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新講 日本古代史
天武朝の国制改革
- 倉本 一宏/国際日本文化研究センター名誉教授
- 2026/07/25土 〜 2026/10/24土
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,550円
最新の考古学や史料学の成果を取り入れた日本古代史を講じます。 本講座では、原始から中世の始まりまでを対象とします。日本古代において重要となる基礎的なトピックをいくつか取り上げて、研究史を批判的に整理しつつ最新の知見もまじえて論じることとなります。(講師記) ※2016年4月より開講中 <今期のテーマ(予定)> 1. 天武朝の国制改革7 2. 天武朝の国制改革8 3. 天武朝の国制改革9 ※講座はゆっくりとしたペースで進めます。上記テーマから大幅に変動する場合があります。 ※途中からの受講も歓迎です。 <参考テキスト> 『はじめての日本古代史』(倉本一宏・著、ちくまプリマー新書 980円+税) 『日本古典文学全集 日本書紀』(校注・訳/小島憲之・直木孝次郎、西宮一民、蔵中 進、毛利正守、小学館)3巻の最後の巻 ※あくまで参考テキストです。現在は講師作成レジュメとコピーを中心に講義をしています。
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『出雲国風土記』の風景
- 菊地 照夫/法政大学講師
- 2026/10/01木 〜 2026/12/10木
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
『出雲国風土記』は奈良時代の天平5年(733)に完成した地理書で、古代の出雲国(現在の島根県東部)の各地に伝わる神話・伝承や国庁・郡家・官道などの行政施設、神社・寺院などの宗教施設、当時の地形や動植物の記録など多くの情報を記述しており、今日においてもその景観や施設の痕跡は、当地の各所に残されています。この講座では『出雲国風土記』を読みながら、そこに内在する諸問題を読み解いていきたいと思います。(講師記) ### 各回テーマ(予定) 1 国引き神話を読む 2 出雲の熊野大社と紀伊の熊野大社 3 出雲の玉作りと忌部神戸
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桓武天皇とその時代
- 遠山 美都男/学習院大学講師
- 2026/10/03土 〜 2026/12/26土
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 23,100円
桓武天皇(山部親王)は平安時代を開いた偉大なる天皇としてあまりにも有名です。しかし、桓武は平城京を都とした最後の天皇、すなわち奈良時代最後の天皇でもありました。奈良時代と平安時代の交に位置する天皇が桓武ということになります。桓武の約25年におよぶ治世は「六国史」の第二と第三、『続日本紀』と『日本後紀』にまたがって記述されており、本講座では両書を中心に関連する史料・資料を読み解き、奈良時代および平安時代がいかなる時代であったのかについて掘り下げていきます。 今期は引き続き『日本後紀』の延暦16(797)年以降の講読を進めていきます。桓武天皇、最後の十年を見つめ直しましょう。(講師記) ※講座の進度により、予定の範囲より多少前後する場合があります。
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飛鳥・藤原と上毛野 正八角形墳と朱線使用の謎に迫る
世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」
- 右島 和夫/群馬県文化財保護審議委員
- 2026/10/03土 〜 2026/10/31土
- 10:30〜12:00
- 全2回
- 会員 7,700円 / 一般 9,900円
飛鳥地域とその周辺には、7世紀に造営された正八角形墳がある。桜井市段ノ塚古墳(舒明陵古墳)、明日香村牽牛子塚古墳(斉明稜の可能性)、同天武・持統合葬陵古墳、同中尾山古墳(文武陵の可能性)等であり、天皇陵古墳に特化された墳丘形式と指摘されている。同じ時期の上毛野(かみつけぬ(の))地域(群馬県地域)には、これらと構造・築造技術に共通点の多い八角形墳・三津屋古墳がある。上毛野に存在した理由を考える必要がある。 一方、飛鳥の高松塚・キトラ・マルコ山古墳の発掘調査、石槨詳細調査により使用石材に朱線が引かれていることが確認された。同じ朱線が上毛野地域の前橋市宝塔山古墳、吉岡町南下A・E号墳石室でも確認されている。石材加工の目安、石積みの基準線である。現在までのところ、日本列島全体の中でも朱線は、これら以外見つかっていない。やはり飛鳥と上毛野地域の関係性が興味深い。(講師・記) <各回テーマ> 第1回(10/3) 天皇陵に限られたとされる正八角形墳がなぜ上毛野に 群馬県吉岡町三津屋古墳をめぐって 第2回(10/31)飛鳥高松冢・キトラ古墳と上毛野宝塔山・南下A・E号墳の朱線使用 ◎いま学びたい!世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」関連講座は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WTokushuShosai.do?tokushuId=5912&utm_source=TOP&utm_medium=Slider&utm_campaign=20260729_s1 )
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「日本書紀」のなかの〈食〉
- 吉原 美響/古代文学会会員
- 2026/10/05月 〜 2026/12/07月
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,550円
本講座は食事や食べ物にまつわる話を中心に取上げ、『日本書紀』を読んでいきます。 たとえば、雄略天皇は狩場で新鮮な鱠を作り臣下とともに分け合うことを望み(「雄略紀」二年冬十月条)、蘇我馬子が推古天皇を「上寿」する歌を差し上げたのは酒が振る舞われた宴会の場でありました(「推古紀」二十年春正月条)。このように『日本書紀』において、天皇と臣下とが共に語らう場面が饗宴の場であることは少なくありません。ともに手を携えて天下を治める君臣は同じ場で同じものを飲み食いしたのです。 〈食〉の起源がハイヌウェレ型(殺された女神)神話でもって語られているように、〈食〉は人が生きていくために逃れることのできない宿命的な何かを意識せざるを得ない行為であったといえるのではないでしょうか。更に、そうした人が創りあげる「国家」という機構の問題においても、天皇が統治することを「食(を)す国」といい、君主に仕えて給与を得ることを「禄を食む」と表現するように、〈食〉は重大な意味をもった語であると考えられるでしょう。(講師記) *2026年10月開講。*1年12講。 【各回の講義内容】 ※今期の範囲=◆ ◆第一回:神代紀�@―黄泉国訪問譚から― ◆第二回:神代紀�A―八岐大蛇退治から― ◆第三回:神武天皇東征―狩猟と戦争― 第四回:景行天皇西征―女性と饗宴― 第五回: 覚賀鳥と白蛤―景行天皇紀五十三年冬十月条― 第六回: 応神天皇と酒�@―「皇太后、觴を挙げて太子に寿したまひ」― 第七回: 応神天皇と酒�A―「国樔人、醴酒を以ちて天皇に献りて、歌して曰さく」― 第八回: 闕鶏の氷室―崇神紀六十二年是歳条― 第九回:衣通郎姫の話―允恭紀七年冬十二月条― 第十回:宍人部の貢上―雄略紀二年冬十月条― 第十一回:億計皇子と弘計皇子の発見―顕宗即位前紀― 第十二回:角鹿の塩の呪い―武烈即位前紀―
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女帝持統の王権構想
再検証:王権と列島の古代史Ⅺ
- 荒木 敏夫/専修大学名誉教授
- 2026/10/06火 〜 2026/12/15火
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 23,100円
戦後、日本の古代史研究は、東アジア史の視点、民衆の多様な在り方を問う民衆史の視点が重視され、その後、女性史・ジェンダー史の視点や「天皇制」研究の新たな視点を提供する王権論等々からの史資料・史実の見直し・再検討が重ねられて、今日にいたっています。 本講座は、「日本古代史」の学び直しを考えている方に、近年の王権研究によって、深まりをみせている日本古代史の研究最前線を平易に講義します。 今期は、壬申の乱を勝利した天武大王と鸕野大后(持統)の「乱後」の国家戦略と王権構想が、どのような経緯の中で熟成され、実現していったのかを、持統即位によって実現する持統朝の歴史を、以下のテーマに即して考えてみます。(講師記) ### <各回テーマ(予定)> 1 持統即位前紀―「皇女」鸕野讃良の誕生・婚姻・「立后」 2 持統即位の歴史的意義 3 藤原宮・京と吉野 4 七世紀末期の王位継承−大津皇子と草壁皇子− 5 「飛鳥浄御原令」の頒布(689)と「庚寅年籍」の作成(690) 6 持統の譲位―その決断の歴史的背景― *各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。
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入門・弥生学
12講で身につく弥生文化の基礎知識
- 設楽 博己ほか/東京大学名誉教授
- 2026/10/07水 〜 2026/12/23水
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 22,440円
弥生時代のはじまりは、日本列島において最も大きな歴史的転換の一つでした。中国や朝鮮半島からの影響を背景にしたもので、大陸的な文化要素は弥生文化の骨格をなします。一方、縄文文化もいたるところに継承されています。本講座ではこの点に着目しながら、衣・食・住・まつりといった文化の諸相と、紀元前1世紀〜3世紀の古墳時代前夜における政治状況を整理することによって、弥生時代の文化と社会の歴史を読み解いていきます。弥生文化に興味はあるけれど、その内容をよく知らない方のために、イロハから詳しくお伝えします。縄文時代から弥生時代、そして古墳時代への転換が日本やアジアの歴史にとってどのような意味をもっていたのか思いめぐらすきっかけにしていただければ幸いです。(講師・記) *2026年10月開講。全12講。 *オンラインのみ。教室での開催はありません。 ## 第1部 弥生人の暮らしぶり―衣・食・住− ### 第1回(10月7日) どのようないでたちだったか 人骨やDNAからわかる弥生人の素顔、どのような衣服を着てアクセサリーを身につけていたのか、縄文人や縄文アクセサリーとの違いに触れながらみていきます。 ### 第2回(10月21日) どのようなものを食べていたか 弥生時代といえばコメづくりですが、アワやキビなど雑穀も栽培していました。また、狩猟や漁労の技術も維持しています。縄文文化の生業と比較しつつ、最新の考古データからその特徴をみていきます。 ### 第3回(11月4日) どのようなコミュニティで暮らしていたか 家族・住まい・ムラにはどのようなルールがあったのでしょうか。環濠集落や高地性集落などを通じて、戦争とのかかわりあいも見直します。 ## 第2部 弥生時代の有名遺跡バーチャル探訪講義 ### 第4回(11月18日) 佐賀県吉野ケ里遺跡 ※講師:細川金也/佐賀県文化課文化財保護・活用室参事 弥生時代の集落と言えば、真っ先に思い浮かぶのが吉野ヶ里遺跡です。巨大な環濠集落で、近年も石棺墓の発掘でマスコミをにぎわわせました。佐賀県文化課の細川金也さんに語ってもらいます。(細川講師の講演後、設楽講師と対談) ### 第5回(12月9日) 青森県砂沢遺跡と垂柳遺跡 ※講師:根岸洋/東京大学准教授 稲作は意外に早く東北地方北部に伝わったことがわかった遺跡です。そこには西日本とまったくちがう農耕文化が根づいていました。東京大学の根岸洋さんに語ってもらいます。(根岸講師の講演後、設楽講師と対談) ### 第6回(12月23日) 鳥取県青谷上寺地遺跡 ※講師:�M田竜彦/岡山大学客員研究員 日本海に面した青谷上寺地遺跡からは、大陸や沿岸との交流を物語る遺物が多数出土しました。また、100体を超える人骨が出土し、DNA分析の結果から思わぬことがわかりました。岡山大学の�M田竜彦さんに語ってもらいます。(�M田講師の講演後、設楽講師と対談)
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考古学からみた「日本国」誕生 飛鳥宮跡と藤原宮
世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」
- 林部 均/国立歴史民俗博物館名誉教授
- 2026/10/10土 〜 2026/10/24土
- 13:00〜14:30
- 全2回
- 会員 7,480円 / 一般 8,580円
飛鳥時代、日本列島の本州を中心に新しい国がつくられます。その形成過程がわかる唯一無二の遺跡群ということが高く評価されて「飛鳥・藤原の宮都」は世界遺産登録されました。本講座では、その形成過程を示す遺跡群の核となる飛鳥宮跡、藤原宮・京を具体的に取り上げて平易に解説します。そして、この世界遺産がもつ「わかりにくい」「地味」「埋まっている」というイメージを払拭し、ロマンを感じてもらう材料を提供します。(講師・記) <講義テーマ> 第1回 古代の国づくりの舞台−飛鳥宮跡− 第2回 「日本国」誕生−藤原宮・京− ◎いま学びたい!世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」関連講座は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WTokushuShosai.do?tokushuId=5912&utm_source=TOP&utm_medium=Slider&utm_campaign=20260729_s1 )
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土器の考古学
- 設楽 博己(監修)/東京大学名誉教授
- 2026/10/10土 〜 2026/12/26土
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 23,100円
考古学者は土器が大好きです。土器を分析することにより、文字のない時代の年代や人々の食生活、経済活動、精神生活など、さまざまな分野にアプローチすることができるためです。これは、土器が文化や社会の特徴を映し出す鏡のような働きをしているからにほかなりません。 2025年夏に刊行された『土器の考古学』(雄山閣)は、早くも重版となりました。この本は先史時代の人びとの生活や社会を土器から説き起こすべく、40名近くの研究者が執筆しました。 この講座は、執筆者を中心に、おもに縄文土器と弥生土器に焦点を当てて、世界の先史時代の土器との比較もまじえてその特徴を明らかにします。そして、食事やまつりといった日常生活における土器の用途とその役割、土器の広域移動や時空間の広がりなど、日本先史土器の文化的・社会的な性格をあぶり出します。さらにその研究を支える研究方法も取り上げます。 本講座を通じて、考古学者は土器のどこに目をつけて研究を進めているのか、実感してもらえると幸いです。【監修:設楽博己 記】 *2026年7月開講。全12講。今期は後半。 ## <後半:第7〜12回のカリキュラム> ### 日本先史土器の境界をさぐる ■【第7回:10月10日】縄文土器の時間と空間(講師:小林謙一/中央大学教授) 縄文文化の土器群の時間的範囲と空間的広がりの枠組みを、近年の年代測定の著しい進歩にもとづいて検討します。 ■【第8回:10月24日】弥生土器の時間と空間(講師:山下優介/国立歴史民俗博物館助教) 弥生土器を通じて、日本先史時代の時代区分論争の研究史を振り返ります。弥生土器の時・空間の境界領域に対して、今どのような点が問題になっているのでしょうか。 ■【第9回:11月14日】縄文・弥生土器の東西差と社会(講師:根岸 洋/東京大学准教授) 縄文土器と弥生土器は日本の東西で著しい違いがあります。その違いはどのように生まれたのでしょう。また、その差が生まれた理由に縄文土器と弥生土器で違いがあるのか考えます。 ### 先史土器研究の方法論 ■【第10回:11月28日】土器づくりからわかること(講師:戸村正己/千葉市埋蔵文化財調査センター縄文土器製作技術研究員) 縄文土器の製作実験とその方法を紹介します。それを通じて何がわかってきたのか、新たな視点からお話しします。 ■【第11回:12月12日】土器の使用痕からわかること(講師:渡辺修一/公益財団法人千葉県教育振興財団主任上席文化財主事) 土器の裏表には、使ったときに生じたスス焦げの痕跡がついています。それを分析して、なにを目的として使ったのかさぐる研究を紹介します。 ■【第12回:12月26日】先史土器と民族考古学 (講師:根岸 洋/東京大学准教授) パプアニューギニアの土器製作の民族誌を通じて、土器民族考古学の可能性を探り、先史土器研究に役立てます。
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「続日本紀」一年一講
第�U部 聖武以後
- 遠山 美都男/学習院大学講師
- 2026/10/13火 〜 2026/12/22火
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 23,100円
『続日本紀』は平安時代初頭、桓武天皇の時代に成った史書であり、文武天皇が即位した697年から桓武治世の延暦10年(791)までの94年に及ぶ歴史が綴られています。奈良時代(710-784)がすっぽりとその中に収まることから、『続日本紀』は奈良時代研究にとって必読の史料とされてきました。講座では毎回『続日本紀』1年分を取り上げ(時に2〜3回に分ける予定)、重要な記事や時代の雰囲気をうかがわせる記述を中心に読み込み、奈良時代のながれを学びます。 今期は称徳女帝の遺宣により即位した光仁天皇の時代を読み解いていきます。桓武天皇へのバトンタッチが必ずしも既定のコースではなかったことが明らかになります。(講師記) ※2018年10月期より開講中。 ※講義の進みにより、予定の範囲より多少前後する場合がございます。
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『日本書紀』を精読する
律令国家の原像
- 佐藤 信/東京大学名誉教授
- 2026/10/16金 〜 2026/12/25金
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 23,100円
中国の正史にならって720年に撰上された『日本書紀』は、律令国家のアイデンティティーを示し、自らを正当化する歴史として編まれました。『日本書紀』を、編纂意図をふまえて批判的に精読することにより、律令国家が自らを形作る基盤と考えた理念や、形成過程の歴史的展開を知ることができます。本講座では、一字もゆるがせにしないで『日本書紀』を読み、そこから歴史的事実をつむぎだし、歴史像に迫ることをめざします。史料批判による古代史料の正確な読解という、古代史を学ぶ醍醐味の一端にふれたいと思います。(講師記) ※2020年7月より開講中 ※今期は、日本書紀 第20巻敏達天皇あたりから。
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鑑真の栄光と挫折
- 松尾 光/奈良県立万葉文化館研究顧問
- 2026/10/21水 〜 2026/11/18水
- 13:00〜14:30
- 全2回
- 会員 7,700円 / 一般 9,900円
仏教は、なぜ国家仏教になれたのでしょうか。 仏教はそのためにどう変身し、それをうけた国家側は、どういう思惑からこれを採り入れたのでしょう。百済からの公伝を受容した日本では、どういう人たちが仏教徒となり、僧侶界の現実はどういうものになっていたでしょうか。 その救世主となる鑑真が、渡日に苦労していた理由は何でしょうか。また聖武上皇を歓喜させた鑑真が、なぜ日本の仏教界に喜ばれなかったのでしょうか。そして鑑真の伝えた戒律はなぜすぐに棄てられてしまったのか。謎がつきない鑑真について考えます。(講師記) <各回カリキュラム(予定)> 10/21 鎮護仏教の現実と鑑真招聘 11/18 鑑真の闘いから天台戒壇 .
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「常陸国風土記」をよむ
那賀郡
- 佐藤 雄一/駒澤大学准教授
- 2026/10/24土 〜 2026/12/26土
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,550円
風土記とは、奈良時代の和銅6年(713)、全国60余りあったそれぞれの国に対して、その地方の地名の由来、特産物、古老の伝承などを調査・報告するよう出された命令を受けてまとめられた古代の地誌です。 中央の歴史書にはみえない地域の多様な歴史を示してくれる貴重な史料といえますが、まとまった形で伝来しているのは常陸国・播磨国・出雲国・肥前国・豊後国の五か国の風土記だけです。 このうち『常陸国風土記』は東国で唯一残った風土記であるため、当時の東国の状況を考える上で欠かせない文献といえます。今期は「那賀郡」をよみ進める予定です。『常陸国風土記』のテキストをよみ、古代常陸の実態についてそのつど考えていきましょう。(講師‧記) <テキスト> なし ※毎回資料を配布いたします。 <参考書>秋本吉徳『常陸国風土記』(講談社学術文庫) ※2024年10月開講。
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最新の発掘調査からせまる!東アジアにおける古墳文化の展開
6〜7世紀
- 高久 健二/専修大学教授
- 2026/10/24土 〜 2027/03/27土
- 15:30〜17:15
- 全6回
- 会員 23,100円
日本列島の古墳時代は、大型前方後円墳のような厚葬墓が造営され、被葬者の社会的・政治的な関係を示す象徴物として機能していた時代です。この時代は東アジアとの交流が盛んにおこなわれ、様々な文化や技術がもたらされました。これらの新来文化・技術は国家形成において重要な役割を果たしました。古墳の造営は中国大陸や朝鮮半島でも認められ、東アジアの古墳文化は日本列島の古墳文化にも影響を与えました。この講座では、6〜7世紀における中国大陸や朝鮮半島の古墳文化を概観するとともに、日本列島における渡来系文物をとりあげ、当時の対外交流について論じます。(講師・記) *2026年4月開講。 各回にテーマを設け都度完結型で進行中。途中受講も歓迎です。 <秋期・冬期のテーマ>ーーーーーーーーー ●第1(7)回 10/24 馬韓の古墳文化と前方後円墳 朝鮮半島西南部地域の栄山江流域における古墳文化と倭の墓制である前方後円墳をとりあげて、馬韓勢力と倭との関係について論じます。 ●第2(8)回 12/19 中国南北朝時代の墳墓 中国南朝と北朝の古墳をとりあげて、中国大陸における5世紀後半〜6世紀の情勢について概観します。 ●第3(9)回 12/26 朝鮮半島における三国時代後期の古墳文化−6世紀− 6世紀の高句麗、百済、新羅、加耶諸国の古墳をとりあげて、朝鮮半島における各国の興亡の様子を描きます。 ●第4(10)回 1/30 日本列島における古墳時代後期の対外交流−6世紀− 6世紀の西日本と東日本の古墳にみられる渡来系文化要素をとりあげて、古墳時代後期の対外交流について論じます。 ●第5(11)回 2/27 隋唐の古墳文化 隋・唐時代の主要古墳をとりあげて、中国大陸における7世紀の文化について概観します。 ●第6(12)回 3/27 朝鮮半島における三国時代終末期の古墳文化−7世紀− 7世紀における朝鮮半島の新羅、高句麗、百済の古墳文化を概観し、三国時代末期の興亡について論じます。 ・・・・・・・・・・ <今後の予定> 第13回 朝鮮半島における統一新羅時代の古墳文化−8世紀− 第14回 日本列島における飛鳥時代の対外交流−7世紀− 第15回 北部九州地域における古墳文化と対外交流 第16回 山陰・北陸地域における古墳文化と対外交流 第17回 吉備・瀬戸内地域における古墳文化と対外交流 第18回 畿内地域における古墳文化と対外交流1−前期・中期− 第19回 畿内地域における古墳文化と対外交流2−後期− 第20回 中部地域における古墳文化と対外交流 第21回 東海地域における古墳文化と対外交流 第22回 毛野地域における古墳文化と対外交流 第23回 武蔵地域における古墳文化と対外交流 第24回 東北地域における古墳文化と対外交流
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東京の終末期古墳と横穴墓
シリーズ 世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」
- 松崎 元樹/東京都埋蔵文化財センター調査研究員
- 2026/11/14土
- 14:00〜15:30
- 全1回
- 会員 3,850円 / 一般 4,950円
東京の西南部を流れる多摩川流域とその周辺では、飛鳥時代の7世紀になると特徴的な古墳が出現します。とくに、後に武蔵国府が置かれた多磨郡域においては、武蔵府中熊野神社古墳や天文台構内古墳などの胴張り複室構造の石室を内蔵する上円下方墳が継起的に造営されます。こうした地域首長墓のほかに、台地や丘陵の斜面を刳り抜いた横穴墓が爆発的に増加します。これらの古墳や横穴墓群を営んだ集団とは何なのか。倭王権との関係を含めて、墳墓の立地、構造、副葬品などの多角的な視点から考えてみます。(講師・記) ◎いま学びたい!世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」関連講座は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WTokushuShosai.do?tokushuId=5912&utm_source=TOP&utm_medium=Slider&utm_campaign=20260729_s1 )
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壬申の乱の軍事考古学
古代東国騎兵成立の背景と大海人皇子の戦略・戦術
- 岡安 光彦/軍事考古学者
- 2026/11/18水 〜 2027/03/31水
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 23,100円
今期は前期の内容をさらに深掘りし、古代最大の内乱、壬申の乱を俎上に載せて、軍事考古学の観点から戦いの実相に迫ります。 岸俊男や直木孝次郎に代表される古代史学では、史料をもとに、古代の兵力の核心は西国にあり、東国を上回ったと考えてきました。壬申の乱における東国騎兵の活躍についても、『日本書紀』の文飾ではないかと疑ってきました。ところが、発掘調査資料の増大に伴って、東日本への武器・馬具の副葬量が、西日本を圧倒することが明らかになりました。物証をもとにすれば、東日本の軍事力が西日本を凌駕したことは疑えません。このことは一体、何を意味するのでしょうか。 本講座では、武器・武具・馬具の型式学的編年という考古学の一丁目一番地から出発し、次いで考古学と古代史学を交差させた複合的分析を通して、古代戦士集団像の復元へと進みます。最後に、考古資料・史料・地形・交通路などを総合的に検討し、壬申の乱の戦場で実際に何が起きたかを、AAAR(Archaeological After Action Review:考古学的戦闘事後検討)という新しい枠組みを用いて分析していきます。(講師・記) <各回テーマ> 第1回(11月18日) 古墳出土武器・武具の型式学的編年 第2回(12月16日) 古墳出土馬具の型式学的編年 第3回(1月20日) 倭軍とヴァイキング―海域機動弓兵の機動プラットフォームをめぐる比較考古学※ 第4回(2月17日) 壬申の乱における兵器と兵士−考古学的検討 第5回(3月17日) 壬申の乱の戦況分析⑴ 吉野脱出 第6回(3月31日) 壬申の乱の戦況分析⑵ 大津京進撃 ※当初予定より第3回テーマが変更になりました(9/16記)
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「神奈川を掘る」〜遺跡から見えてくる各時代の様相〜
旧石器時代:田名塩田遺跡、船久保遺跡ほか
- 麻生 順司/玉川文化財研究所上席研究員
- 2026/11/21土
- 10:30〜12:00
- 全1回
- 会員 3,850円 / 一般 4,950円
### 玉川文化財研究所連携講座 普段私たちが暮らしている地面の下には、3万年以上も前から絶えることなく続いてきた人々の営みが、何層にもわたって積み重なり、ひっそりと眠っています。それらの人々の営みの痕跡は、発掘調査によって遺跡という形で私たちの前に姿を現します。 寡黙にして多くを語らない遺跡の声は、ときに文字で残された史料以上に雄弁で、当時の人々の暮らしをリアルに浮かび上がらせてくれます。 本シリーズでは、神奈川県内で発掘された豊富な調査資料を紐解きながら、各時代の神奈川の様相を学んでいきます。 ※2026年11月開講。今後3か月に1回のペースで、時代順に進みます。(全6回) ## 第1回 旧石器時代:田名塩田遺跡、船久保遺跡ほか(講師:麻生順司) 神奈川県の相模野台地には日本屈指の旧石器時代遺跡がいくつも存在します。ローム層が厚く堆積することから石器群の時期的な変化を細かく捉えることができます。調査事例をもとに神奈川県の旧石器時代の移り変わりを見ていきます。(講師記) ### 第2回 縄文時代:相模原市 当麻遺跡(講師:吉田浩明) 縄文時代中期の東日本を中心に、環状集落と呼ばれる集落形態が見られます。相模原市の当麻遺跡も、これまで積み重ねた発掘調査によって、環状集落の様子が明らかになってきました。本講座では、環状集落の景観と出土した興味深い遺物から、当時の生活について考えてみたいと思います。(講師記) *2027年2月開催予定 ### 第3回 弥生時代:小田原市 中里遺跡(講師:西野吉論) 神奈川県において弥生時代前期の遺跡は実は多くありません。それが、中期中葉になって突如として大規模な農耕集落が姿を現します。本講座では、東日本最大級の農耕集落である小田原市中里遺跡の発掘調査成果を中心に、神奈川県における弥生時代の生活や他地域との交流について理解を深めていきます。(講師記) *2027年5月開催予定 ### 第4回 古墳時代:小田原市 久野下馬下遺跡(講師:太田雅晃) 古墳時代中期の居住域・生産域・祭祀跡が揃って発見された「小田原市久野下馬下遺跡」。その調査成果と、子持勾玉や須恵器二重𤭯、鹿角製刀剣装具など稀少な出土品の数々を紹介し、あわせて同時代の県内の様相を俯瞰します。(講師記) *2027年8月開催予定 ### 第5回 古代(奈良・平安時代):平塚市 諏訪前A遺跡(講師:伊藤貴宏) 今から約1300年前、大宝律令が制定され、律令国家としての体制が整えられました。当時の神奈川県は、相模国と武蔵国の一部にあたります。それぞれの国の中心には、地方支配の拠点となる国府が置かれました。本講座では、平塚市の諏訪前A遺跡の発掘事例をもとに、相模国の中枢域の姿を一緒に学んでいきましょう。(講師記) *2027年11月開催予定 ### 第6回 中・近世:小田原市 三の丸遺跡(講師:小山裕之) 鎌倉時代に武家政権の中心となった神奈川県は、戦国時代には小田原北条氏のもと関東支配の拠点となり、江戸時代には東海道を基軸とする幕府の防衛と交通の要衝として発展しました。本講座では小田原城下の発掘成果に焦点を当て、戦国時代から江戸時代の変遷と様相を学んでいきましょう。(講師記) *2028年2月開催予定
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新講 日本古代史
天武朝の国制改革
- 倉本 一宏/国際日本文化研究センター名誉教授
- 2026/11/28土 〜 2026/12/26土
- 10:30〜12:00
- 全2回
- 会員 7,700円
最新の考古学や史料学の成果を取り入れた日本古代史を講じます。 本講座では、原始から中世の始まりまでを対象とします。日本古代において重要となる基礎的なトピックをいくつか取り上げて、研究史を批判的に整理しつつ最新の知見もまじえて論じることとなります。(講師記) ※2016年4月より開講中 <今期のテーマ(予定)> 1. 天武朝の国制改革10 2. 天武朝の国制改革11 3. 天武朝の国制改革12 ※講座はゆっくりとしたペースで進めます。上記テーマから大幅に変動する場合があります。 ※途中からの受講も歓迎です。 <参考テキスト> 『はじめての日本古代史』(倉本一宏・著、ちくまプリマー新書 980円+税) 『日本古典文学全集 日本書紀』(校注・訳/小島憲之・直木孝次郎、西宮一民、蔵中 進、毛利正守、小学館)3巻の最後の巻 ※あくまで参考テキストです。現在は講師作成レジュメとコピーを中心に講義をしています。
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東アジアの巨大古墳
纒向古墳群から箸墓古墳へ
- 木下 正史/東京学芸大学名誉教授
- 2026/12/10木
- 15:30〜18:30
- 全1回
- 会員 7,590円 / 一般 9,790円
2世紀末以降、三輪山山麓の纒向古墳群が墳丘墓(古墳)文化の中心地となります。纒向古墳群では、2世紀末から3世紀後半にかけて、6基の纒向型墳丘墓が築かれており、全長80〜115mほどで、3世紀では群を抜いた規模を誇っています。 3世紀後半、纒向遺跡の一画に箸墓古墳が出現し、箸墓古墳は全長280m、最初の前方後円墳であり、纒向古墳群から大きく飛躍を画した規模、内容を誇っています。箸墓古墳以降、三輪山山麓周辺には、200〜300mの巨大前方後円墳が次々と築かれており、一帯が邪馬台国時代から初期ヤマト王権の時代にかけて、政治・文化の中心地であったことを示していることが分かります。箸墓古墳やホケノ山古墳などの実像を探り、ヤマト王権の構造などについて考えます。(講師記)。 画像:ホケノ山古墳から箸墓古墳を望む .
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菖蒲池古墳、別格の石棺ふたつ
世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」
- 今尾 文昭/元奈良県立橿原考古学研究所調査課長
- 2026/12/17木
- 13:15〜16:30
- 全1回
- 会員 7,590円
****** 類例をみない別格の石棺です。菖蒲池古墳は、飛鳥にある精巧なつくりの刳抜式家形石棺2基を玄室に縦列に置く終末期古墳として知られています。世界文化遺産登録の準備となる発掘調査が近年に行われ、築造は7世紀中葉になるとされました。竜山石製、寄棟造風の棺蓋、柱や梁を模した棺身が意匠され、内外に漆を塗っています。まるで宮殿や寺院の建物をモチーフにしたかのような石棺です。ほぼ同形のふたつの石棺が示唆するものはなにか、皆さまと共に考えます。(講師・記) ※画像説明:菖蒲池古墳の石棺(講師撮影) ◎いま学びたい!世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」関連講座は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WTokushuShosai.do?tokushuId=5912&utm_source=TOP&utm_medium=Slider&utm_campaign=20260729_s1 )
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