72講座中 1〜20件を表示
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ユダヤ 二千年の旅
タルムードの学びの歴史をたどる
- 市川 裕/東京大学名誉教授
- 2024/10/05土 〜 2025/03/22土
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 20,790円
「タルムード」はユダヤ教の聖典の名前ですが、この言葉は、「学習の営みそのもの」も意味します。正確には「タルムード・トーラー」(トーラーの学び)と言います。タルムードは「律法の学び」という意味の言葉でもあるのです。律法の学習はユダヤ人の生存にとって必須の学問であるため、ユダヤ社会には今日まで、タルムードの賢者の途切れない歴史があります。その賢者と学びの内容とを紹介することが、そのままユダヤ教の歴史を学ぶことにつながります。10月からの6回で、最も重要なテキスト『バビロニア・タルムード』の誕生の歴史をたどっていきたいと思います。(講師・記)2024年4月開講。 【10〜3月各回予定】 7.バビロニアへのミシュナ注釈の移植:ラヴとシュムエル 8.学問の継承と賢者の2タイプ:アバイェとラヴァ 9.総合の学としてのタルムード:ラヴ・アシ 10.イスラム時代の新生ユダヤ教:イスラム法学とユダヤ法学 11. バビロニアの賢者、ギリシア学に直面す:サアディアの挑戦 12.タルムード学の地中海進出:4人のバビロニア賢者
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都市をめぐるイタリア史 12講
- 北村 暁夫/日本女子大学教授
- 2024/10/05土 〜 2025/03/29土
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円
イタリアは、北中部において都市国家が栄えた中世以来、個性豊かな都市が各地に並び立ち、独特な地域アイデンティティを形作ってきました。イタリアを理解するためには、都市の歴史を知ることが不可欠です。本講座では、1年間をかけて12のイタリアの都市を取り上げて、その歴史と現代における立ち位置を論じていきます。秋期・冬期は、ナポリやパレルモをはじめとする南イタリアの諸都市をとりあげ、最後に「永遠の都」ローマを2回にわたって論じます。(講師・記) ※2024年4月期開講。1年でたどります。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。 <各回のテーマ> ■第7回 ナポリ ナポリを見て死ね ■第8回 バーリ サンタクロースとアドリア海 ■第9回 パレルモ 地中海文化の接触点 ■第10回 カターニア エトナ山とともに生きる ■第11回 ローマ@ 永遠の都 古代から近世まで ■第12回 ローマA 永遠の都 近現代における変容
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古代エジプト文化の深淵
- 和田 浩一郎/国学院大学講師
- 2024/10/19土 〜 2025/03/15土
- 11:00〜12:30
- 全6回
- 会員 20,790円
今からおよそ5000年前、ナイル河のほとりに誕生した古代エジプト王国は、3000年にわたって続く独特な文化を生み出しました。その魅力は今なお世界中の人々を引きつけています。この講座では、古代エジプト人がなぜ動物の頭を持つ神々を考えだしたのか、なぜミイラを作り手厚い葬儀を行ったのか、どんなことを神に願ったのかなど、信仰や葬儀に関するトピックを取り上げていきます。古代エジプト文化の根幹となる部分について、理解を深めていただければと思います。(講師・記) ※24年4月期開講。1年でたどります。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です! ■各回のテーマ 第7回 :神への嘆願と奉納 第8回 :来世観と葬儀(1) 第9回 :来世観と葬儀(2) 第10回:庶民と神々 第11回:古代エジプトの呪術(1) 第12回:古代エジプトの呪術(2)
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水中考古学とモンゴル襲来研究
- 池田 榮史/國學院大學教授
- 2024/10/22火 〜 2025/03/25火
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 20,790円 / 一般 27,390円
鎌倉時代の日本にユーラシア大陸の大半を支配下に収めたモンゴル帝国が二度にわたって侵攻を試みたことがあります。これを日本史では「モンゴル襲来」(かつては元寇ともいう)と呼びます。二度目の弘安の役の際、約14万人の兵員を乗せた元軍船団は長崎・佐賀県境に位置する伊万里湾で暴風雨に遭い、壊滅したとされており、伊万里湾ではモンゴル襲来の解明を目指した水中考古学による調査研究が進められています。本講座ではその内容について、実際の映像資料を用いながら紹介したいと思います。(講師・記) <各回テーマ(予定)> 第1回:水中考古学の調査研究手法 第2回:水中考古学研究略史 第3回:モンゴル襲来と『蒙古襲来絵詞』 第4回:鷹島海底遺跡調査研究史 第5回:鷹島海底遺跡の調査成果 第6回:これからの水中考古学
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イギリス帝国の残影と現代世界
- 木畑 洋一/東京大学名誉教授
- 2024/10/22火 〜 2025/03/25火
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円
世界最大の領土をかかえていたイギリス帝国は、第二次世界大戦後に解体していった。しかし、帝国支配の残影は、今日でもイギリス本国においてだけでなく世界のさまざまな地域で見てとることができる。たとえば、中東におけるイギリス帝国の政策は、昨年秋から深刻化しているイスラエルのガザ侵攻の歴史的背景となっている。本講義では、イギリスの帝国支配が世界にどのような形で影を落としているかという問題や、まだ残存している帝国領土をめぐる争い、帝国解体がイギリス本国の政治、社会や外交にいかなる影響を与えてきたかという点などについて、論じていきたい。(講師・記) 2024年4月開講。 <今期の各回テーマ(予定)> 2024年 10月 帝国支配の遺産?:世界共通語としての英語 11月 ブレグジット(EUからの離脱)と帝国ノスタルジア 12月 旧帝国からの移民と多人種・多文化国家への変容 2025年 1月 北アイルランド紛争とその後 2月 帝国解体とスコットランド・ウェールズの地域ナショナリズム 3月 植民地支配責任の現在 ----1年の予定---- 1 イギリス帝国の解体過程 2 帝国支配が残した傷@:パレスチナ問題 3 帝国支配が残した傷A:インド・パキスタン間のカシュミール紛争 4 残存する帝国@:フォークランド戦争とその後 5 残存する帝国A:ジブラルタル問題 6 帝国の後継:世界のなかのコモンウェルス 7 帝国支配の遺産?:世界共通語としての英語 8 ブレグジット(EUからの離脱)と帝国ノスタルジア 9 旧帝国からの移民と多人種・多文化国家への変容 10 北アイルランド紛争とその後 11 帝国解体とスコットランド・ウェールズの地域ナショナリズム 12 植民地支配責任の現在 --------------- ※上記は予定です。進み具合により多少の変更が生じる場合があります。
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レコンキスタとは何か?
「スペイン」を真に理解するための歴史を学ぶ
- 黒田 祐我/神奈川大学教授
- 2024/10/24木 〜 2025/03/27木
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円 / 会員45周年割 18,810円 / 一般 27,390円 / 一般45周年割 24,750円
文明の十字路、イベリア半島に成立したスペイン。西洋であり東洋、ヨーロッパでもありアフリカでもある様相が、スペインの町中のいたるところで感じとれます。これらの異なる貌を生み出したのが、中世800年にわたる大事件―レコンキスタ―です。本講座では、近刊の自著『レコンキスタ』の内容を土台に、自著では語り尽くせなかったテーマや図像を補いつつ、現在のスペインを生み出した複雑怪奇な歴史を紐解いていきます。(講師・記) <各回のテーマ(予定)> 第1回: 導入 レコンキスタ前史 第2回: アンダルス(イスラーム・スペイン)の栄華 第3回: レコンキスタのはじまりとキリスト教諸国の成立 第4回: 一進一退の攻防 第5回: 征服活動の実態 第6回: レコンキスタの完了?
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最新の発掘調査からせまる 弥生文化と東アジアとの交流2
『魏志』韓伝と倭人伝に記されたクニグニ
- 高久 健二/専修大学教授
- 2024/10/26土 〜 2025/03/15土
- 15:30〜17:15
- 全6回
- 会員 20,790円
日本列島の弥生文化は、稲作農耕文化の定着、金属器の出現、墳丘墓の出現などに特徴づけられます。これら弥生時代に新たに出現した文化要素の多くは、中国大陸や朝鮮半島との交流を通じてもたらされたものです。また、弥生時代は社会構造が大きく変化していく時代であり、のちに『魏志』倭人伝に記される「国(クニ)」が出現します。この講座では、最新の発掘調査成果をもとに、東アジアの文化を概観したうえで、日本列島各地の弥生文化と対外交流について論じます。今回は『魏志』韓伝と倭人伝に記されたクニグニのうち、帯方郡から末盧国までを取り上げます。 ■各回のテーマ 第1回 10/26 帯方郡の文化 3世紀初頭に楽浪郡の南側を分けて設置された帯方郡の様相、および帯方郡滅亡以後の様相について、土城と古墳を中心に論じます。 第2回 11/16 馬韓の文化と対外交流 京畿地域の雲陽洞遺跡や忠清地域の松節洞遺跡を取り上げて、朝鮮半島西南部にあった馬韓の文化について概観し、楽浪・帯方郡との交流について論じます。 第3回 12/14 辰韓の文化と対外交流 盟主国の斯盧国があった慶州周辺地域の遺跡を取り上げて、朝鮮半島東南部にあった辰韓の文化について概観し、楽浪・帯方郡との交流について論じます。 第4回 1/18 弁韓の文化と対外交流 嶺南地域の茶戸里遺跡や良洞里遺跡を取り上げて、朝鮮半島南部にあった弁韓の文化について概観し、楽浪・帯方郡および倭との交流について論じます。 第5回 2/22 対馬・壱岐の弥生文化と対外交流 玄界灘に浮かぶ対馬と壱岐における弥生文化を概観し、『魏志』倭人伝に記された「対馬国」と「一支国」における海洋民の交流・交易について論じます。 第6回 3/15 唐津周辺の弥生文化と対外交流 佐賀県唐津市から松浦半島一帯における弥生文化を概観し、『魏志』倭人伝に記された「末盧国」の実態と対外交流について論じます。 ■今後の予定ーーーーー 第13回 糸島半島の弥生文化と対外交流 福岡県糸島半島一帯における弥生文化を概観し、『魏志』倭人伝で「一大率」が置かれていたとされる「伊都国」の実態と対外交流について論じます。 第14回 福岡平野の弥生文化と対外交流 福岡平野における弥生文化を概観し、『魏志』倭人伝に記された「奴国」における王墓の出現から志賀島の金印、さらに邪馬台国の時期にいたる対外交流について論じます。 第15回 早良平野と嘉穂盆地の弥生文化と対外交流 福岡県早良平野と遠賀川流域の弥生文化を概観し、幻の「早良国」と「不弥国」の実態を明らかにします。 第16回 佐賀平野の弥生文化と対外交流 佐賀平野の吉野ヶ里遺跡とその周辺の遺跡を概観し、有明海沿岸のクニグニの弥生文化と対外交流について論じます。 第17回 山陰・出雲の弥生文化と対外交流 山陰地域における弥生文化を概観し、青銅器や鉄器にみられる渡来系要素から出雲の文化と対外交流について論じます。 第18回 瀬戸内・吉備の弥生文化と対外交流 瀬戸内の吉備地域における弥生文化を概観し、吉備の発展過程と対外交流について論じます。 第19回 大阪湾沿岸の弥生文化と対外交流 池上曽根遺跡や加美遺跡を取り上げて大阪湾沿岸の弥生文化を概観し、農耕社会の発展過程について論じます。 第20回 大和・邪馬台国の文化と対外交流 唐古・鍵遺跡や纒向遺跡を取り上げて大和地域の弥生文化を概観し、『魏志』倭人伝に記された「邪馬台国」の中枢の様相と対外交流について論じます。 第21回 東海の弥生文化と対外交流 『魏志』倭人伝に記された「狗奴国」の候補地とされる濃尾地域と遠江・駿河地域の弥生文化を概観し、東海地方の特色について論じます。 第22回 中部・北陸の弥生文化と対外交流 北陸地域と中部地域の弥生文化を概観し、東日本への弥生文化の拡散の過程と対外交流について論じます。 第23回 関東の弥生文化と対外交流 関東地域における弥生文化を概観し、稲作農耕の受容の実態を明らかにするとともに、鉄器など渡来系文物に着目し、対外交流についても論じます。 第24回 東北の弥生文化 東北地域における弥生時代の主要遺跡を取り上げて、東北南部・中部・北部における弥生文化の受容過程について論じます。
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東ヨーロッパの紛争を歴史的に考える
―ウクライナ―
- 黛 秋津/東京大学教授
- 2024/10/26土 〜 2025/03/29土
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 20,790円
西ヨーロッパでは、冷戦後に欧州連合(EU)が成立し、今日までまがりなりにも平和が保たれる一方で、東ヨーロッパでは、1990年代にユーゴスラヴィア解体に伴う激しい内戦が勃発し、2010年代以降はウクライナで紛争が生じるなど、非常に不安定な状況が続いています。西ヨーロッパと比べて、何故東ヨーロッパはこのように不安定なのでしょうか?この問いに答えるためには、国際政治の観点から考えるだけでは不十分で、この地域の歴史的背景を知ることが重要です。本講座では、4〜9月は、1990年代の旧ユーゴスラヴィアを取り上げましたが、10月からは、2014年と2022年のウクライナの紛争を取り上げ、ウクライナの歴史をたどりながら、紛争の背景を「歴史的に」考えます。(講師・記) <各回テーマ> 第一回(10/26):ウクライナ国家の概要 第二回(11/2):二つのウクライナ紛争(2014年・2022年) 第三回(12/7):歴史的背景@(キエフ・ルーシから18世紀まで) 第四回(2/22):歴史的背景A(ロシア帝国支配からソ連支配まで) 第五回(3/15):歴史的背景B(ウクライナの独立、クリミアの歴史) 第六回(3/29):まとめ(ウクライナの視点、ロシアの視点、欧米の視点) *2024年4月開講。全12講。
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「西洋の衝撃」とイスラム世界・漢字世界の伝統と変容
- 鈴木 董/東京大学名誉教授
- 2024/10/28月 〜 2025/01/27月
- 10:30〜12:00
- 全4回
- 会員 13,860円
ラテン文字世界としての西欧世界を原動力に唯一のグローバル・システムが成立する以前には、地球上には特色ある複数の文化世界が存在していた。それらのうち、アラビア文字世界としてのイスラム世界の世界帝国的存在であったオスマン帝国、漢字世界の世界帝国たる大清帝国、そして漢字世界の周辺に位置した日本について、それら伝統と、「西洋の衝撃」の下における伝統の変容過程について、比較史的に検討してみたい。なお、「百聞は一見にしかず」、図像資料もできるだけお目せしたい。(講師記) ◆今期(後期)のテーマ 10月(第5回) 近代国際体系への両世界の包摂 11月(第6回) 支配組織の「西洋化」改革 12月(第7回) グローバル化と社会・経済の変容 2025年1月(第8回) 「文化」の「西洋化」 ◆2024年4月期(前期)のテーマ:終了 第1回(4月) 世界秩序と政治単位 第2回(5月) 支配組織と支配エリート 第3回(7月) 社会と経済のしくみ 第4回(8月) 文化の構造
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「ユダヤ人」を考える
法律と現実と
- 羽田 功/横浜商科大学学長
- 2024/11/09土 〜 2025/02/08土
- 15:30〜17:00
- 全4回
- 会員 13,200円 / 一般 15,400円
この講義では、ヨーロッパの社会がユダヤ人をどのように理解し、どのような関係を結ぶことで社会の中に位置づけていたのかについて、ユダヤ人に対する法律的な扱いの観点から考えてみたいと思います。法律というと少し堅苦しい感じがするかもしれませんが、しかし、実際には法律と現実は合わせ鏡のようなもので、たとえばユダヤ人の法的立場からは、そこに至るユダヤ人のあり方やこの立場を規定する社会の価値観などを垣間見ることができますし、その逆も考えられます。そうした行き来のいくつかを取り上げていきます。(講師・記) <各回のテーマ(予定)> 第1回:ユダヤ人問題の中の「ユダヤ人」 第2回:中世ヨーロッパのユダヤ人規程 第3回:近代ヨーロッパ社会のユダヤ人 第4回:人種論的な反ユダヤ法 画像説明:※最後の晩餐に描かれたユダ (画面左手前・左手にイエスを売った代償としての銀貨30枚が入った袋を手にしている) フィリップ・ド・シャンペ(パ)ーニュ「最後の晩餐」(1652年頃) https://www.meisterdrucke.jp/artist/Philippe-de-Champaigne.html
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『日本書紀』の〈文〉学
―「奇談」から〈歴史〉とは何かを考える―
- 吉原 美響/古代文学会会員
- 2025/01/06月 〜 2025/03/03月
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円
日本最初の史書『日本書紀』には、金色の鵄が飛来して戦に勝った話(神武紀)など、フィクションとしか思えないような叙述(本講座では「奇談」と総称します)が散見されますが、『書紀』から歴史的事実を探ろうとするときには「奇談」は史実ではないとして等閑視される傾向にあります。しかし、『書紀』の中から〈歴史〉を抽出しようとする前に「奇談」を〈歴史〉として記した史書であることをまず受けとめる必要があるでしょう。「奇談」を読むことで『書紀』がどう〈歴史〉を語ろうとしているのかを考えることができるのです。そこで、本講座では「奇談」を読むことを通じて『書紀』の〈文〉、その世界観を探ってみたいと思います。(講師・記) *2024年10月開講。*1年12講。 <各回のテーマ> 【2025年1月期】二、天意と天皇の言語活動―雄略紀三年夏四月条を読みなおす― 第一回 雄略紀の狩猟―天皇が獣を狩ること― 第二回 「霊鳥」の出現―「鳳凰」との関係から― 第三回 「嗔猪」の出現―「龍」との関係から― <全テーマ> 【2024年10月期※終了】一、狩猟における奇瑞の出現―雄略紀五年春二月条を中心に― 【2025年1月期】二、天意と天皇の言語活動―雄略紀三年夏四月条を読みなおす― 【2025年4月期】三、「○○国言」形式の「奇談」その1 【2025年7月期】四、「○○国言」形式の「奇談」その2
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古文書からひもとく室町・戦国時代の東国
- 阿部 能久/聖学院大学教授
- 2025/01/06月 〜 2025/03/03月
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円
源頼朝が鎌倉に幕府を開いたことにより、京都に匹敵する政治的求心力をもつこととなった東国。その求心力は鎌倉幕府滅亡後の室町・戦国期にも、室町幕府将軍と同族である関東公方足利氏を頂点とする関東府によって、引き続き保たれていました。 かつて当該期の東国については、あまり顧みられることがありませんでしたが、近年では研究の飛躍的な進展により、様々な事実やその重要性が明らかにされています。 この講座では、「喜連川文書」等の古文書や、『鎌倉殿中以下年中行事』といった史料を取り上げながら、知られざる室町〜戦国時代の東国の政治状況について、わかりやすく解説します。(講師記) ★2024年10月開講。1年12講で学びます。 【年間テーマ(予定)】 ◆2024年10月期 第1回 鎌倉幕府滅亡と建武新政 第2回 関東府(鎌倉府)の成立 第3回 京・鎌倉の対立 ◆2025年1月期 第4回 関東公方家の断絶と復活 第5回 享徳の乱@―東国における戦国時代の幕開け 第6回 享徳の乱A―太田道灌の活躍と都鄙和睦 ◆2025年4月期 第7回 長享の乱と関東公方家の内紛 第8回 関東公方足利氏と小田原北条氏@ 第9回 関東公方足利氏と小田原北条氏A ◆2025年7月期 第10回 小田原北条氏とその周辺 第11回 戦国大名北条氏の滅亡 第12回 喜連川家の誕生―豊臣政権と東国
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欽明・敏達・用明・崇峻の時代
再検証:王権と列島の古代史W
- 荒木 敏夫/専修大学名誉教授
- 2025/01/07火 〜 2025/03/18火
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円
戦後、日本の古代史研究は、倭国−日本という一国史から脱却した東アジア史の視点、民衆の多様な在り方を問う民衆史の視点が強調され、その後、女性史・ジェンダー史の視点や「天皇制」研究の新たな視点を提供する王権論、等々からの史資料・史実の見直し・再検討が重ねられて、今日にいたっています。これらの動向に、考古学や近接する諸科学との連携の成果を加えて日本の古代史像は、大きく刷新されてきました。時代の「通史」は、常に検証され、書き改め、書き加え等が必要です。このように考え、日本古代史の再検証の本講座を始める次第です。古代史に興味のある方、学び直したい方の受講を歓迎いたします。 本期(W期)は、欽明朝の内政と外交を外観した上で、欽明朝の特色を仏教の受容をめぐる多様な対応をとりあげ、6世紀後半の日本の古代を検討してみたい。 また、欽明没後の王位継承争いは、蘇我氏の強力化とつながる蘇我系キサキとそのミコ・ヒメミコらの婚姻が密接な関係にあり、大王崇峻の暗殺事件や女帝推古を誕生させる波乱に富む展開となっている。これらの諸点を最新の研究動向を踏まえて講義します。(講師・記) <各回のテーマ> 1.欽明朝の内政と外交 2.蘇我馬子、大臣となる 3.仏教の伝来と伽藍の造立−飛鳥文化を特徴付けるもの 4.真の「欽明陵」か−見瀬丸山古墳の造営の歴史的意味 5.欽明没後の王位継承−敏達・用明朝の成立の意味 6.大王崇峻の即位と暗殺
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はじめてのヒエログリフ
- 村治 笙子/古代エジプト壁画研究家
- 2025/01/08水 〜 2025/03/12水
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
古代エジプトの人々は、日本と同じように八百万の神々を祀っていました。そして、神々に願いを伝えるために神殿や墓の壁または副葬品などに絵とともにヒエログリフと呼ばれる文字を描きました。長い間解読不可能でしたが、19世紀にフランスのシャンポリオンによって解読できるようになりました。 この講座では初心者の方を対象に、ヒエログリフの読み解き方をていねいに解説します。今期は、横浜みなとみらいで開催中のツタンカーメン展から「黄金の玉座」でヒエログリフを学びます。 ※初心者向けのクラスです。 ※講師はオンラインでの登壇となります。
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伊能忠敬の測量隊とそれを支えた人々
- 礒永 和貴/神奈川大学特任教授
- 2025/01/09木 〜 2025/01/30木
- 13:00〜14:30
- 全2回
- 会員 6,930円 / 一般 9,130円
伊能忠敬は1800年(寛政12)56歳の時に江戸を出発して、1816年(文化13)まで17年をかけ日本全国を測量し続けて73歳で没しました。しかし、日本地図は未完成で忠敬の死は秘され、弟子たちが『大日本沿海輿地全図』を完成します。伊能忠敬の測量は多くの彼の弟子たちや日本各地の測量家によって支えられましたが、あまり評価されていません。測量隊は先手と後手の各5名ほどに分かれ測量をしました。例えば熊本藩では天文方の池部長十郎や弟子たちと交流をしています。また、測量家たちなどから地図を提供してもらいました。本講座では、伊能忠敬の測量隊やそれを支えた人々に焦点をあて、新たな「伊能忠敬像」を皆さんと一緒に考えてみたいと思います。 <各回のテーマ> ■1月9日 伊能忠敬とは何者か? ■1月30日 各地の測量家たちの協力 ・・・・・・・・・・・・・・・
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太平記を読む
南北朝内乱の実態
- 角田 朋彦/京都芸術大学非常勤講師
- 2025/01/09木 〜 2025/03/27木
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 20,790円
『太平記』は後醍醐天皇の即位から足利義満の登場までをダイナミックに描いた軍記物語です。鎌倉幕府の滅亡に至る様子や建武の新政の混乱ぶり、その後の南北両朝の対立や武士同士の争いなどを同時代人の目で活写したものになります。物語なので誇張や事実誤認とされるところもありますが、当該期の政治や社会・文化などさまざまなことを知ることができます。史実や関連する古文書、日記などにも目を配りながら、40巻という大部な物語を読み進めていきましょう。今クールは巻14から読み進めていきます。足利尊氏の建武政権離脱が明確となり、再び全国的な争乱に突き進んでいきます。その緒戦となる足利・新田両軍の合戦の様子について学んでいきましょう。(講師・記) (※進度は予定と多少前後する場合があります)
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『日本書紀』を精読する
律令国家の原像
- 佐藤 信/東京大学名誉教授
- 2025/01/10金 〜 2025/03/28金
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円
中国の正史にならって720年に撰上された『日本書紀』は、律令国家のアイデンティティーを示し、自らを正当化する歴史として編まれました。『日本書紀』を、編纂意図をふまえて批判的に精読することにより、律令国家が自らを形作る基盤と考えた理念や、形成過程の歴史的展開を知ることができます。本講座では、一字もゆるがせにしないで『日本書紀』を読み、そこから歴史的事実をつむぎだし、歴史像に迫ることをめざします。史料批判による古代史料の正確な読解という、古代史を学ぶ醍醐味の一端にふれたいと思います。(講師・記) ※2020年7月より開講中。 ※2025年1月期は、顕宗天皇の元年6月あたりから。 (多少前後する可能性もあります。なにとぞご了承ください。)
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「平家物語」の世界
- 伊藤 悦子/中世文学研究会会員
- 2025/01/10金 〜 2025/03/28金
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 20,790円
『平家物語』は、平家一門の栄枯盛衰を通じて、貴族社会から武家社会へと移り変わる激動の時代を描いた軍記物語です。この講座では、全十二巻のうち主要な章段を中心に、物語の流れに沿ってじっくりと読んでいきます。地図や画像等も使ってビギナーの方にも分かりやすく解説します。途中からの受講も問題ありません。日本が誇る一大叙事詩『平家物語』をご一緒に味読しましょう。今期は巻九「三草合戦」から巻十「千手前」までを鑑賞します。(講師・記)2023年7月開講。 〈1月期各回予定〉 巻九「三草合戦」「老馬」−義経軍、鵯越へ− 巻九「一二之懸」「二度之懸」−戦場の父と子− 巻九「坂落」「越中前司最期」「忠度最期」−鵯越の奇襲− 巻九「重衡生捕」「敦盛最期」「知章最期」−若者達の悲運− 巻十「内裏女房」「屋島院宣」「請文」−重衡の罪業− 巻十「戒文」「海道下」「千手前」−重衡関東下向−
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- 見逃し配信あり
- 横浜教室
- 教室・オンライン自由講座
変貌する社会・家族・個人
戦後史を再考する
- 加藤 聖文/駒澤大学教授
- 2025/01/10金 〜 2025/03/28金
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 20,790円
来年は戦後80年。すでに「戦後」も歴史として検証する時代になりました。すでに21世紀に入って世界は激動の時代に突入したといえます。世界はどこに向かっているのか?そして、日本はどのような国になっていくのか?私たちは不確実な時代のなかで、未来を考えるためにこれまでの歩みを見つめ直す必要があります。本講座では、戦後日本を支えてきたさまざまな制度や価値観(天皇・安全保障・経済成長・家族など)を再検証することで、現在の日本において何か課題なのか、そしてその課題をいかに解決していくべきかを考えていきたいと思います。今期は戦後になって激変する社会のなかで家族像や個人の価値観の変化を検証することでこれからの日本のあり方を考えます。(講師・記) *2024年4月期開講 <各回テーマ(予定)> 1 地域社会秩序の再編―新しい「保守層」 2 都市化と土地神話の創造―大衆消費社会 3 家父長制の崩壊と家族観の変遷―核家族 4 「専業主婦」の盛衰―女性活躍社会 5 情報化社会と東京一極集中―地方消滅 6 人口減少社会と日本の未来―多文化共生
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- 見逃し配信あり
- 横浜教室
- 教室・オンライン自由講座
古墳時代の装飾付大刀 きらめきの威信財
- 柏木 善治/(公財)かながわ考古学財団 常務理事
- 2025/01/11土 〜 2025/01/18土
- 15:30〜17:00
- 全2回
- 会員 6,930円 / 一般 9,130円
古墳時代後期・終末期における副葬品の一つに、金や銀をあしらった煌びやかな大刀があります。希少な製品であるこの装飾付大刀は、どこにその系譜が求められ、なぜ墳墓へと副葬されたのでしょうか。古墳や横穴墓から出土した装飾付大刀をみて、歴史事象に照らしながら、それらが活用された意義について考えます。(講師・記) <各回テーマ(予定)> 1.装飾付大刀の種類と系譜 2.装飾付大刀による表象と歴史的背景 ================ (公財)かながわ考古学財団は、神奈川県の公益財団法人。発掘調査と普及活用を行うとともに、神奈川県という地域に根差した学術研究を実施する。現地見学会で発掘現場を公開し、調査成果は、発掘調査報告書をはじめ、発表会やセミナーなどで公開している。古墳時代の発掘調査は、近年、子易・中川原遺跡(伊勢原市)、上粕屋・子易遺跡(伊勢原市)、中依知遺跡群(厚木市)、及川伊勢宮遺跡(厚木市)など、新東名高速道路・厚木秦野道路建設事業にかかる伊勢原市域、厚木市域の調査で大きな成果があがっている。 ================
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