28講座中 1〜20件を表示
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弘法大師空海の生涯と思想
- 竹村 牧男/東洋大学名誉教授
- 2024/10/01火 〜 2025/03/04火
- 13:30〜15:00
- 全6回
- 会員 20,790円 / 会員45周年割 18,810円
平安時代、日本仏教の源となった二人の偉大な仏教者が現われました。伝教大師最澄と弘法大師空海です。そのなか空海は、遠く長安まで求法の旅を敢行し、インド伝来の密教を修得して、これを日本に持ち帰り、東寺や高野山に拠ってその教えをひろめました。真言密教の特質として、曼荼羅の思想や即身成仏の思想などがあります。さらに空海は、詩文に秀で、書は超一級のものでした。そうした空海の人と思想について、主に空海自身の著作を踏まえ、解説します。ちなみに、今年(令和六年)は、空海生誕一二五〇周年の年に当たります。(講師記) ★2024年10月開講。半年間で学びます。 <各回カリキュラム> 1 空海の生涯 特に長安往還の旅について 2 最澄と空海の真実 出会いと別離の経緯 3 十住心の思想体系 仏教全体の見取り図 4 真言密教の特質 空海の独特な言語観 5 曼荼羅思想の理路 人間存在の原構造 6 空海の書論を探る 古意追究への専心
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シモーヌ・ヴェイユ『前キリスト教的直観』を読む
- 今村 純子/立教大学特任教授
- 2024/10/04金 〜 2025/03/07金
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 19,800円 / 会員45周年割 17,820円 / 一般 23,100円 / 一般45周年割 23,760円
激動の時代に34年の生を駆け抜けたユダヤ系フランス人女性思想家シモーヌ・ヴェイユ(1909-43)。「20世紀の哲学思想家で、シモーヌ・ヴェイユほどプラトンから影響を受けたものはいない。キリスト教的プラトニズムのほぼすべての基本的な問いは、彼女の著作において論じられており、その著作は、20世紀における、プラトン的・キリスト教的神秘主義に基づく思索の唯一の例である」と哲学者ミクロス・ヴェトーは述べています。 本講座では、ヴェイユがギリシャ悲劇、プラトンの著作、ピタゴラス派の断片に拠りつつ紡ぎあげた最晩年の思索の書『前キリスト的直観』を読解することで、十字架上のキリストに表象される不幸にも、純粋な歓びである美的感情が不可欠であるとするシモーヌ・ヴェイユ美学を解き明かしたいと思います。(講師記)全12回予定 【カリキュラム】 〈2024年10月〜2025年3月〉 1.イントロダクション 2.神による人間の探索――『ホメーロス讃歌』註解、「ノルウェー公」註解 3.神と人間が承認し合うこと――『エレクトラ』註解、『アンチゴネー』註解 4.恩寵の働き――『アガメムノン』註解 5.創造における神の愛――プラトニズムからキリスト教へ 6.『ティマイオス』註解 〈2025年4月〜9月〉*受付開始は2月下旬予定 7.『饗宴』註解 8.『国家』註解 9.『縛られたプロメテウス』註解 10.ピタゴラス派の学説について(1)――友情 11. ピタゴラス派の学説について(2)――美と不幸 12. ピタゴラス派の学説について(3)――科学と芸術 [テキスト] シモーヌ・ヴェイユ、今村純子訳『前キリスト教的直観』法政大学出版局、2011年 [参考書] ミクロス・ヴェトー、今村純子訳『シモーヌ・ヴェイユの哲学』慶應義塾大学出版会、2006年 シモーヌ・ヴェイユ、今村純子編訳『シモーヌ・ヴェイユ アンソロジー』河出文庫、2018年 シモーヌ・ヴェイユ、今村純子訳『神を待ちのぞむ』河出書房新社、2020 年
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ユダヤ人の歴史
天地創造から現代まで
- 黒川 知文/中央学院大学教授
- 2024/10/15火 〜 2025/03/18火
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円
「わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる・・・地上のすべての民族は、あなたによって祝福されます。」創世記12章1―3節 ユダヤ人は世界人口の0.2%にすぎないが、ノーベル賞の20%以上を占め、歴史に大きな影響を与えています。ユダヤ人はどのような民族なのでしょうか。天地創造からイスラエル建国に至る壮大なユダヤ人の歴史について、社会史と思想の観点から考察します。一神教とユダヤ教を概説した後に、天地創造と原罪、アブラハム契約、ノア契約、モーセによる出エジプトからバビロン捕囚、エルサレム神殿建設に至る古代ユダヤ史、西欧中世における迫害、スペインと東欧・ロシアのユダヤ史、ホロコーストとイスラエル建国に至る西欧ユダヤ史を扱います。(講師記) ※講義では毎回専門書に匹敵する内容のレジュメを配布します。 ※今期開講 <各回カリキュラム(予定)> ◆2024年10月期 1 一神教について宗教の比較 神存在の証明/2 ユダヤ教について 神学と生活規範/3 天地創造 人間の創造と原罪/4 族長時代 ノア契約とアブラハム契約/5 出エジプトと十戒 モーセの生涯/6 士師の時代 ギデオンとサムソン ◆2025年4月期 7 統一王国時代 ダビデ王とソロモン王/8 分裂王国時代 預言者エリヤとエリシャ/9 単立王国時代 預言者イザヤとエレミヤ/10 バビロン捕囚時代 エゼキエルとダニエル/11 中間時代@ ハスモン国家の成立/12 中間時代A ローマ帝国による支配 ◆2025年10月期 13 ローマ帝国時代 キリスト教の進展とユダヤ人/14 西欧中世 宗教的反ユダヤ主義/15 中世スペイン ユダヤ教メシア運動/16 東欧・ロシア@ 同化政策 ハシディズム/17 東欧・ロシアA ポグロム/18 近代西欧@ ハスカラー(啓蒙主義) ◆2026年4月期 19 近代西欧A シオニズム/20 近代西欧B ホロコーストとイスラエル建国/21 現代 パレスチナ問題 ※カリキュラムは変更になる場合がございます。ご了承ください。
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道元「正法眼蔵」を読む
観音巻
- 石井 清純/駒澤大学教授
- 2024/10/23水 〜 2025/03/26水
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円
観世音菩薩は、大乗仏教の慈悲を象徴する存在として、種々の方策を用いて人々を救済します。その姿も、千手観音や十一面観音など、いろいろな形で表現されます。仏教の菩薩では、地蔵菩薩と並んで最も身近な存在であるといえるでしょう。『正法眼蔵』にも「観音」と名づけられた巻があり、菩薩の救済を題材にした禅問答を軸に、その禅的解釈が詳細に繰り広げられます。 この講座では、まず、仏(如来)と菩薩の教理的な相違点と、観音菩薩の基本的性格を解説したうえで、『正法眼蔵』における禅的解釈に向き合っていきたいと思います。(講師記) <各回のテーマ> 1. 仏の悟りと菩薩の救い―「観音」巻読解の導入として― 2. 雲巌の「観音菩薩の手と眼」の問いかけ 3. 道吾の「夜中に後ろ手に枕を探す」という答えの意味 4. 雲巌の「体中が手と眼になる(遍身是手眼)」という理解 5. 道吾の批判と「身体全体が手と眼(通身是手眼)」 6. 禅宗祖師の持つ「観音の手と眼」 ※途中回からの受講も歓迎です。
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「黙示録」の思想と芸術
- 岡田 温司/京都大学名誉教授
- 2024/10/25金 〜 2025/03/28金
- 16:30〜18:00
- 全6回
- 会員 19,800円 / 会員45周年割 17,820円 / 一般 23,100円 / 一般45周年割 23,760円
この世にはいつか終わりが来る、そしてそのとき世界はいちど滅びて新たに再生する、この黙示録的で終末論的な考え方は、西洋ひいては世界中の社会や政治、思想や芸術にはかり知れない影響を与えてきた。前半の6回では、その原点にある聖書の『ヨハネの黙示録』について、美術作品や映画なども参照しながら、徹底的かつわかりやすく分析し解説する。後半の6回では、黙示録と哲学思想や政治思想との深いつながり、さらには環境破壊や地球温暖化に関連してこんにち提唱されている人新世(アントロポセン)との隠れたつながりについて、皆さんと共に考えてみたい。(講師・記)2024年10月〜全12講予定 参考書 岡田温司『黙示録』岩波新書 10月〜2025年3月(各回予定) 1.「黙示録」とは何か、ユダヤ教とキリスト教 2.身近にある「黙示録」 3.『ヨハネの黙示録』を読むT 4.『ヨハネの黙示録』を読むU 5.「黙示録」を彩るキャラクターたちT 6.「黙示録」を彩るキャラクターたちU 2025年4月〜(※後半の申込は2024年11月下旬開始) 7.「黙示録」と思想T 8.「黙示録」と思想U 9.「復活」とは何か 10.核の「黙示録」 11.黙示録(アポカリプス)と人新世(アントロポセン)T 12.黙示録(アポカリプス)と人新世(アントロポセン)U
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基礎から学ぶ仏教の歴史と思想
インドにおける大乗仏教の思想と展開
- 宮崎 展昌/鶴見大学准教授
- 2024/10/28月 〜 2025/03/24月
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円
現在、日本の仏教諸宗派のほとんどは大乗仏教を自認していますが、その淵源は、紀元前後以降の南アジアで成立・展開した大乗仏教の経典に求めることができます。本講座では、浄土思想を説く無量寿経・阿弥陀経や中期大乗仏教の展開、如来蔵・仏性思想を説く涅槃経・勝鬘経などを扱います。可能な限り、仏典の現代語訳を講読することで、それらに説かれる教えや思想について紹介し、わかりやすく解説します。(講師・記) ※2024年4月期開講。 <2024年10〜2025年3月のテーマ(予定)> ・無量寿経・阿弥陀経2 極楽浄土の有様と往生の教え ・東アジアにおける法華経および無量寿経・阿弥陀経の展開と影響 ・中期大乗仏教の展開 ・涅槃経1 如来常住の教え ・涅槃経2 仏性の教え ・如来蔵経と勝鬘経 如来蔵の教え ------1年間のテーマ予定------ ※当初の予定から一部変更となっています 1. 初期大乗仏教の思想と展開 菩薩思想を中心に 2. 般若経 無執着の教え 3. 法華経 1 方便の教え 4. 法華経 2 如来常住の教え、常不軽菩薩の教え 5. 法華経 3 観音経 6. 無量寿経・阿弥陀経 1 法蔵菩薩の誓願 7. 無量寿経・阿弥陀経 2 極楽浄土の有様と往生の教え 8. 東アジアにおける法華経および無量寿経・阿弥陀経の展開と影響 9. 中期大乗仏教の展開 10. 涅槃経1 如来常住の教え 11. 涅槃経2 仏性の教え 12. 如来蔵経と勝鬘経 如来蔵の教え ----------------------------------------
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宗教とは何か
道元禅師の宗教観
- 小坂 国継/日本大学名誉教授
- 2025/01/09木 〜 2025/03/06木
- 13:30〜15:00
- 全3回
- 会員 10,395円
「宗教とは何か」「宗教は何のためにあるのか」「宗教と倫理はどう違うのか」「どうして宗教はたびたび社会問題となるのだろうか」「キリスト教と仏教の教説はどのような点で一致し、またどのような点で違っているのか」「将来の宗教はどのような形態になるだろうか、あるいはなるべきだろうか」等々、宗教にかかわるさまざまな問題を東西の宗教者や哲学者の宗教観を手がかりにして広く深く検討してみたいと思います。 今期はいわゆる鎌倉新仏教の一翼を担った道元禅師(1200−1253)の宗教観をとりあげてみたいと思います。仏道における信仰と修行についての道元の考え方の特質を、親鸞や西田哲学と比較しながら話をする予定です。 (講師記) <各回カリキュラム> 1/9 道元の生涯と思想 2/6 道元の生死観 3/6 道元の自然観
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「意味」をめぐる人間の哲学史
「意味」の起源を探る
- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2025/01/11土 〜 2025/03/08土
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 10,395円
「意味」は人間にとってなじみ深いものですが、いざ「意味ってどんなもの?」と問い直すと、立ち尽くしてしまいます。言葉の「意味」もあれば、存在の「意味」もあり、はたまた人生の「意味」もあります。あるいは、そんなものは幻想だとも言えそうですが、「意味」をめぐって凄惨な戦争も起こってきました。人間にとって何とも複雑怪奇な「意味」ですが、いったいどう理解したらいいのでしょうか。 本講座では、「意味」が人間にとっていかなるものか、あらためて問い直します。哲学以前の人間の生存から出発しながら、現代の記号論まで、長い歴史を探索することにします。この機会に、「意味」の意味について、ご一緒に考えてみませんか。(講師記) ★2024年7月期開講。途中受講大歓迎です。 <今期カリキュラム> 2025年1月期 意識から言語への転換をどう捉えるか? F意識の哲学と言語の問題 ・・・カントとヘルダー G精神の哲学としての言語論・・・ヘーゲルとフンボルト H意味概念の前景化・・ショーペンハウアーとニーチュ <年間カリキュラム> 2024年7月期 「意味」の起源を探る ➀哲学以前の「意味」・・・生存から宗教へ A意味概念の分岐点・・・ヒポクラテスとソクラテス、プラトン B古代における記号と意味の発見・・・アリストテレスとストア派 2024年10月期 中世から近代までの記号問題 C中世における論理学と意味論・・・トマスとオッカム Dイギリス経験論と記号学:ホッブズとロック E普遍記号学の意味論 ・・・ライプニッツ 2025年1月期 意識から言語への転換をどう捉えるか? F意識の哲学と言語の問題 ・・・カントとヘルダー G精神の哲学としての言語論・・・ヘーゲルとフンボルト H意味概念の前景化・・ショーペンハウアーとニーチュ 2025年4月期 20世紀において「意味」はどう問われたか? I分析哲学と「意味」の探究 ‥フレーゲとラッセル、ヴィトゲンシュタイン J現象学と意味の問題 フッサールとハイデガー、メルロ=ポンティ K記号論と記号学 ソシュールかパースか
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はじめてのインド思想
原典で学ぶヨーガ
- 佐々木 一憲/創価大学講師
- 2025/01/11土 〜 2025/03/01土
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 13,200円
インドといえばヨガ、ヨガといえばインド」といわれるほど、インドを代表する文化としてその名を知られているヨガですが、その一方で、ヨガとは何かということはあまり知られていません。ヨガは、インドの古典言語で「実修」一般を意味するyoga(ヨーガ)に由来し、非常に幅広い分野で、目的や理想を達成するための実践手段を表す言葉として用いられます。この講座では、「ヨーガ」という言葉を切り口にして、インドに根ざす修行や実践という文化について、この言葉の現れるさまざまな原典にふれながら、学んでいこうと思います。(講師・記)2024年4月開講 第四期(1月期)テーマ:ハタ・ヨーガ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ [2024年4月期〜2025年1月期、各期のテーマ(予定)※各期の受付開始日より申込可] 第一期(4月期):聖典バガヴァッド・ギーターに説かれる三種のヨーガ インドの二大叙事詩のひとつ『マハーバーラタ』に含まれるヒンドゥー教の聖典『バガヴァッド・ギーター』に説かれている三種類のヨーガを紹介し、広義のヨーガについて考えてみます。 第二期(7月期):古典ヨーガ いわゆるヨガの原点であり、インド的瞑想実践の理論的基礎を与えているのが「八支ヨーガ」(アシュターンガ・ヨーガ)です。ラージャ・ヨーガとも呼ばれるこのヨーガを、インド古代の聖仙パタンジャリの作と伝えられる『ヨーガ・スートラ』に即して概観します。 第三期(10月期):仏教のヨーガ 仏教の修行として「禅」という瞑想法がありますが、インド思想の文脈ではこれもヨーガの一種です。仏教のヨーガは古典ヨーガとはどのように違うのでしょうか?インド仏教の各種原典にふれながら見ていこうと思います。 第四期(2025年1月期):ハタ・ヨーガ 現代、全世界で流行している体操のようなヨガは、実はハタ・ヨーガと呼ばれる、10世紀前後に新しく始められた密教的ヨーガに由来しています。一種の秘技であったハタ・ヨーガはどのようにして世界中で公然と実践されるヨガになったのでしょうか?『ゲーランダ・サンヒター』等の「発見」の経緯にもふれながら、学んでみたいと思います。 ※講義全体を通して、立川武蔵・著『ヨーガの哲学』(講談社学術文庫2185)を教科書として用います。
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ヨーロッパ美術における象徴と寓意
―運命と現実
- 伊藤 博明/専修大学教授
- 2025/01/13月 〜 2025/03/10月
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,395円
ヨーロッパでは古来、感情、理念、学芸など、目に見えないものを具合的に表現しようとしてきました。それは、造形芸術において、象徴と寓意という方法によって達成されました。たとえば、「平和」はオリーブを口に加えた鳩で象徴され、また、オリーブの枝をもち、一羽の鳩を従えた有翼な女性という寓意的人物像(擬人像)によって表現されました。 1月期の講座では、「運命と現実」をテーマとして、人間の歴史が経験してきた戦乱・革命・平和などの社会的諸相について描かれた絵画を、ルネサンスのヴェロネーゼから20世紀のジャスパー・ジョーンズまで様々な画家をめぐって丁寧に解説します。(講師・記) *2024年4月開講。全12講。随時、途中受講が可能です。 <今期の各回テーマ> ■1月期 運命と現実 1月 ルニョー《自由か死か》、ソドマ《3人の運命の女神たち》など 2月 ヴェロネーゼ《ヴェネツィアの平和》、ルソー《戦争》など 3月 ダリ《内乱の予感》、カンディンスキー《コンポジション[》など <全テーマ> ■4月期 生と死 【終了しました】 4月 マティス《生きる喜び》、ルーベンス《愛の園》など 5月 プッサン《人生の踊り》、クリムト《接吻》など 6月 グエルチーノ《われアルカディアにもあり》、ムンク《叫び》など ■7月期 徳と罪 【終了しました】 7月 ラファエロ《騎士の夢》、ティツィアーノ《賢慮の寓意》など 8月 ボス《快楽の園》、ラ・トゥール《悔悛するマグダラのマリア》など 9月 ド・トロワ《真理を暴く時》、ダリ《記憶の固執》など ■10月期 自然と芸術 【終了しました】 10月 フュースリ《夢魔》、ミレー《春》など 11月 ジョルジョーネ《嵐》、アルチンボルド《水》など 12月 デューラー《メレンコリアT》、フェルメール《絵画芸術の寓意》など ■1月期 運命と現実 1月 ルニョー《自由か死か》、ソドマ《3人の運命の女神たち》など 2月 ヴェロネーゼ《ヴェネツィアの平和》、ルソー《戦争》など 3月 ダリ《内乱の予感》、カンディンスキー《コンポジション[》など
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哲学者のみた戦争と平和
京都学派の思索
- 田中 久文/日本女子大学名誉教授
- 2025/01/15水 〜 2025/03/19水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
戦後80年、昭和100年を迎え、改めて先の大戦の意味が問われようとしている。日本では京都学派の哲学者たちが、戦時中に戦争について積極的に発言していた。そこには現代においても課題となっている問題が多く存在する。西田幾多郎や田辺元は国家の意味を「種」の論理として追究した。高山岩男は欧米中心から多極的な世界への移行を理想とした。西谷啓治は西洋近代文明がもたらしたニヒリズムの超克を説いた。彼らを振り返りながら改めて平和とは何かを考えてみたい。(講師・記) <各回テーマ(予定)> 1.西田と田辺 −国家の意味― 2.高山岩男 −文化多元主義− 3.西谷啓治 −ニヒリズムの超克−
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『大乗起信論』を読む
- 吉村 誠/駒澤大学教授
- 2025/01/16木 〜 2025/02/20木
- 14:00〜15:30
- 全3回
- 教室受講 10,395円 / オンライン 10,395円 / オ)テキスト付 11,935円
『大乗起信論』は大乗仏教の理論と実践をたくみに要約した書物です。迷える心の構造を解き明かし、悟りへの道程を指し示すこの仏典は、中国や日本で仏教の綱要書として読み継がれ、東アジア仏教の形成に大きな影響を与えました。 馬鳴(2世紀)造、真諦(6世紀)訳と伝えられますが、今日ではインドの仏教思想を中国で編集したものと推定されています。しかしその内容は、大乗仏教の空の思想や唯識思想、六波羅蜜や禅定・念仏を、如来蔵思想によって包摂するもので、きわめて豊かで魅力的です。 この講座では『大乗起信論』の全文を精読します。本文は漢文ですが、一字一句分かりやすく解説しますので、初めての方でも安心して受講していただけます。(講師・記) ※2024年4月開講。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。全22回を予定しています。 ■指定テキストを使用します。「持ち物欄」をご覧ください。 【各回のテーマ(予定)】 1月16日:心生滅C―染法熏習(無明のはたらきかけ) 1月30日:心生滅D―浄法熏習(真如のはたらきかけ) 2月20日:心法滅E―浄法熏習(諸仏のはたらきかけ)
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心のケアの現象学
- 山竹 伸二/哲学者
- 2025/01/18土 〜 2025/06/21土
- 15:30〜17:30
- 全6回
- 会員 20,790円 / 一般 27,390円
現代社会において、看護、介護、保育、カウンセリングなど、心のケアの必要性は増加の一途をたどっており、誰もが無関係ではあり得ません。しかし、看護師、介護士、保育士は慢性的な人手不足になっており、ケアにおいて何が必要なのか、という原理的な問題についても十分な理解が浸透していません。ケアの原理を考えるには、人間についての理解が不可欠であり、適切な人間理解は自己理解を深めるだけでなく、他者への適切なケアを可能にしてくれます。そして、こうした人間理解、ケアの原理を考える上で、現象学という哲学の思考法はとても役に立つのです。 この講座では、まず、フッサール現象学における本質観取という方法によって、心の発達を中心に人間性の本質を考えます。そこから、人間の持つ様々な不安、苦悩に目を向ければ、そこから生じる心の病についても理解が拡がってくるでしょう。そして、こうした人間理解に基づいて、病気の人や高齢者、子供たちの苦しみがわかってくれば、彼らに何が必要なのかも見えてくるはずです。現象学の視点から、看護、介護、保育、心理的治療の原理が理解できれば、専門家にかぎらず、誰もが適切なケアを行なえる可能性が拡がります。それは、相互ケアを必要とする現代社会において、とても重要なことなのです。(講師・記) 〈1〜6月各回の予定〉 1 心のケアと現象学 ― ケアのための現象学入門 2 心の発達を考える ― ケアのための人間理解 3 不安から生まれる心の病 ― ケアが必要な心の問題 4 心のケアに必要な条件 ― 心理療法の原理 5 看護、介護、保育の現象学 ― 患者、高齢者、子供のケア 6 ケアの倫理と相互ケア社会 ― 利他の本質を考える ※必要な資料は教室にて配布します。 ※講義内容は、進行具合によって若干変更する場合があります。
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プルタルコス『モラリア』を読む
- 納富 信留/東京大学教授
- 2025/01/20月 〜 2025/03/03月
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 10,395円
プラトンの哲学を受け継いだ古代の哲学者・著作家プルタルコス(英語読みプルターク、紀元後1〜2世紀)には、有名な『英雄伝』の他に、『モラリア』という題でまとめられた数多くの論考があります。人生訓や哲学的考察などが散りばめられたその文章を、一緒に読んでいきましょう。最初は、プルタルコス、瀬口昌久訳『モラリア1』(西洋古典叢書)、京都大学学術出版会をテキストにして、そこに収められた5つの教育論を味わいます。哲学の基礎知識は必要ありません。(講師・記) ※哲学を初めて学ばれる方の参加も歓迎です。 ※2025年1月開講。
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コーランを読んでみよう
- 鎌田 繁/東京大学名誉教授
- 2025/01/21火 〜 2025/03/18火
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,395円
イスラームについてさまざまな理解や意見が飛び交っている。どのような思索を進め行動を起こす場合もムスリム(イスラーム教徒)はコーランの言葉に基づこうとする。その意味でクルアーンを知ることはイスラームを知る王道であろう。 クルアーンはムスリムにとっては神の言葉であり、聖典であるが、ひとつの古典として読むこともできるであろう。どのような立場をとるにしろ、なにがどのように書かれているのかを知るのをねらいとして、受講者の方と読み進めてみたい。1月期(1〜3月)は第10章ユーヌスから第11章フードを読む予定。です。(講師・記) 2019年1月開講
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ベルクソンの哲学
「思想と動くもの」を読む
- 前田 英樹/批評家
- 2025/01/23木 〜 2025/03/27木
- 18:30〜20:00
- 全3回
- 会員 10,395円
フランスの哲学者、アンリ・ベルクソン(1859-1941)は、西洋の哲学を独りで最も深くから疑い、そこからすべてを立て直した人です。言葉が作る観念からではなく、自分が現に生きて、このように在る、という経験から、いっさいを考え尽くした思想家だと言ってもいいでしょう。その文章は、他の哲学者にはない、生きて澄んだ具体の姿を匂うように放っています。それは、普通に暮らし、迷い、なお考える喜びを求めてやまない人々のために書かれているのです。その新しさには、繰り返し驚かずにいられません。 この講座では、ベルクソンが生前に刊行した最後の本、『思想と動くもの』(1934)という論文集を、始めに置かれた長い自伝のような「序論」から、ゆっくりと講義を交えながら読み進んでいきます。 哲学の歴史に関わる予備知識は、まったく不要です。 テキストとしては、これまでで最良の翻訳と思われる原章二氏の『思考と動き』(平凡社ライブラリー)を用います。(講師・記) *2022年10月開講 <各回のテーマ> ■第1回 ものを産む思考とは ■第2回 哲学がひとつであること ■第3回 哲学が問題を選ぶのではない ・・・・・・・・・・・・・・・
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御詠歌
- 寺田 信哉/川崎大師平間寺教化部教務課長・宗教法人平間寺大師幼稚園園長
- 2025/01/23木 〜 2025/03/27木
- 10:00〜12:00
- 全3回
- 会員 10,065円 / 一般 13,365円
御詠歌とは、仏さまの教えをわかりやすい詞と美しい旋律で唱える仏教歌です。僧侶だけでなく、どなたでもお唱えすることができ、四国八十八ヶ所霊場など、寺院を参拝するときにもお唱えします。 御詠歌は仏さまの教えを讃えるものであり、お唱えすることで、またそれを聞くことで、功徳を得ることができます。 しっかり声を出すことで心身の安定と健やかな生活を送る力が生まれます。仏さまを感じながら、僧侶と共に御詠歌を唱えてみませんか。(講師記) ★譜面は教室で都度お配りします。 ★写真では講師が御詠歌道具を使用していますが、本講座では道具なしで行う予定です。希望者は購入可能。(要連絡) ★椅子席を用意しております。
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- 見学可
- トライアル可
- 横浜教室
- オンライン開催
ハイデガー「存在と時間」
名著の扉をひらく
- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2025/01/25土 〜 2025/03/22土
- 18:30〜20:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
マルティン・ハイデガーの『存在と時間』は、1927年に出版されるやいなや、電光石火の如くに世界中に広がり、現在では20世紀最大の著作とも呼ばれています。そのため手に取った人は多いのですが、言葉づかいや表現が難しくて、途中で投げ出す人が少なくありません。この講座では、出版されたときのさまざまなモチーフを明らかにし、難解な内容を解きほぐしてお話しします。『存在と時間』に興味をお持ちの方は、ぜひともご参加ください。(講師・記)2024年4月開講。1年で学びます。各回テーマがありますので、途中受講歓迎。今期終了です。 <カリキュラム(予定)> 【第1期】2024年4月〜6月終了 1.ハイデガーと現代思想 2.『存在と時間』の多面性 3.「存在の意味への問い」とは何か? 【第2期】2024年7月〜9月終了 4.『存在と時間』の全体的な構成 5.「世界―内―存在」と道具的世界論 6.日常性と実存的不安 【第3期】2024年10月〜12月終了 7.非本来性から本来性への飛躍 8.先駆的決意性という実存的決断 9.実存と時間性 【第4期】今期:2025年1月〜3月 10.未完の課題を確認する 11.「時間と存在」はどうなる予定だったのか? 12.存在論の歴史的解体の帰趨
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- 見逃し配信あり
- 横浜教室
- 教室・オンライン自由講座
キリスト教の死生観
- 黒川 知文/中央学院大学教授
- 2025/01/25土 〜 2025/02/22土
- 10:30〜12:00
- 全2回
- 会員 6,930円 / 一般 9,130円
神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである ヨハネ黙示録21:4 死後の世界について、聖書はどのように述べているかを考察します。「金持ちとラザロの話」(ルカによる福音書16:19-31)に基づいて、死後の世界はどのようなものなのか、誰が天国に行けるのか、死後に救われることはあるのか等について考察します。カトリック教会の煉獄についても、さらにキリスト教の死生観を決定する復活と再臨についても考察します。(講師記) <各回カリキュラム> 1/25 死後の世界について 2/22 復活と再臨について
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- 見逃し配信あり
- 横浜教室
- 教室・オンライン自由講座
歴史書として読む新約聖書
マタイ福音書
- 黒川 知文/中央学院大学教授
- 2025/01/25土 〜 2025/03/22土
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,395円
「聖書はあなたに知恵を与えて、キリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることができます」第二テモテ書3:15 聖書はどのような本なのだろうか?何が書いてあるのだろうか?興味はあるけれども… 2000年間世界中で読み継がれた永遠のベストセラー、人類文明の基礎である聖書を一緒に読んでみませんか?新約聖書は、キリスト教とイスラームに共通する聖典であり、普遍的な倫理としても文学作品としても世界に最も大きな影響を与えた書物です。イエスの系図に始まるイエスの生涯、そして紀元1世紀における教会の歴史を記した、同時代に書かれた第1級の歴史書です。この豊かな内容の新約聖書を読んでいきます。初心者大歓迎。(講師期) ★2024年10月開講。全24回で学ぶ予定です。途中受講大歓迎です。 【今期カリキュラム(予定)】 <2025年1月期> 4.AD26年 洗礼と悪魔の誘惑 5.ベテスダでのいやし 6.AD27年 ニコデモと神の国 【全カリキュラム(予定)】 <2024年10月期> 1.BC400年からBC5年 聖書の中間時代(第二神殿時代) 2.BC4年イエスの誕生と預言 3.割礼とイエスの幼少時代 <2025年1月期> 4.AD26年 洗礼と悪魔の誘惑 5.ベテスダでのいやし 6.AD27年 ニコデモと神の国 <2025年4月期> 7.サマリヤの女と永遠のいのち 8.AD28年 弟子の任命 9.山上の説教 <2025年7月期> 10.パリサイ派に対する呪詛 11.山上の変容 12.姦淫の女・善きサマリヤ人 <2025年10月期> 13.AD29年5000人の給食の奇跡 14.ラザロの生き返り 15.終末に関する預言 <2026年1月期> 16.30年エルサレム入城と神殿のきよめ 17.イエス殺害計画 18.最後の晩餐とゲッセマネの祈り <2026年4月期> 19.イエスの裁判 20.AD30年 4月7日 十字架上の7つの言葉 21.AD30年4月9日 復活 <2026年7月期> 22.AD30年5月18日 昇天と再臨の約束 23.AD30年6月18日 聖霊降臨 24.イエスの生涯とメシア預言
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