111講座中 1〜20件を表示
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アッシリア
人類最古の帝国の歴史と文化
- 山田 重郎/筑波大学教授
- 2025/01/24金 〜 2025/06/27金
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 20,790円 / 一般 27,390円
北メソポタミアの一都市として前3千年紀半ばに誕生した都市アッシュルは、前2千年紀の半ばには周囲の領域を支配する領域国家になり、前8世紀から前7世紀にかけて空前の帝国として西アジアの広域に君臨しました。本講座では、粘土板文書に残された大量の文字記録と多数の遺跡に残された考古遺物から得られる情報に基づいて、都市国家期から帝国期、そして滅亡までのアッシュル/アッシリアの歴史とその記憶の諸相をたどり、その行政、宗教、文化、思想がどのようなものだったのかを見ていきたいと思います。前半(1〜6月)の6回で都市国家アッシュルの成立から帝国前夜までの時代を、後半(7月〜)の6回で帝国の成立から滅亡までの時代を扱います。(講師・記) (2025年1〜6月 各回の予定) 1.序:メソポタミアの都市文明とアッシュル/アッシリア 2.古アッシリア時代:都市アッシュルとカネシュの商業コロニー 3.古アッシリア時代の為政者たち:「リンム表」と「アッシリア王名表」 4.領域国家アッシリアの成立:「アマルナ文書」とアッシュル・ウバリト1世 5. 中アッシリア時代の国家アッシリアの構造:行政文書と国家行政 6.帝国への序曲:衰退からの復活と新首都カルフの建設 (2025年7〜12月 各回の予定)*受付は5月下旬〜 7.帝国期の幕開け:帝国建設者ティグラト・ピレセル3世の台頭 8.サルゴン2世の治世:出自の謎、王室書簡と通信システム、新首都ドゥル・シャルキン 9.センナケリブの治世:バビロニア問題と帝都ニネヴェの建設 10.エサルハドンの治世:バビロン再建、卜占と厄除け、王位継承問題 11.アッシュルバニパル:万能の王のイメージ、ライオン狩り、国立図書館の建設 12.帝国の落日とアッシリアの記憶
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推古女帝と厩戸王・蘇我馬子 7世紀の王権と文化・社会1
再検証:王権と列島の古代史X

- 荒木 敏夫/専修大学名誉教授
- 2025/04/01火 〜 2025/06/17火
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 22,770円
戦後、日本の古代史研究は、倭国−日本という一国史から脱却した東アジア史の視点、民衆の多様な在り方を問う民衆史の視点が強調され、その後、女性史・ジェンダー史の視点や「天皇制」研究の新たな視点を提供する王権論、等々からの史資料・史実の見直し・再検討が重ねられて、今日にいたっています。これらの動向に、考古学や近接する諸科学との連携の成果を加えて日本の古代史像は、大きく刷新されてきました。時代の「通史」は、常に検証され、書き改め、書き加え等が必要です。このように考え、日本古代史の再検証の本講座を始める次第です。古代史に興味のある方、学び直したい方の受講を歓迎いたします。 592年(崇峻5)11月、日本史上では希有な「王殺し(regicide)」がおこり、大王崇峻が暗殺されている。王権の危機を救ったのは、大王欽明の皇女、大王敏達のキサキ額田部皇女であり、12月に即位して大王推古となります。日本における女帝誕生の瞬間であり、日本の王権史上の画期であります。 厩戸王(聖徳太子)の事跡、蘇我馬子・蝦夷らの動向、途絶えていた中国との外交(遣隋使)の再開等々、7世紀の歴史は前史と比べ、一般にも知られた事実が多い。 本期(X期)は、それらの諸事実が今日でも「史実」として認定できるかを交え、最新の研究動向を踏まえて講義します。(講師・記) <各回のテーマ(予定)> 1.女帝誕生−その前史 額田部皇女(豊御食炊屋姫)物語− 2.推古女帝と厩戸王・蘇我馬子 3.厩戸王と上宮王家−「聖徳太子」の実像を探る− 4.推古朝の外交−遣隋使外交の開始と朝鮮三国− 5.小墾田宮−大王宮と王族の居住形態 6.蘇我馬子・蝦夷とマエツキミ
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ローマの歴史
ユリウス・クラウディウス朝からフラウィウス朝へ
- 倉橋 良伸/電気通信大学講師
- 2025/04/02水 〜 2025/06/18水
- 10:30〜12:00
- 全7回
- 会員 26,565円
三代目にして早くも暗殺されたカリグラに代わり皇帝となったのはクラウディウスでした。彼は本来ならば皇帝になるはずはなかった人物ですが、水道橋の建設や外港オスティアの整備など優れた業績を残します。しかし、後継者を巡る陰謀により妻に毒殺されます。続いて即位したのが、キリスト教徒を迫害するなど暴君として有名なネロです。本講座では、このネロに対する従来の一面的な評価を改めて考えてみることにしましょう。ネロの失脚により100年続いたユリウス・クラウディウス朝はあえなく滅亡します。帝位は再び実力者たちの直接対決に委ねられます。3人の短命な皇帝を経て、フラウィウス朝を確立したのはウェスパシアヌスでした。この王朝は後に続いた五賢帝時代の栄光に隠れて評価されてきませんでしたが、実は重大な変革を帝国にもたらします。(講師記) ★2024年4月開講。途中受講、大歓迎です。 <今期カリキュラム> 1 4/2 クラウディウス ダークホースの悲喜劇 2 4/16 ネロ(前編) 市民待望の若き皇帝 3 4/30 ネロ(後編) 芸術家にして道化師 4 5/7 ユリウス・クラウディウス朝の滅亡 内乱の発生 5 5/21 フラウィウス朝の成立 ウェスパシアヌスの即位 6 6/4 ティトゥス帝の善政 ポンペイの埋没 7 6/18 ドミティアヌス帝 名君かそれとも暴君か
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鎌倉武士の父と息子
それぞれの性格と生き方

- 今井 雅晴/筑波大学名誉教授
- 2025/04/03木 〜 2025/06/19木
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 22,770円
鎌倉時代の武士の家では、父はいかに息子を鍛え、息子は何を学んでいたのでしょうか。親しみや反発はあったのでしょうか。本講座では幕府に集合する8組の父と息子、すなわち北条時政と義時、梶原景時と景季、北条義時と泰時、宇都宮朝綱と(孫)頼綱、北条義時と名越朝時、極楽寺重時と赤橋長時、三浦義村と泰村、安達景盛と義景の、特にそれぞれの性格や生き方を見ていきます。(講師記) ★2025年1月開講。1年24講で学びます。途中受講大歓迎です。 【年間カリキュラム(予定)】 <1月期> 北条時政と息子の義時 @ 時政、陰謀家、一家の発展を娘の政子に賭ける。 A 時政、義時の反対無視、畠山・比企氏を滅ぼす。 B 義時・政子、時政を追放し、周囲の信頼を得る。 梶原景時と息子の景季 C 景時、頼朝に文化力を評価されて、側近となる。 D 景季、頼朝に武者力を評価されて、父を助ける。 E 景時、頼朝や頼家に忠実すぎ周囲に嫌われ滅亡。 <4月期> 北条義時と息子の泰時 ➀ 義時、天皇崇拝を踏み越え、後鳥羽上皇を破る。 A 泰時、嫡子ではないが父義時に強く期待される。 B 泰時、諸弟妹の信頼を得、御家人の信頼も得る。 宇都宮朝綱と孫の頼綱 C 朝綱、姉が源頼朝の乳母、頼朝、安心して頼る。 D 頼綱、陰謀家の時政に強く警戒され、滅亡寸前。 E 頼綱、北条泰時と固く結び、幕府内で生き抜く。 <7月期> 北条義時と息子の(名越)朝時 @ 義時、愛妻の姫の前と離婚する状況におちいる。 A 朝時、不可解な性格との評判、義時に嫌われる。 B 朝時、京都の異父弟妹(母は姫の前)と親しむ。 極楽寺重時と息子の(赤橋)長時 C 重時、敵の敵は味方と、異母兄の泰時と親しむ。 D 重時、よき政治家のあり方を求め、友人を選ぶ。 E 長時、赤橋家を北条氏第二の家格に押し上げる。 <10月期> 三浦義村と息子の泰村 @ 義村、父義澄に深く学び、三浦氏の発展に励む。 A 義村、慎重に動き弟胤義や乳人子公暁を捨てる。 B 泰村、政治力に欠け、北条時頼と戦い滅亡する。 安達景盛と義景 C 景盛、剛腕政治家で、父盛長に学び政敵を倒す。 D 景盛、幕府が開かれて以来の敵三浦氏を滅ぼす。 E 義景、巧みな政治力、北条氏に次ぐ家格を築く ※カリキュラムは変更になる場合がございます。ご了承ください。
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吾妻鏡を読む
頼朝の征夷大将軍としての日々

- 清水 由美子/中央大学兼任講師
- 2025/04/03木 〜 2025/06/19木
- 15:00〜16:30
- 全7回
- 会員 26,565円
『吾妻鏡』を読み進める講座です。同書は鎌倉幕府とその時代の歴史を知る根幹資料です。九条兼実や藤原定家などの公家の日記などがその編纂材料となっていますが、幕府や北条氏の立場での記述が多く、単なる編年体の日次記事としてではなく、行間の陰影や背後の事情を読み取っていく必要があり、それが面白さにつながります。同時代の史料や文学作品にも広く目を配り、人物の関係も丁寧に押さえながらじっくりと読んでいきます。 今期は建久三年(一一九二)の八月から同四年の三月までの記事を読みます。建久二年の七月に征夷大将軍に任じられた頼朝は、鎌倉で政所始を行い、いよいよ政治機関としての幕府の力は揺るぎないものになっていきます。またその頃、妻の政子が二男にあたる男児(後の実朝)を出産し、頼朝の周辺は喜びに沸くのでした。一方、源平合戦で活躍した熊谷直実は、親戚との裁判に行き詰まって出奔し、出家を遂げます。『平家物語』で有名な平敦盛との話に成長していく出来事です。また、平重衡により焼き討ちに遭った東大寺の再建は難航しつつも進んでいきます。大きな出来事の続く頼朝周辺の日々を追ってみましょう。(講師・記) 〔4月期各回の予定〕 1、建久三年八月五日〜八月十五日 政所始と実朝の誕生 2、建久三年八月十六日〜九月二十五日 北条義時の結婚 3、建久三年十月十五日〜十一月二十二日 実朝の御行始と永福寺の完成 4、建久三年十一月二十五日〜十一月二十九日 熊谷直実の出奔 5、建久三年十二月二日〜十二月二十九日 熊谷直実の出家 6、建久四年一月一日〜二月二十八日 北条時貞の死去 7、建久四年三月一日〜三月二十五日 東大寺再建の難航
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ユダヤ 二千年の旅
タルムードの学びの歴史をたどる
- 市川 裕/東京大学名誉教授
- 2025/04/04金 〜 2025/09/05金
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 22,770円
「タルムード」はユダヤ教の聖典の名前ですが、この言葉は、「学習の営みそのもの」も意味します。正確には「タルムード・トーラー」(トーラーの学び)と言います。タルムードは「律法の学び」という意味の言葉でもあるのです。 律法の学習はユダヤ人の生存にとって必須の学問であるため、ユダヤ社会には今日まで、タルムードの賢者の途切れない歴史があります。その賢者と学びの内容とを紹介することが、そのままユダヤ教の歴史を学ぶことにつながります。4〜9月は中世ヨーロッパ、そして近現代へと進みたいと思います。(講師・記)2024年4月開講。 【4〜9月各回予定】 13.ラシとトサフォート:欧州アシュケナジ社会の興隆 14.マイモニデスからナハマニデスへ:スペインの動向 15.十字軍・再征服期のイタリア:ロスチャイルド雑録の世界 16.シュルハン・アルーフとその卓布:聖地と東欧をつなぐ律法 17.ヴィルナ・ガオンとラビ・ハイーム:タルムード学の復興 18.ヴォロジン塾の末裔たち:ホロコースト期を生き抜く
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古事記・日本書紀の論点
古代王権と神社

- 菊地 照夫/法政大学講師
- 2025/04/05土 〜 2025/06/21土
- 15:30〜17:00
- 全5回
- 会員 18,975円
古事記・日本書紀(記紀)は、7世紀後半に天武天皇の命令で編纂が開始され、奈良時代に完成した歴史書で、天皇および天皇家の起源と日本列島における天皇の支配の正統性、また諸氏族の王権とのつながりの由来を、神話から説き起こして物語っています。その内容には、史実ではない部分も多く含みますが、そうした叙述の中にも古代国家形成過程の解明につながるたくさんの手がかりが内在しています。本講座では、その解明のための切り口となる視点を設定して、問題を掘り下げていきたいと思います。今期の切り口は<神社>です(講師・記) *2025年4月開講 <各回テーマ(予定)> 1 大神神社@ ヤマト王権はなぜ三輪山の神を祭るのか 2 大神神社A 三輪のオオモノヌシがなぜ出雲のオオナムチと同一神とされるのか 3 石上神宮 物部氏は石上神宮の祭祀にどのように関与したか 4 出雲大社@ オオナムチ(オオクニヌシ)は出雲の神か 5 出雲大社A 出雲国造はなぜ神賀詞を奏上するのか ※各回のテーマは予定です。状況により、多少変動する場合があります。
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世界史のなかの日本近現代史

- 加藤 聖文/駒澤大学教授
- 2025/04/05土 〜 2025/06/14土
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 22,770円
現在の高校では、日本史を世界史のなかから考える「歴史総合」という科目が必修となりました。日本の歴史が世界やアジアとどのように繋がっているのかを知り、世界の中の日本を考えることは、国際化時代において身につけなければならない教養といえましょう。 2025年度からの講座では、このような新しい歴史教育の流れを踏まえて、日本近現代史を世界史の視点から学び直します。まず今期は、西欧で始まった国民国家・産業革命が帝国主義による植民地拡大をもたらした結果、日本の幕藩体制の崩壊、明治維新による国民国家建設へと繋がり、さらには日本が東アジアの国際秩序を揺さぶる存在へと変容する19世紀の歴史を考えます。(講師・記) *2025年4月期開講 【日程が変更になりました】講師都合により、6/21休講→6/14に振り替えます。 <各回テーマ(予定)> 1 西欧における国民国家の成立と産業革命 2 帝国主義の拡大と伝統的中華世界の動揺 3 アメリカのアジア進出とペリー来航 4 国民統合から見る「尊王攘夷」 5 国民国家建設としての明治維新 6 東アジアの国際秩序をめぐる日清対立
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- 残りわずか
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ロシアの領土拡大と対外関係の歴史

- 黛 秋津/東京大学教授
- 2025/04/05土 〜 2025/08/30土
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 22,770円
ロシアによるウクライナ侵攻開始から約3年経ちました。この戦争を考える上で重要な問いの一つは、何故ロシアがウクライナを自らの領域と考えるのか、という問題だと思います。こうしたロシアの領土認識の問題を探るためには、ロシアという国がどのような経緯で領土を拡大してきたのか、そしてその過程で、周辺諸国とはいかなる関係を結んでいたのかを歴史的に検証することが必要です。この講座では、4月より1年間かけて、ロシアの領土拡大と、それに伴う周辺諸国との関わりの歴史を見ていきたいと思います。上半期にあたる4〜9月は、9世紀のキエフ・ルーシから、ロシア帝国がウクライナを領有する18世紀末までの時期を取り上げます。(講師・記) <各回テーマ> 第一回:現代ロシアの領土と勢力圏 第二回:キエフ・ルーシの領土(モンゴル支配まで) 第三回:モスクワ大公国の台頭と拡大(15・16世紀) 第四回:17世紀のロシア帝国の拡大(シベリア・ウクライナ) 第五回:18世紀前半のロシア帝国の拡大(バルト海・ウクライナ) 第六回:18世紀後半のロシア帝国の拡大(クリミアなど黒海沿岸地域) *2025年4月開講。全12講。
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知られざるイタリア史12講

- 北村 暁夫/日本女子大学教授
- 2025/04/05土 〜 2025/09/06土
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 22,770円
イタリアは、その豊かな歴史や美術、音楽、文学、映画、食文化などで常に話題になる国ですが、その一方で、意外と知られていないことも数多くあります。本講座では、知っているようで、実態についてはあまり知られていない、自然環境、祭り、エスニック・マイノリティ、マフィア(組織犯罪)といったテーマを取り上げて論じていきます。春期・夏期では、南北の相違だけではない、多様なイタリアの自然環境と、地域社会に暮らすエスニック・マイノリティ、ユダヤ人(教徒)をとりあげます。(講師・記) ※2025年4月期開講。1年でたどります。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。 <各回のテーマ> 第1回 自然環境と人々の生活@ 山が作るイタリア アルプス・アペニン 第2回 自然環境と人々の生活A 川が作るイタリア ポー川・テーヴェレ川 第3回 自然環境と人々の生活B 自然災害と闘うイタリア 第4回 エスニック・マイノリティ@ 北イタリア、アルト・アーディジェ(南チロル)のドイツ系住民 第5回 エスニック・マイノリティA 南イタリアのアルバニア系住民(アルブレッシュ) 第6回 エスニック・マイノリティB 「ユダヤ人」 今後の予定 ――――― 第7回 祭り@ 古代ローマとカトリシズム 第8回 祭りA 都市と守護聖人 第9回 祭りB 「国民の祝日」と歴史の記憶 第10回 マフィア@ 誕生と拡大 第11回 マフィアA アメリカ合衆国での展開 第12回 マフィアB 現代のマフィア型組織犯罪
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学び直す日本の歴史 20講

- 戸川 点/拓殖大学教授
- 2025/04/07月 〜 2025/06/30月
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 22,770円
学校で習った日本史は好きでしたか。大好きだった人、暗記ばかりで苦手だった人、さまざまだと思います。ところで科学が進歩するのと同様、日本史研究も日々進化しています。そんな新しい日本史研究の世界をのぞいてみませんか。受験や暗記と関係なく、そしてそれぞれの人生経験を経たうえで日本史を学び直してみると、日本史は以前よりも奥深く、きっと面白いものだと感じるはずです。この講座では、原始古代から現代まで流れをたどりながら、最先端の日本史の面白さを伝えていこうと思っています。(講師記) *2025年4月開講 <今期のテーマ> ※テーマは予定です。進み具合により変更となる場合があります。 1 旧石器、縄文、弥生時代の日本 旧石器時代、縄文時代、弥生時代、それぞれの時代の特質を大きくつかまえる。 2 古代国家の成立 古墳時代、飛鳥時代を取り上げ、日本における国家形成の歴史を考える。 3 大化改新とその後 大化の改新の展開と律令制導入の過程を考える。 4 平城京の時代 複雑な動きを示す奈良時代の政治史についてわかりやすく整理する。 5 平安王朝の成立と摂関政治 平安前期の国家と社会、摂関政治の成立と展開について考える。 6 院政の時代 平安後期の政治と社会について考える。 <1年間の予定> ※テーマは予定です。状況により、変更する場合があります。 1 旧石器、縄文、弥生時代の日本 2 古代国家の成立 3 大化改新とその後 4 平城京の時代 5 平安王朝の成立と摂関政治 6 武士の成長と院政の時代 7 「源平の戦い」と鎌倉幕府の成立 8 執権政治とモンゴル襲来 9 南北朝の戦いと室町幕府 10 室町幕府の展開と戦国時代 11 信長・秀吉・家康の時代 12 幕藩体制の展開と改革 13 幕末・明治維新・明治政府の成立 14 自由民権運動と立憲国家の成立 15 明治後期の政治と国際関係 16 大正時代を考える デモクラシーと対外膨張の時代 17 恐慌と昭和の幕開け 18 軍部の台頭と第2次世界大戦 19 戦後改革から高度経済成長へ 20 現代の日本と世界
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太平記を読む
南北朝内乱の実態

- 角田 朋彦/京都芸術大学非常勤講師
- 2025/04/10木 〜 2025/06/26木
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 22,770円
『太平記』は後醍醐天皇の即位から足利義満の登場までをダイナミックに描いた軍記物語です。鎌倉幕府の滅亡に至る様子や建武の新政の混乱ぶり、その後の南北両朝の対立や武士同士の争いなどを同時代人の目で活写したものになります。物語なので誇張や事実誤認とされるところもありますが、当該期の政治や社会・文化などさまざまなことを知ることができます。史実や関連する古文書、日記などにも目を配りながら、40巻という大部な物語を読み進めていきましょう。今クールは巻14の途中から読み進めていきます。後醍醐の政権から離叛した足利尊氏が、追討使として派遣された新田義貞を追って上洛していきます。その中で足利与党が諸国で蜂起することになり、さらなる混乱が巻き起こります。その様子を学んでいきましょう。(講師・記) (※進度は予定と多少前後する場合があります)
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『日本書紀』を精読する
律令国家の原像

- 佐藤 信/東京大学名誉教授
- 2025/04/11金 〜 2025/06/27金
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 22,770円
中国の正史にならって720年に撰上された『日本書紀』は、律令国家のアイデンティティーを示し、自らを正当化する歴史として編まれました。『日本書紀』を、編纂意図をふまえて批判的に精読することにより、律令国家が自らを形作る基盤と考えた理念や、形成過程の歴史的展開を知ることができます。本講座では、一字もゆるがせにしないで『日本書紀』を読み、そこから歴史的事実をつむぎだし、歴史像に迫ることをめざします。史料批判による古代史料の正確な読解という、古代史を学ぶ醍醐味の一端にふれたいと思います。(講師・記) ※2020年7月より開講中。 ※2025年4月期は、日本書紀 第十七巻あたりから。 (多少前後する可能性もあります。なにとぞご了承ください。)
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「平家物語」の世界

- 伊藤 悦子/中世文学研究会会員
- 2025/04/11金 〜 2025/06/27金
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 22,770円
『平家物語』は、平家一門の栄枯盛衰を通じて、貴族社会から武家社会へと移り変わる激動の時代を描いた軍記物語です。この講座では、全十二巻のうち主要な章段を中心に、物語の流れに沿ってじっくりと読んでいきます。地図や画像等も使ってビギナーの方にも分かりやすく解説します。途中からの受講も問題ありません。日本が誇る一大叙事詩『平家物語』をご一緒に味読しましょう。今期は巻十「横笛」から十一「鏡」までを鑑賞します。(講師・記)2023年7月開講。 〈4月期各回予定〉 巻十「横笛」「維盛出家」「維盛入水」−断ち切り難き執心− 巻十「三日平氏」「藤戸」−海を渡る盛綱− 巻十一「逆櫓」「嗣信最期」−屋島合戦− 巻十一「那須与一」「弓流」−武士達の意地− 巻十一「鶏合 壇浦合戦」「能登殿最期」−平家滅亡− 巻十一「内侍所都入」「剣」「鏡」−三種の神器−
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1年で学ぶ「梅松論」の世界

- 角田 朋彦/京都芸術大学非常勤講師
- 2025/04/12土 〜 2025/06/14土
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
南北朝時代の初期を理解する史料として、『太平記』と双璧をなすのが『梅松論』です。『梅松論』は足利方に属する人の手によって叙述されたもので、鎌倉時代のあり方から筆を起こし、建武4年(1337)に新田方が拠る越前金ケ崎城が落ちるまでのことを記しています。『太平記』と違って中国の故事をひくこともなく、またあまり物語性も帯びていません。そのため軍記物語としての評価は低いものの、逆に歴史史料としての価値は高いとされています。一般的にはあまり知られておらず、こうした講座類でも取り上げられることが少ない『梅松論』。この機会に『梅松論』の世界に触れてみましょう。(講師・記) ※2025年4月開講。1年で学びます。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。 <カリキュラム(予定)> 【第1期】今期:2025年4月〜6月 第1回:梅松論という史料、将軍の来歴 第2回:鎌倉時代の政治情勢 第3回:後醍醐天皇の動向 【第2期】2025年7月〜9月 第4回:鎌倉幕府の滅亡 第5回:建武の新政と中先代の乱 第6回:足利と新田の対立 【第3期】2025年10月〜12月 第7回:京都合戦ー入京と敗退 第8回:足利尊氏の九州落ち 第9回:筑前多々良浜合戦 【第4期】2026年1月〜3月 第10回:足利勢の東上と湊川合戦 第11回:山門と京都の攻防戦 第12回:天下平定と足利兄弟の人物評
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「明月記」を味わう
藤原定家の生涯

- 遠藤 珠紀/東京大学史料編纂所准教授
- 2025/04/12土 〜 2025/06/14土
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,715円
■[お知らせ] 本講座は、2025年4月期より、遠藤珠紀先⽣(東京⼤学史料編纂所准教授)にご出講いただきます。 ――――――――――――――― 『明月記』は歌人として著名な藤原定家(1162〜1241)が、平安から鎌倉へ時代が激動するなかで六十年余りにわたって書き続けた日記です。定家は優れた古典学者でもあり、なにより朝廷や院に出仕する官僚でもありました。そのため日記には当時の政治や文化に関わるさまざまな記事が見え、折々の感情も生々しく記しています。本講座では『明月記』全体の概要を示した後、年代順に興味深い記事を抜粋して読み進め、定家の生涯をたどります。 ※2023年10月開講・途中受講も歓迎です <各回のテーマ> □1 晩年の藤原定家が見た公家社会 □2 「百人一首」編纂のころ □3 定家の病と死去 ・・・・・・・・・・・・・・・
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戦国時代の東国
人・城・合戦

- 齋藤 慎一/江戸東京博物館学芸員
- 2025/04/12土 〜 2025/06/14土
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康が活躍する時代へと、華々しく語られた戦国時代ですが、関東平野には独自の展開がありました。山内・扇谷両上杉家から小田原北条家へと展開する関東戦国史は、近年、急速に研究が深まっています。 また、考古学の進展により、各地の城館などの中世遺跡が整備されました。それゆえに目の当たりに戦国時代を学ぶ機会も増えてきたようです。 戦国時代に登場した人物、舞台となった城館、注目された合戦など、最新の成果を交えつつ、東国の戦国時代を学びます。 まずは15世紀後半。近年では列島規模で戦国時代の幕開けとされる享徳の乱からです。(講師・記) 〔4月期(4〜6月)各回予定〕 4月:足利成氏と享徳の乱 戦国時代の到来を告げる、古河公方の登場です。 5月:杉顕定の登場 関東地方で戦国時代前半の主役であった山内上杉氏の当主です。 6月:関東平野の交通 戦国時代の交通は今とは違っていました。はたしてどこを通過したか。
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- 教室・オンライン自由講座
シンボルと儀礼でみるフランス近代史
「自由の女神」とラ・マルセイエーズ

- 長井 伸仁/東京大学教授
- 2025/04/12土 〜 2025/06/14土
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
フランス共和政にはさまざまなシンボルがあります。それらは革命をはじめとした政治的事件だけでなく、祭典や葬儀など公的儀礼においても積極的に活用され、重要な役割をはたしてきました。このようなシンボルや儀礼にはカトリシズムとの類似点も少なくありません。フランスの共和政は世俗性を大きな特徴にしていますが、じつはカトリック文化を残していたともいえます。講座ではフランス革命から20世紀初頭までの時代を中心に、図像も交えて具体例をみてゆきます。(講師・記)2025年4月〜全6回予定。 【各回の内容(予定)】 〈4〜6月〉 (1)政治と祭り (2)「自由の女神」 (3)ラ・マルセイエーズ 〈7〜9月〉*受付開始は5月下旬頃〜 (4)三色旗 (5)革命と身体 (6)フランス革命の記念と歴史意識
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- 教室開催
ヒエログリフを読み解く
★日程変更あり:5/10休講⇒5/17補講

- 村治 笙子/古代エジプト壁画研究家
- 2025/04/12土 〜 2025/06/14土
- 13:30〜15:00
- 全3回
- 会員 11,880円
古代エジプト人が神々に願いを伝えるために神殿や墓の壁または副葬品などに絵とともに描いた文字。それはヒエログリフとよばれ長い間解読不可能でしたが、19世紀にフランスのシャンポリオンによって解読できるようになりました。この講座では、エジプト現地の壁画や発掘品の中からヒエログリフをみつけ、解読に挑戦します。 今期は、ラムセス二世関連の碑文を読みます。 画像説明:新エジプト大博物館(GEM)のシンボル、ラムセス像のヒエログリフ ★この講座は経験者クラスですが、初心者も歓迎です。
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世界史におけるパレスチナ
イスラエル問題@—三つの一神教の相互関係

- 臼杵 陽/日本女子大学名誉教授
- 2025/04/12土 〜 2025/06/28土
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 22,770円
トランプ米大統領が二度目の当選を果たし、ガザ問題の解決のための新提案を行った。しかし、先行きは見えなくなってしまっている。そもそも、なぜパレスチナ/イスラエル問題は解決することができないのか。その解決が困難な原因を考えるには、長期的な視野の下に、ヨーロッパ・キリスト教社会で生まれたユダヤ人問題を射程に入れ、ヨーロッパ世界とイスラーム世界の歴史的な相互関係も踏まえて議論しなければ理解できない。本講座ではパレスチナ/イスラエル問題を世界史の中で位置づけ直し、その歴史的な意味を現代の文脈において1年間のシリーズの中で改めて考えてみたい。まず、パレスチナ/イスラエル問題の歴史的起源を考えるために、ユダヤ教、キリスト教、イスラームという三つの一神教の相互関係がどうであったのかに光を当てる。(講師・記) <各回テーマ(予定)> 1 パレスチナ/イスラエル問題とは何か? 2 イスラーム世界の中の中東地域 3 アラブ世界の中のパレスチナ 4 古代ユダヤ教と現代イスラエル 5 ユダヤ教からキリスト教へ 6 イスラームから見たユダヤ教・キリスト教
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