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横浜 歴史・日本の歴史(中世〜近世)
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43講座中 1〜20件を表示 

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鎌倉幕府の将軍・御家人たちと寺院・神社

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  • 今井 雅晴/筑波大学名誉教授
  • 2024/10/03 〜 2024/12/19
  • 13:00〜14:30
  • 全6回
  • 会員 20,790円
  • 鎌倉幕府の将軍や御家人の武士たちは、寺院や神社をとても尊重しました。それは軍事上の防壁になり、精神的な支えにもなるからです。さらに治病・安産・田畑の虫追いなどの日常的な生活の助けになるとも考えていたからです。さらに武士一族として重要なのは、寺院の法要・神社の祭りで一族を集合させることが一族の団結に役立つ、ということでした。このため、将軍や御家人たちは縁の深い寺院・神社を大切にし、また新たに建立したのです。本講座では鎌倉時代初期の将軍・御家人と相模国を中心とする寺院・神社について見ていきます。(講師記) ★2024年1月期開講。今期終了   <今期カリキュラム(予定)>   和田義盛と浄楽寺       義盛は南都仏師を招いて阿弥陀三尊を造立した。   和田義盛と正行寺       義盛は木曽出身の妻・仏御前の菩提を弔った。   源実朝と船玉神社       実朝は南宋へ渡る大船を作らせたが、沈んだ。   宇都宮頼綱と二荒山神社(下野国一ノ宮) 頼綱は軍事・信仰・和歌の武将。   北条泰時と常楽寺       泰時は北条本家の新領地に心の拠り所の寺建立。    金沢実時と称名寺       実時は鎌倉の東の守りと文化行政を任され建立。   <年間カリキュラム(予定)> <1月期テーマ(予定)>   源頼朝と伊豆山権現(神社) 頼朝は挙兵の折に妻を預け、のち西の防壁として尊重。   源頼朝と箱根権現(神社) 頼朝は西・西北地方への広く険しい防壁として尊重。   源頼朝と鶴岡八幡宮寺 頼朝は源氏の氏神、また居館の西の守りとして尊重。   源頼朝と荏柄天神社 頼朝は居館の東の守りで菅原道真の天神社を盛りたてた。   源頼朝と勝長寿院(大御堂) 頼朝は父の墓所、また氏寺として阿弥陀仏の寺を建立。 <4月期テーマ(予定)>   源頼朝と永福寺(二階堂)⑴  頼朝は奥州征伐で、「二階堂」に感動した。   源頼朝と永福寺(二階堂)⑵  頼朝と妻の政子は願いを込めた仏堂を建立。   北条時政と願成就院(伊豆国)⑴  時政は奥州征伐勝利のため故郷に建立。   北条時政と願成就院(伊豆国)⑵  時政は頼朝の奈良仏師の招きに倣った。   北条時政と三島大社(伊豆国一ノ宮) 時政は伊豆国の精神的支配を狙った。   北条政子と寿福寺       政子は娘三幡の病気回復に栄西を頼った。 <7月期テーマ(予定)>     源頼家と建仁寺        頼家は栄西を後援、その京都進出を助けた。   源頼家と修禅寺(伊豆国)   頼家は修禅寺に流され、時政に暗殺された。   比企能本と妙本寺       比企能員全滅、残った息子が妙本寺を建立。   北条義時と大倉薬師堂⑴    義時は幕府所在地に薬師信仰の寺を建立。    北条義時と大倉薬師堂⑵    義時は薬師守護の十二神将、特に戌神を尊重。   北条義時と北条寺(伊豆国)  義時の故郷の江間に夫婦の墓所が設けられた。 <10月期テーマ(予定)>     和田義盛と浄楽寺       義盛は南都仏師を招いて阿弥陀三尊を造立した。   和田義盛と正行寺       義盛は木曽出身の妻・仏御前の菩提を弔った。   源実朝と船玉神社       実朝は南宋へ渡る大船を作らせたが、沈んだ。   宇都宮頼綱と二荒山神社(下野国一ノ宮) 頼綱は軍事・信仰・和歌の武将。   北条泰時と常楽寺       泰時は北条本家の新領地に心の拠り所の寺建立。    金沢実時と称名寺       実時は鎌倉の東の守りと文化行政を任され建立。

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吾妻鏡を読む

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  • 清水 由美子/中央大学兼任講師
  • 2024/10/03 〜 2024/12/19
  • 15:00〜16:30
  • 全7回
  • 会員 24,255円
  •  『吾妻鏡』を読み進める講座です。同書は鎌倉幕府とその時代の歴史を知る根幹資料です。九条兼実や藤原定家などの公家の日記などがその編纂材料となっていますが、幕府や北条氏の立場での記述が多く、単なる編年体の日次記事としてではなく、行間の陰影や背後の事情を読み取っていく必要があり、それが面白さにつながります。同時代の史料や文学作品にも広く目を配り、人物の関係も丁寧に押さえながらじっくりと読んでいきます。 今期は建久二年(一一九一)の一月からの記事を読みます。政権掌握後はじめての上洛、そこでの後白河院らとの会談など大仕事を終えた頼朝は、鎌倉での穏やかな日々の中、幕府の機構の整備に着手しますが、春には鎌倉の町を大火が襲います。また、佐々木定綱が延暦寺と対立し、衝突するという事件も起こり、頼朝はその処理にも追われることとなります。一方、幕府の体制は着実に堅固なものとなり、頼朝の権力は揺るぎないものになっていきます。そうした頼朝の鎌倉帰還後の日々を追ってみましょう。 1、建久二年一月二十三日〜二月二十一日 新年の二所詣と幕府の機構の整備 2、建久二年三月三日〜四月三十日  鎌倉の大火と、佐々木定綱と延暦寺の対立 3、建久二年五月一日〜五月三日  佐々木定綱事件をめぐる頼朝の訴え 4、建久二年五月八日〜五月二十日 佐々木定綱らに対する後白河院の裁定 5、建久二年六月七日〜七月二十八日  一条能保の娘と九条兼実の息の結婚 6、建久二年八月一日〜八月二十七日  大庭景能の語る保元の乱でのできごと 7、建久二年九月一三日〜十月二十五日 大姫の発病

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奥州の中世
東北の争乱と奥州合戦

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  • 関 幸彦/前日本大学教授
  • 2024/10/08 〜 2024/12/10
  • 10:30〜12:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円
  • 奥州平泉の権力の前後に射程を据え、日本国の地域性を加味しつつ、話を展開します。安倍一族の前九年合戦〜清原一族の後三年合戦〜奥州藤原氏の奥州合戦、更に奥州合戦以後鎌倉体制に至る流れにも言及します。奥州の名族たちの興亡の流れをゆっくりと眺めたいと思います。(講師期) 2024年4月開講。 <今期のカリキュラム(予定)> 10月 奥州合戦と戦後処理/11月 関東武士たちの東北移住 その@/12月 関東武士たちの東北移住 そのA ★講師都合で日程が変更になる場合がございます。ご了承ください。

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熊野信仰を考える
「紀伊山地の霊場と参詣道」世界文化遺産登録20周年

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  • 山田 雄司/三重大学教授
  • 2024/10/08 〜 2024/12/10
  • 13:00〜14:30
  • 全3回
  • 会員 10,395円
  • 2004年ユネスコの世界遺産として「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録され、今年20周年を迎えます。世界遺産は、「熊野三山」「高野山」「吉野・大峯」の3つの霊場と、そこへ続く参詣道から構成され、紀伊半島の広い地域にわたっています。本講座では、その中から熊野三山とそれをつなぐ道について考えていきます。前近代の熊野という地域はどのような場所で、なぜ「日本第一大霊験所」と呼ばれるような信仰を集めたのか、熊野を見ることによって、日本人の信仰の多様性を探っていきます。(講師・記) ★2024年4月期開講。1年12講で学びます。 【年間カリキュラム(予定)】 2024年4〜6月期テーマ  1 熊野の地理と神話 2 熊野の海 3 那智の滝 2024年7〜9月期テーマ  4 熊野三山 5 熊野詣 6 補陀落渡海 2024年10〜12月期テーマ 7 一遍と熊野 8 小栗判官の世界 9 女性と熊野 2025年1〜3月期テーマ  10 那智参詣曼荼羅 11 熊野観心十界曼荼羅 12 熊野信仰の展開

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古文書塾て・ら・こ・や
〜学びのテーマは忠臣蔵〜

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  • 菅野 俊輔/歴史家
  • 2024/10/08 〜 2024/12/10
  • 15:30〜17:30
  • 全3回
  • 会員 10,395円
  • テキストは、講師所蔵『赤穂日記』で、元禄14(1701)年3月14日に起こった江戸城本丸松の廊下での播州赤穂藩主浅野内匠頭の吉良上野介に対する刃傷事件に始まり、翌元禄15(1702)年12月14日に元赤穂藩家老大石内蔵助良雄を盟主とする赤穂四十七士が本所吉良邸に討ち入り、亡君の本望をとげる一件の新出史料です。 江戸のくずし字古文書の学びとして、漢字に、力点をおいて、入門・初心のかたを対象として説明してまいりますので、学びのモットーは「ゆっくりと、ていねいに、しっかりと」毎回1〜2枚のテキストを読みます。 なお、しまい・きょうだい講座の第4週ではかなの学びが中心となります。 *2024年4月開講。 画像説明:テキスト『赤穂日記』全4冊

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太平記を読む
南北朝内乱の実態

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  • 角田 朋彦/京都芸術大学非常勤講師
  • 2024/10/10 〜 2024/12/26
  • 13:00〜14:30
  • 全6回
  • 会員 20,790円
  •  『太平記』は後醍醐天皇の即位から足利義満の登場までをダイナミックに描いた軍記物語です。鎌倉幕府の滅亡に至る様子や建武の新政の混乱ぶり、その後の南北両朝の対立や武士同士の争いなどを同時代人の目で活写したものになります。物語なので誇張や事実誤認とされるところもありますが、当該期の政治や社会・文化などさまざまなことを知ることができます。史実や関連する古文書、日記などにも目を配りながら、40巻という大部な物語を読み進めていきましょう。今クールは巻13から読み進めていきます。建武新政も次第に綻びが見え始め、新政に対する不満からか各地で北条残党による反乱も見られるようになります。そして、ついには最大の反乱である中先代の乱が引き起こされます。その過程を学んでいきましょう。(講師・記) (※進度は予定と多少前後する場合があります)

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「平家物語」の世界

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  • 伊藤 悦子/中世文学研究会会員
  • 2024/10/11 〜 2024/12/27
  • 13:00〜14:30
  • 全6回
  • 会員 20,790円
  • 『平家物語』は、平家一門の栄枯盛衰を通じて、貴族社会から武家社会へと移り変わる激動の時代を描いた軍記物語です。この講座では、全十二巻のうち主要な章段を中心に、物語の流れに沿ってじっくりと読んでいきます。地図や画像等も使ってビギナーの方にも分かりやすく解説します。途中からの受講も問題ありません。日本が誇る一大叙事詩『平家物語』をご一緒に味読しましょう。今期は巻八「征夷将軍院宣」から巻九「樋口被斬」まで鑑賞します。(講師・記)2023年7月開講。 〈10月期各回予定〉 巻八「征夷将軍院宣」「猫間」−鎌倉の頼朝・都の義仲− 巻八「水島合戦」「瀬尾最期」−西国の戦い− 巻八「鼓判官」「法住寺合戦」−ヲコの者達− 巻九「生ズキノ沙汰」「宇治川先陣」−いけづき・摺墨− 巻九「木曾最期」−木曽の落日− 巻九「樋口被斬」−兼光の最期と源氏の落人伝承−

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1年で学ぶ「太平記」の世界

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  • 角田 朋彦/京都芸術大学非常勤講師
  • 2024/10/12 〜 2024/12/14
  • 15:30〜17:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  • 『太平記』は後醍醐天皇の即位(1318年)から足利義満の登場(1368年)までの50年間をダイナミックに描いた軍記物語です。鎌倉幕府の滅亡に至る様子や建武の新政の混乱ぶり、その後の南北両朝の対立や武士同士の争いなどを同時代人の目で活写したものになります。物語なので誇張や事実誤認とされるところもありますが、当該期の政治や社会・文化などさまざまなことを知ることができます。40巻という大部なものになりますので、本講座では著名な人物や事件を取り上げます。その中で『太平記』の世界に触れてみましょう。(講師・記)※2024年4月開講。1年で学びます。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。 <カリキュラム(予定)> 【第1期】2024年4月〜6月終了 1 『太平記』という軍記物語 2 後醍醐天皇の登場と倒幕の密儀 3 北条氏と鎌倉の政治 【第2期】2024年7月〜9月終了 4 楠木正成の登場と千早城合戦 5 鎌倉幕府の滅亡 6 建武新政と足利尊氏の離叛 【第3期】今期:2024年10月〜12月 7 楠木正成と湊川合戦 8 足利政権の成立と後醍醐天皇の崩御 9 新田義貞の奮戦と討死 【第4期】2025年1月〜3月 10 観応の擾乱と高師直・足利直義の死 11 足利尊氏の死による世代交代 12 中夏無為の代〜太平記が望んだもの

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「明月記」を味わう
藤原定家の生涯

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  • 尾上 陽介/東京大学史料編纂所教授
  • 遠藤 珠紀/東京大学史料編纂所准教授
  • 2024/10/12 〜 2024/12/14
  • 13:00〜14:30
  • 全3回
  • 会員 10,725円
  • ■[お知らせ] 本講座は、2024年4月期より、尾上陽介先⽣(東京⼤学史料編纂所教授)と、遠藤珠紀先⽣(東京⼤学史料編纂所准教授)のお⼆⽅で進⾏いたします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   『明月記』は歌人として著名な藤原定家(1162〜1241)が、平安から鎌倉へ時代が激動するなかで六十年余りにわたって書き続けた日記です。定家は優れた古典学者でもあり、なにより朝廷や院に出仕する官僚でもありました。そのため日記には当時の政治や文化に関わるさまざまな記事が見え、折々の感情も生々しく記しています。本講座では『明月記』全体の概要を示した後、年代順に興味深い記事を抜粋して読み進め、定家の生涯をたどります。 (尾上陽介・記) ※2023年10月開講・途中受講歓も迎です ■10月12日 : 明月記と鎌倉1 和田合戦 (尾上陽介先生) ■11月 9日 : 明月記と鎌倉2 『明月記』と『吾妻鏡』 (遠藤珠紀先生) ■12月14日 : 明月記と鎌倉3  北条政子死去 (遠藤珠紀先生) 

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江戸と江戸城
平安時代から家康の建設へ

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  • 齋藤 慎一/江戸東京博物館学芸員
  • 2024/10/12 〜 2024/12/14
  • 15:30〜17:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  •  東京を築き上げた人物として忘れることができない人物の一人に徳川家康がいます。通説として語られている家康が入城した当時の江戸は、とりわけの寒村だったということでした。ところがこの通説、近年では大きく見直されています。一説には関東平野の重要な町場だったと語る研究者がいるほどです。また江戸城は現在の千代田区全域+αとされていますが、戦国時代の江戸がそんなに広いはずもありません。では実際のところ、家康を迎えた江戸はどのような場・空間であったのでしょうか。 大江戸八百八町と呼ばれる本格的な都市江戸が成立する以前、つまり家康とその子徳川秀忠の頃までの江戸や江戸城の様子を考えてみたいと思います。私たちが暮らす東京の昔、いかに江戸の空間が拡大してきたのか、地図を片手に歩くように一緒に考えてみましょう。 いよいよ徳川家康の時代となります。ですが現在の江戸城は大半が二代徳川秀忠・三代将軍徳川家光の頃に改修されています。今に残された遺構などから家康の頃の江戸城を垣間見たいと思います。 (各回の予定) 10/12:豊臣期徳川領国の城−箕輪城  豊臣大名徳川家であった時代の徳川領国の城館である箕輪城を紹介します。箕輪城は、1590年代に徳川家重臣の井伊直政が拠点として大改修を行い、1598年に高崎城へと移転し、廃城となりました。豊臣期の関東に、徳川家がどのような城を築いたかを今に伝えています。 11/9:「慶長江戸図」の空間−関ヶ原合戦後の様相−  征夷大将軍就任以後、江戸城がどのように変わったのでしょうか。その様相を「慶長江戸図」を読み解いて考えてみたいと思います。 12/14:遺構から考える江戸城 現状の江戸城の遺構を観察すると、慶長期の石垣が残されているところがあることがわかります。また近年の発掘調査で出土した石垣もあります。このような遺構から徳川家康・秀忠期の状況を考えます。

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貴族の和歌に込めた思い
平安時代から鎌倉時代にかけて

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  • 今井 雅晴/筑波大学名誉教授
  • 2024/10/14 〜 2024/12/09
  • 13:30〜15:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円
  •  平安時代から鎌倉時代にかけて、華やかに、また活力をもって生きていたように見える貴族たち。しかし実際のところ、彼らは何を思って毎日を過ごしていたのでしょうか。またいろいろな課題にどのような心で対応していたのでしょうか。知りたいものです。ところが、それらのことを書き記した記録はほとんどありません。そこで本講座では和歌に注目しました。和歌の上手・下手ではなく、そこに込められた彼らの思いを探っていくのです。和歌に基づく歴史の研究、ということでもあります。(講師記) ★2024年1月期開講。今期終了。 【今期カリキュラム(予定)】 土御門通親  九条兼実を追い落とした大政治家 慈円       兼実の弟・『愚管抄』の著者。幼いころ死に別れた母・父を慕う 藤原俊成の娘 複雑な家庭ながら後鳥羽上皇に和歌を見出された 【年間カリキュラム(予定)】  <1月〜3月テーマ> 菅原道眞  政界に意欲を持って失敗した大学者であり歌人 藤原道長  「満月の和歌」の意味が見直される大政治家 紫式部   『源氏物語』の著者。道長との恋愛の和歌 <4〜6月テーマ> 清少納言 『枕草子』に平安文化と貧乏生活  白河上皇 貴族に気を配り院政開始の意欲的な上皇 崇徳天皇 弟後白河天皇に負けて四国に流された <7〜9月テーマ> 平忠度    清盛の弟で戦死、文武に優れたと惜しまれた 源頼政    和歌のみ得意で、武官の能力はなかった 式子内親王  後白河天皇の皇女。新古今集の情熱の歌人 <10〜12月> 土御門通親  九条兼実を追い落とした大政治家 慈円       兼実の弟・『愚管抄』の著者。幼いころ死に別れた母・父を慕う 藤原俊成の娘 複雑な家庭ながら後鳥羽上皇に和歌を見出された

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古文書入門 
読むためのコツを学ぶ

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  • 下重 清/歴史研究家
  • 2024/10/14 〜 2024/12/23
  • 10:30〜12:30
  • 全6回
  • 会員 20,790円
  •  江戸時代に書かれた古文書も、かなと漢字を用いて書かれている点では、日常的に使っている現在の文章と同じです。江戸時代の人びとにとって当たり前であった文章を書くに際してのルールや当時の社会の仕組みなど、読むための基礎的なコツを身につければ、読解力は必ずアップします。じつは、古文書を学ぶということは江戸時代を学ぶことでもあります。  今回は嘉永6年に起きた小田原地震の古文書を読んでいきます。この年ペリーが来航して小田原藩は海防に大わらわしますが、その半年前の災害記録です(講師記)

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「源平盛衰記」の歴史学
もう一つの源平争乱、虚構と真実の行方

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  • 関 幸彦/前日本大学教授
  • 2024/10/17 〜 2024/12/19
  • 10:30〜12:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円
  • もう一つの「平家物語」がテーマです。歴史学から読み解く内乱史、武士、貴族、女房、僧侶たちのドラマを史料を座右にゆっくりとていねいに話して行きます。今回は『剣の巻』を終わり、いよいよ平家一門が登場する場面から。お馴染みの『祇園精舎』から始まり平家全盛への大局を眺めます。盛衰記ならではの肉付けけがなされている。説話・伝説が仕込まれた軍記の奥行きを楽しみましょう。(講師記) 2023年4月期開講。 <今期のカリキュラム(予定)> 10月➀ 以仁王の挙兵/10月A 東国情勢と関東武士団/12月 頼朝と義仲の挙兵

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古文書塾て・ら・こ・や
〜学びのテーマは江戸の旅日記〜

菅野俊輔 古文書塾てらこや「旅日記」2407 (3-1).jpg
  • 菅野 俊輔/歴史家
  • 2024/10/22 〜 2024/12/24
  • 15:30〜17:30
  • 全3回
  • 会員 10,395円
  • 古文書にチャレンジのかた大歓迎です。くずし字は「習うより慣れろ」で、同時に、資料で江戸時代の旅を追体験してください!テキストは、女性の記録『東路日記』で、漢字より、仮名が多い資料です。「ゆっくりと、ていねいに、しっかりと」毎回1〜2枚を読み進めます。 書き手の小田宅子(いえこ)さんは、筑前(福岡県)の商家に生まれ、婿養子を迎えて商いに励み、53歳の天保12(1841)年閏正月16日に仲間と旅に出ました。10〜12月は中山道の旅となる予定です。(講師・記) *2023年10月開講。 画像説明:十返舎一九『金草鞋』より、女性2人の旅姿。  

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河川にみる横浜のかたち3 帷子川・大岡川・入江川の水系を中心に
横浜を知るための中世・近世日本と横浜

中区の西側に位置する西区役所に隣接する杉山神社.jpg
  • 曽根 勇二/元横浜市歴史博物館
  • 2024/10/28 〜 2024/12/23
  • 12:00〜13:30
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  •  相模・武蔵両国に跨がる現在の横浜市域は、鎌倉・小田原、さらに江戸にも近いこともあり、早くから様々な形での歴史が育まれてきました。その分、市域には豊かな歴史が数多く残っています。今回も市域を流れる河川という点に焦点をあて、中世から近世への市域の変遷を考えてみます。  中世末の関東地方では、内陸部と海辺を結ぶ手段として河川交通の役割が見出され、川筋に河岸(かし:船着場)が、下流の河口部には湊(みなと)などが形成されます。この結果、東京湾内の海上交通が活発化し、人々の活動範囲は広がり、同時に陸上交通も急速に整備されていきます。こうして山城(やまじろ)に代わり、港湾都市・横浜の前提となる江戸時代の社会が到来します。  いずれも身近な地域の歴史を注視しながら、日本史の大きな流れの中で、市域の河川が果たした役割などを考えてみたいと思います。  今回も、多方面からの視点で「変わる横浜の形」を紹介しますが、市域の一部に関するものだけではなく、関東地方や日本の歴史に話しが及ぶこともあります。古文書・古記録(活字)や地図・絵図を用い、具体的に分かりやすく説明します。(講師・記) 写真:中区の西側に位置する西区役所に隣接する杉山神社ですが、この神社の「西の前」にあるので西前(にしまえ)小学校と言います。なお石崎川は帷子川水系の河川です。 <各回のテーマ> 第1回 石崎川と戸部村  —横浜・野毛の海を臨む村々を中心に— 第2回 笹下川と笹下地区 —磯子の海を臨む村々を中心に—  第3回 入江川と子安地区 —子安の海を臨む村々を中心に—

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迫る対外的危機と幕府

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  • 藤田 覚/東京大学名誉教授
  • 2024/11/05 〜 2024/12/17
  • 14:00〜15:30
  • 全4回
  • 会員 13,860円 / 一般 18,260円
  •  幕末維新期を展望すると、@民衆、A天皇•朝廷、B対外的危機、この三つの動向を考えることが重要である。この三点は絡み合って国内の政治的対立を激化させ、激しい政治闘争のすえに、明治維新、そして近代天皇制国家の成立へと進んだ。国家と民族の自立を危うくしたBの対外的危機は、決定的に重要と考えられる。対外的危機は、一般的にはペリー来航から語られるが、本講座では、その前提にあたる対外的危機の発生から考えてみたい。(講師・記) <各回テーマ(予定)> 11/5  文化露寇事件と「開国論」 11/19 イギリスとの紛争―フエートン号事件と出島乗っ取り事件 12/3  異国船打払い令 12/17 アヘン戦争の衝撃―戦争情報と海防策

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江戸幕府がつくった日本地図

『日本国中図』(京都大学附属図書館所蔵).jpg
  • 礒永 和貴/神奈川大学特任教授
  • 2024/11/14 〜 2024/12/12
  • 13:00〜14:30
  • 全2回
  • 会員 6,930円 / 一般 9,130円
  • 江戸時代の日本地図といえば、文政4年(1821)に完成した伊能忠敬のつくった「伊能図」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、伊能図をさかのぼることおよそ200年前の寛永10年(1633年)に、江戸幕府は8メートルをこす大型で精巧な日本地図をつくりました。さらに寛永15年、承応年間(1652〜55)、元禄15年(1702)、享保13年(1728年)と何度も日本地図をつくっています。これらの日本地図は完成すると、将軍の居所である江戸城西の丸の紅葉山にある歴代将軍の霊廟のそばにあった将軍専用の施政ための御文庫に収納されました。各日本地図は、きわめて政治的狙いをもって作成され、国土の基本図として機能したのです。 それぞれの日本地図は、どのような内容が描かれているのか?その内容からうかがえる江戸幕府の政治的目的は何か?当時の日本地図に描かれた「日本」という範囲にどのような意味があるのか?江戸幕府がつくった日本地図のなぞ解きに一緒に挑戦しませんか。 <各回のテーマ> ■11/14 三代将軍徳川家光の日本図つくり ■12/12 綱吉、吉宗、伊能忠敬の日本図作り

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『中世怨霊伝』 敗れし者の群像
出版記念講座

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  • 関 幸彦/元日本大学教授
  • 2024/12/19 〜 2024/12/26
  • 13:00〜14:30
  • 全2回
  • 会員 6,930円 / 一般 9,130円
  • 怨霊と化した敗者たち。彼らの群像を辿ることで、通史と異なるアナザーストーリーが見えてきます。もう一つの政変と争乱の怨霊列伝をお届けします。書籍には、人間国宝の能楽師との鼎談も付載しています。 ★本講座は、2024年11月末出版『中世怨霊伝』(教育評論社)出版記念講座です。 .

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古文書からひもとく室町・戦国時代の東国

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  • 阿部 能久/聖学院大学教授
  • 2025/01/06 〜 2025/03/03
  • 13:00〜14:30
  • 全3回
  • 会員 10,395円
  • 源頼朝が鎌倉に幕府を開いたことにより、京都に匹敵する政治的求心力をもつこととなった東国。その求心力は鎌倉幕府滅亡後の室町・戦国期にも、室町幕府将軍と同族である関東公方足利氏を頂点とする関東府によって、引き続き保たれていました。 かつて当該期の東国については、あまり顧みられることがありませんでしたが、近年では研究の飛躍的な進展により、様々な事実やその重要性が明らかにされています。 この講座では、「喜連川文書」等の古文書や、『鎌倉殿中以下年中行事』といった史料を取り上げながら、知られざる室町〜戦国時代の東国の政治状況について、わかりやすく解説します。(講師記) ★2024年10月開講。1年12講で学びます。 【年間テーマ(予定)】 ◆2024年10月期 第1回 鎌倉幕府滅亡と建武新政 第2回 関東府(鎌倉府)の成立 第3回 京・鎌倉の対立 ◆2025年1月期 第4回 関東公方家の断絶と復活 第5回 享徳の乱@―東国における戦国時代の幕開け 第6回 享徳の乱A―太田道灌の活躍と都鄙和睦 ◆2025年4月期 第7回 長享の乱と関東公方家の内紛 第8回 関東公方足利氏と小田原北条氏@ 第9回 関東公方足利氏と小田原北条氏A ◆2025年7月期 第10回 小田原北条氏とその周辺 第11回 戦国大名北条氏の滅亡 第12回 喜連川家の誕生―豊臣政権と東国  

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伊能忠敬の測量隊とそれを支えた人々

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  • 礒永 和貴/神奈川大学特任教授
  • 2025/01/09 〜 2025/01/30
  • 13:00〜14:30
  • 全2回
  • 会員 6,930円 / 一般 9,130円
  • 伊能忠敬は1800年(寛政12)56歳の時に江戸を出発して、1816年(文化13)まで17年をかけ日本全国を測量し続けて73歳で没しました。しかし、日本地図は未完成で忠敬の死は秘され、弟子たちが『大日本沿海輿地全図』を完成します。伊能忠敬の測量は多くの彼の弟子たちや日本各地の測量家によって支えられましたが、あまり評価されていません。測量隊は先手と後手の各5名ほどに分かれ測量をしました。例えば熊本藩では天文方の池部長十郎や弟子たちと交流をしています。また、測量家たちなどから地図を提供してもらいました。本講座では、伊能忠敬の測量隊やそれを支えた人々に焦点をあて、新たな「伊能忠敬像」を皆さんと一緒に考えてみたいと思います。 <各回のテーマ> ■1月9日 伊能忠敬とは何者か? ■1月30日 各地の測量家たちの協力 ・・・・・・・・・・・・・・・

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    • 2025冬クーポン対象