28講座中 1〜20件を表示
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ユダヤ教の精神構造
比較宗教の視点から
- 市川 裕/東京大学名誉教授
- 2026/01/16金 〜 2026/06/05金
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 22,770円 / 一般 29,370円
ユダヤは今後どこに向かっていくのか。イスラエルのユダヤ人とアメリカのユダヤ人は、それぞれどう考えるのだろうか。 未来を考える起点が現在にあるとすれば、現在という果を知るには、過去の因を探ることが求められます。ユダヤ教の精神構造を比較宗教の視点から分析した拙著の増補新装版が2020年に復刊されていますので、これを手掛かりに、未来を展望してみたいと思います。第二部として、ユダヤ精神の諸相を6回に分けて考えます。(講師・記) 【今期】 ・第二部(2026年1〜6月):「ユダヤ精神の諸相」 第1回 自由と戒律 第2回 偶像崇拝との闘い 第3回 神への愛 第4回 罪と赦し 第5回 ギリシアとの相克 第6回 神秘の力 【来期】 ・第三部(2026年7〜9月) 第10〜12回は、第3部として、「近代との相剋」をテーマとします。
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心理臨床のための哲学
人は何を求めているのか?なぜ心を病むのか?
- 山竹 伸二/哲学者
- 2026/01/17土 〜 2026/06/20土
- 15:30〜17:30
- 全6回
- 会員 22,770円 / 一般 29,370円
心理臨床において、哲学の考え方はどのように活かせるのか? これが本講座のテーマです。心理療法の創始者たちは、自らの理論を説明する際、特定の哲学的立場を表明したり、独自の人間論を語ってきました。人間の心を対象として心理療法やカウンセリングを行う以上、人間理解は欠かせないからです。しかし、各々の心理療法は人間観の違い、哲学的背景の違いによって、理論的な対立を繰り返し、そのことが心理療法の共通原理を解明することを妨げてきました。そのため、心を癒し、治すための原理がはっきりしないまま、多様な理論と技法が増え続けています。 この講座では、実存主義、構成主義、ポストモダンなど、心理療法の背景にある哲学に触れた上で、「本質を考える」という哲学本来の観点から、人間性の本質、心理療法の本質を考えていきます。現象学の本質観取によって、人間のあり方を規定している欲望、不安、承認欲求、自由、無意識、共感、対話の本質を明らかにできれば、人は何を求め、何を怖れているのか、なぜ心は病んでしまうのかがわかると思います。そして、どうすれば癒され、自由に生きていけるのか、その道すじが見えてくるのではないでしょうか。本講座では、こうした問題をみなさんと一緒に考えていきたいと思います。(講師・記)全6回 【各回テーマ】 1.1/17 人間とはどのような存在か? ― 心理療法の人間観、人間理解と現象学 2.2/21 認められたいから自由を捨てる? ― 自由と承認の葛藤、ヘーゲルの人間論 3.3/21 自由な人間になるための条件 ― 「自由の主体」の哲学、子どもの成長と自由 4.4/18 不安を避けると心は病むのか? ― フロイトの不安論、精神病理の哲学 5.5/16 無意識を知ると心は治るのか? ― 無意識とは何か、ハイデガーと自己理解 6.6/20 共感と対話で心は治るのか? ― 共感とは何か、対話の効果、癒しの原理 ※必要な資料は教室にて配布します。 ※講義内容は、進行具合によって若干変更する場合があります。
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ポール・リクールと「生きた隠喩」
現代思想の巨人たち
- 加賀野井 秀一/中央大学名誉教授
- 2026/04/01水 〜 2026/06/03水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,550円
今年度もひき続き「現代思想の巨人たち」と題して、レヴィナス、リクール、デリダ、リオタールをとりあげ、それぞれを3回講義とし、代表作を中心にその思想の本質を探ってまいりましょう。混迷の時代にふさわしい柔軟な哲学を追求してみたいと思います。年間の予定は次のとおり。 第1期(1〜3月)エマニュエル・レヴィナスと『全体性と無限』 第2期(4〜6月)ポール・リクールと『生きた隠喩』 第3期(7〜9月)ジャック・デリダと『グラマトロジーについて』 第4期(10〜12月)ジャン=フランソワ・リオタールと『ポストモダンの条件』 今期はポール・リクールです。ふるってご参加ください。(講師記) <各回の講義内容: 第2期「ポール・リクールと『生きた隠喩』」> 1. リクールとその時代 2. 『生きた隠喩』― 解釈学・物語論・言語の哲学 3. 『他者のような自己自身』をめぐって *「現代思想の巨人たち」シリーズは2024年1月期開講。 *毎期取り上げる人物が変わりますので、いつからでもご参加いただけます。
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シモーヌ・ヴェイユ「根をもつこと」を読む
- 今村 純子/立教大学特任教授
- 2026/04/03金 〜 2026/09/04金
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 21,780円
激動の時代に34年の生を駆け抜けたユダヤ系フランス人女性思想家シモーヌ・ヴェイユ(1909-43)。その最晩年の書であり、「人間がなすべきことについての前奏」の副題をもつ、彼女の思想の集大成『根をもつこと』の読解を通して、「根をもつこと」が、現代においてどのようにして可能となるのかを考察したいと思います。現実とテクストが激突したさいの感情に宿るものを捉えるため、広く知られた映画や文学を具体的な現場と見立てて参照することを予定しています。(講師記) 「人間の魂は根をもつことをおそらく必要としている。根をもつことは、もっとも大切であるのに、見過ごされている。根をもつことを定義するのは難しい。現に存在しているある集団に、実際に、活き活きと、自然に属することで人は根をもつ。過去から受け継いだ宝物と未来への確かな予感を保持している集団に属することで根をもつのである」(シモーヌ・ヴェイユ『根をもつこと』より) 全12講予定 【カリキュラム】 [2025年10月〜2026年3月] 1.イントロダクション 2.第1部 魂の要求するもの(1)――秩序/自由/服従/責任/平等 3.第1部 魂の要求するもの(2)――階級制/名誉/刑罰/言論の自由 4.第1部 魂の要求するもの(3)――安全/危険/私有財産/共有財産/真実 5.第2部 根こぎ(1)――労働者の根こぎ 6.第2部 根こぎ(2)――農民の根こぎ [2026年4月〜9月]*後期の受付は2月下旬〜 7.第2部 根こぎ(3)――根こぎと国民 8.第3部 根をもつこと(1) 9.第3部 根をもつこと(2) 10.第3部 根をもつこと(3) 11.まとめと補足――詩をもつこと(1) 12.まとめと補足――詩をもつこと(2) [テキスト] シモーヌ・ヴェーユ、山崎庸一郎訳『根をもつこと』春秋社、新版2009年[初版1967年] [参考書] 今村純子『シモーヌ・ヴェイユの詩学』慶應義塾大学出版会、2010年 今村純子『映画の詩学――触発するシモーヌ・ヴェイユ』世界思想社、2021年
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紋章とエンブレム
ヨーロッパの象徴的表象の歴史
- 伊藤 博明/埼玉大学名誉教授
- 2026/04/06月 〜 2026/06/15月
- 13:30〜15:00
- 全3回
- 会員 11,550円
ヨーロッパの古い都市、大学、各種の団体は伝統的に、それぞれ独自の紋章をもっています。そしてその伝統は、現代の会社のトレードマーク、スポーツチームのロゴ、学校のエンブレムなどに受け継がれています。本講座では、ヨーロッパ中世の宮廷で誕生した紋章の起源と様々な形態を紹介し、それが近代ヨーロッパでインプレーザ(個別的標章)やエンブレム(寓意的な象徴図案)へと発展していく過程を、多くのスライドを用いながら具体的にお話します。4月期は紋章の起源、紋章図形、ヨーロッパの王家の紋章について扱います。(講師・記) *2026年4月開講。全6講。随時、途中受講が可能です。 <各回の講義内容> ■4月期 第1回 ヨーロッパにおける紋章の起源と展開 第2回 紋章図形の基本的な規則と構造 第3回 神聖ローマ帝国、イギリス、フランスの王家の紋章 ■7月期 第1回 近代ヨーロッパの王家・貴族のインプレーザ(個別的標章) 第2回 エンブレム(寓意的な象徴図案)・ブックの流布 第3回 インプレーザ、エンブレムの芸術作品への影響
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日本浄土教の展開
- 竹村 牧男/東洋大学名誉教授
- 2026/04/07火 〜 2026/09/01火
- 13:30〜15:00
- 全6回
- 会員 23,100円
日本でもっとも人々に浸透している仏教は、念仏して阿弥陀仏の極楽浄土に往生して救われるという、浄土教であると思われます。いったい、なぜ浄土教はそのように広範囲に弘まったのでしょうか。日本では、浄土教の信仰において、源信・法然・親鸞・一遍等、多彩な救いのかたちが生れています。本講座では、それぞれの独自の念仏思想等を紹介し、日本人の宗教心の特質について理解を深めます。(講師記) ★今期開講。6講で学びます。 <今期カリキュラム(予定)> 1 浄土三部経の教説 /2 空也・源信の浄土教 /3 法然の浄土教 /4 親鸞の浄土教 /5 一遍の浄土教/6 近代日本人の浄土教 西田幾多郎を中心に
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禅と生きる
やさしい坐禅と禅の生き方
- 永井 宗直/臨済宗建長寺派満願寺住職
- 2026/04/09木 〜 2026/06/11木
- 10:00〜12:00
- 全3回
- 会員 11,550円
「今日仏法を修行する者は、何よりも真正の見解を求めることが肝要である。若し真正の見解を得れば、生死の問題に染まることなく、死ぬも生きるも自在である。至高の境地を求めようとしなくても、そこに自から至るのだ」。臨済義玄禅師のことばです。真正の見解とは、人惑を受けない真実の自己のことです。しっかりと自分を信じ、主体性をもっていけば、去るも住(とど)まるも自由自在に生きることができるのです。 難しいことはありません。坐禅をしながら本当の自分と向き合うのです。心をおちつけ、自然にしていると、そのままでいいのだと、気がつくことでしょう。 臨済禅師はさらに、「この頃の修行者が駄目な原因はどこにあるのか。病因は自分を信じ切れない処に在るのだ」。と言っておられます。坐禅はどなたでもできます。ありのままの自分への気付き、ほっとする時間がもてることでしょう。やさしく坐禅指導し、後半は「臨済録」を学びます。禅の生き方を共に学び自信を取り戻しましょう。
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哲学で考える12の言葉
「自由」に関する誤解?
- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2026/04/11土 〜 2026/06/13土
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,550円
哲学は世界を見るメガネです。そのメガネをかけて世界を見ると、どんな世界が広がっているのでしょうか。ここに哲学の面白さがあります。しかし、困ったことに哲学者が提示するメガネは、言葉や概念によってできており、その基本的な意味を理解する必要があります。この講座では、哲学の重要な言葉を取り上げ、それぞれの意味の違いや変化について明らかにします。分かったつもりの言葉も、意外と誤解しているものです。この機会に、今までの知識をぜひともブラッシュアップしてみませんか。(講師記) ★2025年7月開講。今期終了 <各回カリキュラム(予定)> 10 バーリンとフロムの「積極的自由」 /11 カントかミルか? /12 スピノザとヘーゲルの「自由」
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近代日本の宗教論
―天皇と神道―
- 田中 久文/日本女子大学名誉教授
- 2026/04/15水 〜 2026/06/17水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
明治の初め、天皇を中心とした国家体制の精神的基盤を作るために神道を国教化しようとする動きが生まれた。しかし、これには宗教界からの反発が大きく、結局神道は宗教ではないとした上で「国家神道」が形成された。 そうした中で、戦死者を祀る「靖国神社」が「国家神道」の重要な施設となっていった。周知のように、それは今日に至るまで多くの議論をよんでいる。 こうした国家と結びついた神道とは別に、教祖・教義をもつ教派神道というものも多く誕生した。しかし、それらを代表する大本教は国から大きな弾圧を受けた。それはなぜであろうか。 今回は、こうした神道をめぐる近代日本の動きに多様な視点からアプローチしていきたい。(講師記) <各回テーマ(予定)> 1.国家神道 神道は宗教か? 2.靖国神社 どう考えるべきか? 3.大本教 なぜ弾圧されたか?
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「勝鬘経」を読む―私の中のブッダ
★日程変更あり:スケジュールの確認をお願い致します
- 吉村 誠/駒澤大学教授
- 2026/04/16木 〜 2026/09/17木
- 14:00〜15:30
- 全6回
- 会員 23,100円
『勝鬘経』は、在家の勝鬘夫人が釈尊のもとで誓願をたて、正法について見事な演説を行い、釈尊がこれを承認するという形式をもつ大乗経典です。正法の説明では、三乗の教えはすべて大乗である一乗に帰すること、衆生は煩悩に汚されているが本性は清らかであり、如来の性質を備えていることなどが力説され、「一乗」や「如来蔵」が称揚されています。この講義では、大乗仏教のエッセンスが凝縮された『勝鬘経』を通読し、その思想について考察します。(講師・記)※2026年4月開講。1年12講の予定です。 【各回テーマ(予定)】 第1回 勝鬘夫人の受記 第2回 勝鬘夫人の誓願 第3回 摂受正法とは何か@ 第4回 摂受正法とは何かA 第5回 一乗と三乗@ 第6回 一乗と三乗A
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ロシア思想におけるドストエフスキー
- 堀江 広行/翻訳家
- 2026/04/18土 〜 2026/09/19土
- 15:30〜17:00
- 全5回
- 会員 19,250円 / 一般 24,750円
ドストエフスキーの生きていた時代は、ロシア哲学の勃興の時代にあたります。ドストエフスキー自身がウラジーミル・ソロヴィヨフといったロシアの重要な哲学者と思想的交流を行い、ドストエフスキーの死後、その小説に見いだされたさまざま理念、とくにそのひとつのテーマと言える個人の価値や自由の問題、そして終末論の理念が、ロシア哲学の有名思想家たちによって綿々と議論されてきました。この講義では、ドストエフスキーと同じ時代を生きたソロヴィヨフから、その直後の世代であるレフ・シェストフ、セルゲイ・ブルガーコフ、ニコライ・ベルジャーエフ、さらに後年のソヴィエト時代のゴロソフケル、バフチンといった有名なロシア哲学者を取り上げ、ロシア哲学とドストエフスキーの関わり合いを追います。(講師・記)*2026年4月開講。 【カリキュラム(予定)】 第1回:同時代の反応:ソロヴィヨフとレオンチェフとミハイロフスキー 第2回:20世紀を迎えて:ローザノフ『大審問官伝説』とシェストフ、メレシュコフスキー 第3回:『悪霊』と第一次ロシア革命、ブルガーコフとイヴァーノフ 第4回:自由の哲学:ベルジャーエフ 第5回:イデオロギーを超えて:バフチンとゴロソフケル
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ヨハネ福音書とヨハネの手紙
- 田中 昇/カトリック東京大司教区司祭
- 2026/04/18土 〜 2026/09/19土
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 23,100円
本講座は、ヨハネ福音書とヨハネの手紙全体から、いわゆるヨハネ共同体のイエス理解、その信仰、神学の発展と共同体の歴史的変遷を概観しながら、大まかに福音書を構成する主題を理解することを目指します。また講義の中で重要なペリコペーにも触れるように配慮します。本講座では教会の現場の司牧者という立場から、ヨハネの福音と手紙が、現代の読み手にとってどのような意味を持って受け止められるかをテキストに沿って理解できるようお話しします。(講師・記) 【各回テーマ(前期6回・後期6回、全12講)】 ※各回の取り扱い箇所は目安です 〈前期(4〜9月)〉 1.ヨハネ共同体とヨハネ文書の成立とヨハネ福音書の序(1:1-18) 2.イエス(ヨハネ1:19-2:11)についての7日間の段階的な啓示 ユダヤ人の浄化、神殿の置き換え(2:13-25) 3.ニコデモ―神の選民に生まれること(3:1-36) サマリアの女―エルサレムにおける礼拝の置き換え(4:1-42)と第2のカナでの奇跡(4:43-54) 4. 安息日―イエス(新しいモーセ)、安息日の律法(5:1-47) 過ぎ越し―命のパン(神の啓示の知恵とエウカリスティア)、マナ(6:1-71) 5.奉献―イエスこそ神殿の祭壇(7:1-10:42) 6.ラザロの主題(11:1-12:36)―命の復活 〈後期(10〜2027年3月)〉 7.最後の晩餐・イエス洗足と弟子の裏切り(13:1-30) 8.イエスの最後の説教(13:31-17:26) 9. イエスの受難と死(18:1-19:42) 10.イエスの復活、昇天、そして聖霊の授与(20:1-31) 11. ヨハネの手紙1 12.ヨハネの手紙2
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ドラマで味わう大乗仏教 ―『維摩経』講読
基礎から学ぶ仏教
- 宮崎 展昌/鶴見大学准教授
- 2026/04/20月 〜 2026/09/28月
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 23,100円
『維摩経』は、大乗仏教の思想を物語性豊かに描く経典のひとつです。在家の維摩詰が、鋭い弁舌で弟子たちに問いかけ、文殊菩薩と対峙する姿は、初期大乗仏教の思想的ダイナミズムを鮮やかに映し出しています。 本講座では、インド原典の意味をより忠実に伝えるチベット語訳からの翻訳を用いて、この経典のハイライトを中心に読み解きます。「維摩の一黙」などの名場面を味わいながら、「空」や「不二」といった大乗仏教の概念を、その背景となる初期仏教や部派仏教も含めて、基礎から学びます。テキストを丁寧に読み進めながら、ともに仏教思想の奥深さを探求しましょう。(講師記) *2026年4月開講。 <前期テーマ(予定)> 第1回:『維摩経』入門:大乗仏教・大乗経典の概説とともに 第2回:仏国土の清浄(講読範囲:仏国品) 第3回:維摩の方便と十大弟子の問病(講読範囲:方便品・弟子品) 第4回:菩薩たちの問病(講読範囲:菩薩品) 第5回:文殊菩薩の見舞い(講読範囲:問疾品) 第6回:不可思議なる神通力(講読範囲:不思議品) ※授業の進度により、多少の変更がある場合がございます。 ※教科書は指定せず、講座で必要な資料はプリントで配布します。 <参考テキスト>※購入必須ではございません。 長尾雅人著『『維摩経』を読む』(法蔵館文庫) 高橋尚夫・西野翠訳『梵文和訳 維摩経』(春秋社) 高崎直道・河村孝照訳『維摩経・思益梵天所問経(新国訳大蔵経[インド撰述部]【文殊経典部】9-2)(大蔵出版) ------1年間のテーマ予定------ 第1回:『維摩経』入門:大乗仏教・大乗経典の概説とともに 第2回:仏国土の清浄(講読範囲:仏国品) 第3回:維摩の方便と十大弟子の問病(講読範囲:方便品・弟子品) 第4回:菩薩たちの問病(講読範囲:菩薩品) 第5回:文殊菩薩の見舞い(講読範囲:問疾品) 第6回:不可思議なる神通力(講読範囲:不思議品) 第7回:天女と舎利弗の問答 (講読範囲:観衆生品) 第8回:仏道を行ずるとは(講読範囲:仏道品) 第9回:維摩の沈黙(講読範囲:入不二法門品) 第10回:香積仏の世界(講読範囲:香積仏品) 第11回:菩薩行とは(講読範囲:菩薩行品) 第12回:阿閦仏の顕現(講読範囲: 見阿閦仏品) ---------------------------------------- ※上記は予定です。進み具合により多少の変更が生じる場合があります。
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コーランを読んでみよう
- 鎌田 繁/東京大学名誉教授
- 2026/04/21火 〜 2026/06/16火
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,550円
イスラームについてさまざまな理解や意見が飛び交っている。どのような思索を進め行動を起こす場合もムスリム(イスラーム教徒)はコーランの言葉に基づこうとする。その意味でクルアーンを知ることはイスラームを知る王道であろう。 クルアーンはムスリムにとっては神の言葉であり、聖典であるが、ひとつの古典として読むこともできるであろう。どのような立場をとるにしろ、なにがどのように書かれているのかを知るのをねらいとして、受講者の方と読み進めてみたい。4月期(4〜6月)は16章(蜜蜂章)を中心に読む予定です。(講師・記) 2019年1月開講
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ユダヤ人の歴史
天地創造から現代まで
- 黒川 知文/中央学院大学特任教授
- 2026/04/21火 〜 2026/06/16火
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,550円
「わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる・・・地上のすべての民族は、あなたによって祝福されます。」創世記12章1―3節 ユダヤ人は世界人口の0.2%にすぎないが、ノーベル賞の20%以上を占め、歴史に大きな影響を与えています。ユダヤ人はどのような民族なのでしょうか。天地創造からイスラエル建国に至る壮大なユダヤ人の歴史について、社会史と思想の観点から考察します。一神教とユダヤ教を概説した後に、天地創造と原罪、アブラハム契約、ノア契約、モーセによる出エジプトからバビロン捕囚、エルサレム神殿建設に至る古代ユダヤ史、西欧中世における迫害、スペインと東欧・ロシアのユダヤ史、ホロコーストとイスラエル建国に至る西欧ユダヤ史を扱います。(講師記) ※講義では毎回専門書に匹敵する内容のレジュメを配布します。 ※今期終了 <今期カリキュラム(予定)> ◆2026年4月期 19 近代西欧A シオニズム/20 近代西欧B ホロコーストとイスラエル建国/21 現代 パレスチナ問題 ※カリキュラムは変更になる場合がございます。ご了承ください。
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道元「正法眼蔵」を読む
現成公案巻
- 石井 清純/駒澤大学教授
- 2026/04/22水 〜 2026/09/23水
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 23,100円
道元禅師の主著である『正法眼蔵』は、全体で95巻を数え、日常生活の心得から、思索的・哲学的な周辺世界の把握の方法まで、自分が自分として生きるための心得を余すところなく説き示したものとなっています。 その中でも、とりわけ注目されているのが「現成公案」巻です。この巻は、『正法眼蔵』の編輯の主流となる75巻の編輯の冒頭に置かれ、『正法眼蔵』の導入として、道元禅師の思想的特徴の基本を示した巻とされているのです。 この講座では、まずこの巻の全体像を俯瞰し、その後に、巻の内容に従って、道元思想の特徴について解説していきます。それにあたっては、この巻から展開した巻も参照しながら詳しく読み解いていきたいと思います。(講師記) <各回のテーマ(予定)> 1.道元思想の基本と「現成公案」巻 ―「現成公案」巻通釈― 2.「おしえが体に満ちたと思ってはいけない」 ―悟り体験の否定― 3.「仏道をまなぶことは自分を学ぶことである」 ―自己と世界との関係― 4.「薪は灰になって薪には戻らない」 ―生死と時間― 5.「大海原では海だけが見える」 ―悟り(世界全体の認識)とは?― 6.「扇を使ってこそ風は起きる」 ―修行をしてこそ仏である― ※途中回からの受講も歓迎です。
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ベルクソンの哲学
「思想と動くもの」を読む
- 前田 英樹/批評家
- 2026/04/23木 〜 2026/06/25木
- 18:30〜20:00
- 全3回
- 会員 11,550円
フランスの哲学者、アンリ・ベルクソン(1859-1941)は、西洋の哲学を独りで最も深くから疑い、そこからすべてを立て直した人です。言葉が作る観念からではなく、自分が現に生きて、このように在る、という経験から、いっさいを考え尽くした思想家だと言ってもいいでしょう。その文章は、他の哲学者にはない、生きて澄んだ具体の姿を匂うように放っています。それは、普通に暮らし、迷い、なお考える喜びを求めてやまない人々のために書かれているのです。その新しさには、繰り返し驚かずにいられません。 この講座では、ベルクソンが生前に刊行した最後の本、『思想と動くもの』(1934)という論文集を、始めに置かれた長い自伝のような「序論」から、ゆっくりと講義を交えながら読み進んでいきます。 哲学の歴史に関わる予備知識は、まったく不要です。 テキストとしては、これまでで最良の翻訳と思われる原章二氏の『思考と動き』(平凡社ライブラリー)を用います。(講師・記) *2022年10月開講 <各回のテーマ> @哲学には使命があること A予見不能と創造 B時間は創造それ自体である ・・・・・・・・・・・・・・・
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デリダ「セミネール歓待」を手掛かりに
シリーズ:名著の扉をひらく
- 鵜飼 哲/一橋大学名誉教授
- 2026/04/24金 〜 2026/06/26金
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
「歓待」という言葉の意味は多様です。英語のhospitalityは日本語の「もてなし」と完全には重なりません。どんな文化にも他者を迎接する独自の営みがあります。近代的な家族、民族、国家は、長い歴史を持つ固有の歓待の文化に、どのように向き合ってきたのでしょうか。ジャック・デリダ『セミネール歓待』(日本語未訳)を主に参照しながら、足元の現実を照らし出すことを試みます。排外主義の政治にともすると流されがちなこの時代に、あえて原理的な問いを立ててみたいと思います。(講師・記) @はじめに ― 「歓待」という言葉 柳田、太宰からデリダ、グリッサンへ A歓待の掟 ― オイディプス、アブラハム、イスラーム B歓待と性差 ― 「心遣い」を考える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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聖母マリア、その信仰と図像
- 岡田 温司/京都大学名誉教授
- 2026/04/24金 〜 2026/09/25金
- 16:30〜18:00
- 全6回
- 会員 21,780円
イエスの母とされるマリアとはどんな女性なのか。その信仰と図像(美術)はどのようにして育まれ変化してきたのか。この古くてかつ新しいテーマを最近の研究成果なども交えながら皆さんとともに見ていきたい。(講師・記)全6回 【各回テーマ】 @マリアの処女懐胎とは一体どういうことなのか1 Aマリアの処女懐胎とは一体どういうことなのか2 Bマリアの夫にしてイエスの養父ヨセフとは何者か Cマリアの父と母 Dマリアの信仰の究極のかたち——無原罪 E男性優位のキリスト教におけるマリアの位置
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サルトル「存在と無」
名著の扉をひらく
- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2026/04/25土 〜 2026/06/27土
- 18:30〜20:00
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
第二次世界大戦のさ中、ドイツ占領下のフランスで、サルトルの『存在と無』は出版されました。「現象学的存在論の試み」という副題をもった大著は、その学術的体裁にもかかわらず、一躍フランスじゅうに衝撃を与え、数年後に戦争が終わると実存主義のブームを引き起こしました。この影響は、日本にも波及し、サルトルの名は戦後では哲学者の代名詞のように流行し、若い人々の間で『存在と無』は熱狂的に読まれました。しかし、厚い本でもあり、取り扱う話題が広範でもありますので、なかなか読了することが難しい本です。とはいえ、20世紀フランス哲学の名著であることは、間違いありません。今回、私(岡本)が哲学を学ぶ機縁ともなった本書を取り上げ、その魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。(講師・記) ※2026年4月開講。1年12講で学びます。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。 <カリキュラム(予定)> 【第1期】今期:2026年4月〜6月 第1回:『存在と無』はどんな本か?―基本的概念を確認する― 第2回:緒論を通して、テーマをさぐる 第3回:根本概念の「無」 【第2期】2026年7月〜9月 第4回:「対自存在」とはどのようなものか? 第5回:「対自存在」と「時間性」 第6回:対自存在の「超越」 【第3期】2026年10月〜12月 第7回:人間の「対他存在」というあり方 第8回:「まなざし」と身体 第9回:他者との具体的なかかわり 【第4期】2027年1月〜3月 第10回:行動の自由の問題 第11回:実存主義と精神分析 第12回:サルトルの道徳的展望
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- 見逃し配信あり