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読み解き体感する万葉集の世界
古代の人々の愛・心・生活・世界観

- 塩沢 一平/二松学舎大学教授
- 2024/10/26土 〜 2025/03/22土
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 20,790円 / 一般 27,390円
巻ごとにじっくり読み解き体感する、古代の人々の愛・心・生活・世界観 新たに万葉集の世界を読み解き体感しましょう。万葉集では、恋は「孤悲」とも書かれ、独り寝の悲しみを満たすために、こちらから相手の「夢」に現れたりします。「旅」もよく読むと徒歩1時間半のピクニックだったりします。万葉集を読み解くと、古代の人々の生き生きとした心や生活や世界観がわかってきます。万葉集20巻を、毎回1巻、数首ずつ扱い、じっくり歌ことばを理解し、歴史も理解しながら、その裏側に広がる古代の人々の愛・心・生活や世界観や、一首一首の歌の魅力を体感できるよう読み進めていきます。映像・音楽も駆使しながら、楽しくゆっくりとみなさんと考えていきます。万葉集20巻の大巻が体感できる講座です。途中受講も大歓迎です。(講師記) 各回予定 1: 巻7 自然の題を読む風雅 2: 巻8 秋の恋の歌、額田王から大伴家持まで 3: 巻9 高橋虫麻呂歌集を読む 4: 巻10 新しき年を春の歌で 5: 巻11 人麻呂歌集から恋愛の歌を堪能しましょう 6: 巻12 無名の作者たちの恋愛歌の世界に浸りましょう 指定テキスト 中西進『万葉集 全訳注原文付』(2)、(3) 講談社文庫 各約800円 各自ご用意く ださい。
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「源氏物語」の世界
関屋巻

- 竹内 正彦/国学院大学教授
- 2025/01/06月 〜 2025/03/31月
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円
「源氏物語」は世界に誇る日本古典文学のひとつです。登場人物はおよそ450名。4代の帝の御代、70余年にわたる期間の出来事とその世界に生きる人間たちの心の奥底を、精緻な筆致によって描き切ったこの作品は、まさに物語文学の最高峰といえます。「源氏物語」は、今からおよそ千年前の平安時代に書かれた作品ですが、けっして過去の遺物などではありません。現代のわたしたちの胸にも突き刺さる生きた文学であり、しかもその世界は読むほどに深みを増していくものとなっています。 本講座では、「源氏物語」を原文で丹念に読み込みながら、この物語の世界の魅力を味わっていきます。「源氏物語」を原文で読み込んでいくためには、古語や歴史的背景などについての知識が必要となってきますが、本講座ではそれらについても丁寧に説明することによって、平安時代の文化や歴史についての関心もひろげていきたいと思います。「源氏物語」にはじめてふれる方や「源氏物語」を読み直そうとお考えの方はもちろん、古典文学に親しんでみようとお思いの方のご参加もお待ちしております。 今期は「関屋」巻の途中から読み進めます。(講師・記) ※2018年4月開講 【重要なお知らせ】 2月3日と2月17日は、講師都合により事前収録した講義を教室でスクリーンに映します。 見逃し配信は、通常通り1週間限定で配信いたします。 予めご了承ください。 <各回テーマ(予定)> 1 「関屋」巻から「絵合」巻へ 2 絵を好む冷泉帝 3 絵の収集 ★事前収録回 4 藤壺の御前の絵合 ★事前収録回 5 帝の御前の絵合 6 光源氏の勝利
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「源氏物語」を読む

- 藤原 克己/東京大学名誉教授
- 2025/01/08水 〜 2025/04/02水
- 13:00〜15:00
- 全6回
- 会員 20,790円
今期は幻巻を読みます。これは『源氏物語』正編(光源氏の物語)の最後の巻です。この巻では新しい出来事は何も起こりません。直前の御法の巻で紫の上に先立たれて悲しみにくれる光源氏の上を、正月から歳末までの一年がもうひとめぐりし、その月ごとに彼は紫の上を偲び哀傷します。そして年末の仏名会(ぶつみょうえ)には、それまでごく親しい者以外には誰にも会おうとしなかった彼が初めて人々の前に姿を現わし、ようやく紫の上を喪った悲しみを鎮めて出家に向けて心を整えたことを暗示します。(講師記)
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「新古今和歌集」の世界
恋歌を読むC

- 谷 知子/フェリス女学院大学教授
- 2025/01/10金 〜 2025/03/28金
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円
新古今和歌集は、後鳥羽院が藤原定家達歌人に命じ、また自ら精撰した、第八番目の勅撰集後です。全20巻、総歌数は1980首。収められた和歌は、万葉集から平安時代を経て鎌倉初期に至るまでの歌人たちの歌で、歌人数は400名ほどです。最多数入集歌人は西行で、慈円、良経、俊成、式子内親王、藤原定家などが続きます。紀貫之や和泉式部、柿本人麻呂といった、古い時代の歌人の和歌も含みます。古今集を規範とし、本歌取や題詠という新たなレトリックを用い、艶・幽玄という美意識に支えられた新古今和歌集の世界は、日本文学、日本文化の一つの頂点、最高峰を示しています。 今期は恋歌1072番〜1127番を読みます。鳥羽院・藤原忠通・相模・西行・崇徳院などの歌人の生涯と和歌、歌合、『源氏物語』などの物語、和歌をめぐる伝承や説話など、多くの歌人や作品を紹介し、講読します。1回ごとに完結するスタイルですので、今期からの受講も歓迎します。(講師・記) <各回のテーマ> 1/10(金)鳥羽院、藤原師時、風に寄する恋、藤原忠通 1/17(金)名を隠す恋、『源氏物語』夕顔巻、相模、仙洞句題五十首、国信卿家歌合 1/24(金)忍恋、永久百首、信夫山、西行と恋 2/28(金)水無瀬恋十五首歌合、藤原隆房と『艶詞』、 3/14(金)崇徳院、久安百首、夕の恋、『枕草子』の夕、河に寄する恋 3/28(金)涙と恋、恋と夢、『源氏物語』と夢
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秋好中宮の物語
姫君で読む「源氏物語」

- 太田 敦子/和洋女子大学准教授
- 2025/01/11土 〜 2025/03/29土
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円
「源氏物語」には、主人公光源氏をめぐり、多くの姫君が登場します。本講座は、その多くの姫君を個別に取り上げて、各姫君の物語≠ゥら『源氏物語』を読み解きます。ひとつの物語が、まるで万華鏡のように見えてくる世界を堪能します。また、平安時代の文化やしきたりなどは、絵画資料等を用い、物語の要点は、最新の研究成果にも触れながら説明します。一千年の時を経てもなお色褪せない「源氏物語」の神髄を、ぜひご一緒に味わっていただきたいと思います。「源氏物語」に少しでもご興味をお持ちの方、はじめてお読みになる方、ご一緒に楽しく学んでまいりましょう。 今期は、秋好中宮の物語を読み解きます。(講師・記)2022年10月開講 【各回予定(1〜3月)】 1 姫宮―前坊と六条御息所の娘― 4 秋好―秋を好む理由― 2 斎宮―朱雀帝治世と恋心と― 5 中宮―冷泉帝聖代での役割― 3 女御―冷泉帝治世と絵の才能― 6 追善―母六条御息所の魂と―
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じっくり楽しむ「万葉集」
万葉歌詳解

- 大浦 誠士/専修大学教授
- 2025/01/13月 〜 2025/03/24月
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円
愛しい人への思い、大切な人を喪った悲しみ、心を洗われるような自然に触れた感動。遙かいにしえに編まれた『万葉集』には、私たち日本人の心の原点が刻まれています。 『万葉集』の魅力を一言で言えば「ふところの広さ」にあると言えるでしょう。初期と末期とでは歌風が全く異なりますし、天皇の歌から防人歌まで様々な階層の人々の歌が見られます。また、格調高い儀礼歌もあれば、宴席での遊びの歌も載せられています。 本講座では、『万葉集』の巻一からはじめて、主要な歌を精読し、新しい視点で『万葉集』の魅力の再発見を目指します。我が国に「文学」と呼びうるものが生まれ出た、その初々しい姿に触れてみましょう。(講師記) *1月期は「巻7・歌番号1325番あたり」からの予定です *2014年4月開講。巻1からゆっくり読み進めています。いつからでもお入りいただけます ・・・・・・・・・・・・・・・
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百花繚乱「百人一首」の世界

- 辻 勝美/元日本大学教授
- 2025/01/13月 〜 2025/03/24月
- 13:00〜15:00
- 全6回
- 会員 20,790円
『百人一首』の和歌は、『古今集』をはじめとする勅撰集から撰ばれていますが、天皇、皇族、貴族、女房、鎌倉の将軍、僧侶、さらには伝承上の作者など、百花繚乱の歌人たちが織りなす作品世界の魅力も大きいといえるでしょう。今期は、それらの歌人に関する評価をめぐる問題に注目しながら、特に四季の題材の中から、「雪」・「花」が詠まれた歌をとりあげ、日本人の美意識を培ってきた豊かな歌言葉の森に分け入ってみましょう。(講師・記) 【各回のテーマ】 1、「冨士の高嶺に雪は降りつつ」(山辺赤人) 2、「わが衣手に雪は降りつつ」(光孝天皇) 3、「吉野の里に降れる白雪」(坂上是則) 4、「しづ心なく花の散るらむ」(紀友則) 5、「いにしへの奈良の都の八重桜」(伊勢大輔) 6、「高砂の尾上の桜咲きにけり」(前中納言匡房) ■お知らせ ーーーーーーーーーー 本講座は25年3月で終了予定です ・・・・・・・・・・・・・・・
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釈教歌を読む

- 山本 章博/上智大学教授
- 2025/01/23木 〜 2025/03/20木
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円
仏教に関連する和歌のことを総称して「釈教歌(しゃっきょうか)」と呼びます。『法華経』などの経典を詠む歌、極楽往生を願う歌、民衆を教化する歌など、様々な形で和歌と仏教は関わり合ってきました。平易な和歌を通じて仏教の教えに触れることができるのも釈教歌の魅力です。本講座では、『万葉集』から鎌倉時代までの釈教歌を年代順に追い、その歴史的変遷を辿りながら、主要な作品を鑑賞していきます。(講師・記) <今期のテーマ> 10.1200年代A―後鳥羽院、藤原定家、家隆の信仰と和歌 11.1200年代B―法然、一遍の浄土信仰の歌 12.1300年代―玉葉和歌集、京極派の釈教歌 <全テーマ> 1.700年代―万葉集の無常の歌、仏足石歌 2.800年代―聖の歌、古今和歌集の僧侶歌人 3.900年代―法華八講、勧学会、拾遺抄 4.1000年代@―拾遺和歌集、藤原公任の法華経歌 5.1000年代A―後拾遺和歌集、発心和歌集、和泉式部 6.1100年代@―金葉和歌集、源俊頼 7.1100年代A―千載和歌集、藤原俊成の極楽六時讃歌 8.1100年代B―西行の罪の歌、寂然の法門百首 9.1200年代@―新古今和歌集、慈円の信仰と和歌 10.1200年代A―後鳥羽院、藤原定家、家隆の信仰と和歌 11.1200年代B―法然、一遍の浄土信仰の歌 12.1300年代―玉葉和歌集、京極派の釈教歌 *テーマは予定です。状況により、変更することがあります。 *2024年4月開講。1年全12講予定。
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『紫式部日記』を楽しむ

- 三村 友希/跡見学園女子大学兼任講師
- 2025/01/24金 〜 2025/03/28金
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円
千年の間、読み継がれてきた『源氏物語』の作者である、紫式部の日記を読みます。この日記を読み解きながら、平安時代を生きた一人の女性作家を知りたいと思います。なかなかに難しく、少し厄介な作品でもありますが、それだけにドラマ性があり、おもしろい作品でもあります。紫式部が生きづらさを感じていたこともうかがえます。藤原道長や中宮彰子についても語られており、王朝の歴史絵巻をほんの少しのぞくことができ、そこには『源氏物語』の作者ならではの捉え方がうかがえるかのようです。『源氏物語』の話題も織り交ぜながら、『紫式部日記』の世界を楽しんでいきたいと思っています。(講師・記)※2023年10月開講。各回テーマがありますので、途中受講歓迎。今期終了です。 <各回テーマ> 1月24日 紫式部日記と紫式部集 2月28日 紫式部の生きづらさと源氏物語 3月28日 紫式部の生きた時代
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「今昔物語集」の恋愛譚

- 小峯 和明/立教大学名誉教授
- 2025/01/30木 〜 2025/03/20木
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 10,395円
『今昔物語集』は、いつ、誰が、何のために作ったのか、不明なままで、しかも未完成に終わった大作です。今も多くの謎に包まれていますが、その世界は人間の生きる、あらゆる生態をあますところなく描いており、興味はつきません。この講座では、『今昔物語集』の巻30「本朝付雑事」を中心に、男女の恋愛、出会いと別れを描いた説話の数々を読み解いていきたいと思います。仏教で言う「愛別離苦」も『今昔物語集』の追究すべき重要な課題であったようです。愛の諸相を軸にした説話の面白さや魅力を存分に味わっていただければと思います。(講師記) ★途中受講大歓迎です!
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鴨長明『発心集』を読む

- 伊東 玉美/白百合女子大学教授
- 2025/02/07金 〜 2025/06/06金
- 10:30〜12:00
- 全5回
- 会員 17,325円
『方丈記』の作者として有名な鴨長明は、下鴨神社の神官の家系に生まれ、和歌・音楽に秀でた「文化人」として、平安時代末から鎌倉時代初頭にかけて活躍しましたが、劇的な出家遁世をした彼には、歌論書『無名抄』に加え、『発心集』という、仏教説話集の著作がありました。 建暦二年(1212)成立の『方丈記』との先後関係は不明ですが、おそらく『発心集』は、『方丈記』の後を受けて成立したのではないかと考えられています。長明が『方丈記』の先に見たものは何であったのか、当時の宗教世界にも注目しながら、ゆっくり読んで参ります。(講師・記)全10回予定 【前期・各回予定】 (1)『発心集』の序文 『発心集』の序文では、『方丈記』末尾で凝視された「心」について、より詳しく探求されています。また、以下この仏教説話集を、異例の方針で記していくことが宣言されています。『発心集』の作品世界に足を踏み入れるに当たって、まず長明のこの「宣言」の中身について、確認しておきましょう。 (2)出家遁世する人々 その一 全八巻構成の『発心集』第一の冒頭には、遁世者の先達として名高い玄敏(玄賓)僧都が登場します。『発心集』の柱の一つを成す「遁世者」の群像を、たどります。 (3)出家遁世する人々 その二 前回に引き続き様々な出家の物語を読みます。また、遁世を志す人々はいろいろな執着を捨て去るために俗世を離れようとしましたが、中には、自ら悪人を演じる「偽悪」というやり方をとる人々さえありました。彼らの激しい生き様を見てみましょう。 (4)魔との戦い 「極楽往生」を目指すには、心静かに死を迎える「臨終正念」が必要条件だと考えられていましたが、それを妨げようと、いろいろな「魔」がはびこっていました。臨終正念を願う人々と魔との戦いのありさまを見てみます。 (5)極楽往生のための善行 室町時代までの日本に於いて、極楽往生は奇跡と考えられていました。それを実現した希有な人々の「行徳」「善行」を、当時の人々と同じ目線に立って見てみましょう。 【後期・各回予定】※後期の受付は、5月下旬〜予定 (6)様々な修行法 その一 極楽を目指す修行法は実に様々であったことを、『発心集』の説話を通して見てみます。中でもイメージトレーニングである「観法」について学びましょう。 (7)様々な修行法 その二 長明は、和歌を詠むなどの「数寄」(芸術三昧)が仏道修行になるとの立場に立っていた一人でした。現代人にとっては時に理解しにくい各種の修行法に対する、長明の立場を探ります。 (8)『発心集』のリアリティー 『発心集』の魅力の一つは、細やかな人情から人生の激動までをとらえる、迫真の描写にあります。重病の友人と家族の様子、旅する琵琶法師へのインタビュー、そして洪水から生還した人の体験談などを見てみましょう。 (9)神とのかかわり 『発心集』の後半には、「神」をめぐる説話の数が明らかに増えてきます。『発心集』内部および当時の神仏習合の考え方に於ける、これらの説話の位置づけを考えてみます。 (10)『発心集』の跋文 全体に読みやすい文章の『発心集』にあって、跋文は、中世人の持っていた神仏にまつわる知識を背景に置かなければ、少々難解な文章です。『方丈記』と跋文との共通点にも目配りしながら、『発心集』全体の成立の謎に迫ります。
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キリシタン・バテレン 南蛮幻想
西洋から来た人々と異文化

- 小峯 和明/立教大学名誉教授
- 2025/03/20木
- 13:00〜14:30
- 全1回
- 会員 3,465円 / 一般 4,565円
21世紀を迎え、ますます海外との交流が盛んになり、異文化と接触する機会が増えていますが、飛行機もない過去の時代の異文化交流はどのようであったでしょうか。しかも、実際の交流をふまえつつも、楊貴妃が日本に来たとか、菅原道真が天神になって唐に渡ったとか、実際にはあり得ない話がいろいろ作られ、しかもそれらが信じられ、大きな影響を及ぼしてきました。 ここでは、そうした物語を「幻想の東西交流の物語」ととらえ、人々はなぜそのような架空の物語を必要としたのか、その意義を明らかにしたいと思います。今回は16世紀、大航海時代の波に乗って西洋から来たキリシタンの人々と西洋文化をめぐって、キリシタンやバテレンをめぐる南蛮幻想の物語について読み解いてみたいと思います。 (講師記)
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芭蕉の血肉
『おくのほそ道』の豊かさ

- 浅生田 圭史/「古志」元編集長
- 2025/03/31月
- 10:30〜12:00
- 全1回
- 会員 3,465円 / 一般 4,565円
これまで、「『おくのほそ道』という作品には何が書いてあるか」、この問いへの答えを探して『おくのほそ道』を読んできました。それは、作品の骨髄を求める読み方であったと言ってもよいでしょう。しかしながら、このような読み方は、骨髄をあらわにする一方で、血肉をそぎ落とし、作品のふくよかな全身を痩せさせるものでもあります。「『おくのほそ道』には何が書いてあるか」を解き明かしても、依然『おくのほそ道』は『おくのほそ道』として、そのふくよかな全身を、私たちの目の前に横たえているのです。今回の講座は、この『おくのほそ道』の豊かさに焦点を当てます。具体的には、作品の血肉となっているもの、たとえば、西行などの和歌、李白・杜甫などの中国の詩、伊勢物語、源氏物語などの文学、荘子などの思想、そして仏教、神道。これらがどのように肉付けされて『おくのほそ道』という全身をかたち作っているか、それを見ていきたいと思います。 『おくのほそ道』の豊かさを実感していただくことが一番の願いです。(講師記) ※基本テキストはありません。資料はこちらで用意します。 ※4月期開講予定の「『おくのほそ道』の宇宙に遊ぶ」のガイド講座も兼ねています。
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「うつほ物語」 物語の原点を見つめる

- 三田村 雅子/フェリス女学院大学名誉教授
- 2025/04/01火 〜 2025/06/17火
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 22,770円
「源氏物語」が書かれる直前、「枕草子」の成立とも重なる時代に成立した「うつほ物語」は、平安時代の物語として初めて登場した長編物語です。その複雑な構造と多岐にわたる登場人物、空間描写、人物描写、物質描写の細緻かつ周到な叙述によって特徴づけられる作品と言っていいでしょう。ありえないような理想世界の構築と、限りなく愚直な叙述によって作られていく物語世界を丁寧に味わうことによって、「源氏物語」が書かれたことが単なる奇跡ではなく、「うつほ物語」の積み重ねと延長線上に可能となっていったことを改めて確認してみたい。(講師・記)※2024年4月開講。 今期は「祭の使」巻からを予定しています。 ※テキストは、各自ご購入ください。 ★「新版 うつほ物語 二 現代語訳付き(訳注 室城秀之)」角川ソフィア文庫
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「うつほ物語」―物語の原点を見つめる 1日体験

- 三田村 雅子/フェリス女学院大学名誉教授
- 2025/04/01火
- 10:30〜12:00
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 3,795円
「源氏物語」が書かれる直前、「枕草子」の成立とも重なる時代に成立した「うつほ物語」は、平安時代の物語として初めて登場した長編物語です。その複雑な構造と多岐にわたる登場人物、空間描写、人物描写、物質描写の細緻かつ周到な叙述によって特徴づけられる作品と言っていいでしょう。ありえないような理想世界の構築と、限りなく愚直な叙述によって作られていく物語世界を丁寧に味わうことによって、「源氏物語」が書かれたことが単なる奇跡ではなく、「うつほ物語」の積み重ねと延長線上に可能となっていったことを改めて確認してみたい。(講師・記)※2024年4月開講。 今期は「祭の使」巻からを予定しています。 ★常設講座『うつほ物語』の1日体験講座です。
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「今昔物語集」の最終巻を読む
「雑」の世界

- 小峯 和明/立教大学名誉教授
- 2025/04/03木 〜 2025/06/05木
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,385円
『今昔物語集』は、いつ、誰が、何のために作ったのか、不明なままで、しかも未完成に終わった大作です。今も多くの謎に包まれていますが、その世界は人間の生きる、あらゆる生態をあますところなく描いており、興味はつきません。 この講座では、『今昔物語集』の最終巻の巻31「本朝付雑事」を中心に、かぐや姫と似た話や知らない島への漂着、夫婦が同じ夢を見る話など他の巻の主題にあわなかった多種多彩な説話が目白押しです。本巻で『今昔物語集』も終局を迎えますが、文字通り「雑」の世界の説話の面白さや魅力を存分に味わっていただければと思います。(講師記)
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「今昔物語集」の最終話を読む 1日体験
切り倒された巨樹

- 小峯 和明/立教大学名誉教授
- 2025/04/03木
- 10:30〜12:00
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 4,895円
『今昔物語集』は、いつ、誰が、何のために作ったのか、不明なままで、しかも未完成に終わった大作です。今も多くの謎に包まれていますが、その世界は人間の生きる、あらゆる生態をあますところなく描いており、興味はつきません。 この講座では、『今昔物語集』の巻31「本朝付雑事」の文字通り最後の話である、切り倒された巨樹の話が持つ意味をあえて巻の最初に読み解いてみたいと思います。あわせて「雑」の世界から説話の面白さや魅力を存分に味わっていただければと思います。 (講師記) ★『今昔物語集』の最終巻を読む 「雑」の世界 の1日体験講座です。
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「おくのほそ道」の宇宙に遊ぶ
散りばめられた古典文学 古今集・源氏物語・徒然草・平家物語・謡曲・漢詩など

- 浅生田 圭史/「古志」元編集長
- 2025/04/04金 〜 2025/09/05金
- 13:30〜15:00
- 全6回
- 会員 22,770円
江戸幕府が開かれ天下泰平の世の中となりました。人々はこぞって娯楽や教養を求め、それまで写本でしか伝わらなかった多くの古典文学が、木版印刷により、市中に大量に供給されるようになりました。芭蕉が生まれた、寛永21年(1644年)は、まさにこのような時代です。そこには、古今集等の和歌集、源氏物語等の小説、徒然草等の随筆、平家物語等の軍記物、謡曲、海外は李白・杜甫等の漢詩など、さまざまな古典を手にできる環境がありました。知識欲が旺盛な芭蕉は、これらの古典を次々と自分の血肉にし、芭蕉自身を形成して行ったのでしょう、芭蕉のどの作品にも、おのずと、これら古典が息づいています。特に、代表作『おくのほそ道』は、「古典の小宇宙」といった感があります。 今回はこの『おくのほそ道』をベースに、この作品に散りばめられている、さまざまな古典に焦点を当てます。『おくのほそ道』という宇宙空間を立体的に楽しんでいただきたいと思います。そのうえで、多くの古典文学を一身に集めたような、芭蕉という人物を実感していただければ幸いです。(講師記) ★今期開講。1年12講で学びます。 ※一年間の講座となります。毎回、あらすじを現代語にしてお伝えしますので、『おくのほそ道』を読んだことのない方にもご参加いただけます。 ※岩波文庫(萩原恭男校注)『おくのほそ道』を一応の基本テキストとしますが、他社のものでも問題ありません。 【カリキュラム(予定)】4月期:序章〜須賀川 7月期:あさか山〜松島 10月期:石の巻〜象潟 1月期:越後路〜大垣
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- 2025春クーポン対象
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「源氏物語」の世界
松風巻

- 竹内 正彦/国学院大学教授
- 2025/04/07月 〜 2025/06/30月
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 22,770円
「源氏物語」は世界に誇る日本古典文学のひとつです。登場人物はおよそ450名。4代の帝の御代、70余年にわたる期間の出来事とその世界に生きる人間たちの心の奥底を、精緻な筆致によって描き切ったこの作品は、まさに物語文学の最高峰といえます。「源氏物語」は、今からおよそ千年前の平安時代に書かれた作品ですが、けっして過去の遺物などではありません。現代のわたしたちの胸にも突き刺さる生きた文学であり、しかもその世界は読むほどに深みを増していくものとなっています。 本講座では、「源氏物語」を原文で丹念に読み込みながら、この物語の世界の魅力を味わっていきます。「源氏物語」を原文で読み込んでいくためには、古語や歴史的背景などについての知識が必要となってきますが、本講座ではそれらについても丁寧に説明することによって、平安時代の文化や歴史についての関心もひろげていきたいと思います。「源氏物語」にはじめてふれる方や「源氏物語」を読み直そうとお考えの方はもちろん、古典文学に親しんでみようとお思いの方のご参加もお待ちしております。 今期は「松風」巻から読み進めます。(講師・記) ※2018年4月開講 <各回テーマ(予定)> 第1回 「松風」巻のはじまり 第2回 明石一行の上京 第3回 明石の別れ 第4回 光源氏の大堰訪問 第5回 大堰の贈答 第6回 桂の饗宴
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「源氏物語」の世界 1日体験

- 竹内 正彦/国学院大学教授
- 2025/04/07月
- 10:30〜12:00
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 3,795円
受講したいけれど途中からでははいりにくいと思われている方や初めて講読講座を受講するかたのための体験講座。作品の進度や講読のしかた、クラスの雰囲気など確認していただけます。どうぞお気軽にご参加ください。 テーマに沿ってお話しします。 「源氏物語」は世界に誇る日本古典文学のひとつです。登場人物はおよそ450名。4代の帝の御代、70余年にわたる期間の出来事とその世界に生きる人間たちの心の奥底を、精緻な筆致によって描き切ったこの作品は、まさに物語文学の最高峰といえます。「源氏物語」は、今からおよそ千年前の平安時代に書かれた作品ですが、けっして過去の遺物などではありません。現代のわたしたちの胸にも突き刺さる生きた文学であり、しかもその世界は読むほどに深みを増していくものとなっています。 本講座では、「源氏物語」を原文で丹念に読み込みながら、この物語の世界の魅力を味わっていきます。「源氏物語」を原文で読み込んでいくためには、古語や歴史的背景などについての知識が必要となってきますが、本講座ではそれらについても丁寧に説明することによって、平安時代の文化や歴史についての関心もひろげていきたいと思います。「源氏物語」にはじめてふれる方や「源氏物語」を読み直そうとお考えの方はもちろん、古典文学に親しんでみようとお思いの方のご参加もお待ちしております。 今期は「松風」巻から読み進めます。(講師・記) ※2018年4月開講 <初回のテーマ> 「松風」巻のはじまり
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