、10年前からキリスト教とヨーロッパの関係について学んでいます。キリストが生まれたのは中東のパレスティナ地方ですが、キリスト教は、そこを支配していたローマ帝国とやがてそこに侵入してヨーロッパという新たな文明を築く諸民族によって世界的規模に広がり、人類共通の普遍的宗教となりました。本講座はこの「ローマ帝国のキリスト教化」の検討をすでに終え、5年前から「ヨーロッパの成立とキリスト教」の問題にはいっています。 昨年度は西欧文化の土台となる中世カトリック思想成立の過程を「カトリックと正教」「エルサレム」「マリア信仰」「悪魔」「巡礼と修道会」「煉獄」といった項目にわけ、中世ヨーロッパの人間がどんなことを信じて生きたかを探りました。 本年度は、社会集団としてのキリスト教が直面した問題に焦点を合わせ、春・夏期には「中世の社会構造とキリスト教」秋期には「イスラームとの出会い」冬期には「ユダヤ人との共存」を中心に、東方教会や各民族間の比較をまじえ、現代とも関連付けながら、考察したいと考えています。第1回講座の題目は「祈る人、戦う人、働く人」です。 これまでの経過をご存じなくとも、興味のある方はぜひご参加ください。テキストは用いず毎回要点をプリントしてお配りします。必要に応じてビデオ等の映像を鑑賞します。(講師・記) ※11月15日はカトリック司祭・並木豊勝先生をお迎えし、特別講義「聖書の成り立ち」を行います。
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ジェイン・オースティン『マンスフィールド・パーク』と英国文化
- 新井 潤美/東京大学大学院教授
- 2024/10/07月 〜 2024/12/02月
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,494円
今回は英国の人気作家、ジェイン・オースティン(1775 – 1817)の『マンスフィールド・パーク』(1814年)を、2期にわたってとりあげます。ヒロインのファニーはオースティンの作品の中では最も「地味」で内気な人物ですが、これもオースティンの作品には珍しく、ヒロインの子供時代も描かれていて、読者はその成長を追うことができます。ファニーは准男爵のおじの家に引き取られ、最初は惨めな思いをしながらも、いつの間にかすっかりその家になじみ、家族にとってなくてはならない存在になっていきます。ここでも当時のイギリスの微妙な階級社会が鮮やかに描かれているだけでなく、カントリー・ハウスのあり方、聖職者の立場、植民地、奴隷貿易など、当時のさまざまな社会的、文化的な要素が描かれている、興味深い作品です。今期は作品全体の紹介の後に、第一巻(十八章)を読みます。(次の学期に二巻、三巻を読む予定です。)あらすじや結末などにも触れますので、作品をあらかじめ読んでおくことをお勧めします。(講師・記) 【画像】ヘンリー・クローフォドとファニー、1908年版の挿絵、C. E. Brock作
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中世の民衆生活史
1日体験(10/8)開催!
- 木村 茂光/東京学芸大学名誉教授
- 2024/10/08火 〜 2024/12/10火
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円
中世の民衆(主に農民)の生活をトータルに復元することは、史料的な制約もあってそれほど簡単ではありませんし、やや地味なテーマですが、近年の研究成果に基づいてなるべくわかりやすく整理してお話ししたいと思います。 第1期では「百姓」成立過程と身分の特徴について、第2期では彼らの生活の舞台である村落の様相を、第3期では彼らの1年間の農作業と祭礼を復元します。そして最後に彼らの代表的な闘争である一揆には「作法」があったことを通じて、一揆が合法闘争であったことを明らかにしたいと思います。第1期「「百姓」の成立」では、12世紀末に成立する「百姓」身分の成立過程を明らかにしながら、「百姓」身分の特徴や1人前の条件などについて扱います。 第1期 「百姓」の成立 1)「住人」から「百姓」へ 2)「百姓」の性格 3)1人前の条件 第2期 中世村落の様相 1)惣村の成立 2)惣掟の世界 3)中世村落の様相ー紀伊国桛田荘絵図を読む 第3期 中世農民の四季 1)春ー「田遊び」と勧農 2)夏ー御霊会と七夕 3)秋・冬ー盂蘭盆と八朔 第4期 「一揆」の作法 1)「一揆」とはなにか 2)逃散の作法 3)一揆の時代
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武士になった貴族
- 倉本 一宏/国際日本文化研究センター名誉教授
- 2024/10/12土 〜 2024/12/14土
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,560円 / 一般 13,860円
かつては武士というのは関東から興って腐敗した貴族を打倒したと考えられてきました。 しかし、近年の研究では、武士は都の貴族から生まれたもので、京都にも地盤を持っていたことが明らかにされています。 本講座では、初期の武士である藤原氏・清和源氏・武家平氏、さらには平家について解説し、何故日本で武士が台頭したのか、そして世界でも稀な武家政権を造ったのかを明らかにしていきます。 また、日本に武家政権が生まれ、何百年も続いたことが、どのような影響をもたらしたかも考えていきます。 10月 貞盛流以外の武家平氏 11月 伊勢平氏の成立 12月 清盛家と公家平氏の結合 (2024年4月〜2025年3月・全12回の予定です)
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近世の古文書を学ぶ 初級
- 西村 慎太郎/国文学研究資料館教授
- 2024/10/14月 〜 2025/03/10月
- 10:15〜12:15
- 全6回
- 会員 21,120円
近世(主に江戸時代のことを指す)は多くの文書が作成されて、いまに遺されています。しかし、その独特な書体(くずし字)・文字列・表現のために、いまの私たちにはなかなか読むことも理解することもできません。 初級は、近世の文書の読解の基礎を学びます。くずし字とともに当時の表現などを平易な古文書から学びます。合わせて、近世の様子を垣間見ていきましょう。 中級は、古文書の解読を経験した方を対象として、より深い内容に踏み込んでみたいと思います。一字一句にこだわりながら丁寧に古文書を解釈して、その時代感を一緒に体験できたらと思います。近世の特徴や面白い話、歴史学の中で注目されている事がらにも触れていきたいと思います。(講師・記)
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倭の五王の時代
- 河内 春人/関東学院大学教授
- 2024/10/22火 〜 2024/12/24火
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 10,395円
5世紀に倭国の対中国外交が再び行なわれるようになります。外交を推進した5人の大王は倭の五王と呼ばれています。彼らはなぜ東アジアの国際関係に積極的に加わったのか、その背景にはいかなる国内情勢があったのか、そしてなぜ5世紀後半に中国外交をやめることになったのでしょうか。倭の五王の時代の問題を多角的に取り上げます。(講師記) 2024年4月開講 【各回テーマ】(予定) 10/22 記紀の王位継承 11/26 倭の五王の王位継承 12/24 倭の五王と天皇系譜
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古代ローマの歴史
「軍人皇帝時代」の幕開け
- 倉橋 良伸/電気通信大学講師
- 2024/10/23水 〜 2024/12/25水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円
★教室受講の方のみ14:30頃から20分程度の参考動画を視聴予定です。オンライン受講・見逃し配信ではご覧いただけませんのでご了承ください。 皇帝一族は対ゲルマン戦線の陣営で殺害され、軍隊はマクシミヌスという叩き上げの兵士を皇帝に擁立しました。この人物は氏素性も明らかでなく、3年間という短い治世とはいえ、一度もローマ市に赴かなかった特異な存在でした。 彼が即位した235年から、この混乱を鎮めたディオクレティアヌスが即位する284年までの50年間を「軍人皇帝時代」と呼びます。近年では、軍人上がりではない皇帝も存在するなど、誤解を招く名称ということで「3世紀の危機」と呼ぶことが一般的です。帝国は、いつ滅亡しても不思議でない状況に陥ります。 東方ではササン朝ペルシア、ドナウ下流域ではゴート族、そしてライン上流域でもゲルマン人が侵入を繰り返します。これを迎え撃つ帝権も安定しません。マクシミヌスが殺害され、代わって即位した皇帝たちも多くが短命に終わります。何とか延命を図る帝国でしたが、ウァレリアヌス帝がササン朝との戦争で捕虜となると、各地に独立政権が誕生し僭称皇帝が出現する大混乱に陥ります。存亡の危機に立たされた軍人皇帝時代の前半を取り上げます。(講師・記) 第1回 10月23日 軍隊と元老院のせめぎ合い 皇帝像の揺らぎ 第2回 11月27日 帝位簒奪の繰り返し 英雄デキウス帝の最期 第3回 12月25日 ウァレリアヌス帝の虜囚 瓦解する帝国 【画像】バッカス神殿(バールベック・レバノン)
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近世の古文書を学ぶ 中級
- 西村 慎太郎/国文学研究資料館教授
- 2024/10/28月 〜 2025/03/24月
- 10:15〜12:15
- 全6回
- 会員 21,120円
近世(主に江戸時代のことを指す)は多くの文書が作成されて、いまに遺されています。しかし、その独特な書体(くずし字)・文字列・表現のために、いまの私たちにはなかなか読むことも理解することもできません。 中級は、古文書の解読を経験した方を対象として、より深い内容に踏み込んでみたいと思います。一字一句にこだわりながら丁寧に古文書を解釈して、その時代感を一緒に体験できたらと思います。近世の特徴や面白い話、歴史学の中で注目されている事がらにも触れていきたいと思います。(講師・記)
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トルコ西部の古代都市をめぐる
- 津本 英利/古代オリエント博物館研究部長
- 2024/10/28月 〜 2024/12/09月
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
アナトリア(現在のトルコ)西部では、西のギリシャと東のオリエントが出会い、東西文明が融合した文化遺産の宝庫となりました。ユネスコ世界遺産には含まれていない知名度の低い遺跡でも、大変魅力的なものがたくさんあります。 今学期はその中から、世界七不思議と関係するアルテミス神殿があったエフェソス、マウソロス霊廟があったハリカルナッソス(現在のボドルム)、そしてマウソロス王らカリア王家ゆかりの聖地があったミラス周辺の遺跡を取り上げます。(講師記) 各回テーマ(予定) 10/28 アルテミス女神の町・エフェソス 11/11 カリア王国の聖地ラブランダと都ミュラサ(ミラス) 12/9 世界七不思議の霊廟の町・ハリカルナッソス(ボドルム) 掲載画像:エフェソスの「斜面の家」
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「出雲国風土記」を読み、歩く
- 平野 卓治/日本大学教授
- 2024/11/09土 〜 2024/12/14土
- 13:00〜14:30
- 全2回
- 会員 6,930円 / 一般 9,130円
天平5年(733)に完成した『出雲国風土記』は、ほぼ完全な形で伝来した唯一の古風土記です。郡ごとに各種の地名伝承や神社・山・川など多くのデータが所載されています。それは単に地誌にとどまらず、古代に生きた人々の多様な姿、世界観を語ってくれる歴史資料です。 この講座では、冒頭の郡である意宇郡から順番に、注目される記載を取り上げ、その特徴や古代に生きた人びとの様相を読み解くとともに、フィールドワークによってその現場を訪ね、伝承や記載の背景を探ります。 今回は2回にわたり、島根郡の朝酌郷・朝酌渡とその周辺を取り上げます。(講師記) 2024年1月開講 掲載画像:朝酌 (上空から)
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東京(多摩と区部)の駅物語
−駅から紡ぐ鉄道史−
- 山田 俊明/産業遺産学会会員
- 2024/11/23土
- 13:00〜15:00
- 全1回
- 会員 3,465円 / 一般 4,565円
一般的な鉄道利用者にとって、最も身近な鉄道施設といえば駅です。地域の玄関、顔であるとともに、出会いや別れ、旅立ち、上京、帰郷など、個人にとっても忘れがたい記憶につながる場所ではないでしょうか。 鉄道史を語る上でも駅の存在は欠かせません。いつどのようにしてその駅ができたのか、ターミナル駅とその変遷、役割を終えて姿を消した駅、意匠にこだわった駅舎等、探れば探るほど、鉄道の歩みと往時の人々の営みを実感することができます。 鉄道遺産を足がかりに、東京の駅物語を紐解くことにいたしましょう。 (講師・記)
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考古学で探る古代の大寺院
平城京筆頭の大寺・大安寺
- 木下 正史/東京学芸大学名誉教授
- 2024/12/05木
- 10:30〜12:30
- 全1回
- 会員 3,575円 / 一般 4,675円
大安寺は、奈良時代前半期、平城京で最も格の高い国家寺院であった。壮大な伽藍を誇ったが、今は往時の堂塔を失い、寺域を1/25に狭めたためか、その重要性は知られていない。大安寺は舒明天皇創建の百済大寺に始まり、天武天皇が百済大寺を移した高市大寺(大官大寺)、さらに文武天皇建立の大官大寺の法灯を継いだ国家筆頭の官寺であった。国内外からの僧が学び、海外からの僧侶・文化人も多数逗留した。かつての本尊は、天智天皇造像の釈迦如来像で、それは薬師寺本尊の薬師三尊像に優る素晴らしい仏像であったという。南方に残る東西両塔の基壇や巨大な礎石が往時を忍ばせる。発掘成果などによりつつ、大安寺の実像に迫る(講師記)。
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ドラマで知る朝鮮王朝史
ー大ヒット史劇で紐解くー
- 呉成浩(オ・ソンホ)/コリア社会歴史ライター
- 2024/12/18水
- 13:30〜15:00
- 全1回
- 会員 3,465円 / 一般 4,565円
コリアの歴史の中で500年以上もの隆盛を誇った朝鮮王朝ですが、後期に差し掛かり綻びが生じます。悠久の朝鮮王朝がその後、近代化の波に乗れず滅びた遠因は何でしょうか?その秘密を、激動の朝鮮王朝後期入り口の受難の歴史を格調高く描いた韓国最新大ヒットドラマ『ヨニン恋人〜いつか聞いた花の咲く音』と、最後の聖君正祖を描いた傑作『イサン』『赤い袖先』を中心に紐解きます。ドラマを通して朝鮮王朝後期の歴史のアイロニズムを是非ともご体感ください。(講師・記) ★参考資料 呉成浩 『韓流映画・ドラマのトリセツ』 彩流社 2024年 詳しくは[こちら](https://www.sairyusha.co.jp/book/b10053070.html) ★講師ブログ「韓国朝鮮 社会と歴史のトリビア」は[こちら](https://ameblo.jp/ichigayasongho/)
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