24講座中 1〜20件を表示
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はじめての西洋美術
大きな流れを把握するために
- 松浦 弘明/多摩美術大学教授
- 2025/10/03金 〜 2025/12/05金
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
西洋美術は紀元前7世紀にギリシアから始まり、現代に至るまで2600年以上の歴史があります。これを3回でいっきに見ることで、西洋美術の大きな流れを把握することができるようになるはずです。全体像を捉えることができれば、限られた地域や時代の美術への見方も変わってくると思います。 各回のテーマ ■第1回 古代と中世 ■第2回 ルネサンスとは ■第3回 17世紀から現代まで ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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深読みエルヴィス・ワールド
- 前田 絢子/フェリス女学院大学名誉教授
- 2025/10/03金 〜 2025/12/26金
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 22,968円
エルヴィス・プレスリーを、その音源と画像を軸に、さまざまな角度から深読みしていきます。 エルヴィスという人物と音楽を理解する上で欠かせないのが、彼が誕生したアメリカ南部という土地柄です。キーワードはたくさんあります。例えば綿花王国、南北戦争、南部美人、南部音楽、特にジャズやブルース、ロックンロールなどなど。しかしエルヴィスの場合、特に重要なのは、南部バイブル・ベルトで培われたキリスト教信仰です。南部人は、それをまとめて「サザン・ヴァリュー」と呼んでいます。 今期もエルヴィスの音楽的ルーツを探って、アメリカ南部の風土、文化や歴史を掘り下げたいと思います。音源からは、その曲の誕生の背景や歌詞の意味を丁寧に解説し、その主題を探ります。また、映画に関しても、時代背景や歴史的・社会的な流れを追いつつ、映画のメッセージを見ていきます。エルヴィスがつなぐ、エルヴィスいっぱいの楽しい時間にしたいと思います。(講師記) ※テーマは変更になる場合もあります。なにとぞご了承ください。
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くずし字入門
実践と鑑賞
- 笠嶋 忠幸/出光美術館学芸部長
- 2025/10/04土 〜 2025/12/06土
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,385円
「こんな筆文字が読めたらなあ」「書けたらなあ」と感じた方はいませんか。 本講座では、古典文学や書道、文化芸術といった世界にご関心のある方を対象に、実践的に読むコツ、書けるコツを基本から学びます。優雅で気品ある様々な時代の名筆を美しい画像とともに鑑賞しながら、くずし字の特徴と見方について丁寧に解説します。毎回、名筆をテキストに用い、本当に読める、書けるようになるための基礎力を身に付けましょう。(講師・記)
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仏像と仏教美術の流れをたどる
中国の仏教美術:龍門石窟と南朝の仏像
- 金子 典正/京都芸術大学教授
- 2025/10/06月 〜 2025/12/15月
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 22,770円
仏像の悠久の歴史について学びます。毎回プロジェクターを使って仏像を詳しくご紹介し、プリントを配付して丁寧に解説します。 今期は南北朝時代の北朝の北魏による龍門石窟について2回、南朝の仏像について2回、さらに東アジアにおける盧遮那仏信仰と盧遮那仏像の展開、薬師信仰と薬師仏像の展開について解説します。毎回わかりやすく丁寧に説明します。(講師・記) <各回のテーマ> 1.龍門石窟@ 2.龍門石窟A 3.南朝の仏像@ 4.南朝の仏像A 5.毘盧遮那仏の展開 6.薬師仏の展開
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縄文土偶を批評する
現代美術批評の新境地
- 宮田 徹也/美術批評家・名古屋芸術大学講師
- 2025/10/08水 〜 2025/12/10水
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
竹倉史人『土偶を読む』(晶文社、2021年)は、複数の研究者による望月昭秀編『土偶を読むを読む』(文学通信、2023年)へと続き、大きな反響があった。本講座は、こうした先行研究の文脈をふまえたうえで、この流れには関わらない。現代美術批評の立場から、縄文土偶を見て、分析し、批評する。 批評とは裁きを下す、評価を与えるものではなく、批評対象を作者の手から離して異なる角度から光を当て、その批評を読む者がまた新たな発見をすることだと私は考えている。 ぜひ、皆さんのなかの“新たな土偶論”を発見してください。 <各回のテーマ> 1.神奈川県横浜市栄区公田町公田ジョウロ塚遺跡出土《あたま》 2.長野県諏訪郡富士見町井戸尻遺跡藤内16号住居阯出土《土偶》 3.新潟県十日町市中条乙笹山遺跡出土《火焔型土器》
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芸術家列伝〜巨匠たちの西洋美術史〜
ルーベンスからドラクロアまで
- 新保 淳乃/武蔵大学講師
- 2025/10/08水 〜 2025/12/24水
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 22,770円
西洋美術と聞くと、レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロの「三大巨匠」をはじめ芸術家の名前を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。歴史に名高い建築・彫刻・絵画・工芸を創造したのは有名無名の作り手たちですが、私たちはそのごく一部の「巨匠」の事績を通じて過去の芸術文化の精髄に触れることができるのです。本講座では、中世から19世紀までの西洋美術史を代表する芸術家をとりあげ、それぞれの生涯を辿りながら時代背景や作品について理解を深めます。秋季はバロックからロココ、新古典主義、ロマン主義へと展開する時代の美術家に目を向けます。(講師・記) *2025年4月開講 各回ごとにテーマを設けて進んでいきますので、途中受講でも全く問題ございません 秋期[ルーベンスからドラクロワまで] ■盛期バロック ピーテル・パウル・ルーベンス ■ロココ フランソワ・ブーシェ ■フランス新古典主義の祖 ジャック=ルイ・ダヴィッド ■新古典主義の彫刻家 アントニオ・カノーヴァ ■フランス・ロマン主義 ウジェーヌ・ドラクロワ ■近世・近代の女性芸術家たち 今後の予定――――――― 冬期[ラファエル前派からクリムトまで] □ラファエル前派 エドワード・バーン=ジョーンズ □近代絵画の祖 エドゥアール・マネ □近代彫刻の開拓者 オーギュスト・ロダン □ポスト印象派 ポール・ゴーガン □アール・ヌーヴォー アルフォンス・ミュシャ □ウィーン世紀末 グスタフ・クリムト ・・・・・・・・・・・・・・・
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ギリシア・ローマ美術と神話の探求
- 塚本 博/美術史家
- 2025/10/09木 〜 2025/12/11木
- 13:00〜14:30
- 全4回
- 会員 15,180円
西洋美術の根源は明らかにギリシア美術にあり、ローマ美術はそれを引き継ぎヨーロッパ全域にその美術様式が伝播しました。この古代美術は有機的な人体造形を発展させながら、ギリシア神話の図像を展開しています。この講座では、西洋美術の基礎としてのギリシア・ローマ美術の歴史を解明し、併せてギリシア神話の図像表現を古代とルネサンスにわたって、画像を上映して探求します。(講師・記) <各回のテーマ> 1 10月09日 陶器画の巨匠たち・美神アフロディテ 2 11月13日 エクセキアスの芸術・愛の神エロス 3 11月27日 女性像の造形・プロメテウス 4 12月11日 コレーとアルカイック美術・ヘリオスとセレネ *毎回、オリジナル・プリントを3枚程度、配布する予定。 *画像説明:「エクセキアスの陶器画」
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観音信仰の歴史と美術
- 宗藤 健/東京藝術大学非常勤講師
- 2025/10/10金 〜 2025/12/12金
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,385円
慈悲のみほとけ、観音菩薩。古代インドに起源をもつ仏教尊格であるとともに、ユーラシア各地の多彩な神々の要素を取り込んだ信仰の対象として、時代や国・地域の壁を超えて多くの人々に親しまれてきました。この講座では、東アジアにおける観音信仰史の展開を概観したうえ、古代・中世の日本列島で制作された観音像や、その霊験・利生を説く文芸作品、さらに西国や坂東における三十三所巡礼の動向を伝える歴史資料を主題として、「観音さま」の魅力について学びを深めていきます。(講師・記) 【各回テーマ(予定)】 第1回 観音菩薩の起源 インド・中央ユーラシア 第2回 東アジアの観音信仰 中国・韓国 第3回 観音信仰東漸 仏教伝来と飛鳥時代の観音像
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聖なる山の建築
なぜ人は山に登り、何を作ってきたのか
- 松ア 照明/東京家政学院大学客員教授
- 2025/10/10金 〜 2025/12/05金
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,385円
現代の登山は、いわばスポーツ登山ですが、昔は信仰のための登山がほとんどでした。3000メートル級の高山でも、奈良時代までには山に深く分け入った修行者(修験者、山伏)たちによって、ほとんどが登頂されています。彼らは山中の厳しい修行によって神仏の力を身につけ、平地の人達を救いました。密かな修行のため目立ちませんが、この修行は、現代まで脈々と続けられています。そして「聖なる山への信仰」は、縄文時代から存在し、信仰対象の柱、神社、修行のための建物など、私たちの魂を揺さぶる様々な建築を創り出してもきました。この講座では、拙著『山に立つ神と仏 −柱立てと懸造の心性史−』をテキストに、縄文時代から江戸時代まで、その実際を新知見をも加えながらわかりやすく解説します。(講師記) ※2025年7月開講。全12講。 <各回テーマ> ※◆=今期の範囲 第1回 序論 日本人と山(室堂、かけ小屋:山小屋の本来の姿) ※終了 第2回 第1章(1) 神の坐すところと祭祀の場所(縄文時代の遥拝・伏拝) ※終了 第3回 第1章(2) 柱を立てることの意味(弥生・古墳時代のクニの柱、天柱と神社の心御柱) ※終了 ◆第4回 第2章(1) 山に籠もる修行僧(飛鳥・奈良時代の山での修行、崇福寺、東大寺上院の諸堂) ◆第5回 第2章(2) 山に造られた独自の建築「懸造(かけづくり)」の始まり(平安時代の山での修行、天台延暦寺と真言醍醐寺) ◆第6回 第3章「懸造」という名称の由来(懸けるとは何か、地形と風景の聖性) 第7回 第4章(1) 岩坐と湧水信仰の建築(霊験仏の坐す岩と建築、石山寺) 第8回 第4章(2) 〃 (地主神と仏堂、長谷、清水寺、葛川明王院) 第9回 第4章(3) 四方(よも・地方)の霊験所と建築(捨身行、三徳山三仏寺の修験界) 第10回 第4章(4) 霊験所の組織化(西国三十三観音霊場、英彦山、出羽三山) 第11回 第5章(1) 仏教仏堂と神社社殿の重層空間(神仏混淆の中の懸造、熊野三山) 第12回 総括 山岳信仰建築の歴史、現代的価値
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アメリカ映画に見る歴史と文化
- 前田 絢子/フェリス女学院大学名誉教授
- 2025/10/10金 〜 2025/12/12金
- 13:00〜15:00
- 全3回
- 会員 11,484円
本講座では、アメリカを舞台とする名作映画を一期ごとに一本見て、そこからアメリカの歴史と文化を今日の視点から掘り下げていくことを目的としています。映画のバックグラウンドにあるアメリカの歴史観、世界観、宗教観、価値観、人々の生活様式などを、その時代の流れの中で追っていければと思っています。 ★★『ティファニーで朝食を』★★ 今期は、『ティファニーで朝食を』(1961)で知られる米作家トルーマン・カポーティを取り上げる。カポーティの作品は『遠い声、遠い部屋』や『冷血』など、その多くが映画化され話題となった。しかし、今日的な視点で見る時、それらは人種偏見や差別など重大な問題性をはらんでいる。例えば、『ティファニー』のMr.ユニオシは、背が低く、メガネ、出っ歯など醜いステレオタイプ的日本人として描かれ、そこには当時のアメリカの日本人を「先天的幼児」とみなす風潮が現れている。昨年のエミー賞受賞作品『将軍』と比較するのも興味深い。本講座では、カポーティの代表的な映画作品をいくつか取り上げて、カポーティ文学の特徴、時代背景などを見ていく。(講師・記)
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古筆を味わう
香紙切・和歌体十種・深窓秘抄
- 名児耶 明/書文化・古筆研究家
- 2025/10/11土 〜 2025/12/13土
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,385円
古筆とは、平安時代から鎌倉時代に書かれた和様の名筆です。鑑賞のための糸口や楽しみ方を、美しい作品をとりあげながら解説します。 今回の「古筆を味わうシリーズ」は、11世紀と思われる古筆を取り上げます。11世紀の古筆は、仮名の完成されたものが数多くあり、いずれもしっかりとした筆跡で、格調のある美しさがあります。「和歌体十種」は、「高野切第一種」系統の写本で、和歌の作り方の例を十種にわけた内容で、伝存唯一の写本。「深窓秘抄」も「高野切第一種」系統の筆跡で、藤原公任の撰になる歌集の伝存唯一の平安時代の伝本。「香紙切」は、11世紀末頃の写本と思われ、内容は、「麗花集」。ほかに「八幡切」(伝小野道風筆)があるが、「麗花集」の貴重な伝本。これらを鑑賞し、読んでみたいと思います。(講師記) 〈各回テーマ〉 10月:「香紙切」(こうしぎれ) 11月:和歌体十種」(わかていじっしゅ) 12月:「深窓秘抄」(しんそうひしょう)
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楽しく学ぶ仏像の世界
- 村松 哲文/駒澤大学長
- 2025/10/16木 〜 2025/12/25木
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,385円
仏像は、朝鮮半島を経由して、6世紀中頃日本に伝来しました。本講座では、仏像の鑑賞方法を学びながら、仏像を楽しく見るコツ、仏像から多くの情報を得る方法について映像を見ながら習得することを目標とします。これまで仏像を見てきた方から、これから仏像を見て廻ろうとする方まで、仏像鑑賞のノウハウを学ぶ仏像ファン必見の講座です。 今期は、知られざる仏像の魅力について、その仏像が制作された背景、信仰などを学びつつ、鑑賞する上で特に注目すべき点を分かりやすく解説します。 (講師記) <各回テーマ(予定)> 第1回 興福寺北円堂弥勒如来坐像の魅力 第2回 浄土寺阿弥陀三蔵像の謎 第3回 東大寺俊乗堂阿弥陀如来立像の気品
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東洋陶磁の魅力 民藝
- 森 由美/陶磁研究家
- 2025/10/23木 〜 2025/12/25木
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,385円
土と炎が作り出す「やきもの」。美術館の名品から身近な食器まで、日本陶磁を中心にその誕生と発展の歴史、それぞれの魅力、各窯業地の古今、やきものに関わる人物・エピソードなど、やきもの文化を広く深く学んでいきましょう。今回は、民藝という視点からやきものを見てみます。民藝の器とは。濱田庄司や河井寛次郎をはじめとする民藝の作家とは。あわせて陶磁器や工芸関係の展覧会も随時ご紹介いたします。(講師記) <今期のカリキュラム(予定)> 10/23 民藝陶とは 11/27 濱田庄司と益子 12/25 河井寛次郎、リーチの民藝陶 .
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教皇の書斎の装飾
古代思想とキリスト教の融合
- 松浦 弘明/多摩美術大学教授
- 2025/10/25土 〜 2025/12/27土
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,385円
西洋美術史の重要な画家の作品を見ながら、その歴史上の意味を捉えるための講座です。 今期はルネサンスを代表する画家ラファエロが1508-11年にかけて「署名の間」の装飾を見ていきます。ここは元々、教皇ユリウス2世の書斎だったのですが、キリスト教の神や聖人たちの身ならず、古代の神々や思想家、詩人が数多く描かれています。古代思想とキリスト教の融合が具体的にはどのように壁画として表されているのかを探っていきます。 <各回のテーマ> ● 「署名の間」の装飾(1) ● 「署名の間」の装飾(2) ● 「署名の間」の装飾(3) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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美麗なる仏画の世界
- 前田 佳那/多摩美術大学専任講師
- 2025/11/03月 〜 2025/11/10月
- 15:30〜17:00
- 全2回
- 会員 7,590円 / 一般 9,790円
――仏教美術は難しい?日本美術は中国、さらには韓国とも関係がある?―― この講座では、日本に伝来した、中国や韓国の仏画の名品たちを解説します。 “描かれた仏“たちが呈する静謐な美しさは、現代に生きる私たちの心にも沁みいる気高さがあります。その美しさを皆さんと堪能しながら、制作者の意図や、当時の鑑賞者の気持ち、どんな時代がこの作品を生み出したのか、みなさんが等身大に理解できるよう解説していきたいと思います。 今年の秋は、仏教美術が鑑賞できる素晴らしい展覧会が目白押し。その前知識として、本講義が皆さんにとって美麗なる仏画の世界への入り口となればと思います。 <各回のテーマ> 第1回 中国の仏画入門 第2回 韓国・日本の仏画入門 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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イタリア映画の魅力をさぐる、傑作・名作・古典を読み解くB
「太陽はひとりぼっち」
- 押場 靖志/学習院大学講師
- 2025/11/15土
- 15:30〜17:00
- 全1回
- 会員 3,828円 / 一般 4,928円
イタリア映画の魅力をさぐる講座です。「傑作・名作・古典を読み解く」と題して1本の映画を取り上げ、俳優の魅力、監督の意図、そして歴史的な背景を考えながら、作品の魅力をを掘り下げます。 今回とりあげるのはミケランジェロ・アントニオーニ監督による『太陽はひとりぼっち』。これもまた「1942-1978年のイタリア映画における保存すべき100本作品」のひとつに選ばれた名作。主演はこのころイタリアで活躍していたアラン・ドロン。ドロンはルネ・クレマン『太陽がいっぱい』(1960)とヴィスコンティの『若者のすべて』に出演して世界的なスターとなったばかり。モニカ・ヴィッティはアントニオーニに『情事』(1960)で見出されると、つづく『夜』ではマストロヤンニとジャンヌ・モローと共演。主題歌にはミーナが歌う『Eclisse twist 』が印象的。「コミュニケーションの不可能性」を描いたと評判になったこの作品の面白さをさぐってみようと思います。(講師・記)
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カンパーニアとプーリアのロマネスクを訪ねて
ロマネスクの大地−北から南へ
- 池田 健二/美術史家
- 2025/11/20木 〜 2025/12/04木
- 13:00〜14:45
- 全2回
- 会員 7,750円 / 一般 9,950円
イタリア南部、ナポリを核とするカンパーニアは古来ローマとの関係が深い場所です。セッサ・アウルンカやカゼルタ・ヴェッキアには古風なロマネスクの大聖堂が保存されていますが、何より重要なのはサンタンジェロ・イン・フォルミスの教会の内部を埋め尽くす見事な壁画です。プーリアのアドリア海岸には十字軍時代に発展した海港都市が並んでいます。トラーニ、モルフェッタ、バーリ。そこにはオリエントの影響を受けた雄大なロマネスク教会が建ち並んでいます。またこの地の南端、オトラントの大聖堂には自由闊達な表現が魅力的な床モザイクが残っています。講座ではこの二つの地方のロマネスクを巡りつつ、その特質を探求します。(講師記) <各回カリキュラム> 11月20日 カンパーニアのロマネスクを訪ねて 12月4日 プーリアのロマネスクを訪ねて 画像:ヴェンタロリの聖母(カンパーニア)
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教養としての仏像
仏像モヤモヤを解消
- 宮澤 やすみ/神仏研究家・音楽家
- 2025/11/25火 〜 2025/12/16火
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
仏像に興味はあるけど…という人のモヤモヤを解消する講座です。今更きけないそもそもの話をひもとき、意外にも深い意味があることを紹介。「知識がない」「どれも同じに見える」といった初心者を対象にお話します。多様なキャラクターあふれる仏像をどう見分けるか、そのためにどこをどう見るとよいのか、そして個々の仏像のちがいに込められた深い意味を知ると、博物館やお寺での拝観が楽しく充実したものになるでしょう。大学講義からテレビのバラエティまで硬軟取り混ぜて幅広い層に話を届けてきた講師による超入門講座です。(講師・記)全3回 ・各回テーマ 1.仏像モヤモヤを解消 大仏と仏像のちがい、銅像と木彫の意味、仏像の男女分けなど、 意外に深い、仏像「そもそも話」 2.キャラクターを見分ける 阿弥陀と薬師、観音、弥勒 etc… 魅惑の仏の役割と姿の意味を知る 3.時代を見分ける 飛鳥、奈良、平安、鎌倉−時代で異なる造形。その特徴から見える古人の気持とは?
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絵画技法の極意 講義と体験
佐伯祐三から見えてくる混合技法の魅力と功罪
- 山中 宣明/二科会常務理事
- 2025/12/08月
- 15:30〜17:00
- 全1回
- 会員 4,125円 / 一般 5,225円
絵画の【技法】を解読すれば、作品や作家についてはもちろん、美術の時代動向までが見えてきます。本講座では、講義では伝わりきらない部分について、簡単な体験をまじえることで、机上だけではない考察を深めていきます。 今回のテーマは「佐伯祐三から見えてくる混合技法の魅力と功罪」。 佐伯祐三(1898〜1928)は最もファンの多い日本の洋画家の一人ですが、作家活動期間はわずか約10年、満30歳の若さでパリで早逝しています。大正・昭和の日本の洋画の黎明期と言える時代に主にパリで制作した代表作「パリの街角」の独自の壁のマチエールや大胆にデフォルメされた人物像は観る者の心をわしづかみにして離すことのない魔力を持っています。 しかし残された作品の多くには、剥落、ひびが入っています。質感表現のためにおがくず等も混ぜ、吸収性下地を作ったことが因とされていますが、それは佐伯個人の問題ではなく、印象派やフォ―ビズム等自己表現欲求を優先させた油彩画の性急な日本への導入の功罪の象徴ともいえます。 ある意味佐伯は混合技法の元祖であり、縦横に踊り狂う壁文字等はドローイング作家ともいえます。現代の作家にも内包される自己表現欲求と技法の観点から実際に佐伯祐三をリアルに体験してみましょう。(下地作り実技あり。手ぶらでお越しください)。
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ネーデルラント絵画にみる「天国と地獄」
ヤン・ファン・エイクからヒエロニムス・ボスへ
- 今井 澄子/大阪大谷大学教授
- 2025/12/15月
- 10:00〜11:30
- 全1回
- 会員 3,630円 / 一般 4,180円
イタリアでルネサンスが栄えた15世紀に、ヨーロッパ北方のネーデルラント地域では、細部描写や迫真性を特徴とする魅力的な絵画が制作されました。目の前にあるものを写実的に描くだけでなく、天国や地獄など、私たちにとって未知の世界をも想像力豊かに表わす画家たちの技量には目を瞠らされます。 本講座では、ヤン・ファン・エイクからヒエロニムス・ボスへと至る「天国と地獄」の絵画を検討し、ネーデルラント絵画の魅力を味わうとともに、現代を生きる私たちの生き方を考えるヒントも探していきたいと思います。(講師記) <今期カリキュラム> 「天国と地獄」の奇想・・・ネーデルラント絵画は、ヒエロニムス・ボスの登場により転換期を迎えます。ボスの《最後の審判の三連画》に焦点を当て、ユーモラスな地獄の表現を味わうとともに、ネーデルラント絵画の伝統の継承と変化を検討します。
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